人狼議事


241 The wonderful world -7days of KYRIE-

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視点: 人

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【人】 双生児 ホリー

[体はすぐに動き出した。
心はすぐに走り出した。
中の下くらいの運動神経を限界まで引き出して。

こちらに来る女の子を抱き抱えて、蛙と真逆に走り出した。]

君、大丈夫!?
とりあえず、あれはお友達じゃないよね!

……なんとか、してあげるから!

[こんなに声を張り上げるのも、いつ以来だろう。
とにかくそんな風に問いかけながら、小さな彼女を抱いて走る。

……きっと、息が切れるのはすぐだとわかってるから。
それまでに、この子に見合うパートナーを探してあげないと。

思考の中では、やっぱり自分はどこか茅の外だった。
その事に、一切の疑問も持たずに。*]

(53) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

>>@9『もちろん奢りだよ』『僕の財布を殺してみるか?』
>>@15『素直でよろしい』

[大喰らいと、三つ編み女学生。
それぞれから返ってきたメッセージに軽く返信。

彼女らは、RGでの指名手配犯である僕をどう思っているのだろうか。
……なんて、気にすることもない。

死神なんて所詮、同じような穴にいる狢だろうよ。]

(54) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

アオイ、しばらくここでノイズ巻きしといてな。
ちょっと散歩に出る。

[手すりの上からカエルノイズの雨を降らせている彼女に、
この場は任せつつ、無断で開け放した展望台の窓を乗り越えて——

Tシャツジーパンのラフな格好とは釣り合わない、
背中に生えたタトゥー状の鋭い翼——死神の象徴を広げ、
どこへともなく滑空していく。

コンクリートジャングルの騒音は、僕の耳に届かない。
反吐が出る地上で誰が悲鳴を上げようとも、気に留めることもない。*]

(55) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 15時半頃


【見】 青い鳥 デメテル

はあい。

[こくり、とうなずく。
元気なおへんじは、彼の耳にはとどかない。
気をつけてね、なんて言葉もいらない。
口に出したところで、その発音はぐっちゃぐちゃの醜いものに置き換わる。

地上99階の摩天楼から、人で飽和する街をみおろしながら、
まるでかみさまのように、ノイズの雨をふらせるのがわたしのお仕事。
たいくつだけど、先生の期待にこたえなきゃ。

背中の黒い翼は、黒いふりふりのかわいい洋服と相性のいいコーデ。
こんなかっこうをしても、今はだれにも笑われない。

かみさまではないけど、しにがみなのよ。わたし。*]

(@17) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

トレーサー キルロイが参加しました。


【人】 トレーサー キルロイ


[『――エエ、あの子のことは
よぉく知っておりますよぉ!

なんたって、お隣さん同士ですものね。
嗚呼、実に昔から可愛くないこどもでしたとも』]

(56) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


[『何が可愛くないかって?
べつに、態度はよかったですよぉ。
顔を合わせればぴっしりと礼もしていましたし、
ご老人の重たそうな荷物を
持ってあげようともしていましたねぇ。

―それが可愛くないんですよねぇ!
憎たらしくも思えてしまいますともぉ、うふふ』]

(57) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


[『ア、でも。あの子は違いますわ。
そう、あの子。■■■。

■■■は全く違いましたわ。
まず■■■で■■う■■■■■■ぎ■■!
■■■■―――■■――ア』]


[姦しく。喧しくの給う中年オバハンの声は
ニュースキャスターのアナウンスにかき消された。]

(58) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ

― 何をしていた ―


[愛車を駆って、墓参りだったと思う。
個人的な趣味であちこちいじった白のスポーツカーは
静謐を保つ墓場では場違いすぎた。

自分でやったことだから後悔はしていないのだが
しかし、目立ちすぎるよなぁと隣の■■にぼやく]


「…■■■■■、■■■■■■■■」
「あー…そうだな。考えとく」

[■■は笑ったのだったか。
運転中の余所見は安全運転の理念に反するので
実際に確認はしていないが。
きっと、確か。柔らかく微笑んでいたと思う]

(59) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ほんの一瞬の浮遊感。
後に、衝撃。爆音。衝撃衝撃激痛激震、衝撃。

        少し経って、灼熱]


