195 【完全RP村】終電は銀河を駆ける
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――それじゃあ、私は?
(26) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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“帰りたい?” ――どこに?
“元の世界に帰りたくないの?” ――帰ったところでひとりぼっち
“おうちに帰ろう?” ――誰も迎えてはくれないのに?
“でも、旅をするんでしょう” ――そうだね、旅は続けなくちゃ
(27) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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[世界の端は探し続けなくちゃ。 その為に、私は元の世界へと帰る。理由は――それで十分じゃないだろうか。 そうと決まれば停車準備、と斜め前の席のスクールバックへと手を伸ばす――、が。
その手がスクールバックに触れられることはなかった。
青い鳥が手から落ちる。 拾おうとかがんでも、手は其れに触れない。
――手が、物をすり抜けて宙を切る。
何度も、何度も、試してみても結果は同じ。 まるでそこに物が存在しないかのように、私の手は宙を切るだけ。
もしもまだ近くに原くんや、他の人物が近くに居れば、その様子が見えたかもしれない。]
(28) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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[――おかあさんを忘れる魔法。
注意、この魔法は究極の魔法です。 本当に、本当に、雛子ちゃんが辛くて仕方がないってときに使ってください。
手順1、どこか高いところを探しましょう。 手順2、大きく深呼吸をしましょう。 手順3、一歩、また一歩、ゆうっくり足を踏み出して。 手順4、大きく両腕を広げて鳥のように飛び立ちましょう。
そうすれば、雛子ちゃんは鳥になって、 どんなに辛いことも、悲しいことも、忘れられるでしょう――]
(29) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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[――そこでようやく思い出した。 私が、学校の屋上から“鳥になった”日の事を。
ようやく、全てを、思い出した。
嗚呼。そうか。
帰りたくないんじゃなくて、帰れないんだ。 だって、私はもう――死んでいるんだから。
お母さんと一緒の事をすれば、魔法を使えば、 もう一回家族に会えるんじゃないかって淡い期待は、未だに胸の中に残っている。 世界の端に行けば、お母さんの魂は在るんじゃないかって。]
(30) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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――さみしーよ。
[頭を下げて呟くと、静かに力なく、席に膝をかがめて座ろうとすれば、 車内の座席や、手すりのようなものには辛うじて触れられるらしいことが分かる。 そればまるで、ひとりぼっちの私を受け止めてくれているように思えて。 私は涙が溢れそうになるのを堪えるように、膝に顔を埋めた。
けれども、黒幕と名乗った彼の声>>22が聞こえればほんの少し顔をあげて、首を縦に振るくらいはしたかもしれない。]
(31) 豆腐 2016/08/17(Wed) 03時半頃
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[雨里と名乗った、女は自分と似たような雰囲気であると思っていたものだから 秋夜は目の前の光景にとりわけ驚くこともなく、たたらを踏む彼女を両の手で包み込む。]
そうかな。 俺はみんなにとって良い選択は幸いに繋がるのだと思っていたよ。 とんだ思い違いだったわけだね。
[車掌が現れて、また彼女が口を開くことには]
切符……さぁ、持っていたかな。 雨里…、アチャポは迎えに来てくれたんだ。 それは嬉しいね。
[そう告げて愛おしそうにひと撫ですると 彼女はふわんと車両の天井近くまであがっていった。>>20]
(32) miduno 2016/08/17(Wed) 08時頃
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[みなからの許可が貰えれば、車掌を何とか説き伏せて そのまま銀河の旅を続けただろう。 残りの乗車時間で何を話したか。
みな、己が何であるか改めて話をしたかも知れない。]
[白鳥区を越え、鷲の停車場を抜け、南十字に向かう途中。 目当てのものが車内をより明るく照らした。]
(33) miduno 2016/08/17(Wed) 08時半頃
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[車内に差し込まれる明かりは煌々と皆の顔を真っ赤に彩った。 銀河の川の向こうの方で真っ赤な燐光がチラチラと燃えて次から次から天へと昇っていく。その赤は夕日よりも赤く、鳳仙花よりも赤く。秋夜の瞳に似た赤がどこまでも明るく、銀河の夜を照らしていった。]
これ。みんなに見てもらいたかった。 今日は夜も遅くにごめんね。 付き合ってくれてありがとう。
