158 Anotherday for "wolves"
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[にわかに信じ難い話を聞いた私は、すぐに首を振った。]
『嘘よ、そんなことで分かるはずがないわ』
『本当さ。君には少しだけ不思議な力がある。クラリッサ、君はナタリアお婆ちゃんの孫なのだからね。試してみるかい?』
────......
──......
.
(52) 2015/05/13(Wed) 13時頃
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── 朝/自室 ──
[ チチ チチチ...
小鳥の囀りの音で目が覚める。 久しぶりに見た、子供の頃の夢。
今も鮮明に覚えているのは、それ程よく印象に残っていたからか、それとも別の理由か。
カーテンを開けると窓辺で休んでいた鳥たちが羽ばたいていく。
窓辺の傍に置かれたサイドテーブルの洗面器は、からっぽだった。**]
(53) 2015/05/13(Wed) 13時頃
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― 早朝 ―
…… っ、
…… 、 うそ、だ
[ばっ、と 跳び起きるよう、勢いよく捲った布団。
ズキリ、痛む頭。 黒い絹糸に、白い手を沈み込ませた。 項には、冷や汗に紛れ。]
[ やけに、姐姐が居なくなった夢が 生々しさに帯びて、
――― 現実と、紛う。 ]
[ 否。 それは紛れも無く。 真実、だったけれど。 ]
(54) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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( 『 …… 』 )
[何故か、今日はカレイドたちが静かな気がした。 まるで。 『誰か』、欠けたように。]
[猫の瞳は。
人を焦がれる、狗のように。 寂しそうに、 ゆら、ゆら。
乙女の貌は。今日は、居ない。]
[ ――― ‟ヨハネス”。
夢といえど。(過去の記憶といえど。) 呼ばれた名が、ひさしぶりで。 ぎゅ、と、拳を握り。 ]
…… マルガレーテ、 (いや、違う)
(55) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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…カイド。
…… どこに、いるの。
[その低い声は、姉を喚ぶもの。 正確には、生きた影でなく。 『自分のなか』の、片割れの。 カイドの、人格を。
呼んでも、返事はない。 ゆらり。 沈黙したまま、立ち上がる。 猫が鏡を、求めるように。
そうして ベッドから降りようとした、その時。 戸が軋む音>>26がした。 ]
(56) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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…… 食べる。
[朝食を食べるか問われれば、 こくり。頷いた。
漂う、シチューのあまいにおいが 鼻腔を擽るから、 すん、と鼻を慣らしてから。 琥珀色の瞳を『狗』が見上げた。]
[窓を見る。] [外からは、 いつもと変わりない小鳥の囀りが聞こえ。 陰鬱さを払うような朝日が差し込めど。
どこか、夢のせいか。 それとも 別の、『なにか』か。]
[どこか、憂鬱な、まま。]
(57) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[ぼう。 と、
揺らぐ瞳の色を浮かべたまま、 近くのミニテーブルの上から、鏡を取り。
>>26教会へ行くつもり 、と言われれば 昨晩寄り着く気にならなかったあの場所に、 すこうし、心臓が跳ねるような気がした。]
そうか。 アタシは、あんなとこ 用が無いのも行きたくないからな。 なにかあるんなら、あとで教えろよ。 [働かないあたまを、無理矢理動かしながら、 いつもよりもはるかに調子の低い声で、 狗はさらりと風のように言い切った。 ]
(58) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[それから。 濡れ羽の睫毛が、上下にまたたく。 ローブがベッドの傍から離れてゆく前に、 もう一度、ふわり と、ベッドへ腰掛けて。
仄暗い闇が見つめ返す鏡を 覗きこみながら、
ぽつり。 ]
きのう。
夜の見回りのとき、 あそこにだけは、教会だけは。 寄りたくなかったから。 …… サボったんだけどな。
―――― なにもないと、いーけどねえ
(59) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[鏡を持つ、両手に力が籠る。
まるで、神を信じてもいないのように 懺悔のような、繕いのような。
どこか縋るような、 そんな言葉が零れるのは、
夜に感じた 『嫌な予感』を、避けるよう。逃げるよう。 途中で、帰ってきてしまったから。
――― 猫も、狗も。 『元は』同じ『アル』だから。 その本質は、そう変わることはない。*]
(60) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/13(Wed) 15時頃
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―回想・昨晩の酒場― [ジョスランから持ちかけられた相談ごとには 思い返す度緩く口の端が上がって。 小さく切り分けたミートパイをラディスラヴァに 差し出してミルクを温めていると一組の親子が 勝手口ではなく表から戻ってきて あれ、と驚いたように声を上げた。]
おかえりなさい。 …メアリーも一緒だったんだ。
[てっきり2階でもう休んでいると思っていたのだ。 言葉少ななメアリーの様子を叔父が伝える。 ひとつ、頷いてラディスラヴァにはもう少し 待ってもらってしまうことになったが鍋の中に ミルクと砂糖を足して2人分の量にした。]
(61) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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お待たせ。 ラーラは、本当に待たせてごめん。
[真っ白なマグ2つに同じ量ホットミルクを注ぐと ラディスラヴァとメアリーの前にそれぞれ置く。 ラディスラヴァが静かなのはいつものことで、 メアリーもいつものように喋るようなこともなくて、 少しだけ続く、静かな間。]
―――…、
[>>42全て飲みきらずに席を立ってしまうメアリーを 目で追うけれども一度もその目が合う事はなくて。 追って声を掛けることもできたけれども、 少し前にジョスランに言われたことを思うと おやすみ、と短く声を掛けることしかできなかった。]
(62) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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めーーーあーーーりーーー!!!
