190 【身内村】宇宙奇病村
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― 船外活動準備室 ―
[船外活動準備室の床に、ナユタは倒れていた。 シルクもアシモフも急な事態と謎の状態に困惑しているようだった。 コンソールルームでは、今もヤンファが原因を探し、各エリアでの移乗動作を検索してくれている。 トラブルの原因や今後次第では連鎖的に他のエリアに影響が出るかもしれない。 室内にはエラー音。]
ほお?異常なしとはこれ如何に。 怪我をしたわけでもないと。
[些細な疑問にいきあって首をひねっているかのような調子で老人は言った。 機械のこの体は脚部腕部のパーツの伸縮も可能だし、揺れも最小限。ある程度の重量にも耐え人間の腕力に引けを取ることもない。皮膚もなければ残りの肉である脳は、防護服の中にあるに等しい。]
どれ、那由多さんは動かしても大丈夫な状態かの。 医務室に運んでしまおう。
忙しくなるのでなぁ、ここは邪魔にもなる。
(24) 2016/05/16(Mon) 13時頃
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[アンドロイドのミツボシが言葉にならぬ声をあげている。 シルクの透明な眼は、不安げに揺れている。 老人の嗄れ声は、急に大きくなった。]
喝!
[そしてまたいつもの調子に戻り]
心を乱してお勤めなど出来ようものか。 まずは一度、落ち着かれよ。 ほれいこうか、シルクさん。
[運ぶ間もシルクが簡易検査を続けるのならそれを任せた。]
(25) 2016/05/16(Mon) 13時頃
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>>25
[突然聴覚を揺らした一言で、フリーズしかけていた思考に再起動がかかりました。声の方を見ると、エスペラント様がいつもの調子で佇んでおりました。エスペラント様は大変個性的な容姿をされています。ワタシには彼が見せる表情の変化などはとても見通せません。ですが、エスペラント様の変わらぬ容姿が、ワタシを却って落ち着かせてくれるのです。 ワタシのいた星の、あの病気のことを伝えるべきか、ワタシにはまだ判断がつきません。 ですが、ワタシにはまだ出来ることがあるのです。ワタシがワタシに課した、雑用という役割をこなさなくてはなりません。 ワタシの足は自然とヤンファ様のいるコンソールルームへと向かっていたのです。
ワタシはこの機能を逃避と呼ぶことに、その時は気付いておりませんでした]
エスペラント様、ありがとうございます。 ヤンファ様の元に向かいます。
[駆け出す前にエスペラント様に一礼して、ワタシはこの場所を後にしました。そのつもりはないのに、逃げ出すみたいに気持ちばかりが急いていました]
(26) 2016/05/16(Mon) 14時頃
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[母星の連中は、機械の身体に心は宿らないとぬかしやがる。ふざけやがって。いまのこのミツボシを見て、おなじことが言えるか?]
おい、落ち着けって······
[やっと言葉が出た矢先だった。先生の渇が室内に響き渡った。あの掃き溜めで、泥のように沈んでた俺の意識を引き上げてくれた、あの渇だ。思わずこっちの背筋ものびちまう。気づけばワレンチナも到着していた。どうやら、俺も冷静じゃなかったらしい]
勢揃いじゃねーか、ありがてぇ。 先生、ワレンチナ。ナユタを医務室に頼む。重力制御がイカレちまってるみてぇだ、注意しろよ?
