266 冷たい校舎村7
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──回想・ヒミツ──
[ 最初はほんの出来心だった ]
(52) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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[ 手のひらに収まる小さな紙切れに ギリギリ読めるかどうかの字を並べた。
数学の公式、複雑な化学式、日本史の年表
太ももの下に隠した紙切れを抜き取って 軽く握った指の隙間から覗く。
積み重ねてきた土台があったのもあるけれど 今までの努力と比べものにならないくらい 簡単だった。 躓くポイントは自分で分かっていたから ]
(53) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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[ 努力してもカンニングしても 点数が同じなら評価は同じだ ]
(54) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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[ 味を占めた試験の最終日
見つかった相手が良かったのか悪かったのか
私は今でも分からない ]
(55) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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「君みたいな優等生が意外だな」
「こんなこと知られたら終わりだよね」 「特別に黙っててあげるよ」
「その代わり……────」
「言うこと、聞けるよね?」
(56) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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[ 制服は不味いから着替えてこいと 少しだけ大人びたワンピースを与えられて ふた回り以上歳の離れた学年主任と繁華街を歩く。 キモ親父。
進学校の子が歩く場所じゃないから油断してた。 そんな場所でバイトしてる子がいること、 私は知らなかった ]**
(57) 2019/06/08(Sat) 08時頃
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―回想:2万5千円のアパートにて―
[年上も案外悪くない。 そう思っていた時期もあった。
母性が擽られるってやつかな。 紫苑の方は何も望まないというのに、 彼女たちの多くは紫苑に手をかけてくれた。
同じベッドで目覚めた朝、 味噌汁とご飯が出来上がってたり、 勉強を教えてくれたり、 ある人はお小遣いを置いていくこともあった。]
(58) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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[これも一つの愛の形なんじゃないかな。 少なくとも、紫苑は彼女たちのことを 彼女だと思っていたし、愛していた。
けれど、やっぱり長続きはしない。 甘い残り香と、数枚の諭吉、 さよならを告げるメモ。 冷めた味噌汁だけの朝は虚しくて 紫苑は毛布の下で鼻を啜った。
遊んできたの、とイヤホンが嗤う。 続きを聴きたくなくて、紫苑は 乱暴に電源を切った。
人は、見かけによらない。]
(59) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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[耳は悪くない。 音は文字の羅列よりも紫苑の脳を掴んで ざわざわと心を掻き乱す。
たぷたぷ。たぷたぷ。 輪唱のような間抜けなお経の間を縫って、 すすり泣くような声>>0:923が聴こえる。 幼い子供が住んでるのだろうと思った。
可哀想に、と思った。 けれど、良いなぁ、とも思った。
泣けば、お菓子を買ってもらえる。 泣けば、相手が頭を下げてくれる。
涙は望みを叶えてくれる魔法だ。 ――女の子と、子供にとっての。]
(60) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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……泣かないでよ。
[もごもごと毛布の下、紫苑は呟く。 押し殺したような啜り泣きと しっかり者の同級生が 紫苑の頭の中で繋がることは無い。
だから、その呟きは慰めでなく、嫉妬だ。
既に自分が使えなくなった魔法を使える 見たこともない子供への、 つまらない嫉妬。**]
(61) 2019/06/08(Sat) 10時頃
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―回想:美術部の彼女―
[付き合っていた女バスの子と別れたのは、 その前の日だった。
今回は「連絡がしつこい」って理由で なるほど、加減が必要だったのだなと 紫苑はトーク画面を眺めて反省していた。
一時間に一回がダメなら、 三時間に一回が良いのだろうか。 それは少なすぎるのかな、さっぱり分からない。
正解の見えない問題に結論が出ることは無く 紫苑は名前を呼ばれて>>0:1026顔を上げた。
願ったり叶ったりというやつだった。]
(62) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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いいよぉ。大歓迎。
[紫苑は快く笑って頷く。 そうして、彼が話しかけてくるのは 珍しいなぁと思った。
蛭野京輔とは親しい訳でなく、 かと言って睨み合う訳でもない。
単純に、生きている世界が違う。]
(63) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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[紫苑にとって、美術は便覧を眺めて 「昔の人って裸描くの好きなの?」 と首を傾げるくらいの興味しか無かったし、 蛭野の方も、女の子に 特段興味がある訳でもなさそうだ。
(むしろ興味がないようにすら見える。 それはそれで大丈夫なのだろうか。 知ったこっちゃないけど。)]
(64) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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養くん、ちょっと。
[今にも気まずさで死にそうな鳩さんに もう一度手紙をお預けするのは気が引けたので 紫苑が呼んだのは、彼と同じ部活のクラスメイトだ。
養うと書いて、ヨウと読むらしい。 変わった名前だなぁと、 名前を呼ぶ度に紫苑は思う。]
(65) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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放課後、会いに行きますって 伝えて欲しいんだけど、良いよね? よろしく。
……なんて子だっけ、その子。
[最後は蛭野に向けての問いで、 そう言えば何も 彼女について聞いていなかったなと思う。
まぁ、なんら問題ない。 紫苑はへにゃりと笑う。
相手を知る。好意を抱く。 愛してるの呪文の前で その順番なんて些細なこと。*]
(66) 2019/06/08(Sat) 10時半頃
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[ 学校ですから。当たり前に、 チャイムが鳴ります。きんこんかんこん。
メールも届きました。 これは、当たり前のことでは無い。のだけど、
全員の携帯電話に届いたみたい。 仲間外れは居ないみたいだわ。良かった。
遺書。のように、並ぶ文字たちは クラスメイトの悪戯……なのかしら? だったら随分と手が込んでるでしょう。
廊下の方からも、異常の気配がある。 ]
(67) 2019/06/08(Sat) 11時頃
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[ 隣の席が、ガタン と動いて>>19 私もつい、顔を上げました。
見えた景色。可笑しな世界。こんなの、 現実的じゃない。現実なのに。
息、は一瞬止まってしまって 目は動揺から見開きました。 だって、在り得ないことが起きている。
明晰夢でも無い。確かに此処は現実だわ。 肌が、感覚が、匂いが、全てが教えてくれる。 ……こんなことが、起きてしまうなんて。 ]
(68) 2019/06/08(Sat) 11時頃
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[ 私はもう一度、画面へと視線を送ります。 きっとこの先に居る誰かさんが、 現象の仕掛け人なのでしょうから。
慈しむように私は、瞼を閉じる。 ひそかに、感謝をして。 ]
他に誰かいないか、探してくるね
[ 不思議な世界を探検です。えいえいおー。
躊躇うことはありません。 だって、起きてしまったことですし。 まずは屋上に行ってみようかしら。
なんて思いながら、教室を出る。 ]*
(69) 2019/06/08(Sat) 11時頃
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――現在―― [超常現象? それとも何かのいたずら?
