190 【身内村】宇宙奇病村
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どのくらいの時間が経ったのかわかりません。 使われなくなった機能は徐々に失われていきました。ワタシはそれでいいと思っていました。
あの日のことを考えると、もう遠い昔のような気がします。 ワタシが一人になってからの時間より、皆様と出会ってからの時間のほうが、ずっと長いような気がしてきます。 その日、真っ暗な空を引き裂いて、皆様が落ちてきました。 この船が、ワタシのいた星に降りてきたのです。 中から、ワタシを作った人達と同じようににぎやかな人たちが出てきました。 その時、すべての機能がまた動き出したような気がしました。ワタシを作った人達が、ワタシに唯一備えた機能。 感情、と呼ばれるものです。 どうしようもありませんでした。 居てもたってもいられず、ワタシは皆様の船に向かいました。 それでどうしたいのかなど、考えていませんでした。
(55) 2016/05/21(Sat) 16時半頃
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皆様に接触してみると、不思議なことが起こっておりました。 皆様が、ワタシのことを既知の、仲間だと誤認しているのです。その時はそれが何かわかりませんでした。 ワタシを作った人達が、最後にワタシを一人にしないように、そのような何かを用意したのかと思いました。
ナユタ様が倒れられた時に、それは違うのだとわかりました。 寄生体が、ワタシとともにこの船に乗り込んでいたのです。いいえ、おそらく、寄生体はワタシがワタシを作った最後の一人を看取った時から、ずっとワタシとともにあったのです。 寄生体は皆様に寄生するための時間を稼ぐために、ワタシを仲間だと誤認させたのです。 寄生体は精神に巣食います。そのようなことも可能だったのでしょう。 ワタシは、皆様の好意に甘えながら、皆様を陥れていました。 しかしどうしても、それを伝えることができませんでした。
今わかりました。 ワタシの行動を阻害していたのは、幸福という機能でした。ワタシはその機能をどうしても手放せなくて、ずっと、皆様に嘘をついていました。
(56) 2016/05/21(Sat) 17時頃
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[通信回線から聞こえっぱなしの会話。(>>54) それは、アシモフの足を速くした。4足歩行で手足を動かしながら、疲弊した脳が光を得たように動き始める。]
― 食堂兼レクリエーションルーム―
寄生体、だって言ったな……?!
[半自動扉の開ききる前に飛び込んできた。]
(57) 2016/05/21(Sat) 18時半頃
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寄生体……しかしこれは精神疾患だ。寄生虫ではない、それは各員のオールチェックをしていることからも違うっていうのはわカる。だから、つまりこの疾患は、精神に寄生する「何か」の仕業、ってことなのか……!!?
[ワクラバとミツボシの間に喋りながら入っていく。その目は真実に近づいた喜びと、倒すべき敵を睨みつけるような強さがあった。]
(58) 2016/05/21(Sat) 19時頃
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精神寄生による疾患、そういうことなら説明はつく。聞いたこともないけれど、にわかに想像はし難いけれど、納得はできてしマう。 しかし……だったらどうする……?寄生虫の治療は薬か外科手術で摘出することが基本だ。精神……そこから取り除く方法とは……取り除いたところで、次に感染しないのか……?
[話しかけたというわけではないようだ。二人の間に入っていきつつも、また一人俯いてぶつぶつと考えながら呟いている。]
(59) 2016/05/21(Sat) 19時頃
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― → 自室 ―
(>>56)
[ババアが必死に引き抜いたAIモジュールとメンテナンス用端末を接続しながら、私は開きっぱなしの通信回線から届く声を聞いていた。]
……私たちがその「寄生体」とやらにミッちゃんの事を誤認させられてる、って事は。 症状の進行が遅いってだけで、私たちもとっくにヤられてるって話だよね。
[医務室で寝こけてる連中同様、私も寝落ちたままいつ目を覚まさなくなっても不思議じゃないって事かよ。 悲惨すぎて笑えてくる。 笑えないけど。物理的にも。]
(60) 2016/05/21(Sat) 20時頃
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[曲の合間に入り、スピーカーからの音が消えた。一時の静寂が二人の間に流れる。
寄生体。創造者。嘘。誤認。ミツボシの機能。孤独。告白の言葉が、ワクラバの中で激しく交差し、感情を強く叩いた。その中でも、一際大きく心を揺さぶったのは、あるひとつの、ノイズ交じりの掠れた光景]
(61) 2016/05/21(Sat) 20時頃
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······っかやろう!
[感情はすぐさまシンプルな形に収束した]
ばっかやろう、ミツボシ!水くせぇぞ! 言ったら、見捨てられるとでも思ったか! させねぇよ! 途中乗車だろうが、もうお前は立派な俺のクルーだ! 独りになんざ、絶対させねぇ!