[コンソールルームに通信ヴィジョンモニタを送る] ナユタ確保。生きちゃいるが、意識がねぇ。エスペラント、ワレンチナ、シルクが医務室に搬送する。ミツボシがそっちに向かった、使ってやってくれ。俺は設備のチェックと修復に回る。優先度が知りてぇ。ヤンファ、イースター、指示を頼む。
なにしろ手が足りねぇ。そっちから応援出してもらうことになるかもな**
(27) 2016/05/16(Mon) 15時頃
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― コンソールルーム ―
(>>15)
取り急ぎ、各室とも気圧や気体配分は許容範囲内。 重力制御がところどころ、エラー処理の過負荷でハード的な影響出てるかも。 モニタリングは継続稼働しているようだから、どこもデッドエリアにはなっていないはずだけど… ああ、生きた心地がしないったら。
[自身が調べた分の結果は適宜ヤンファに連携する。 理不尽なゲームのような、ドアを開けたら即死、というエリアは現状無さそうだ。 その確認を進めるだけでも、いちいち胆が冷える。]
ドアと対災隔壁の制御系監視でさっきからWARN吐きまくっているのが気になるけど…… 今そっちに構ってもイタチごっこかな。
[船内を移動する皆の身に危険が無ければ良いのだが。]
(28) 2016/05/16(Mon) 18時頃
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……生ログと睨めっこなんて、どれだけぶりやら。
[軽微な障害分析であれば、今時はAIの方で勝手にやってくれる。 エンジニアは結果を検算するくらいのものだ。 しかしこの状況でそれがアテになるとも思えず、技術屋としての勘に頼らざるを得ない。]
(29) 2016/05/16(Mon) 18時頃
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(>>17)
え、そんな… さすがにそれは……
――ああ、でも。有る、の …?
[ヤンファがそっと告げた『犯人』の目星に、意外ではあるが思い当たる節もある。]
…確かに。 ちょっと、行儀が良すぎる。
[自らの経験から、『壊され方』を分析した所感だ。 想定外のバグによる不均一も、人為的なクラッキングによる悪意の残滓も、見受けられない。 ならば、ヤンファの述べた見解が説得力を持つ。]
なんでAIが……ってとこまで今掘り下げる余裕は、無いか。
[真因の追究は重要だが、今は被害の拡大を防ぐのが先決だ。]
(30) 2016/05/16(Mon) 18時頃
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(>>27)
[船外活動準備室から通信が入った。]
……オーケー。 ナユたんは医務室の皆に取りあえず任せよう。 医務室の環境保全には気を配ってモニターしておく。
[ナユタの事は心配だが、こちらからできるのはその程度だ。 相も変わらずの無表情なので、ともすれば冷たく響いてしまったかもしれないが。]
次元航法装置復旧の目途はまだ立っていないけど…… 動力室が船の心臓である事には変わりないから、見るならまずそこかな。 物理的な損傷が無いか点検してもらえる?
それと、AIに制御を任せてた機能を順次マニュアル運転に切り替えていく事になりそう。 機械が誤動作を起こさないか現場で確認してもらいながら、こちらでモードを切り替えていくから…… 細かく連携しながら進めていこう。
(31) 2016/05/16(Mon) 18時頃
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イースターは、「……で、良いよね」とヤンファに視線を*向けた。*
2016/05/16(Mon) 18時頃
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― 船外活動準備室 ―
[重力制御が不安定という忠告(>>27)に、エスペラントは声で了解を示し、次いで両の目玉をワレンチナの方へ向けた。]
ほうか。重力制御にまで影響が出とると…… どれも順調に回復したとしてじゃ。 定刻通り次元航法を使うのは最早無理じゃろうな。
……ではワレンチナさん。 そちらがわを支えてくださいますかいなぁ。
(32) 2016/05/16(Mon) 19時頃
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[ワクラバの星の現状は、エスペラントも聞き知っている。
今や、La=Sta=Demonicに頻繁に通うわけにはいかぬ身分となってしまったが、先生とエスペラントを呼ぶあの教え子こそが、エスペラントにとっての未だ捨てきれぬ欲に近しいものである。
あそこは、貧乏している星だった。 エスペラント達僧侶は、金銭的なも貧しさや持ち物や資源の乏しさだけで貧しいと決めることはない。 繰り返される紛争や、無力にも苦しみながら死んでいった者の数、汚染されたスラムで泥を啜り暮らす人々の顔。 なにより、そこに暮らす者達の、己が不幸への嘆きこそを、貧しさとして捉える。
船外活動準備室から出る際にエスペラントは、「時間は待ってはくれない」(>>1:10)と言った若者の顔を思い浮かべた。]