[そう言うと眩しい明かりと共に、車両は元の通りの終電へと戻っただろう。電車が変わらずガタゴトガタゴト。 長いこと乗っていたはずなのに、次の駅は終電が銀河鉄道と変わったところからさして変わっていなかっただろう。]
(34) miduno 2016/08/17(Wed) 20時頃
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― 銀河鉄道が一度止まったときのこと ―
[アチャポの小さな身体が空中でたたらを踏めば、 秋夜の手に包み込まれます。>>32 思い違いだったという秋夜の言葉に、 少し考えて首を横に振りました。]
だれかのため、すてきなこと。 けれど、みんな、ちがうひとり。 あわないこと、ある。いっぱい。 さみしいは、さみしくないをしっている。 だから、きた。
[なでられたならその丸い目をアチャポはぎゅっと瞑りました。 やがてふわりと空に浮かび上がり、 少しのわがままを許してもらえるか、問いかけたのでした。*]
(35) 襟 2016/08/17(Wed) 21時頃
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[やがて、一人の少女がアチャポに話しかけてきました。>>24 不思議そうにじぃっと見つめていれば、 ポケットから少し大きな切符を出して見せてくれました。 切符をじぃっと見つめたあと、アチャポは手を叩きます。 ぱち、ぱち、ぱち、と乾いた音が車内に響きました。]
すごい、すごい。 どこにでも、どこまででも、いける通行券。 どこにいくのも、りつのじゆう。 りつがもっているから、これはりつのきっぷ。 いきさき、たくさん。どこにもでもいける。
[どこに行きたかったのかと問われれば、 アチャポは首を傾げます。 じぃっと見つめた後目を閉じ、くるくると空中で回りました。]
(36) 襟 2016/08/17(Wed) 21時頃
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みえない、みらい。ひかりのある、みらい?
[天の川の光あふれるこの列車がとまるのは、様々な星の停留所です。 どこでも、どこまでも勝手にあるける通行券を持っている人が、 どこへいきたかったのか、アチャポにははっきりとはわかりません。 頭の中に浮かんだ言葉をそのまま、少女に告げました。]
きらきら、光に魅せられて誰の瞳もキラキラ輝いてみえる。
(37) 襟 2016/08/17(Wed) 21時頃
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シーシャは、あちゃぽぽんぽん
miduno 2016/08/17(Wed) 21時頃
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[やがてまた走り始めた列車の中で、ボックス席の窓際に、 アチャポはちょこんと座りました。 車窓から見る夜空は見慣れたものではありますが、 何時もと違って通りすがりの誰かと見るからでしょうか? 不思議といつもよりきらきらと輝いて見えました。
やがて、赤い光が木や三角標を真っ黒に透かしだします。 天の川を覗き込めば、そこにも赤い光が細く光って見えました。 徐々に近づいていくさそりの火の色に、列車は赤に染まります。
招き人の声>>34を区切りに、二つの世界が区切られました。 分岐器が切り替わった音をどこか遠くに聞いたような気がして、 アチャポはあたりを見回します。
銀河鉄道を走る列車はもとどおり。 きっと、むこうの世界の最終電車も、 もとどおりに走っていることでしょう。*]
(38) 襟 2016/08/17(Wed) 21時半頃
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[お帰り願おう>>17。 黒幕から出たのはそんな言葉。 それに安堵して肩を力を抜いた豊田は、秋夜が車掌に両手を合わせての懇願も>>18 ひかる鱗粉を散らし、派手な出で立ちの女性からりんご3個ぶん程度の身長の小さな何かに姿を変えた違う次元の者が、秋夜を探したと告げるのも>>19 受け止めるように、静かに眺めていた。
ただ少し、秋夜に頷き腰を上げる原からは、うすらと見知った印象とは違うものを感じたが>>22。
秋夜を“困ったひと”と評する率が、彼の願いを聞きたいと、窺うような視線を投げてくる>>23。 無事に帰れそうな雰囲気を感じたからか、男は肩の力を抜いたままに、構わないと頷いた。
そんな豊田の耳に、何かが落ちる音が微かに聴こえた気がした>>28。 落ちたまま拾われない青い鳥は、それを手にしていた少女が己の存在に気づいた証しなのだけれど。 それに気づくことは出来ないまま、秋夜が望む銀河の旅を続けることに>>33。]
(39) hisetu 2016/08/17(Wed) 22時頃
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高橋さんやご住職も。 付き合ってもらっても大丈夫ですかね。
私はいいんじゃないかと思うのだけど。
[一度そう問いかけるために、呼びかけた人の顔を見回した。
眼鏡をかけた視界には、物に触れられない少女が秋夜の言葉に静かに、首を縦に振る姿が見えただろう>>31。]
(40) hisetu 2016/08/17(Wed) 22時頃
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[秋夜に啖呵を切った後だったろうか。 路紀と再び目が合う>>21 肩の力が降りたように息を吐いて、やや下がり眉で藍里は告げる]
私。……路紀くんが黒幕なのかと思ったの。 気を悪くしたらごめんなさいね?
