202 宇宙船は同窓会の夢を見るか?
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[ドアの開く音に、顔をそちらに向ける。そしてそのまま、目を真ん丸に見開いた]
くらりん!?
[ぱたぱたとあわてて駆け寄る。親友の登場はさすがに予想外だった]
どうしてここに!? まさかケーイチ、くらりんのことまで飛ばしたの!?
[いや、いかにケイイチがマッドサイエンティストであろうとも(自分のことを棚にあげた発言)別のコロニーにいるクラリッサまでワープさせるだなんて、そんなことできるものだろうか? ……いや]
ケーイチなら……やりかねないわ……。
[ケイイチのことは信頼していた。いい意味でも、だめな意味でも。 そうだ、全裸事件の時だって、被害者はクラリッサだったのだ。ケイイチに常識は割と通用しない]
(19) 2016/11/26(Sat) 01時頃
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[そう、この本は、 地球人の、地球人による、 遠い遠いどこかの星のある種の宇宙人のための本。 中身は地球のある地域の御伽噺を翻訳(+若干脚色)したものである]
ついに……ついにやりとげたよ……!
[ささやかにガッツポーズを決める]
(20) 2016/11/26(Sat) 01時頃
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[ミルフィは作家志望である。 のみならず、いつか異なる星態系の者にも読める物語を書きたいという、 たいそうな野望を抱いていた。 そのため学園艦『ヘスヒデニス』の宇宙言語学科にて学び、 そこを無事卒業した後、もっと専門的なことを学ぶべく進学を果たしていた。
その結果―――多少は宇宙人語の読み書きができるようになった。
講師に宇宙人はいないが。 進学先に存在する宇宙人語に関する豊富な資料を読みまくったりなんだりしていたら、 徐々に、どうにか、理解が深まってきたのである。
そんなミルフィがつくった目の前の本は、まさに今まで学んだ結果の集大成]
(21) 2016/11/26(Sat) 01時半頃
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ああ、せっかくだからこの喜びをヘスヒデニスで一緒だった誰かにも伝えたいね……。
[脳裏をよぎるいくつかの懐かしい顔。 元気してるだろうか、と思いながら、 ひとまずは外の空気を吸おうと部屋から出たが―――]
あれ?
[そこは見慣れた学生寮の廊下ではなかった。 しかし見覚えがまったくないというわけではない]
なんだろ、この懐かしい……雰囲気?
[そのまま廊下を数十歩まっすぐ歩き。 やがて分かれ道に差し掛かれば立ち止まってきょろきょろ]
(22) 2016/11/26(Sat) 01時半頃
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………、なんとなくだけど、こっち行ったらコモンスペースに行けて、 あっち行ったら部室に行けそうな気がする……!
[ここまで来れば懐かしさの正体も、 現在己の身に降りかかっているのがどんなことかも、ちゃんとした言葉で説明できる。
学生寮の自室の外がどういうわけか、 とっくの昔に卒業したはずのヘスヒデニスっぽくなっているぞ!**]
(23) 2016/11/26(Sat) 01時半頃
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[この部屋に、今は別の誰かが暮らしているかもしれない。 その可能性に気づいた途端、とても居心地が悪くなった。鉢合わせしたりしたら、困る。とても困る。 となれば、そんなことになる前にここを出るべきだろう。誰かに見つかる可能性はもちろん高くなるが、個室で会うよりましだ。 部屋から顔を出して、そっと廊下の様子を確かめる。 そして、そうっと部屋を出た**]
(24) 2016/11/26(Sat) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/11/26(Sat) 02時頃
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[慌てて駆け寄ってくる親友の姿に、少しホッとする この様な状況でも彼女が居てくれるのはとても心強い]
ケイイチ? じゃあ、あの招待状を送ったのはケイイチって事? 飛ばしたって事は、もしかしてあの招待状を開いたら私の居場所がケイイチに送られて、それで私も飛ばされたって事なのかしら そうだったら、ツアーが終わって帰ったばかりの私の居場所が分かるのも辻褄があうわね。
[また彼は何かを企んでるのだろう。全裸になったり子供になったり(ちなみに写真を見せてもらった。案外可愛かった)、 あの男は本当に変人だ それと付き合ってるクリスティアは……]
心中、お察しするわ
[ぽん、と肩に手を置いた]
(25) 2016/11/26(Sat) 10時頃
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― 食堂 ―
やったぁ、今日もスペシャルランチだぁ!