(33) 2016/05/16(Mon) 19時頃
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― 医務室 ―
[医務室に到着し、ワレンチナと共にナユタの体を寝台に寝かせた。 ぴくりとも動かずに横たわるナユタの上にアシモフがのぼり、しきりに顔を近づけて検査をはじめている。]
まるで眠っておるようじゃ。
[ぽつりとつぶやくうちに、AIによるノイズ混じりのアラームが聞こえた。]
……こりゃ、帰り道はもう少々かかりましょうな。 シルクさん、あちこち一段落したら、 わしゃ、あんたさんにメンテナンスもお願いせにゃあ。
(34) 2016/05/16(Mon) 19時頃
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[続々と船外活動準備室に集まってくる、足音、声。 それを呆けたように聞いていた。 ワクラバの励ますような言葉(>>14)も耳には入っていなかったかもしれない]
[シルクの意識を引き戻したのは異質の音。 脳と心を揺さぶるような、僧侶の上げた声(>>25)。 額に手を当て、小さく首を振る]
(35) 2016/05/16(Mon) 19時半頃
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(>>34)
……まさにその通りだよエスペラント老。これは眠っているだけ。少なくとも状態としては眠っているだキと同じだ。
[アシモフはひとまずそう結論づけた。]
もちろんこの状況で眠り続けるのが健常であればだけどね。原因はわからない。いつ起きるかも不明だ。何もせずともふっと目覚めるかもしれないし、そうでないかもしれない。……もちろん目覚めなければいつか衰弱する。そうなる前に帰還できるといいけれデ、修理はいつになるんだろうネ……。 目覚めさせるために手は尽くしたいが、下手にショックを与えて容態が急変したら元も子もないし、とにかく調べてみるしかなさそうだ。
[はー、困った。と呟いて]
ちなみにエスペラント老。こんな病状に心当たりはあるかい? ……いや、医者がそうでない人を頼ったら終わりかネ……。
(36) 2016/05/16(Mon) 19時半頃
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すみません、ありがとうございます。 異常なしと、言うことはキット内に登録されている病気・怪我の一切に該当しないということです。 つまり、ナユタさんは健康体と判断されました。 脳にも異常がないので動かしても大丈夫です。医務室で先生に精密な検査をしてもらいましょう。
[例え予定外の事ばかりが起きていて、何もわからなくても、動かなければいけない。 患者を目の前にして呆けていることは、助手とはいえ船医を任されているものがすることではない。 小さく、エスペラントへ頭を下げた後、すぐに今すべき行動に取り掛かる。 運ばれているナユタに並んで、シルクは再度検査キットを作動させた]
[表示される結果は変わらなかったが]
(37) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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-コンソール・ルーム-
ワタシに何かお申し付けください
[コンソール・ルームに飛び込むと、中の状態を確認する暇も惜しく、ワタシは声をかけました。走る、という行為をひさびさに行ったせいか、体の排熱効率が悪く、各所から蒸気が吹き出ています。 思うにワタシは、これまで走るという行為を必要としてきませんでした。ワタシを作った人達はいつもワタシの近くにおりましたし、この船に乗ってから、その必要を感じることなどなかったのです。走る、というのはとても苦しい事でした。走っても走っても走り足りないような、不安がすぐに追い付いてきてしまうような気がして、こんなことはもうしたくないと思ったのです]
(38) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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― 医務室 ―
[医務室に辿り着いたのならば、すぐにアシモフの指示(>>22)に従って作業を開始する。 採血針で血液を採取し、分析を行っている間に脳波の測定。 過去のナユタのデータも取り出して比較する]
血液検査の方は過去の結果と微細な変動はありましたが全て正常の範囲内です。 脳波の方は、α波の低下が認められるのみ。 入眠状態に見られる反応となります。
[結果を室内の全員に聞こえるように報告した]
ただ、肩を強く叩いたり耳元で名前を呼んだりの強い刺激にも覚醒することがなかったため、正常な睡眠とも言えない状態です。
(39) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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[宇宙大慈大悲教会の僧侶達の船では、 操舵も医務も整備も…… 星を渡るのに必要な様々な役割を僧侶達がすべてこなす。
