252 Aの落日
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ばっかみたい。 悩み事なんて、そんな弱みをさらすようなこと はのんがするわけないよお?
悩みなんてなーんにもないけど!**]
(73) 2018/10/12(Fri) 13時頃
|
|
―― 廊下 ――
……四十崎くん。
[掛けられた言葉>>68に 伏せていた視線を上げると、 そこに立っていたのは四十崎くんでした。 気遣うような視線を、わたしに投げ掛けてきます]
ちょっと自主練、頑張りすぎて。 酸欠気味になっちゃった。
[誤魔化すように笑うと、わたしは立ち上がり スカートの埃を手で払いました]
(74) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
[朝早く学校に来て よく教室のベランダで自主練をしていた私は、 その姿を四十崎くんに何度か目撃されていました。
よく知ってるね。そう。ホルンって楽器。>>68 うるさくしちゃってごめんね。 もうすぐ片付けるから。
そう断ってから吹いたホルンの音は、 果たして四十崎くんの耳には どう響いていたのでしょうか]
(75) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
明日で引退だから、ね。 ヒマがあったら聞きに来て。
[廊下に貼られたポスターに、 わたしは話題を逸らすように目線を送ります。
そこには「第37回絡陽高校文化祭吹奏楽部発表会」と 書かれた大きな文字が でかでかとポスターの上に踊っていました。
ずっと目を逸らしてきました。 けれど引退は、すぐそこに迫っているのです。 それは抗いがたい事実でした]*
(76) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
―― 幕間 ――
[朝も、部活後も。 わたしは暇があれば教室のベランダで 自主練のためにホルンを吹いていました。
中学校の頃は、その横に いつも安住英子の姿がありました。
高校でも当然、 彼女はホルンを続けるのだと思っていました。 それは、勝手なわたしの思い込みでした。
彼女もわたしと同じであると、 当時のわたしは信じ切っていたのです]
(77) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
[絡陽高校の吹奏楽部は、弱小です。 だから、いつも部員集めには必死でした]
新入部員募集中だよ。 まずは見学に来てみないかな。
[そう言って、同じ中学校だった1つ下の後輩を 勧誘したことがあったかもしれません]
(78) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
もしよかったら 吹奏楽、今からでもやってみないかな。
[ホルンを吹きながらいつも眺めていたグラウンドから いつの間にか姿を消していた同級生に、 声をかけたことがあったかもしれません]
(79) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
……ねえ、英子ちゃん。
[でも、彼女には。彼女だけには]**
(80) 2018/10/12(Fri) 17時半頃
|
|
[ 文芸部を後にし、少し歩き出してから、 思い出したことがあって足を止めた。
そうだ。別に教室へ急ぐ理由もない。 届け物をついでに持って行こうと思い立つ。
膝丈のスカート。 ポケットを探れば、硬い感触。 小さなUSBメモリがそこにあるのを確認し、 その扉の前に立ち、数度ノックする。]
(81) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
死ぬんなら、ひとりで死ねよ。
(82) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
―朝:駅構内にて―
[通勤ラッシュの人混みの向こう。 サラリーマンらしき男と目が合った。
湛えていたのは、色濃い隈――疲れの色。 悲しみや怒り、恨み、そんなものは何一つない。 何かを探していた訳でも無い、と、思う。
ただ、無感情な視線が 不意にこちらを見据えたあと―――]
(83) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[その姿は、電車の向こうへと消えた。]
(84) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[響く甲高い音。 悲鳴なのか、ブレーキなのか。分からない。
ただ、にわかに慌ただしくなるホームが、 何が起こったのかを物語っていた。
