278 冷たい校舎村8
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[元彼氏なめんなよ、文化祭の間だけだけど。]
[重くため息をつく。 保健室を訪ねてくる誰かがあれば、 書置きがあったことと、加えて、]
葉野、いねえ。 探すの手伝ってくれねえか。 上からしらみつぶしに探そうと思うんだけど
[と、提案するだろう。]**
(82) 2020/06/22(Mon) 02時半頃
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―― 教室 ――
どう聞いたら それが褒め言葉になるんだよ。
[ひねくれてる、は絶対に褒め言葉ではない。>>74 けれど、見た目ではなく 自分の中身を指摘されるのは小気味よい。
もちろん、ひねくれてる 自覚はありますとも。存分に]
(83) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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そうだな。みんなで帰ろう。
[にやりと笑う辰美>>76に、 一瞬、固まるくらいに驚いて]
良い笑顔すんじゃん。
[笑い返し、教室を後にした]*
(84) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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―― 廊下 ――
[ハンカチが巻かれた手を不器用に使って、 誠香を模した人形の首に ぐるりとマフラーを巻きつける]
確か毛布はいらないって言ってたけど、 今回はサービスでつけといてやる。 あったかいだろ。 ありがたく受け取れよ。
[あたたかな毛布を静かにかけると、 かつて誠香だったものをじっと見下ろした]
(85) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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……ううん。だめだ、俺。
[声がかすれる。
これ以上そこにいたら また涙を流してしまいそうだったから。 白い原稿用紙の散らばるその廊下を 逃げるように後にしたのだった]*
(86) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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―― 保健室 ――
[辰美と合流した保健室に残されていたのは、 葉野からの伝言だった>>16]
……は。
[まず、呆けた声が出た。 先に帰った? どういうことだよ。 俺たちに声もかけずに。ひとりで]
(87) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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[――そんな状況、ありえるわけないだろ]
(88) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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ホントに葉野は嘘下手すぎるだろ。 ある意味才能ある。
[大きな溜め息を吐いて、辰美に頷いた>>82]
ああ、上の階からしらみつぶしだ。 人手が欲しいところだけど……。
(89) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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颯真どこにいるんだろな。
まさか馬鹿正直に 昇降口から外に出ようとしてたりして。 あいつ素直だからあり得るか……。
[そう言って、保健室を出ようとするのだろう]**
(90) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 03時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 03時頃
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――保健室――
[ マネキンを探すのもいいが、ひとまず女子の様子を確認しようと保健室に寄ることにした。 普通に考えれば、家庭科室で料理しそうなのは女子、だと思うし。 さっきの、鍋が放置されてた件についても何か分かるかもしれないと思って。
でも、もし勝手に入って、 万が一誰かまだ寝てたらちょっと気まずいな、と思い、 一応、コンコン、とノックする。]
(91) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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おはようございまーす。 れんじょーそーまくんでーす。 誰かいるかー?
[ そう室内に向かって話しかければ、 中にいるお二人>>82>>90から、 何か反応はあっただろうか。 お二人にとっては、噂をすればなんとやらというやつかもしれない。 どちらにせよ、中に入り、幸俊と怜に顔を合わせることにはなるだろう。]
は?なんで女子の部屋に男子2人がいんの?
[ そしてまず、自分を棚に上げながらそんな疑問をぶつけることになる。 いやだって女子がいるかなと思ったら男子2人が待ち構えてたんだもん。ビビるわ。]
(92) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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はい?書置き?
[ ともかく書置きの存在を教えられ、 そのメモ>>16に目を通す。 そして二人のどちらかに葉野を探そうという提案をされれば。]
……やっぱりなんか変だよなあ、その書置き。
[ これっぽっちも先に帰ったなんて思ってないです、と言わんばかりの提案の内容に苦笑する。 が、その気持ちは分からなくもなかった。 二人のように、そんなわけあるか!とまでは思えなかったが。 出来れば友達のことは信じたいなあ、と思ってしまうのです。はい。 しかしやはり、その書置きには違和感があった。]
(93) 2020/06/22(Mon) 03時頃
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[ だって、仮に昇降口が開いてたとしても。 こういう時って、普通、メモを残したりせずに 直接他の皆に伝えて、 一緒に帰ろう、ってしないだろうか。 多分俺ならそうする。 一緒に仲良く手でも繋いで帰りたいです。 っていうか一人じゃ心細くない? 俺がビビリだからそう思うだけですか?]