しかし。 持った役割を専門的かつ長期的に続けるというう事が無い。 役割は交代しなければならない決まりとなっている。
そして修行として彼らは仕事を転々と交代しながら学ぶこととなるのだが、その形式のため専門的に長けた分野を持たない。]
(40) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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[更に言えば、この機械の体は、機械を超える人間の反射や、微細な感覚を必要とする技術については、人間に決して及ばない。 エスペラントは、アシモフが表示したヴィジョンモニタを「指でつまんで」引き寄せてデータを眺めてはいるが――]
百年船に乗っておるが、 残念ながら愚僧もこんな病状は見たことがない。 「終わり」とはまた、アシモフさんはせっかちじゃなぁ。
[宇宙では様々なことが起きた。助からない者もいれば、助かる者もいた。 僧侶の182年間の記憶の中に、ナユタに似た症状は一切なかったのである。]
そうじゃのぉ。叩き起こしてどうなるとも分からん。 好い船員じゃ。 無事に帰ってもらわにゃあ。
(41) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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そうですね、こうトラブルが続いている時に身体に不調などあったら不便でしょうし。 この後時間が取れ次第、エスペラントさんとミツボシさんのメンテナンスも行った方がいいかもしれませんね。 それと、全員のメンタル含めた体調のチェックも。
[エスペラントの言葉(>>34)に小さく頷いた]
(42) 2016/05/16(Mon) 20時頃
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(>>41) ははっ、すまないね。根が短気なもんでネ。 しかしエスペラント老でも見たことがないとなると……。
[少し考え、シルクの報告を聞く。]
(>>39) オーケイオーケイ、わかった……ありがとう。 つまりこいつは、一切合切、原因不明症状不明の「何かしら」ってことだ。病気かもしれないし、ナユタの体質かもしれないし、もしくは他の何かかもしれないってことだ。
[よし、と一拍置いて]
そうとなったら未知の病かもしれない患者の傍に医者以外を置いておけないネ。みんないったん出てってくれるかい。ナユタは保護空間で包んで隔離し、ぼくとシルクで管理する。ひとまずは医務室に寝かせておくが、長引くなら個室に移さないとネ……。保護膜の外からの面会は可能だ。呼びかけてくれるのも大いに結構。
シルク、生命維持の準備をしてケれ。栄養管理の点滴とかそのレベルのものでいい。容態が変わるまで多分手はかからないだろうさ。
[決めてしまえばてきぱきと指示を出し、運んでくれた面々には礼を言いつつも医務室から追い立てるようにした。]
(43) 2016/05/16(Mon) 20時半頃
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なんせここは、わしら、だぁれも知らん未開の宙域じゃ。 一人でほっぽりだされちゃかなわんような、 わしらの知る理屈がまともに通用するかもわからん場所じゃ。
じゃからの。 頼ったら終わり、などとは言いなさんな。 頼れるものはなんでも頼って、 あんたさんには那由多さんを起こしてもらわにゃ。 皆、あんたさんの腕を信用しとる。
[皆一旦出ていってくれと言われてエスペラントは納得し、車輪の足は医務室から出ていかんと、すい、と進んだ。 仕事はいくらでもあるのだ。]
(44) 2016/05/16(Mon) 20時半頃
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(>>42) そうだな、手が空いてる者から全員オール・チェックを行おう。このクソッたれなアラームがさっさとおさまればいいんだけどネ。 はー、忙しくなりそうだ。
(45) 2016/05/16(Mon) 20時半頃
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なにが起きるともわからんのなら、 まずは皆が万全でなけりゃあ。
それに。 次元航法が使えるようになるまでは 自然、船旅は長引きますのでなぁ。
[シルクの小さな頷き(>>42)に、老人は朗らかに返事をした。 そうして医務室を、水槽頭の車輪足は出て行った。]
……昔の船旅は、そりゃあ長かったもんですわい。 懐かしいのお。
(46) 2016/05/16(Mon) 20時半頃
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はい、承りました。
[アシモフの指示(>>43)を受けて即座に動き出す。 点滴用パックを設置して、ナユタへと接続。 在庫の品質確認。 そして、万が一悪化した場合に対応する準備を]
[一通りの作業を終えナユタの状態確認を行った後、小さく息を吐きアシモフへと声を掛ける]
先生、ボクの担当は何時も通りメンタルチェックの方で良いですか?
