97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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― 道化師《アルレッキーノ》の記憶 ―
[在りし日の木陰 《作曲者》はそこに佇んでいた
木漏れ日は美しく それを透かした葉も美しかった
戦ぐ風は甘く優しく 舞う蝶も、囀る鳥も酔い痴れるほど
けれども、安らぎは停滞であり それは、時が止まっているのと同義だった
そして、何より――]
(27) 2013/10/02(Wed) 14時頃
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やあ、君か…難儀してるようだね
[訪なう《指揮者》に視線を移す 先ほどまでと違う、ふわりとしたほほ笑みで
かけた言葉通りに《指揮者》は窮地に陥っていた 《作曲者》は、それを《知って》いた 何しろ《総譜》から《見えている》のだから]
そうだ、君にこれを渡してなかった やっぱり、《指揮者》だもの…《指揮棒》は要る
[《作曲者》は枝を一本手折り、《指揮者》へ手渡した]
これは君が《調律》するためのものであり 君が《調律師》でもある証だ…使うといい…
[その木の名前は《ユグドラシル》ともいう]
(28) 2013/10/02(Wed) 14時半頃
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― 1900年初頭 倫敦・大聖堂 ―
[アルトが部屋を出て行くのを見届けて ほうっとため息をひとつ落とした]
…神父様も、まったく無茶をなさる
[眠る顔を眺める あれだけのことをしたのだから 消耗するのも当然だろう
自分が出来るのは《見える》こと それから、それをほんの少し手助けすること]
コンデンス、おいで…
[声をかければ白い鼠はちゃっかりと その枕元で丸まり、寝始める]
(29) 2013/10/02(Wed) 14時半頃
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[その寝顔は無防備で改めて見ると 記憶よりも、ずっと若く幼く見える
こちらが思っているよりも その身体の年齢は若いのかも知れない]
…時が来ればひとは変わる
[それは仕方のないことだし それでいいと思っているのだが 忘れられていくのは、やっぱり悲しかった]
(30) 2013/10/02(Wed) 15時頃
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[寝台のそばに椅子を置き 荷物の中から取り出したスコアを読み始め]
…因果というか
[デイバッグの中には声楽、ピアノの楽譜の他 アナリーゼ《楽曲分析》や指揮法の教材として それらも幾らか紛れていた]
これを教材とか、ひどい
[今の状況が状況だけに、笑うしかない どこかシニカルな笑みを浮かべて それをしまった]
(31) 2013/10/02(Wed) 15時頃
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そういえば、さっきの意趣返し…まだでしたね
[神父の顔を見て、ニヤリと笑う >>2:112お姫様抱っこをされた時のことを思い出した
額から髪を梳くように優しくなでる 幼子をなでるかのように愛おしげに優しく
そして、耳元で吐息混じりに囁いた]
(32) 2013/10/02(Wed) 16時頃
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" "
[声《ヴォイス》に込めた想いは《祈り》]
…よし、成功、成功
[何かを成し遂げたような気がして 気が抜けたのか、猛烈な眠気に襲われて 突っ伏すようにそのまま眠りに就いた]
[*スコアの題名は《"Die Unvollendete"》*]
(33) 2013/10/02(Wed) 16時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 19時頃
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『ねえ、駒鳥さん。道の囀る駒鳥さん。 私ね、正直者だと思うかしら?それともお馬鹿さん?』
[遠い昔の最初の『アルト』。夜の色した天使は訊いた]
(34) 2013/10/02(Wed) 20時頃
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『気持ちに従えと貴方はいう。 だけど少し恐いと私は思う』
[駒鳥は笑う、少女は軽く祈って見せる]
『種は冬を耐え切れるかしら? 春に蕾は生きているかしら?』
[握り締めた両手は胸の前。種を駒鳥に突かれない様に]
『恋は打算じゃないと謳われる。 けれど皆は花占いが大好きなのよね』
[最期に肩を竦めて、芝居がかったセリフをやめた]
(35) 2013/10/02(Wed) 20時頃
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『あの人は、視線を動かすのが上手なの。 最重要なポイントは、きっと瞳の奪い方ね』
[そして、冬の土に種は植えるの?笑いながら駒鳥を向いて]
『だけどもちろん、この気持ちに歯止めは不要。 打算的で正直な恋の詩が、今の私のお気に入り。 天使の執念は、凄まじいなんて噂もあるの』
(36) 2013/10/02(Wed) 20時頃
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『私と云う魂の旋律が残り続ける限り。 きっと……ね? 駒鳥さん』