(94) 2020/06/22(Mon) 03時半頃
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ん、勿論手伝う。 とっとと見つけて、みんな笑顔で帰ろうぜ! ……いや昇降口実は開いてないパターンもあんのかな? 分かんねえけど。
[ 締まらないことを言いつつも、 ともかく提案には同意する。 それから、あれ、そういえば、と思い、口を開いて。]
あー、ちなみに、もしかしてさ。 いいんちょと誠香ちゃん、帰ったり、した? そうじゃないなら、その二人も探した方がいいだろうし。
(95) 2020/06/22(Mon) 03時半頃
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[ ちょっと聞きづらそうにそう問いかけた。 紫織を除けば、その二人だけ所在が分からない。 もしチャイムが鳴る度に人が居なくなるなら、 その可能性は十分ありえると思った。
その二人について聞けたなら、「そっか、うん、分かった」とだけ言って、保健室を出ようとする。 わざわざマネキンを見に行くつもりはなかった。 それよりも紫織を探す方が大事だし、それに。 ここから帰れば、すぐまた会えるのだから**]
(96) 2020/06/22(Mon) 03時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 03時半頃
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――保健室――
全くだ。嘘つきなのに。
[保健室にやってきた氷室に見たものを共有する。 同じ事を思ったらしく、大きなため息と共に 捜索に同意が得られた。>>89
連城颯真の居場所はどこだろうなと 氷室が言うものだから、 そういえばここまでに見ていないなと辰美は思う。 昨日教室にいたところまでは覚えているが――>>66]
(97) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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どこに、……いや、 さすがにそうだとしても俺達に会いにくると 思うけ……
あ、いた。>>92 おはよ。颯真。
[そうこうしているうちに 連城が名乗りながらやってきた。
男2人が保健室にいることにぎょっとしたのか 純粋に疑問をぶつけられたので 書置きがあったことと、 葉野を探そう、ということを共有する。>>93]
(98) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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そう、書置き。 ……絶対嘘だと思うんだよな。
[颯真にも頷いてもらえたなら、>>95 みんな笑顔で帰ろうぜ!に同意して頷いた。]
礼一郎と福住、帰ったよ。 マネキンが落ちてた。
[辰美は二人についてもう探す必要はないという。
実際、帰ったかどうかなんてわかりはしない。 委員長の無責任な発言の受け売りである。 でもまあ、そう思った方が精神的にもいいだろう。]
(99) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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[辰美は連城に続いて、三人で保健室を出るだろう。]
(100) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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[上から、といったのには理由があって、 人の行き来が激しかった地下〜一階よりも しれっと増えている上階の方が隠れやすいのではないかと そう、思ったから、なのだけれども
一段、一段と階段をあがり上を目指し、 辰美は七階階段の踊り場で立ち止まる。]
……増えてる。八階。 まだ増えんのかよ……
[2人に目配せして、辰美は八階に向かおうとするだろう。]
(101) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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[――そこで。]
(102) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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――8階――
[一直線に廊下が伸びている。 壁や天井に紫色のインクが付着しており、 窓の外では、三年八組の劇が上映されていた。 まるでビデオが映し出されているようだった。
壁にはCG作品がかけられている。 A2サイズのフレームに嵌まった絵。>>56 色鮮やかな色彩の様々な動物たち。
誰かを思わせるような面影を纏うそれらを 辰美は驚きと共に見つけて]
(103) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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――葉野。 帰るぞ。俺もお前も。……そういったろ。
[もしも、廊下の奥に>>59 その小さな背を見かけることがあれば、 そう、呼びかけもするだろう。**]
(104) 2020/06/22(Mon) 08時半頃
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―― 保健室 ――
[保健室を出ようとしたところで、 明るい声と共にがらりとその扉が開いた。>>92 噂をすれば何とやら。 タイミング良く現れた颯真に、ほっと胸を撫でおろす]
おはよ。いま颯真の噂してたとこ。 無事で何より。
[そうして、視線で葉野からの書置きを示す]
(105) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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昇降口が閉まってるなら、 それこそそんなすぐにバレる嘘 どうして葉野はつくんだ。 理由が分からねえ。
……シンプルに。 出てって欲しいんだろ、俺たちに。
[ひょい、と颯真に肩をすくめた>>95]
(106) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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[それから、聞きにくそうに 投げかけられた問いに俺は表情を硬くした。 回答を辰美に丸投げして、俺は黙り込む。
――帰った? 本当に?
それをこの世界の主に確かめるためにも 葉野を探さなくちゃいけない。
俺たち3人は保健室を出た]*
(107) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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―― 8階 ――
[辿り着いた最上階は、異様な空間だった。>>54
壁や天井に付着した紫色のインク。 葉野“紫”織を表すような鮮やかなその色に、 俺は小さく息を飲んだ。 この世界の主の、自白のようなものだとすれば 合点がいった。
窓の外に映るのは雪景色ではなく、 エンドレスに繰り返される劇の映像だ。 そうして、壁に掛けられた CG作品>>56に目を奪われる]
(108) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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……このウサギ、なんか颯真に似てね? こっちの狼は辰美っぽい。 特徴よく捉えてんな。
[感想を言いながら、 そのまっすぐな廊下を歩いてゆく]
(109) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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[そうして、廊下の奥にその姿を見つけた>>59]
葉野。 放っといてって言われても、 さすがにもうそのお願いは聞けねえや。
[昨夜の別れ際の言葉>>4:527を思い出し、 辰美に続けてそう話しかけただろう]**
(110) 2020/06/22(Mon) 10時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 10時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 10時頃
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[ 2人の後に続いて保健室を出て上階を目指す。 7階の踊り場で一度立ち止まった幸俊>>101に、 8階があると告げられた。
7階の状態を思えば、 8階はいったいどうなってしまっているのかと 少し不安になりもするけど。
当然、引き返す気などないので、 目配せに応じて頷き、8階へと上って行った。]
(111) 2020/06/22(Mon) 16時半頃
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