219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[ 公園から持参した鉄パイプを肩にかけながら、考える。
――『死にたくない』『生きたい』
繰り返されるこのゲームの中で、 幾度となく同じ言葉を聞いてきた。 何度も何度も、繰り返し。耳にこびりつくくらいには。
そしてその言葉を口にした連中の殆どが、 その願いを叶えることなく死んでいったのも見てきた。
命の重みは、決して平等なんかじゃない。
それでも「死にたくない」奴らが死んでいって、 生きていくのを恐れるような奴が生きているというのは ――…ああ、やっぱり理不尽だよなァ。 訳がわかんねぇよ、ほんと。 ]
(@175) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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─ 4th day/ジョードデンキ前 ─
[ さて、次はどこへ行こうかと。 特に行く宛もなく中央エリアから東方面へと 歩みを進めていけば――、
――鮫が、跳ねるのが見えた。>>@165>>427 ]
(@176) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[>>@164 四人の姿をカメラに収めた後。 直ぐにリョウにカメラを返すつもりだったけど、 「君も写りなよ」と三ヶ峯にカメラを奪われた。
写真を取られるのは嫌いじゃなかった。
だから、お礼を言って 三ヶ峯が向けるカメラに収まった ]
(443) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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勿体ないけど、仕方が無いわよねえ …… 。
[ 着替えるというリョウに荷物を返して、 残念そうにその姿を見納める。 流石にこの格好じゃ動き回るのに不便だもの。
だから、駅のトイレに向かう時、 周りを警戒しながら歩いていたけれど、
“ソレ”に気付いたのは、リョウよりも後だった ]
(444) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[プリンセスみたいで綺麗、とだけ それ以上を褒めるのは、シーシャが適任だろう 何となく、そう思ったから]
写真? いいよー
[変な姿でなければ、別段気にならず まるで記念写真みたいだなあと思いつつ 誰が撮るかのやり取りが多少かかったけど
最終的には三ヶ峯がカメラを手にして 撮影は進んだようだった]
(445) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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……ッ、リョウ!?
[ 後ろの気配が揺れたのに気付いて、振り向く。 そこには、リョウに牙を剥ける鮫のノイズ。
―――― 何処から現れたの!?
そんな影は何処にも無かったのに。 咄嗟に攻撃を仕掛けようとしたけれど、 地に散った、赤に息を呑む ]
(446) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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止まりなさい!
[ ギッ、と鮫を睨んで生み出した水球は、 急な事もあり鮫を覆う程の大きさは無いけど、 それでも銅を呑み込んで、圧を掛けて動きを止める。
そしてその頭から、傘が勢いよく生えた。>>430
鮫の身体は痙攣した後、 宙に黒い霧となって掻き消えた ]
(447) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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リョウ、大丈夫!? 服の事なんかいいのよ……!
[ 白に包まれた足を伝う赤に顔が強張る。 手当しましょうと、クリニックで買った 治療道具を取り出そうと ]*
(448) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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――よお、お嬢さん! なぁ、俺と遊んでくれねぇか?
[ 赤黒く染まった鉄パイプを手にしていなければ 完全に軟派の体である。 が、そんなことを気にするようなタチでもない。
鉄パイプを持った手とは反対側の親指を くい、と下に向ければ 彼女の手にした“お姫様”のアンブレラが 鉄の塊のように急に重みを増しただろう。
彼女は怯んだだろうか? それとも咄嗟に何かしらの行動をとったか? なんにせよ、力を行使するのと同時、 タンッと地面を蹴り上げて、彼女との距離を詰める。 ]*
(@177) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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── →よみのクリニック ──
[『それ最早土竜でないんでは…?』などと云う此方は、未だ辛うじて。 それが雑音の類いである事を、意識の隅に引っかからせちゃあいる。 それにしてもすっぽ抜けているようなのは同じくだが。
(誇張でも、何でもなく、 そんな事を云われたなら。>>405
…遁術の類いなぞを思ったかもしれない。)
話だけでは今一つ掴めないその様相ってのを知ったら。 青年は先生の如く笑うではなく、寧ろ呆気に取られただろうが、
─── そんな調子の話はそこまでの事。]
(449) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[>>@169>>@170どうツッコミを入れるべきか悩んでいるうちに、 どんどん酷い方向へ飛んで行くトークである。]