「―――――――――…ァ」

[首は、動いた。視認は出来たはずだ。

ただただ白い、いつもよりより白い顔と
跳ねッ返った赤色が妙に御目出度く見えて
じわり。迫る熱と、心地よい睡魔に導かれて]

(―――それは ならねぇ)
(俺の所為  だ から)

(■■は どうに か)
[手を伸ばして。]

(60) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ





[――結局、炎に包まれたのだ。]

(61) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ

― 中央エリア・スクランブル交差点 ―

[ ―♪♪、♪♪♪ ]


[渡りなさい、の合図が鳴っている。
腑抜けたメロディは目覚ましには少し物足りず
事実、胡乱げに目を開いてみると
眼に映ったのは人ごみ、人ごみ。

背中には硬い感覚。そっと手を這わせると
ありがちなコンクリートが正体を教えてくれた。]


[壁を背にして座り込んでいる俺に、
誰も声をかける人間などいない。当たり前か。
そこまでトカイは優しくないのだ、きっと]

(62) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ


「…いやンなわけないわ!!
 はっ?え?……」

[トカイの一言で誤魔化されるには
間際の記憶はあまりにも鮮烈すぎた。
試しに頬をつねってみたり、
立ち上がって飛んでみたりなどするが
ちょっと痛いし足はきちんと生えていた。]


「………分からんな。何が起こった…」

[まるで憑き物が落ちたかのような
謎の爽快感はありはするものの、
それは喪失を兼ねているような気もして。

首を傾げつつ、震えた尻ポケットの端末をいじくれば
一連の文面が表示されただろう>>#2>>#3>>#4>>#5>>#6]

(63) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


「…………はい。そう、か」

[平和な頭は現実を受け止めるのを拒否している。
パートナーって何だ。テレパシーってあるのか。
どうしますか、叩いて治しますか、
いやそれは痛いから他の方法でオネガイシマス
などと、無表情でノリツッコミして空を仰ぎ。]


「………おぉう」

[雨時々蛙の天気予報なんて聞いていない>>@3
大小様々な鳴き声をあげて降って来た益虫様。
禍々しいその気配は可愛いイラストとは程遠く、
一旦この場から走り出させるには十分だった]**

(64) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 16時半頃


お針子 ジリヤが参加しました。


【人】 お針子 ジリヤ


[ティータイムの終わりを告げたのは、
耳障りな、陶器の割れる音でした。]

(65) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[お気に入りのティーカップでしたのに。
文句を吐き出そうとした唇からは、
言葉の代わりに紅が零れます。
真っ白なテーブルクロスと、
歪に広がる染みのコントラストは、
いっそ芸術のようですらありました。

毒を盛られたらしい。
そう気付いた時には、少女の身体は
椅子から転げ落ちていました。

陶器の割れる音、椅子がひっくり返る音。
残しておいたケーキのイチゴも、
色鮮やかなマカロンも、タイルを転がっていきます。
人形のように倒れた少女は、
ぼんやりとその光景を眺めていました。

しばしの後、訪れた静寂。
こつ、と革靴の音が響きます。]

(66) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[濡れ羽色の兄の眼が
少女を見下ろしておりました。
獲物を仕留めた高揚と侮蔑。
けれども、その向こう。
紙に垂らしたインクのように滲む劣等感は、
きっと一生消えはしないのでしょう。

馬鹿なひと、と、少女は思います。
わたくしを殺したとて、
父の―――ボスの愛が
兄に注がれるようにはなりません。

愛を注がれるのは、ひとにぎりの人間のみ。
もらったそれを、わたくしは
残らず分け与えていたというのに、
何が不満だったというのでしょう?