途切れ途切れに聞こえる 「人身事故」「運転見合わせ」というアナウンス。 平謝りする駅員に一方的に怒鳴り散らすデブ。 スマホを取り出す制服姿の高校生。 ブルーシートで覆われる線路が、 いつも通りの日常に歯止めをかけていた。]
(85) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[先程の、色の無い視線が頭を過る。 その向こうの絶望とか、決意とか。 そんなものがあったとしても、 自分の知ったことではない。関係のないことだ。
遅延証明の紙切れをひったくるように受け取って そうして、伏見美鶴は冒頭の台詞を吐き捨てたわけだ。]
(86) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[『電車の遅延により、遅刻します。 大変申し訳ございません。 昨日行った取材のデータは、 登校次第お届けします。』
文才はない。それでも、人と話すことと、 誰かが描いた文章を読むことは好きだ。 今も、昔も。それだけは変わらない。
それ故に入部した部活――新聞部の先輩>>59へ、 見た目にそぐわない、畏まったメールを 送ったのが今朝のこと。
そうして、数時間後の今。 美鶴は浮き足立った文化祭前日の廊下を、 部室に向かって歩いているのだった。]
(87) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[半年前、高校入学を境に、 伏見美鶴はまるで別人のように姿を変えた。
「地味だ」と笑われた黒髪を、明るい茶に染めた。 「開いてるか分からない」と揶揄われた目には 濃いアイメイクを施した。 芋臭いと後ろ指を指された制服を着崩して、 青白い足を晒すようにした。
全ては、中学の頃のアドバイス―― 理不尽な罵倒に従ってやった結果だ。 だというのに、今度は「怖い」だの「遊んでそう」と 勝手な噂を立てるのだ!]
(88) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[足を踏み外す思い切りの良さも、 後戻りをする勇気もないまま、 美鶴は浮き足立った空気の廊下を歩く。
ひそり、と聞こえたクラスメイトの嘲笑を振り返る。 キツめに引かれたアイシャドウに睨まれ (実際には見ただけなのだが) 静まり返った彼女らを鼻で笑って、 美鶴は茶の髪を翻した。
馬鹿馬鹿しい。誰も彼も。**]
(89) 2018/10/12(Fri) 18時半頃
|
|
[ 朝早く登校することは珍しい事じゃない。 日直であるないにしろ静謐な空気を好んでいた。 その中に時折混じるホルンの音も>>75
「ごめん。邪魔しちゃったね。 いや、うるさくなんかないよ。 片付けないで。もう少し聴きたい。 ……あ。潮田さんが迷惑なら無理にとは」
慌てたように両手を伸ばして口早に告げた。 そんな朝の光景はいつでも色鮮やかにある ]
(90) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
[「四つしか押さえるところがないのに色んな音を 出せるなんて、すごいよ」
楽器なんて詳しくなかった。 中途半端もない真っさらな感想だ。 一つの断りの後、音を奏でる彼女の心には どんな調べが流れていたのだろう ]
( 俺には何も分からないけど、でも )
[ あの日以来、邪魔をしないように 静かに扉を開けるようになった ]
(91) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
[ 一生懸命努力している様子を見ていた。 それでも足りないと言わんばかりの姿>>74に眉を下げる。 こんな時、気の利いた言葉一つ言えたら良かった。 そっか。なんて素っ気ない一言に辟易した ]
明日で、さいごなんだね。
[ つられたように視線はポスターへ>>76 卒業の実感は遠い。 半身といえる程何かに没頭してこなかった。 だからきっと彼女の抱えてる何か>>50>>51は 自分が思っている以上に重たいのかもしれない ]
(92) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
大丈夫だよ。潮田さん、一生懸命やってたから。 だから、できるよ。
[ でも、だから、ホルンがなくても潮田さんは潮田だって そんな言葉は軽々しく口に出来なくて ]
でも、寂しいな。 潮田さんの朝練盗み聞きするの好きだったから。
[ 確実に迫るお別れ>>48 その場所に、その役割に意味を成しているなら 尚更自分なんかの我儘はここまで ]
(93) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
演奏、聞きに行くよ。
[ 見ているだけで手を差し伸べられない矛盾>>70を 自覚しながらも良しとする中途半端な人間だから 本心からの言葉なのに白々しく思えた。 誤魔化すように吸った息は重い ] ……俺、教室戻るけど、どうする?