[宇宙船「グレイビア」の名物の一つであるスペシャルランチ、と呼ばれる学食を目の前に。 一人の青年が、きらきらうきうきとした眼差しをランチに向けていた。 幼子が滅多に食べれない馳走の前で、何かと落ち着かない様子を見せ。 青年の足元に寄り添う、猫と同じくらいの大きさをしてる羊が人の言葉を発する。]
『ほらノックス、手を振ってないで食べなさい』
はーい、いただきまぁす! おおきなエビフライだー、おいしそうだねメリー。
[幼い口調で話す白金の髪と碧眼を持つ青年は、ぱたぱたふりふり手を振り、メリーという小さな羊に注意を受けた。 そんな彼はグレイビアで起きた暴行事件により、精神が幼児退行していた。 今年で20になる青年の心は、5〜6歳位の子供と同じ精神年齢だろう。
そんな事を知る由もない青年は、スペシャルランチの大きなエビフライを口にし、もぐもぐ咀嚼していた。 世話係となった羊のメリー(2歳♀)と共に、彼女に見守られながらグレイビアに身を置き、日々の暮らしを送っている**]
(26) 2016/11/26(Sat) 14時頃
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―とある街で―
[――――――――――――――――声が、聞こえた気がした]
…………んあ?
[職場であるフィットネスクラブを出て、帰途へとつく最中であった。 男は足を止め、振り返る。 緑のジャージをまとった体に、冷たい風が吹きあたる。 ナップザックをつかんだ指先が、ひどく凍えかじかんでいる。]
野良犬……か? いやいや、こんな街中でありえねーだろっての。
[そうだ。聞こえてきたのは、犬の鳴き声だった。 空耳なのか、ただえらく郷愁をかきたてる、バウッ! という声。 まさか。いや、だけど…………]
(27) 2016/11/26(Sat) 15時頃
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キン………………………………
[野良犬よりも、もっとあり得ない前提となった呼びかけを 口に出そうとした瞬間。]
――――――――――――――――!!!!!
[さらにあり得ない出来事が、我が身に降りかかっていた。]
ああ? おい、これって…………。
[周囲の景色が一変する。 もはや馴染んだ街の光景が、もはや懐かしむほど遠いに、 過ごしていたはずの光景に。]
(28) 2016/11/26(Sat) 15時頃
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―艦内グラウンド―
…………マジかよ。
[そこは、開けた場所だった。 20年ほど前に過ごした、「シープスドリーム」を彷彿させる、 汗と心と青春を、ぶちまけていたグラウンド。 アメリカンフットボールチーム、 「シープスドリーム・デュラハンズ」のQBとして、 そして、あの掛けがえのない漂流生活の中で、 幾度も足を踏み入れた場所……にそっくりな]
あーあー、これ、あれだ。あれ。 きっと、あれだわ。知らんけど。
[夢? 幻覚? それとも誰かに拉致られた? 原因が何かは分からない。 分からないが、受け入れる。 爆発音がしないだけ、あの頃よりかは相当平和的じゃないか]
(29) 2016/11/26(Sat) 15時頃
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…………ん、たく。備品ほっぽり出してんじゃねーよ。
[グラウンドの中心にボールが転がっているのに気付き、 歩み寄って拾い上げた。 男自身は知る由もないが、かつて、漂流からしばらく後、 隻眼の友がそうしたように、1人っきりのこの場所で。 ただ、寝転がることはなく、無造作に片手でいじくりながら、 懐かしそうに周囲を見渡し、呟いた]
まいったねぇ。
[あの頃の記憶がよみがえる。 まだ頭の生え際の後退もなく、筋肉もでききっていなかった頃。 未成熟な心と体で、仲間たちに支えられながら、 あの事件に立ち向かったんだったか]
(30) 2016/11/26(Sat) 15時頃
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ま、じっとしてても、しゃーねーか。
[やがて、男はこの場所を後にする。 帰るにしても、状況を把握するにしても、 立ち止まっていたら、進まない。]
おーい。誰かいねーのかー? こんなおっさん拉致っても、なんの得にもなんねーぞー? んあ? つーか、テメーまさかそのケがあんのか!!! うひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!
[ボールを抱きかかえた手に、ナップザックを持ち、 誰とのなく、周囲に向かって呼び掛ける。]
(31) 2016/11/26(Sat) 15時頃
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[男は、気づいていなかった。 自分が手にしたナップザックにくくりつけていた古びた首輪。 かつて牛丼を誘った友が、改造してくれた首輪のポッケ]
つーか、俺、仕事あけで疲れてんのよねん。 キンキンに冷えたビールとか、あったらチョーだい♡ ネーの!? ネーのかよ!? おーい、っての!!!!!!!!!!!
