261 エイプリル・トフィーの融解点
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[すっかり荒れた指先を伸ばして、ベッド脇のチェストから馴染みの通帳を取り出す。 増えては消える0の数に\バーカ!/と言われた気がした。
やめてやる 三億当てたら 言ってやる。
昔、あたまを捻ったサラリーマン川柳の一説が妙に腹に沁みて、そのままぐたりと首を降ろした。]*
(74) 2019/03/24(Sun) 00時半頃
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[ シャワーの音に、私は気怠い目を開ける。 いつの間にか気を失っていたみたい。
火照った身体のまま もぞもぞシーツの冷たい場所を探して 布団に染みた彼の汗の匂いに目を細めたの。 本当は一緒に目覚めて抱き締めてもらうのが 最高なんだろうけれど 贅沢なんて言っちゃダメね。
枕元に置かれた彼のスマホが音を立てている。 待ち受け画面でピースする子どもの写真に 私はそっと画面を伏せた。]
(75) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ 羨ましい。彼の全てを手に入れている人達が。
貰った薔薇の花束を鼻先に寄せれば、甘い。 甘く切ない恋の匂いがする。
もし、私と結婚したら、彼はこうして 真っ赤な薔薇の花を贈ってくれるかしら。 記念日に、誕生日に、形で確かめるように。
それとも、私も結婚すれば愛を確かめ合うことより きれた牛乳の買い足しを彼に乞うようになる?
そうなら、なんて贅沢なのかしら。 所帯染みたこと言っても許されるだけの 揺るぎのない愛がなせる技ね。]
(76) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ …………ああ、だから、彼は私に声をかけたの?
それが彼の求める愛じゃなかったから?
取り留めのない思考は、バスルームの戸が開く音で ぷつり、と宙に消えた。]
(77) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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[ そのまま軽くお化粧を直して 私は彼とホテルを出るの。
夜の街を歩く私と彼とが、罪深い関係ではなく 誰かの目には夫婦みたいに写ったらいいの。]*
(78) 2019/03/24(Sun) 01時頃
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