『全員残さず食べるんですからね』 『分かってますよね』 『食べ物で遊んじゃいけません☆』 『お団子だけならたべます』
[もう半ば諦めつつ、実際に食べることになった際は、 食べるフリして隠すマジックを使おう、と堅く誓うのであった。 マジック技術の無駄遣い、いいや有効活用である。]
(450) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[夢幻くらい、先生の気の済むのなら。 そんな事を思ったが、扨、それが何遍己を殺しての事かは考えないようにしていたものだから、何方を選んでも抉られる心地は、明かしたいのか明かしたくないのかも分からないまま。
流石に必要だろうとも思い、 これ以上欺けないとも思い、 自身をそこに捉えてほしいとも思う心は、何れが正しいのかも分からないで、会うまでの道を重い気持ちで踏み行った。]
、 ……やあ、
[何処かぎこちないのは、結末など知らずとも、それとなく覚悟のある故に。 ひらり、揺れた藤色に、いつも通りを意識しては手を挙げた。>>408 既に、その呼び方の違う事だとかは、一旦隅に退けておく事にして、だ。]
(451) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[もし、三ヶ峯が先に『もらう』といったなら 速攻でそれを拒否しただろうが
「自分の傷や痛み」は「自分のもの」であり 今では、自分が「感じられる」数少ない感覚
それすらも「失くなって」しまったら 「自分」が「失くなって」しまう気がするから
痛みや傷こそ、自分が自分である証 そう思うが故に──きっと渡さなかっただろう
が、知らぬ間に『もらわれた』のなら、 抗う術など──もちろんないから、奪われる*]
(452) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[ リョウの学生鞄に手を掛けようとして、 飛んでくる声に、止まる。>>@177
黒い翼を負う、死神。 その手にあるのは、赤黒い鉄パイプ。
―――― マズい。 この死神をリョウに近づけてはいけない ]
(453) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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悪いけど、他を当たって頂戴!
[ 詰められる距離を止めるように、 生み出した水球三つを死神の元へ飛ばす。
狙う先は、脚。 当たるようならば、その脚に急激に圧を掛け、 動きを止めようと ]*
(454) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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……ん、いや だって、 私はなんともないし… [ なんともない、訳ではないけれど。 でも感覚としてはほとんど何もないに近いのだ。
だら、だら。 "痛そう"な傷がシーシャの前に晒される。 むしろシーシャの方が痛そうな風で、 こういうところは、…どうあっても、 盗られたんだな と感じるところ。 学生鞄に突っ込んだ治療道具を見て>>448、 私は ふと。 ]
(455) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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── シーシャ、お願いがある、んだけど。 その中の、シュシュは。 無くさないで。
[ たとえ私が死んでも。 ── なんて、真面目な顔で ぽつん。 ]
(456) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[ …多分、シーシャの反応は聞けていない。 更に言うなら、治療だって出来なかった。
だって、返事を聞く前に、 突然の乱入者が現れたものだから>>@177、
声が飛んでくると同時、 "お嬢様"とやらは似つかわしくない視線を向けて、 鎖の巻き付いたアンブレラを握る。 ]
(457) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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……鉄パイプのナンパってセンス悪。 もうちょっと勉強してきたら。
[ ずん、と 重くなったアンブレラ。 それに驚いたのも一瞬だけだ。上等。 スカートを閃かせ、赤色を散らし。 アンブレラの石突きでアスファルトを削りながら、 距離を詰める男へと駆けた。
会話する余裕なんて無いこと、 乱入の事実より、赤黒く染まった鉄パイプが、 よぅく 物語っている。 ]
(458) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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[ そのまま ──、鎖の支えも借りつつ、だったが。 裂けた右脚を ダン、と踏み出し。 ( 赤はなおも止まらない ) さながらフェンシングの如く 駆けた勢いを付け、 右手で持ったアンブレラで男の腹を突こうと* ]
(459) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
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―ジョードデンキ―
[何度か、『跳んで』たどり着いた先。 ミッションを出した死神であろう彼の元には、既に先客が居た。 白ロリファッション(?)の女の子が目にはいって]
お姫様だ
[と、ぽつり。アンブレラに隠れ、 はにかんだような表情もまた とてもかわいらしかったのだけれど あのポニーテールの女の子だと気づけば、 驚きをかくすことはできないだろう。
肝心のミッションは高評価だったらしい。 拍手と、バッジを 似合っていると言われたなら、 ナオの戸惑いも無くなる…だろうか?]