実際何か困った事でもあったのかと思って……
[悪意を感じなかったところに重きをおきすぎていたらしい 蓋を開けば純粋な善意だったようで――。]
[ふと耳慣れない声に再度振り返ると>>19 まさしく妖精のような姿へと変じた、立ち位置の関係で雨里だとわかったが すっかり姿が不思議な生き物だ>>20]
(41) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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[豊田の声が耳を通り、藍里は、はっと我に返った>>40]
あ、はい。だいじょうぶです……。 まあ実害は無かった…ですし、そちらが問題無ければあとは…秋夜さんの好きなようにして貰っても…。ねえ、りっちゃんもそうみたいだし>>23
[元の場所に帰して貰えればどこの停留所に降ろしても構わない 非現実的な事態に慣れる筈もなく、反射的に返事をするだけだった]
[”困ったひとだった”という的を射た解釈をした率が>>24 雨里――いや、アチャポという名だろうか――に問いかけているのを黙って見ている。
横から口を出すのは憚られた]
(42) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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[どくん]
[不意に背後の気配が薄まった気がした。
振り返ると雛子がスクールバッグと、大事そうに抱えていた青い鳥の縫いぐるみを床に落とした後だった>>31]
ひなこ、ちゃん……?
[藍里が雛子の元へと向かった時には、既に膝を抱えてうずくまっていた。 小さく啜り泣く雛子に、藍里は慰めるように肩や背中に触れようとした
だが、その手はすり抜けた。]
(43) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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――…………。
[ぞっと血の気が引いた。 雛子が恐ろしいからでは断じて無く、此処が語られるような銀河鉄道なら、彼女はそうカムパネルラのように。
既に死んでしまった人なのではないかと過ぎったからだ。
旅に出よう、それか出かけようと提案してくれた、雛子>>0:96 大切なものが見つかると、告げた言葉は藍里にはひどく乾いたものとして響いたが
違う側面を見ると、違う響きを伴っていた。]
(44) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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……雛子ちゃん。
[秋夜の言葉に黙って頷く。彼女にはそれしか選択肢がないのだろうか>>31]
あなたが探していた世界の果てが何かは、私は知らないけれど。 きっと。今から行く場所が世界の果てだと、おねえさん祈ってるから、ね。
[触れられない体。こんな風にどれだけ過ごしたかは計り知れないけれど ずっと、寂しかったのだろう。
藍里達と共に居る時も、どこかの一部は寂しかったのだろうか、と痛ましく思えた。]
(45) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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[藍里は知らない。 雛子が世界の果てを探し求めていたのは、母親を探していたことを。]
[純粋な少女は、ただただ母を慕って――その後を追ったことを。]
[少女と藍里の違いは 後ろにでも歩いているか、止まっているか 元から幸せを望んでいるか、いないか]
[僅かな違いだったのかもしれない。
迎えは来ない。 それが揺るぎない真実として。
会いに行こうとは思いもしない。]
[寂しい、と。啜り泣く少女は 藍里よりもずっと、ずっと、真っ当に思えただろう。 例え道徳に、反することであろうと羨望のようなものを抱いたかもしれない*]
(46) 古都 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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[銀河の旅、最後の時間。 改めてシートに座った男は、鉄道の揺れに身を任せ、この銀河を走る時間の中、一番の穏やかな気持ちで景色を眺めた。
ただの普通の勤め人である己には、語る物語なんて存在しない。 強いていえば、この非日常な幻想的な美しさよりも、美しくない喧噪にまみれた現実に幸せがあると信じている、リアリストの皮にほんの少しロマンチストな中身を隠している中年だということくらい。
そんな中年は、黒幕である秋夜が見てもらいたいといった景色を見つめ>>34、さりげなく懐から取り出したメモ帳に己の視界に映る景色を書き込んでいく。 視線は銀河の川の向こう、夕日よりも鳳仙花よりも赤い、真っ赤な燐光が燃えて天へと昇っていく様を見つめたまま。]
──いい景色だ。