誰かが扉>>19を開ければ、 幻なんかじゃなく、 あの日の文化祭の景色が扉の向こうに見えた。
心を躍らせるような 拙くて、創意工夫がこらされていて、 一生懸命で、カラフルで そういう装飾たちが、あの日とそのままの姿で そこ、にあるものだから、]
(70) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[たとえば窓の外を見た宇井野の反応が 何かに怯えているようだった、だとか
教室を早足で飛び出した柊の様子が ちょっとおかしく見えた、だとか
立ち止まった灰谷の様子が 「いいなあ」>>0:793って言ってみせた時みたいに なんだか妙に見えた、だとか
そういうのも、見えていたのだけれど 意識が自然と外に向かう。
俺は自分の席から歩き出して、 屋上と、職員室とを迷ってから 後をついていくように、 文化祭の色が濃い中を蛭野の背中をふらりと追う。 迷子になりそうだから? 多分、そんな理由。
そんなに急がなくても、追いつけたはず。]
(71) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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本当に文化祭みたいだな。 売店とかもそのままで。
[部室の展示とかも、そのままかなあ、と なんとなく思いを馳せながら 蛭野の背中に声をかける。>>22
高本が見たら「のんきだ」って 思われそうなくらいのトーンで]*
(72) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[昇降口を見に行く気にならなかった理由を自覚しない。*]
(73) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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―― 回想:恋愛談義 ――
なに? 俺はいい奴だよ?知らなかった?
[俺はふてぶてしく笑って、 高本の頭をいーこいーこ、って撫でていた。 男子高校生の戯れみたいなもの。>>37
黙り込んでしまった高本から視線をはずして ごめんなさい、って教師に慣れた謝罪を投げかけて
手元のノートにクロスハッチング。 押し黙った高本の横顔を小さく書いて>>38
いい奴でもなんでもなくて 見てるのがヤなだけだよ、なんて そんな言葉は、飲み込んだまんま*]
(74) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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―― 回想:実験台 ――
[いつもどおり、がありがたかった。>>40>>41 うどん屋にキョースケの化粧をしながら入る俺。 を想像して、ギャグかな。とちょっと思ったけど。
ゾンビだぞ、とふざけて高本が俺の肩に手を置いてくるので ぎゃー、と俺は軽々しく悲鳴をあげる。]
いやーっ、こわーい! 食べられちゃうわ!
[とかいいながらそそくさと距離を置いて、 逃げるそぶりをしてみせて 少しの間、高本とじゃれていただろう。]
(75) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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[高本も七月も、素は可愛いのにね。 偏差値が高いと素直に生きられないのかな。
って、皆と違う「いつもどおり」を受け取りがちな俺は そんなことを、たまに思う*]
(76) 2019/06/08(Sat) 12時半頃
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文化祭は楽しかった。
(77) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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──現在:廊下──
[ 教室に集まった数少ないクラスメートたち。 戸惑いや不安がざわめきに乗って、 僕の耳や脳の中を素通りしていった。
気味が悪い。>>50 ……そうかな。 礼儀正しい挨拶だったと思う。
教室の外に出たら、すごく賑やかだ。 人の気配はしないのに、空気が。 色が、においが、音が、とても賑やかで、
……確かに、僕はそういう場所で、 みんなとはぐれて迷子になるのが得意だけど、]
(78) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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……拓海くん。 全部まるっと、文化祭みたいだね。
[ ふふふと僕は笑った。
歩いてっても、お祭りの終わりは見えなくて、 それが、なんていうか……校舎丸ごと文化祭だなあ。 それだけのことだけど、なんだかおもしろくて。
……それだけのこと、というか。 とんでもないこと。なんだろうけれども。
職員室を見に行くとか、ほかの人を探すとか、 速やかに下校しようとかいう、 意味のある考えは、僕にはなかった。]
(79) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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僕らの展示も、残ってるのかな。
[ ふと浮かんだのはそんな言葉だった。
多くの高校生にとってきっとそうであるように、 僕にとって文化祭とは、自分のクラスと部活。 この二つでほとんど完結しているものだったし。
美術室は階下にある。
だから、僕の足は階段のほうへと向かって、 急ぎ足にはならないまま、下ろうとして、 ふと、立ち止まった。養拓海を振り返る。]
(80) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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……ここの階段、こんなだっけ。
[ 3階建ての校舎。屋上へ続く階段。 ……のはずだけれど、どうしてかな。
違和感に一瞬、立ち止まって、 首をかしげて少し考える。
上るべきか下るべきか。 それが問題であったわけだけど、]
──どうする?
[ と、迷子がちな僕は、判断を委ねた。*]
(81) 2019/06/08(Sat) 13時頃
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