[最期に、囁きと嗾けの駒鳥と、笑顔で謳いながら。 遥か昔、天使と呼ばれた『アルト』の少女は、坂道を駆け落ちた。 まるで譜面の様に、そう記されたのを読んだ*]
(37) 2013/10/02(Wed) 20時頃
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[閉ざされる森。 共に消え去る、音色は……――]
―――……ぁ 、
[彼が内包していた《己》の記憶。 それらも同時に、消えて]
[また、世界に溶けて行く]
(38) 2013/10/02(Wed) 20時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 20時半頃
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― 大聖堂 祭壇 ―
[体力の休息、微かな楽曲の休符パート。 客室か、何処かで同じく休息を迎えた後、少年は礼拝堂に訪れた。
服は、元々少年が纏っていた黒衣。 借後、青年から借りた寝巻きは、少し不恰好な畳で丁寧に部屋へ戻された。
まだ誰の姿も視えない。元いる教会の《大衆》も目覚める気配が無い。 鳴り響く鐘の音は高く、静かなゴートリンゲンの歌も空に流れる]
(39) 2013/10/02(Wed) 20時半頃
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[礼拝堂、祭壇に聳えるパイプオルガンの長椅子に腰を掛けて。 本来向くべき鍵盤の方には背を向け、茨に覆われた天井を見上げだした]
教会の、聖歌賛美歌、かぁ。
正直、硬い格式の礼讃詩が多いから、少し苦手だけど。 あの似非神父、神父らしく古典謳ってたけ。
[うん、胡散臭い、と僅かな期間でテンプレートと化した結論をひとりで勝手に愉しみながら。 すぅ、と呼吸の音が微弱に反響する音色に、聴き入る]
(40) 2013/10/02(Wed) 20時半頃
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Schlafe, mein Liebster, geniebe der Ruh, Wache nach diesem vor aller Gedeihen Labe die Brust, Empfinde die Lust, Wo wir unser Herz erfreuen
――眠り憩うが良い、愛しき御子よ ――やがてそなたは覚醒め、そして天の栄光を享受せよ ――其の心、清々しいまでに、やがてそなたは覚醒めよう ――それこそ至福、我らは歓喜に打ち震えた
[祭壇の天井包むアルトは、珍しくも現代の言葉。 神に捧げしオラトリオ、静かに震わす、聖讃詩の旋律。 聖堂の為に作られたと思われる様な、聖典の楽曲を、その音律を追いかけなぞる様に。
謳うテンポは、微睡む様なラルゴ調に変えて*]
(41) 2013/10/02(Wed) 20時半頃
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― 記憶の破片 ―
[それでも解き放たれた《音》達に、 じわり、じわりと何かが形を成して行く]
[ﺳﻮﻳﻮﺭﺍﻧﻮ]
[皆は私をそう呼んだ。 籠の中、不自由なく暮らす私の記憶]
[それは確かに私の名称だったけれど、 私の名前ではなかった。 滅多に呼ばれることの無い私の名前。 今ではもう呼ぶ者も居なくなった私の名前]
(42) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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[ ―――― ]
[鼓膜を擽る心地よいﺗﻴﻨﻮ ﺭﻭ]
[彼の持っていた記憶が。音が]
ああ、そうか……
私は……
――――。
[りぃん]
[白金を涼やかに奏でながら、あてどなくとも歩み出そうと]
(43) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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[六羽の天使は姿を取り戻し、 少しずつ記憶も取り戻して行く。 魂無きその器は、未だ空虚ではあるけれど]
私は、そう。私には目的があったはず。
嗚呼……駄目だ。まだ足りない。
[何かに浮かされるように呟いて。 その口調は、先程までのそれとは明らかに違っていた。 いやきっとおそらくは、こちらが正しいのだろう]
私は、何をすべきだったのか……――
[もっと《私》を手に入れなければいけない。 世界に溶けてしまった自分を手に入れなければいけない。 世界を手に入れなければいけない……*]
(44) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 21時半頃
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──死にゆく森で滅びを謳え──
(45) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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["イディオ"と名づけたチェレスタの手を取り、 災厄となった駒鳥は鍵盤を叩く。
一音一音、違和感を込めて。 調子も拍子も自由に。
小柄で幼い奏者と楽人《シンフォニア》。 成熟しきらない手足から紡ぐ音色が、森そのものへ死を振りまいていく。]
