219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[ その現像写真をそのまんま、渡して。
「それと、悪い。 カメラ、どっかに置いてきちまったみたいで。」
結った髪より上の位置で、 悪いことをした、とばかりに髪留めを引っ掻いて すまなげに俯きゃ、その期待の篭っていた瞳硝子に 情けなげに、笑うんだが。]
───…で、 ご期待に添えられたかは分からんが。 採点は如何程でしょう。
( 改って、”せんせい”に聞くように仰いだ。 )*
(542) 2017/06/15(Thu) 01時頃
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……死神ってのも、存外曖昧なんだなァ…。
(>>@184 万能の存在、とは思わない。 それでも、ゲエムの管理者側だと思えば どうなるもんか、だとか分かってるもんだと 思ったもんだからこそ──。 ──その、変わらねえ調子の礼に。 「……そうかい」と、ゆる、と縦の首肯と、 改めて礼をするように、頭を下げたもんだ。)
[ その笑みが何処までほんとうのものやら。 追いはしねえが、言葉のように曖昧に笑って見て、 ──そこで話題を切り上げるよう、写真を差出した。 ]
(572) 2017/06/15(Thu) 04時半頃
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[ 扨、死神さんのご評価はどう、とやら。 固唾を飲んで見守る黒曜は、斯くして。
>>@189吹き流れていった口笛にほう、と、 張り詰めていた糸が撓むに似た、思いがした。 ]
……はは、僕もおんなじ意見でな。 そう言って貰えんのは、嬉しいなぁ…。 新しい顔だって、この街には変わらねえがな。
変わらないものがひとつふたつ合ったっていい、と (飲み込まれない束の間の”過去”があってもいい、と)
──── 思うんだよな。 [ そういうものこそが、 「らしさ」ってのに繋がってくんだろう、と。 態態言わないでも、彼なら分かってくれるだろう。 そう思えば、余計な言葉の接木などはしなかった。 ]
(573) 2017/06/15(Thu) 05時頃
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(そうして、臆、矢張り───。 死神ってんのも話せば楽しいもんだ、と思うのだ。 かれの重ねたもんは、分からなくても。)
[ 上辺以上に誰かと話すことをやめた、 ” 未来 (過去) ”とは違って。 ]
[ふ、と、柔らかく微笑んだのなら。 無意識に襟元を掴んで居た掌を ぱ、と離した拍子、 赤い刻みは消えていたようだった事にも安息。]
……ふふ、 ありがとな。 満点ってのは、心地がいいもんだ。
[>>@191放られた、小さな青の描く放物線の先。 有難く無機のつめたな感覚を握り締めると、 みっつめの”命”の糸をそろうり、と開いたもんだった。]
(574) 2017/06/15(Thu) 05時頃
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[然うして、 カメラの責を問われねえ事に 「すまんな、ありがとう」と力の抜けた笑みを返した、 その後、であった。
>>@191「もらっていいよね?」と 問われようものなら、きょとん、と目を開いた後。 「きみのオーダーなんだしな、勿論。」
そう言や、口月を深めたのさ。]
(”……僕が居なくなっても。きみだとかが、 この光景を覚えててくれりゃいいな。” ──なんて、友人を裏切るような”諦念”は、 なにかが引っ掛かったように言えなかったもんだから。 それ以上に口は開けず、開かず、唯。)
(575) 2017/06/15(Thu) 05時頃
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「大事にしてくれっと、嬉しいかもな。 それ、僕のお気に入りの場所だから。」
[そう言ってから、 青いバッジをもう一辺手の中に転がした時。
「きみはこれからどうする? …向こうは終わったみてえだが、」
と、ロイ君にでも話しかけた時だったろう。
──>>571”友人”の声が聞こえたのは。]
(576) 2017/06/15(Thu) 05時頃
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(──…思考は数秒もねえさ。)
『ああ、構いやしねえよ。 きみの決めたことだろう? 為ら、僕は従うだけさ。
最初に言ったろう。 何処までも”付き随う”…ってな。』
[此処にあるのは、向日葵のような健気な華でも 眩い華でもねえ、……執着華たろうとも。 ─── それを否定することはねえんだ。]*
(577) 2017/06/15(Thu) 05時頃
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