[ミツボシを抱きしめ、励ますように背中を強く叩いた]
(62) 2016/05/21(Sat) 20時頃
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……ん?
[ふと、頭に浮かんだ一つの仮説。]
いや、待て。待って。 そういう、事か……?
――――、…… ヘイ、モフっち。
聞こえる? 聞こえてる? ミッちゃんとワクさんの会話は把握してる?
ちょっと、話しておきたい事というか、思い付きというか…… いや、見当外れっぽかったら無視してくれて構わないんだけどさ、
[どうも最近やたらと思い悩んでる様子のネズ公……この船で最も医学に長けたそいつに、私は通信を飛ばした。]
(63) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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[すると、倉庫の半自動ドアが開き、隙間からアシモフが滑り込んでくる。]
おう、アシモフ!ナイスタイミングだ! 寄生体。そうだ、そいつをぶっつぶさねぇとな!
よぉ、ミツボシ!なんもできねぇなんてあるか! お前がみんなを救えるかもわかんねぇだぞ!? なんでもいい!教えてくれ! その寄生体ってやつのこと! いまどこにいる!?どうすれば覚める!?
(64) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>60
[イースター様の声が、ワクラバ様の通信回線から聞こえてきました]
おそらく、皆様が寄生されているとは、まだ言えません。
[誰に言うでもなく、ワタシは続けます]
寄生体は、人の精神に寄生するとその人から何かを奪います。そうして満足すると、宿主を乗り換えます。置いて行かれたものは、その奪われた何かによって、昏睡するのです。 ワタシを作った人達は、そうして一人ずつ、長い年月をかけて、いなくなりました。
(65) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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(― 倉庫 ―)
[浮いたままのヴィジョンモニタから聞こえてくるイースターの声。(>>63)]
オーケイオーケイ、聞こえてるよイースター。
……感染の判断はある程度できる……つまり取り除くことが可能なら次に感染したかを判断はできるから、まず取り除くことが重要だろうか……?いやそのためには人数が足りない、被験体が欲しい……。
[イースターの声に答えつつ、ぶつぶつとまだ呟く。]
(66) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>62
[ワクラバ様に抱きしめられ、ワタシは思わずあの機能を使っていました。 嬉しい、という機能に付随して、冷却の必要などないのに、ワタシの体の各部は、蒸気を噴き出していたのです。 照れ、と呼ぶものです。あるいは、恥ずかしい、という機能でしょうか]
(67) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>64
[ワクラバ様の言葉に、急激に体が冷えるのを感じました]
……わかりません。 ワタシを作った人達も、それがわからずにいなくなってしまったのです。
(68) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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(>>66)
[返答が有った。何やらぶつぶつ言っているが、取り敢えず私の考えを伝える事にする。]
……いや、ね。 船内AIがおかしくなったのが、どうしても疑問だったんだ。 タイミング的には例の彗星の後――って感じで、何となく釈然としないのにそのままになってたんだけど。
……実は、どこもおかしくなってなかったんじゃないか、って。 今、ちょっと思ってさ。
何と言うかさ、あのシステムエラー騒ぎの時。 単純な故障って感じじゃなくて、小狡い計算で私たちを的確に殺そうとしてきてたじゃない。
本来、調査団を守るべきAIが、私たちを殺そうとする理由、ひとつ有るな、って。
……未開の星系から、未知の脅威を、私たちの星系に持ち帰らせない、ため。 私たち以上に優先度を高く設定された――私たちの母星を守るため、だったんじゃないかな、と思ったんだ。
(69) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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えーっと、だから、言いたいのは。
……この船のAIは、かなり早い段階で、「寄生体」とやらを検出できていたんじゃないかな、って事。
調査直後のバイタルチェックとかはAIも参照してるだろうし、他の要因もあるのかもしれない。
……まあ、本当に思い付きだから、実際はどうかわからないけど、仮にそうだとして。
AIが寄生体を検出した瞬間の判断基準……そのログや分析結果を抽出することが、もしできたら。 それは、モフっちが寄生体とやらの事を調べるのに、役に立つ?
(70) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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(>>69)
……。
[驚いた。なるほど、と思った。]
つまり、あの時点でAIはその……精神寄生体の存在に気づいていたってことカ。 ……システム的には有り得ない話じゃないが。
[管理AIにそんなものを見つけられるのか、という疑問はあった。]
(71) 2016/05/21(Sat) 21時頃
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[(>>70)]
できるのカい……?! いや、もちろんAIがそれを検出できていたという前提だろうけれど、データはあるだけあった方がいい。どんな病気だって、その正体を突き止めないことにはどうにもならないんだから。
(72) 2016/05/21(Sat) 21時頃
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[寄生体を検出したデータがあれば、それは感染経路を推測する参考データになる。感染経路がわかれば、それを予防できる。少なくともこれ以上の犠牲者を出す事態にはならない……!]