[宿屋の裏手、彼女の部屋が見える場所に立ち わたしはおなかのそこから声を出す。
汚れても気にしないって決めた緑色のワンピースに 茶色のバスケットの中には水筒とほかほかのデニッシュ つばのおおきな麦わら帽子は、片手で押さえて。
ふい、鼻を擽る新鮮な血の香りに 今日の晩はきっとごちそうなのかしら、と頬が緩む。
朝、ちりりと肌を灼く感覚に晴天の具合を計りながら わたしはいつも通りに、勝手口の前で彼女を待った。
いつもどおり いつもどおり。
家の前でいつも聞えるキビタキの囀りが しない以外。]
(63) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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[忙しく立ち回る時間も夜が更ける頃には 1人、2人と姿を消し家路へと着き、 酒場はやがて落ちついていく。 酔ってしまった様子のベネットと、 ラディスラヴァが帰る時には気をつけて、 と奥から声を掛けて見送って。
ルパートに声を掛けられたのは>>515 食器を洗おうかとしていたその時で。 ホットミルクを薦められると 目を丸くした後、曖昧に首を横に振る。]
(64) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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おはよう!!!
[ひとたび勝手口が開く音がすれば、診療所でのお返しだとでもいうように 居るはずの場所へ手を伸ばし むぎゅっと抱きしめようとするだろう。
彼女の違和は 「なにか」は たとえ視えたとしても 見えぬように 蓋をして。
わたしは追加の参加者のことは知らないけれど 昨夜宿屋で熱い「さくせんかいぎ」をしていた様子の "ゲスト" を迎えに行くのでしょうか。**]
(65) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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え。いいよ。 もう子供じゃないんだし…。
[薦めるのならミルクではなく酒ではないのか。 成人してからそれなりに歳も重ねているのに まだ子供扱いを受けているような気もして、 気恥ずかしいような気分にもなる。]
…いいよ、こっち飲むから。
[そう言って手に取ったのはメアリーの残した冷めたミルク。 もったいないと、躊躇いもなくその残りに口をつけた。]
(66) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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[投げかけられた言葉に、>>515ルパートを見る。 夜も更けてもう日も変わっている頃だろう。 そう考えると少し目を伏せて。]
あのさ、
[そう言って切り出したのは あの時言おうと思っていた事とは異なる話題。]
(67) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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─昨夜・宿屋─
[それは昨夜のお話です。
ぱたぱたと揺れる獣の尻尾は、床を叩き 時折ぐるぐると喉をならす姿に、私はくすりと微笑んでいました。>>27
それから、何事か。 『お兄さん』へと内緒話をしました。 これは、彼と私だけの秘密です。
なんて、獣の彼が声なき『声』を解るのならの話ですが**]
(68) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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オーレリアから伝言受け取ってるんだ。 ルパートに、謝っておいてほしいって。
…隣村の話、こわかったみたいでさ。 ルパートのことも少し、こわく見えたみたいで。
[オーレリアからの言伝を伝える。 ルパートはどんな表情でそれを聞いていただろう。]
……申し訳なさそうに、してたからさ。 …ん、それだけだよ。…それだけ。
[仕方のないことだ、と苦笑する。 でも。 やはり怖がられることに複雑な思いが浮かんで、 それをゆっくりと、深呼吸をして沈めて行くのだ。]
(69) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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[そう、叔父と2人で話している内に またぽつぽつと客の姿は酒場から消えて行って。 テーブルに残る姿は、赤毛の幼馴染ただ1人。>>21 >>31ルパートからの誘いには、 今度は明確に首を横に振った。]
…いや、いいよ。 俺、表の灯り消してくるから。 …ドナルドに相手してもらっておいて。
[幼馴染との接触を避けるように、やんわりと。 断りを入れてから勝手口を出て表へと向かう。
だから、 >>31ルパートの問いに答えることもなければ、 >>32その後の彼の呟きを聴くこともなかった。**]
(70) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/13(Wed) 15時頃
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[青い闇の中でゆらり、 スカートが蝶のように舞う。 ダンスのステップにも似てとても軽やかに。
豊かな黒髪は鈍く光を纏いて 微かな月星のライトがぼんやりとその人の輪郭を縁取った。
赤い可憐な頬も長いまつ毛も見えはしないが。 ひらり、ひらめいた白はきっと小さな掌だ。]
こっちこそ。 ──君と話せてよかった。
おやすみ。
[見えていないと知りながら、向けるは笑み。 ゆるり、乙女に背を向けて
夜道を行く。]
(71) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[──背に落とされた「また」に、立ち止まり]