望まれ、恵まれた少女には
全くもって理解が出来ません。]

(67) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[それでも、これが貴方の、
いえ、家族《ファミリー》の望みだというなら。

虫の息すら断つと言わんばかりに
突きつけられた銃口に、
少女は笑みを浮かべました。]

(68) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[あぁ、なんて可哀想な―――かわいい人。

抱きしめようと伸ばした手は
失せゆく意識に溶けて、
終ぞ彼へ届くことはありませんでした。]

(69) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そうして、わたくしの―――
ジリヤ=マナニコフの生は終わりを告げました。]

(70) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

―中央エリア・スクランブル交差点―

[……その筈だったのです。]

 ……あらあら。

[困ったように眉を下げた少女―――ジリヤは、
制服のスカートをはたきながら立ち上がります。

倒れていたらしい横断歩道と、
それから人混みを、喧騒を
キョロキョロと見回しました。]

(71) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 死後の世界というのは、
 随分賑やかな場所ですのね。

[ホワイトゴールドの髪と翠眼、雪のように白い肌。
目立つ容貌の少女が、
ましてや倒れ伏していたというのに、
目を向ける者は誰一人としておりません。

とはいえ、それも仕方のないことでしょう。
先程届いていたメール>>#2を思い出します。]

(72) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 エスコートくらい
 してくださってもいいでしょうに。

[全て、真実なのでしょう。
ぼやきつつもあっさりと受け入れた少女は、
黒い制服のスカートを翻して歩きはじめました。

長い長いメールが言うには
パートナーとやらを探さなければ、
この場所で生きながらえることは厳しいようです。

現に、ほら。
護身用、愛用のトカレフの銃弾を
食い込ませたとて、
黒いカエルが息絶える様子はありません。]

(73) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

[…それにしても動きづらい。
おまけに今の俺、体力なさすぎやしないか?]

 …っ、はぁ、はぁ…。

[それほど走った訳でもないのに、もう息が上がってる。]

 ――あっ。

[ずべしゃぁ。
そんな擬音が聞こえてきそうな勢いで転ぶ。
幸い怪我をしたりとかそういうことはなかったんだが]

 …っ。

[痛みのせいか反射的に視界が潤む。]

(74) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 ごめんあそばせ、カエルさん。
 手が滑りましたわ。

[優雅に一礼したのち、少女は踵を返しました。
背後を怒ったような鳴き声がかすります。

たた、た。軽い足音と威嚇の銃声を響かせながら、
ジリヤは困ったように溜息を吐きました。]

 よりによって、この街だなんて。

[ひとつ、ふたつ。
残弾を減らしながら、脳裏を過ぎるのは
いつかのこと。

一年ほど前からでしょうか。
少女はこの街に
足を踏み入れることを避けておりました。]

(75) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

[……マジでなんなんだこれ。
体力はおろか感情面でも、
何一つ自分の思う通りになりやしない。

それでもどうにか立ち上がろうとした先に、
此方に掛けてくる女の姿が見えた>>53

―――あれは。]

   けい…?
   ――って、うわあっ!?

[名前を呼びかけたところでいきなり抱き抱えられた。
予想外の展開に、此方の頭の中に
はてなとえくすくらめーしょんが乱舞する。

だって、こいつ俺よりも小さかったんだぜ?
脳裏に蘇るのは、こいつと最後に話をしたときの風景。
俺の顔を見上げて、なんとも言えない顔をした高校時代の姿。]

(76) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[―――『おくすりはいかが?』

黒いパーカーのフードを目深に被った、
白い妖精のような少女。
その甘い囁きは、多くの街で
迷える子羊を導いてまいりました。

夢の対価として、
こちらは少しばかりお金をいただくだけ。
血を流すことなく
互いに幸福になれるのですから、
素敵な取引だとは思いませんか?

けれども、この街に関しては別です。

きっと、リーダー>>35
とーっても賢い子だったのでしょう。
妖精の甘言に耳を貸す子羊は
この街には殆どおりませんでした。]

(77) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ


 『       』

[――…あのとき、俺はなんて言ったんだったか?
 なんで、あんな顔させちまったんだっけ。]

(78) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[夢を見ようとしない、かわいそうな街。
父の―――マフィア《ヴァーザ・ファミリー》の
庇護を受け入れない街。

ジリヤにとって、キリエ区とはそういう
あまり好ましくない場所でした。

とはいえ、今の少女の頭に残っているのは、
虫食いだらけの記憶のみ。
“自分”以外の人間の姿が思い出せない、不自然な過去。

忠誠を誓っていた父や家族も、
日常を形作っていた友人たちも、
夢を与えた相手、銃口を向けた相手、
ましてや、自分を殺した兄の眼差しも、

ジリヤの記憶からは、
ぽっかりと抜け落ちておりました。]

(79) 2018/05/12(Sat) 17時頃

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