158 Anotherday for "wolves"
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― 診療所 玄関口にて
?
[大した用事じゃないんだけど、という彼と 外で待つといいつつ渋々隅にしゃがむ少女。 >>547>>544
かすかに鼻先に掠めたにおい。 宿屋でのやりとりが思い起こされた。 ちら、とメアリーを訝しげに見て]
……メアリー。マーゴットが心配していたよ。 様子が変だと。
(567) 2015/05/15(Fri) 00時半頃
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[グレッグの方へと向き直る。 少女の前で詳しい事を言うべきか、と考えて]
皆、教会での事を聞いたようでね。 事情を説明していたところだ。
[静かに そう説明した。
――”昨晩、君達はどこに?”
その一言を切り出すのを、迷いながら。*]
(568) 2015/05/15(Fri) 00時半頃
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[ジョスランの言葉が耳に入る。
こんな緊急事態に、だとか そんな私怨を持った奴など――と思って 自分はその「私怨」で吊るされる方なのではと気づく。
(――……まあ それならそれで。)
別にいいか、と思う。 ジョスランがそんな事を言いながら アルカイドに視線をやった事には気づかないが。*]
(599) 2015/05/15(Fri) 01時半頃
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― 診療所玄関口
[またこの若者に気を使われた気がする。>>577]
……僕が帰ってきた時にゃ、 ぞろっと四人揃ってて ……だね? ああ――、でも。そうだね。 もう少し広い場所の方が。
[奥の四人を振り返った。 宿屋に行くことには、まだ躊躇いはあるものの 一度足を踏み入れてしまえば抵抗は大きくない。 ――が、ルパートの名を聞いた時に、 村医者の顔は一瞬、く、と深刻なものになった。]
……そうかい。
[>>579だったら、先ほど鼻を掠めた血の匂いは 教会のものかもしれない――と、思いなおして]
(600) 2015/05/15(Fri) 01時半頃
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だったら、後で僕が片付けに行こう。 死体も慣れているから。
[そう申し出た。 メアリーとはあまり顔を合わせないからわからないが 昨日、集会場でやんやと騒いでいた姿と比べると 今は少ししおらしく見えてしまった。 グレッグの頼みに、黙って頷く。]
ベッド、好きに使っていい。 ……ああ、ラディは目を醒ましたよ。
(601) 2015/05/15(Fri) 01時半頃
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[宿屋のベッドを借りた事を思い出して、 ついでにそんな言葉を添える――と。
拒絶。>>588 それから、こちらに視線を向けず、続いた言葉に つきり、と心が痛む。
彼女の母親を救えなかった事を「殺した」というなら それは事実。 村医者は少し黙り]
教会に、片付けに行ってくる。
――……グレッグ。 君の用事は?
[さっき何か言っていただろう、と尋ねた。 薬の所在を聞かれたならば、 昨日もって帰ったんじゃないかと返しただろうが。*]
(602) 2015/05/15(Fri) 01時半頃
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[>>603吐き捨てられた言葉。 明瞭に突きつけられた怨みに目を見開いて]
だろうね。
[一瞬、穏やかに笑った。
その姿が、此方を向いたグレッグ>>617に どう映ったのかはわからない。
ただ、随分と 場には不釣合いな笑みだっただろう。 不気味なほどに。]
(621) 2015/05/15(Fri) 01時半頃
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>>623 いいんだ。仕方ないだろう。……色々と。
[首を振る。 グレッグもまた、 現状に怯えているように見えた。
続いた言葉には頷いた。 ドナルドからの呼びかけはいつのことだったのか。 聞こえたときに軽く手を振り「大丈夫さ」などと。 >>632]
わかった。 ――とはいえ、今のところ何かが決まりそうでもないが。
[そう云って、奥の四人に 「何か大事な話があれば グレッグが伝達してくれる」と、伝えただろう。
去る背を見送る。――空を仰ぐ。*]
(637) 2015/05/15(Fri) 02時頃
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[ジョスランとベネットが帰る様子を見れば 二人にそれぞれ、小さく会釈をしただろう。]
アルの茶なんて、まずかっただろうに。
[そんな言葉を投げたかもしれず。
「投票」の話は、村に伝わるだろうか。 アルとドナルドがどうしたかはわからないが 村医者は診療所に居た人に「教会を片付けてくる」と そう云って、再び住居を出ただろう。
誰かがついてくるようなら、 精神に障るからと、そっと固辞して*]
(645) 2015/05/15(Fri) 02時半頃
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― 教会にて ―
[血の匂いが充満する教会内部。 ヴェスパタインと、オーレリアの遺体を それぞれ布袋に収めては、その度に手を合わせる。
床に染み付いた血液は――どうしたらいいのだろう。 血の匂いに酔ってしまいそうだ。
天井を仰げば、ステンドグラスが 近づく夜に色を沈ませ、そこにある。
掲げられた十字架。――磔刑の像。 ]
(653) 2015/05/15(Fri) 02時半頃
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( ああ、 ああ、 …… )
[ 気がつけば手を組んでいた。 ]
(654) 2015/05/15(Fri) 02時半頃
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神よ。
天にまします我らが主よ。
[八年前のあの日、彼女を救えなかった事を。
一族同士で疑いあう事を。
そんな罪を唆した事を。 ]
どうか――
(655) 2015/05/15(Fri) 02時半頃
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[ そうして、静かに祈りを捧げていた。 教会に誰が訪ねたとしてもきっと、 すぐには気づかなかっただろう。 **]
(656) 2015/05/15(Fri) 02時半頃
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