[ 切り替えるような一言だった ]*
(94) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
―幕間―
[ 四十崎 縁は友村 羽音のことが――だ。 机の上に腰掛ける姿>>71を 品のない仕草だとは思うのは、見かける度だ。
以前まではそんなに意識しなかった。 何故だろう。 甲高い声>>1で形になる言葉に 言い知れない悪意めいたものを感じてしまう。
特に、頼み事≠している姿に 知らないふりして笑う丸い表情に ]
( 君は、いじわるだな )
[ 何回頭の中で唱えたか分からない台詞。 安住さんに何かある度に見ていたのは無意識。 それが安住さん絡みだって事も 当の本人である自分は知らないまま ]
(95) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
[ 何かを誤解した友人が肩を組んでくる。 目を丸くしてから意外に尖った声が出た ]
好きじゃない。
[ 音にして失敗したなって思う ]
( 頭空っぽなフリして、 知らない顔できる友村さんは、苦手だ )
[ 気づいていないふりの温情を知らずに 窓枠の向こう、本当に「良い子」の後ろ姿ばかりを見ていた ]*
(96) 2018/10/12(Fri) 19時半頃
|
|
[いいこ っていうのには種類がある。 高校教師のいい子には、 成績の良さや容姿の清潔さが求められるのだろう。 問題も起こさず 部活動に誠実な日常なんて 面倒もなくて素晴らしい!
だけど蓮だって『よいこ』ちゃんだ。 お姉さん方から気に入られる『はなまる よい子』。 そうでなくては水商売のスタッフルームに 出入りさせてもらえないし そうでなくては、ふわふわと夜を焼くまやかしを ひとかけらでももらえない。 あてはめた形が違うだけだ。 蓮は あのふわふわした形がよかった。]
(97) 2018/10/12(Fri) 20時頃
|
|
[高校生活の よいこ にあてはまった彼ら彼女らは たまたますっぽり収まる形をしてたか 息を詰めて 体を凹ましてあるいはカッターでぴりり。 その形になっていたか そんなところまでは知らないが。]
(98) 2018/10/12(Fri) 20時頃
|
|
[だから、安住英子は はまる場所を間違えたのだ。
と。蓮は思っている。
彼女が先生たちの中で『よいこ』の枠線に 入れてもらえていたのかは知らないが
幾人かのなかでそうであるように、 蓮のなかで、安住英子は どうでもいいこ だ。 あるいは、どうでもいいこ だった。
あの廊下は。あの掲示板>>18の前は “どうでもいい”用の枠線を描くには少し狭かった*]
(99) 2018/10/12(Fri) 20時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/12(Fri) 20時頃
|
―― 群集/四十崎に ――
[集められるゴシップに拾われない程度の悪事>>61を拾ったサッカー部員は、>>65グラウンドを一瞥して虫でも見たような顔をした後、四十崎に話しかけられ、ああ、と頷いた。]
「葛だよ。――いつもどおりだ、クソ。 だからサッカー部ガラ悪いっていわれんだよなぁ ちょーめーわく」
[いつもの不良が邪魔してるだけだよ、と、『一年前部活動を去った奴』について世間話のように話して、彼は立ち去る。]*
(100) 2018/10/12(Fri) 20時頃
|
|
―― 過去/四十崎に ――
「何て読むの。これ」
[一年の頃だったか、同じクラスになったそいつに俺は――葛は話しかけたことがある。 四十崎と書いて、あいさき。 縁はえにしではなく、よすが。
そう聞いて、俺は小さく「へぇ」と相槌を打った。]
あい、のさきの、よすが?
[言葉遊びのように呟いて、お前の名前どういう意味? と問いかけた。]
(101) 2018/10/12(Fri) 20時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る