[呼び掛けながら、グラウンドから廊下に出る。 まだ、気づいてはいなかったのだ。 10年ほど前に主を失った、犬用の首輪のポッケの中に、 届けられていた「招待状」に**]
(32) 2016/11/26(Sat) 15時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2016/11/26(Sat) 15時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2016/11/26(Sat) 15時半頃
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まるで学園艦みたい。みんな元気にしてるかなぁ。
[出口を探して歩いている内に、懐かしさが沸いてきた。 どうもここは、学園艦にそっくりな建物らしい。 とすると、扉が立ち並んでるここは居住区スペースだろうか? 試しに適当な場所を選んで開けてみると、一人部屋。 電子楽器が置いてあるから、ここの主は音楽好きなのだろう。 ちょっと親近感が湧いた。とりあえず扉を閉めて。]
うーん。出られるのかなあ。
[困った、と腕を組んで唸り、とりあえず学園艦っぽい建物ならコモンスペースみたいな所もあるだろう、と適当に歩き出した。]
(33) 2016/11/26(Sat) 19時半頃
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……いやー不思議なこともあるもんだねえ。 ヘスヒデニスで一緒だったみんなのことを考えてたら、 それっぽいところにワープしてただなんて。
[まず考えたのが不思議なことにいつの間にかこの場所にワープしていた説。 その場合寮の自室ごとワープしたことになってしまうが、 バリバリの文系なのでその辺りの細かいことは脇に置いといた。要はワープしたかも、ということが重要なのだ]
もしここがホントのヘスヒデニスなら……うん。
[在艦当時プロフェッサーと呼んでた恩師に挨拶もしたいし、 好きなプリンがまだ売っているならこっそり買いたくもあるが、 何より先に部室の様子を見に行きたいと思うミルフィである]
(34) 2016/11/27(Sun) 00時半頃
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[ミルフィの言う部室――とは、文芸同好会に割り当てられたささやかな一室のことである。 小説の執筆に集中するもよし、お菓子を食べながら駄弁るもよし、 とにかく居心地のいい空間だった。 創設者たるミルフィが卒業しても後輩たちが盛り上げてくれているはず! めいびー!
……などと勝手にわくわく感を高めていると、 ふと、廊下を歩く人影が目に入った。>>33 もしかしてこの暫定ヘスヒデニスの教師だろうか、というのが第一印象]
すみませーん、……ここってどの学園艦か分かりますー?
[挨拶もそこそこに気になることを訊ねてみた**]
(35) 2016/11/27(Sun) 00時半頃
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[うろうろと廊下を彷徨っていると、人とばったり出会って、声を掛けられた。>>35]
へっ?い、いや。私には分からないです。 その、気が付いたらここに居たもので。
[突然、どの学園艦か分かるか、なんて聞かれても、分からない。 と言うか、ちゃんと知ってる学園艦は乗ってたシープスドリームくらいしかないし。]
あなたは学生さん? あっ、私はアイリスって言います。アイリス・パレット。
[よろしく、と言って手を差し出した。**]
(36) 2016/11/27(Sun) 01時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/27(Sun) 01時半頃
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ええと、久しぶりねくらりん! 会えて嬉しいわ!!
[おかしな状況下ではあるが、親友に会えて嬉しくないわけがなく。それがケイイチの仕業(誤解)というのは申し訳なくもあるのだが。 そう言って再会を喜んだが、クラリッサの話>>25に首を傾げた]
招待状?
[つじつまが合うとクラリッサは納得したようだったが、こちらとしては納得できない。ケイイチは多分、そんなやり方はしないと思う。なんというか、らしくない気がするのだ。 そもそも、こちらはそんなもの受け取っていないし、聞いてもいない]
……ケーイチじゃないのかしら。
[心中お察しされてしまい、肩に手を置かれてしまったけれども。 困惑を浮かべた表情でクラリッサを見返した]
くらりん、その招待状、持ってる? 見せてもらえないかしら。**
(37) 2016/11/27(Sun) 02時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/11/27(Sun) 02時半頃
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そうね、久しぶり。コロニーツアーの前に会ったっきりだから、もしかして半年ぶりくらい?
[メールは最近までやり取りしてたけど、直接会うのは本当に久しぶりだった こう言う状況でなければ、積もる話もあるのだけれど 肩に手を置いたら、クリスティアは困惑したような顔で私を見る]
招待状? ええと……あったかしら
[ポケットの中を探ってみれば、かさり、と手に何かが当たる感触がした 取り出してみれば、確かに今日見た招待状 金縁の豪華な封筒に、中には『招待状』とだけ書かれた紙が入っているだけの、よく分からない招待状]
あった、これよ いたずらにしては結構手が込んでるわね
(38) 2016/11/27(Sun) 08時半頃
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[スペシャルランチを平らげ片付けをし、食堂を出た青年。 彼は普通ならば卒業している年齢ではあるし卒業はしているが、暴行事件で幼児退行しているが故、一時的にグレイビアに身を置いている。 近々新たな施設へ向かう予定のある白金の髪の持ち主は、手を振りながら上機嫌で歩いていて。]
今日のごはん、おいしかったねー。 ぼく、おなかいっぱいだよ。 メリー、このあとは“おべんきょう”だっけ?