" さあ、君も。 "
[ほんの少し前、名を呼ばれて様子を変えたことなど、無かったことのように鳥は微笑む。 >>2:375逃げ遅れた天使にも、死《音楽》は平等に響き渡るべきだ。]
(46) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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『 羨ましい 』『 羨ましい 』
『 繋がり持つ者は羨ましい 』
[切望が嫉妬を奏でれば、鎖の絡みついた少年へ、 怒涛の音流が抱擁せんと流れ込み────]
(47) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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[ ------・・・・ ]
[割って入った音が、あった。]
(48) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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[音色は響き、何処へも満ちる。 けれどしかし、されども。
同じ場所へ別の音が舞うには、少なくとも混ざり合う必要がある。
『テノール』が其処を吹き抜けて、 『アルト』へ届く音に混ざりこむ。
少年へ届いた滅びは、もはや別の音色と化していた。]
(49) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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"ああ"
"イーシュ、 馬鹿なことをしたね。"
[嘆きの言葉は、言葉というよりは"歌詞"。 芝居がかった仕草で駒鳥が首を振ると、動作さえもが旋律に乗る。
正面から切望を受けた比翼の片割れの命は、 一筋の風でさえ散りそうなほどに、ぼろぼろに千切られていた。
傷ひとつ無い身体が、音もなく倒れ伏す。]
(50) 2013/10/02(Wed) 21時半頃
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"『アルト』 …… 逃げた、か。"
[視線を上げれば、其処に居たはずの天使は既になく。]
『 羨ましい 』『 羨ましい 』
『 命持つ者は羨ましい 』
『 妬ましい 』『 妬ましい 』
『 逃げ延びた者が妬ましい 』
[幾多の欲望たちが求めるは際限などなく。
羨み妬みを糧にして、音歌声(おと)はいや増して大きく、広く。]
(51) 2013/10/02(Wed) 22時頃
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……聞かなければよかった
[見慣れた眼鏡姿。和服、あの頃と同じ。 「また、ジャポニズム、ですか?」ともたずねつ。
確かに楽曲は難局を迎えているが、 まだ、余裕はあり…… なのに、彼がそうというのは 途方もない譜面が待っている、 からに他ならない。]
これはまた……大層な《指揮棒》だ……
[手渡された一枝、若葉が一枚、ついたもの。 それを、受け取る《指揮者》の顔は 言葉とは裏腹に楽しげで。 難解な局面は同時に遣り甲斐も連れてくる。 それをわかっているから笑う。 《調律師》と、いう言葉を聞きながら……]
(52) 2013/10/02(Wed) 22時頃
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『 羨ましい 』『 羨ましい 』
『 命持つ者は羨ましい 』
『 妬ましい 』『 妬ましい 』
『 逃げ延びた者が妬ましい 』
[増幅器《アンプ》は歌声を奏者の意のまま反響させ増幅する。 歌う。歌詞を紡ぐそれが"楽器"としての自身の幸せであるとばかり、恍惚にうっとりと目を細めながら。]
(53) 2013/10/02(Wed) 22時頃
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"カレン、また、後でね。"
"今は、まだやることがあるから。"
"まだ、うるさいものが沢山残っているから。"
[眠る7へそう言って、倒れた比翼が一人のところへ近づいた。 仰向けの身体、その額へ、喉へ、順に翼が触れていく。]
"導いて。" "導いて。"
"命が持つ最深の業に焼かれた鳥よ。
"愛の犠牲になった罪人よ。"
[閉じてゆく森から、道を求むる。]
(54) 2013/10/02(Wed) 22時頃
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"愛しい思いは何処へ向かうの?"
["ロバート好み"の、実に皮肉な話。
イーシュを思う心があれば、 イーシュが思う心があれば、
ゴートリンゲンの焼き印を通じ、そこに道は示される。]
(55) 2013/10/02(Wed) 22時頃
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[倒れた片翼の男の身体には、ほんの少し視線を向けた。 悲しみだったのか、死のあっけなさへだったのか、憐憫か。 彼に助けられ、死を免れるアルトの、その瞬間も光ない目で見ていた。]
『 繋がり持つ者は羨ましい 』
[けれど、軋んだ絆のまま、楽器はまだ歌い続ける。]
(56) 2013/10/02(Wed) 22時半頃
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