(47) hisetu 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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[窓から視線を外したのは一度。 じょうきゃく達の顔を見回すために。 車内に差し込まれる明かりで、人々の顔は赤く彩られた。
いい景色だ。
互いに手を繋いで行った花火大会。 一緒に花火を見上げた隣にいる女性を覗き見した時、夜空で煌めく花の灯りを映すその顔が愛しいと思えた。 妻となったひとに思わず求婚の台詞を吐いたいつかの夏を思い出すような、そんな──…… ]
いい、景色だな。
(48) hisetu 2016/08/17(Wed) 22時半頃
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―帰宅して―
[それからも色々なことがあった。 終点を一緒に乗ることになった豊田とはどれだけかの会話した。
誰も待っていない家の鍵をまわす。]
[パンプスを脱ぎ、最低限の家具しかない家へと帰った。 ふと窓の外を見上げても、現代の空ではろくに星は見えない。]
(49) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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[藍里はふっ、と>>34で見た光景を想い起こす]
――――……
[紅い光はは優しく包み込むようで、まるで視るだけでいままでの疲弊を癒すかのようだった。 赤は動物を興奮させるというが、この紅だけは違った。
それは一連の騒動を引き起こした相手の瞳にどこか、似ていた。]
これがあなたの正体だったの……?
[そう秋夜に問いかけたが、返事はあったかどうか 藍里はすぐにまた、視線を戻した。
赤い花が散っては光っているかのように藍里には見えた。 永遠の儚い光景。今までの中でも一際、幻想的な光景の中
脳裏にはそぐわない、声]
(50) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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(あい。君の笑った顔も嫌いじゃないけどね。 僕は、その怒った顔が見たいんだよ。 一番君が、君らしいから。藍里。)
[変な悪戯をしては、そんな風にはにかむように笑う。 遊びに来ていたそのひとを、無情にも家から追い出したのは言うまでも無い。]
(もっと。自分のために怒っていいんだ。いいんだよ。 世界は君が言う通り残酷かもしれない。
だけど君が思うほど、冷たくはないさ、きっとね。)
(51) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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[藍里の目元がかすかに、透明に光ったが
赤く淡い優しい光に包まれた中で 誰か気づいただろうか。]
[いい景色だな>>48と、何度となく呟く声がした。 首肯もせずにただ心の一部だけで同感した。]
[思い出したことを、心に響いたものを忘れぬようにと
脳裏に焼き付けようと景色に魅入っていた]
(52) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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[――その後、どうしただろうか。 気づけば最終電車の中は先ほどよりも幾人か人を減らし]
[ガタン ゴトン ]
[何事もなかったかのように電車は揺れている。 狐に抓まれたような表情を藍里は浮かべる。他の人はどんな反応をしていたか。]
……みんなで、夢でも見てたんですかね。
[などと藍里は嘯いた。 だけど忘れて欲しくないと言った秋夜の言葉を思い返し、そんな筈はないか、と言い直したのだった*]
(53) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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―再び家に帰った後のこと―
……今日はもう疲れたから、お風呂入って寝よう。
[どれだけ不思議な体験をしようが。 明日も明後日も仕事に追われる事も変わりはなく、意味も無く生きるのだ。]
[だけど。 しあさっては休みだから。
あのひとが大好きだった猫の縫いぐるみでも買って 墓参りにでも行こうかと思う。]
[前に進もうと無理にしなくてもいい。 ただ、明日からは前よりも周りを見て、空を見上げて過ごしてみようかと、藍里は思う
ほんの少しだけでも、日々に彩りを混ぜるように]
(54) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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[空の向こうのアンタレスには 今も、気さくで優しい
だけど少し困ったひとな赤い目の彼がいるのだろうか]
[あの星のひとつひとつが、不思議な生命を持っているのかもしれないと。
そんな気持ちで空を見上げてみたいと*思うのだ*]
(55) 古都 2016/08/17(Wed) 23時頃
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