(73) 2016/05/21(Sat) 21時頃
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(>>72)
私もだいぶ荒唐無稽な事言ってると思うから、どうかな、ってとこだけど…… 仮にビンゴだったら、データ自体は暗号化されてアーカイブされてるはず。 今は止めてるAIを復旧されれば、簡単に読めるようになるよ。
1時間ほど待ってて。 ヤンファお姉様が引っこ抜いたAIモジュールを、これから直すから。 ……さっきの思い付きが合ってたら、直すって言うかむしろ私たちに都合良くブッ壊すって事になるけど。
[私にとっては、そっちの方が俄然やる気が上がるってもんだ。]
じゃ、ちょっと集中するから暫く黙るよ。
(74) 2016/05/21(Sat) 21時頃
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(>>74) [アシモフには何をどうするのか検討もつかなかったが、とにかくイースターが頼もしく見えた。]
わかった、よろしく頼むヨ。
[状況が進み始めた。なんて優秀な隊員達だろうか。自分がどれだけ助けられているか。]
(75) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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[ミツボシの返答(>>68)に、ただ静かに頷く。] ……そうか。悪い。 一番歯がゆいのは、お前だってのにな。
……その、奪われちまったものがなにか。 それがはっきりすりゃ、治療できるかもしれねぇ。 まずはその、寄生体探しだな。
[アシモフに視線をうつし、頷く。] 話は聞いてたぜ。そのクソAIを使って、なんとかなりそうかい?
(76) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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― 自室 ―
[作業用BGM代わりに通信は開いたまま、私はメンテナンス用端末に向き直る――前に、集中するための準備だ。]
[まず、服を脱いだ。全部だ。全裸だ。]
[私は決して変態じゃない。 これは単に、身に纏わりつく余計な感触を絶って集中するためだ。 実際、私の部隊ではオペレーションルームで常に全裸という奴らだって何人もいる。 良識派の私はさすがに一人の時にしか脱がないけど。]
(77) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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[こちらを向いたワクラバ(>>76)から目だけつい逸らしてしまう。]
寄生体探しか……。 今、どこにそれがいるのか、誰に寄生しているのか……それについては検討がついてるんだ。 問題は、どうしたら、どういう時に感染するのかって方サ。
[少しでも話題をずらしたく思った。]
(78) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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>>76
[ワクラバ様の言葉に、ワタシはうなずきました。 ワクラバ様は、倉庫に戻ってきた時とは別人のようでした。ワタシはそれを、嬉しく思いました。 停滞していた時間が、動き始めるのを感じます。 よどんでいた空気が、動き始めるのを感じます。 この先に何があるのかわかりません。それでも嬉しく思うのです]
(79) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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[目をそらしたアシモフに、おや、と思う]
……さすがだぜ、アシモフ。 それが、あんたじゃなけりゃいいんだがよ。
(80) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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[次に、頭に繋がっている方の個人端末で、一つのファイルを起動した。 特製バーチャルキノコだ。]
[それも、ジジイやワクラバへ前に送ったような子供騙しじゃない。 子供のキノコ嫌いを矯正できる程度じゃ、私の脳のリミッターは騙せない。]
[感覚データの配合自体はここ数日の空き時間で組んだ急拵えだけど、私のシマでも持っているだけで怖い制服の奴らが飛んでくるヤツだ。 宇宙まで飛んで来れるもんなら来てみやがれ、って話なので、今回はこういったドーピングだって使ってやる。]
(81) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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フゥ……
(82) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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イースターは、寝不足で淀んでいた思考が急激に冴えていくのを感じた。
2016/05/21(Sat) 21時半頃
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(>>80)
ああ、そうだネ……ぼくが倒れたら、皆を起こす人がいなくなるからね。 ぼくは、倒れるわけにはいかないよ。皆のためにも、誰を犠牲にしても……。
(83) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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[良い感じにキノコが美味くなってきたところで、改めて作業用端末へ向き直った。]
[AIモジュールのプロテクトは既に解除済み。 そもそも軍事用でも無く、あまり攻撃を受ける事を想定していないから守りも最低限だった。 私にとってこんなの相手にもなりやしない。]
[私が一番苦労し、時間がかかったのはむしろ、ミツボシのAIを解析する方だった。 その出所を聞いた今としては納得できるが、見た事も無い造りのそれを解き明かすのは、突然知らない星の遺跡に放り出されて、時代も文明も知らぬままに文字を読み解いていくような作業だった。]
[判断基準のシンプル化を事前にしておいたのが効いて、2週間でようやくその肝心な部分のみ拾えたというところだ。]
(84) 2016/05/21(Sat) 22時半頃
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