(47) 2016/05/16(Mon) 21時頃
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(>>46)
……長引かないことを祈るよ。
[アシモフの言う通りに医務室を出ていってくれるエスペラントの言葉に反応するように呟く。自分が本当に長引かないことを願っているのかわからないままに。]
(>>47)
ああ……いや、出来たら今回は二人で全部診ていきたいネ。なにせぼくの分と、君の分も必要だから。 まあ、時間と体力が許せばだ。手が回らない分はお願いするかもしれないネ。
(48) 2016/05/16(Mon) 21時頃
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わかりました。 そちらの方の準備もしておきますね。
[アシモフ(>>48)に対してそんな返事を返した。 その後に大きく一息ついて]
でも、やることがあって良かったです。 不安なんでしょうか?誰かと一緒にいたい気分なんです。
(49) 2016/05/16(Mon) 21時半頃
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[イースターが、普段通りの鉄面皮で、淡々とナユタについての処置を告げる(>>31) 出会った当初なら、なんて冷たい女だ、と腹のひとつでも立ててただろうが―]
……なに、あのバカのことだ。 このまま、どうにかなって終わるタマじゃねぇよ。 うちのちいさなドクターたちも優秀だしな。 起きたらサボった分、こき使ってやろうぜ。へへっ。
動力室、オーケー。 うちの姫様が機嫌損ねてないか見てくるぜ。 異常なければ、そのまま各種機能をマニュアルに切り替える。 職人様の腕の見せ所ってとこだな。
[依然、緊急事態には変わりはないが、爺さんの一喝で腹を括った。荒波を乗り越えるのが俺の仕事だ。ヴィジョンモニタを開いたまま、動力室の中に入る]
(50) 2016/05/16(Mon) 22時頃
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(>>49) ふうん、君がそんなことを言うのは珍しい気がするね。まあそれも一般的なことだヨ。トラブルの中では何かしていた方が落ち着くというし、孤独は不安を助長させるからね。真っ当真っ当結構結構。 幸いにして君は万能型で優秀だ。何だったら今はエンジニア連中の方が手を必要としてるだろうス、先にそっちを見てきたっていいんだよ。
(51) 2016/05/16(Mon) 22時頃
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― コンソールルーム ― (>>28) OK。いい勘してるね、各装置の温度がじわじわと上昇してる。アラートは吐いてないけど時間の問題だ。このままほっとくとマズい。ヤバそうなものがあったら容赦なくシャットダウンしよう。
(>>30) [船内の情報網自体はイースターの方が詳しい。AIについてはなおさらだ。だからこそ彼女に否定してほしいかった――AIのトラブルは、あまりに致命的だからだ]
そうなんだよ。初等プログラムで習うカプセル化のたまものだねえ。だから、すごくいやな感じ。これはつまりAIが、”いまのところ”自分の手の届く範囲でしか破壊活動が行えていないだけだ、とも考えられる。
(52) 2016/05/16(Mon) 22時頃
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(>>27 , >>31) [モニタに映るワクラバ、そして準備室を見る。 何か致死性のあるトラブルがあったわけではなく、緊張がほんのわずかに解けるのを感じる。気になることはいくらでもあるが、できることは限られている] オーケー。何かメカトラブルに巻き込まれたようじゃないみたいだね。イースターの通りでいい。私からの指示は特にない、が、極力孤立しないようにしてくれ。全体的に装置が不安定で、いつドア開閉すらままならなくなるかわからないというのが正直なところだ。
いいか、一人にならないでくれ。いざというときに一人になると、誰しも弱くなるものだ。二人だとドアの一つや二つ、強引に開けられるかもしれないしな。
[念を押すように、重ねて強調した]
(53) 2016/05/16(Mon) 22時頃
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