『ほら、大丈夫だったじゃないか』
(460) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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[そうして。 詫びさせてほしい、などと云いながら、突き付ける事となった現実に。 大きく瞬いては目を逸らす先生を見遣りながら、そ、青年も目線を伏せた。>>409
分かっているつもりではあった。 先生が記憶を忘れて尚共に居てくれたのは、己を父だと思ったからこそ。 今では、如何となるのかも分からない、と。]
………、 …………………
[暫しの、無音を落としながら、黒髪を掻き上げる仕草に、ふいと目線は其方へ流れる。 それから先生の目線が上がるまでは、割合直ぐ、に感じられた。
(咎めるも、詰るもなく。 だが、それでも明確に赦すでもなく。)
その言葉を聞いていた。]
(461) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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[ファッションチェックと撮影が終了し プリンセスは、シーシャと着替えに行ってしまい 手持ち無沙汰になった頃]
あ、そうだ…羊、どうなったのかな?
[と、リツに訊いたらどこまで話が聞けただろう 掌には、全滅までのカウントダウンが残っていた]
じゃあ、俺たちもそろそろ取り掛かる?
[行きがかり上とはいえ、少し道草が過ぎた どこへ行こうかという話をした後
三ヶ峯にまたね、と手を振ると リツのいう通りに>>436手を繋いで別れを告げた*]
(462) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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―よみのクリニック周辺―
あ…駅前外れた。 もう、この辺り診療所の近くだ。
[地面に這うように続く微かな跡を追って。>>#7 駅から歩いていく。
どういう構造になっているのかはわからないが 時に濃く…時に薄く。 不自然な跡は延々と続いていた。]
(463) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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[写真を撮る流れになれば、4人で。
以前撮られた時の様なひきつった笑顔ではなく、
にこやかな顔で写る事ができただろう。]
(464) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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……これは…診療所の方へ続いているのかなぁ…
[背が低い分、自分の方が跡を視認しやすい。 集人の前に立ち、声を潜めて呟きながら、とことこ歩いていく。]
…あ、和風さん…亀吉 榴斗さんがいる。>>461 それなら、あの近くに居る和風2号さん>>418が 相方さんなのかな…
[よみのクリニックの近くで、羊像の前で別れた和風お兄さん発見。 声をかけようかなとか息を吸い、むむむっと口を噤んだ。]
(465) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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『なあ、ニッキー。 黒い靄、見なかったか? 俺は見失った。他のみんながやってくれるかな。
ちょっと怪我して痛い。 普通に動けるくらいだけどな。 でも、青バッジ3つゲットした。 後で会えたらお前にもやるな』
[それは、至って普通の、報告]*
(466) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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なんだろう…この…… 見てはいけないもの…具体的には、
逢引現場的な何か
を覗き見している感覚は。
[気のせいです。妄想です。 そう済ませられるような軽微な感覚ではあるが。 双方が、それぞれ美形領域の登場人物だったこと。 和風男子というコスチューム。 何より、謎の深刻そうな雰囲気。
お友達のトウカちゃん(PN座敷音流ちゃん 趣味はお盆と大晦日直前の東京旅行)辺りが、 目をきらきらと輝かせそうなシチュエーションだなと。]
(467) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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え?声をかけないのか? えっとね…
なんか、馬に蹴られそうっていうか …ワレワレハ壁デス。 オ気ニナサラズ…みたいな。
[謎の理由を述べながら、熊さんの手を握り、 そーっとでこぼこ跡を辿る。
勿論、壁ではないのでこちらの方角を見れば普通に見えるし、 地面を睨みながら歩く怪しい二人組みだったかもしれない。*]
(468) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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知らない、訳では当然ないのですが。 知っている、とまでは云いかねます。
……で、ですが、その、 先生は私より、当分、 ────
[「歳上でいらっしゃるので」と言いかけた言葉ごと息を飲んで。 代わりに、違う人間だと思えばいい、とまで付け足された事に、又も一瞬目線を伏せた。>>411]
では、御言葉に甘えさせていただいて。 …… “竜<りゅう>”と、呼ばせていただきます。
[それは、下の名前の始めの文字を、そのままに読んだもの。 “藤宮さん”でも良いのだが、それでは、何とはなく周りと同じような気のしてしまったものだから。 それが、どう思われるかなどは、口にされなければ青年の存ぜぬところ。]
(469) 2017/06/18(Sun) 23時頃
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