[傍らを歩くメリーに予定を聞きながら、廊下を歩き図書スペースの扉を開いたのと同時に、メェ〜と羊の鳴き声が聞こえた。 扉を開けば大好きな絵本や図鑑などが置かれてる本の部屋、ではなく。 グレイビアに似て非なる造りの廊下が眼前に広がっている。]
あれぇ? ぼくまちがえたのー?
『そんな、図書スペースじゃない!? 場所を間違えるなんてないのに……何で?』
[一人と一匹は目の前で広がる光景に?マークを浮かべていた。]
(39) 2016/11/27(Sun) 19時頃
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ここどこなんだろう? わからないけど、いってみたい!
[不思議な光景に目をきらきらわくわく輝かせてから。 ぱっと飛び出す為の一歩を踏み出し、扉を潜り廊下へと歩み出した。 保護者代わりのメリーは唐突な青年の行動を諌めようと声を上げる。]
『待ちなさいノックス! 何があるのか分からないのに……』
だいじょうぶだよ。 こわいところじゃないと、おもうんだ。 だから、メリーもいっしょにいこうよー。
[ひょい、と猫サイズの羊を抱き上げれば、メェメェと鳴く抗議が聞こえるが。 青年は上機嫌ににっこり笑ってから廊下を歩いていく。 メリーは動じない青年に説得するのを諦め、腕の中で大人しくしながら、幼い青年は辺りを興味津々に眺めながら歩を進めて行った*]
(40) 2016/11/27(Sun) 19時頃
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[一方その頃、それは機械をいじっていた。 目の前にはマイクがあるが、 今のままではそれに向けて喋っても全域に声を響かせられないので。
実は宇宙人パワーの一環としてテレパシーを他者に送ることもできるが、 それは人間達をびっくりさせかねないので取りやめた。
で、数十秒後]
(41) 2016/11/27(Sun) 23時半頃
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『あーーー、マイクテス、マイクテス、 ……こうかな?
招待状は無事に届いたっぽいですねえ。 わたしはポーラ。招待状の送り主にしてこの領域の持ち主でもあります。 いきなりですけどみなさんには、 わたしが学園生活というものを知ってもらうための貴重な資料になってもらいます、ええ。
……とはいえわたしがやるのは、呼び出した皆さん方をゆるーく見守ることくらいですのでそこはご心配なく』
[つらつら。若い女の人っぽい声が艦内放送を通じて流れる。 伝達手段ではなく内容で人間達をびっくりさせてしまうのでは、というあたりには思い当たっていない。 ほら人間って、何か不思議なことがあればだいたい宇宙人のせいにするらしいし]
(42) 2016/11/28(Mon) 00時頃
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[半年振り、というクラリッサの言葉に、そうだったわね、と頷いた。>>38 目の前のクラリッサが、もしかしたら自分とは別の時間軸から来たのかもしれない、という可能性にまではもちろん思い至れない。 差し出された招待状を受け取って、しげしげと眺める。 やはりそれは、ケイイチのやり方とは違う、と思う]
私は受け取らなかったわ。もしかしたら、気づいていないだけかもしれないけれど。
[例えば、白衣のポケットの中にいつのまにか忍び込んでいたりしても気づかない。薬品でぱんぱんになっているからだ]
……こんなこと、ケーイチはしないと思う。 でも、それならどうして。
[その疑問に返事をするかのように、艦内放送が流れるわけだが。>>42 その理屈はさっぱりわからない。 だってそもそも、今自分もクラリッサも学生じゃないわけで]
……は!?
[ゆるーく見守られる宣言にぽかんと口を開くことになった]
(43) 2016/11/28(Mon) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/11/28(Mon) 00時頃
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『あと何か言っておくべきことは……そうだそうだ、 元の場所に戻っても呼び出す前からそんなに時間は経ってない……はず……だからその辺もご安心を。
それでは思い出など持ち寄ってご歓談くださいな♪』
[そして唐突に途切れる音声。 それはやりとげた顔で周囲を見回した後、 今度は食堂のある方に行ってみることにした。
ちなみに。 この時点では、今はもう学園艦に在籍してない者まで呼び出しちゃったという、 それ自身がやらかしたうっかりにはさっぱり気付いていないのだった**]
(44) 2016/11/28(Mon) 00時頃
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でも、ケイイチくらいしかこう言う事しないのでしょう? 趣向を凝らした可能性もあるかも……
[そう言いかけた時に、艦内放送が耳に入る>>42 内容がいまいち理解出来ないけど、つまりケイイチは無実って事みたい]
はぁ……学生じゃないのに、どうしろっていうのかしら……
[とりあえず、ちゃんと帰れるらしいと言う事なので、 この艦内放送をした人物を満足させればいいみたい]
……何かこう、学生らしい事でもする?
(45) 2016/11/28(Mon) 00時半頃
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