ああ、また──。
[足音は、暗闇の向こうへ遠ざかる*]
(72) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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―― 回想/昨夜酒場で ――
[アルカイドとのひと時は和やかに過ぎる。 偶然とはいえ、こうして共に食事できるとは思わなかった。 村で、本屋で、稀にスティーブン医師のもとで、 言葉交わすことがあっても、彼に猫のような気配を感じていたから、 気まぐれに立ち寄る猫のペースに合わせて会話を楽しむが常。
勧めたミートパイをおいしいと頬張る彼>>1:511に 「だよね」と嬉しそうに頷いた。
オーレリアが作ったのだとルパートから聞いたから 彼女にも感想を伝えようと思うのだけど その機会が失われるとは、その時は思わずに。]
(73) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[子供の頃から外で遊ぶより本を読む事が多かった。 ドナルドやグレッグ、ラディスラヴァと外で駆け回る事はなく、 忙しい父母の代わり、弟妹の面倒をみていることが多かった。 仲良さげな三人の姿は時折みかけてはいたけれどそれだけで。 予想つかぬ展開とドナルド>>16が言えば、 不満そうにしていた男はクツと喉を鳴らして笑い]
そうだね。あの頃はキミが読書家とは僕も思わなかったよ。
[同意はやや軽やかに懐かしむように。 拗ねるなんて言葉を使ったがゆえの、 アルカイド>>1:512の反応に、う、と言葉に詰まる。]
大人になってそういう事言われるとは思わなかった。
[複雑な心境が滲むような呟きが落ちて。]
(74) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[アルカイドの蒼に一瞬過ぎるさびしげな色は 瞬く間に消えてしまったから 見間違いだったのかもしれないけど どこか覚えのあるようないろに思えて心に残る。
きょうだいの手本となるように。 代々続くこの家系を継ぐのは生まれた時から決まっていたこと。 許婚なんて相手も幼い頃から当たり前のようにいて、 残念ながらその娘ははやり病で随分前になくなったから 親には彼女が忘れられないのだと理由をつけての独り身で。 取り巻く環境が“いい子”であることを強いただけ。 やんちゃな彼>>17とその幼馴染が眩しくて 己に幼馴染と呼べるほど親しい相手がいないことを 寂しいとも感じたのは今はもう遠い記憶。]
(75) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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― 回想/昨夜・酒場 ―
へ。
[>>19『好い返事』と。
嘘か、本当かわからぬよな 茶化すように聞こえた響きに 狗は目を丸めて。
口を上向きに、歪める。 ]
あいにく、男で悪かったねえ。
[でも、まあ。
手を繋いだ狗は、 ゆるうり 首を回す。]
(76) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[ドナルドのまとめ>>18に「そうだねぇ」と笑み零すは 酔いがまわりよく考えずな返事だと飲み友達ならすぐに知れよう。
それからのドナルドとアルカイドの遣り取り>>19は ぼんやり眺め口挟むことはしなかった。
ドナルドが疑問に思う>>20こともその時は気付かぬまま。]
(77) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[蟒蛇とは程遠いのが一目で知れる本屋は からから笑う一人称の変わったアルカイドの声>>1:517に]
……ん、そうするよ。 アルカイドはお酒、強いんだね。
[飲んでも酔った風には見えぬから そんな言葉を向けてひとつ頷く。
散会前に席立つが見えれば、「またね」なんて声掛けて ひらひらと掲げた手をかるく揺らした。]
(78) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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『こーいうのが』お好みなら、 『ねえさん』が『ここ』に居たら、 きっと あんた、食いつきそうだなあ。
……あんたみたいな『気』を持ったやつは 近寄らせないけどな。
[『ここ』が、この場か。この村か。 無意識に曖昧に濁った指示語を示しながらも、 握った手に籠る力が、すこしばかり強まる。
華奢に見えても、狗は 人の姿でも剛力と謳われていたから。 きり、と 万力でも籠めるよに、
それから。 囁かれる、敵意よりも 甘い、あまあい。 菓子の薫りでもしそうな囁きに、目を細め。
呵。 わらった。 *]
(79) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[わたしの部屋。
一番に迎えてくれるのはわたしの大事なもの、宝物。 乳白色の宝石と ピンクのリボンと 真っ赤なルージュ ]
[ベッドサイドのテーブルには一冊の本。 それは読みかけの絵本。]
(80) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[案じる声>>30に顔をあげる。]
――…なんとか。
[大丈夫、と言い切れるほどではなかったらしい。 ルパートの淹れてくれたあたたかな茶が染み入り、 グレッグからの水差しは随分減って さすがにその頃には苦しさ覚える熱も紛れてきていた。
ドナルドはまだ帰る様子はないけれど 思いのほかゆっくりと過ごしてしまったと思う時間。
ルパートに「ごちそうさま」と代金を渡して ドナルドや顔なじみには「またね」なんて声を掛けて 家族の待つ我が家へと帰るためふらりと酒場を後にした。**]
(81) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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