184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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[ 虚ろな瞳が己を映す(>>129 ヨーランダ)。 未だ生きていることに心底ホッとした。
そして謝罪とともに否定が返されれば。]
……ああ、そうだよな。嘘だよなァ
[ にたりにたり、取り敢えずは嗤うのだ。
──もしも同じ言葉が送られようものなら、 頬が腫れあがるまで引っ叩いていたところだ。
嗚呼、それにしても。 自ら手を傷口に添え風前の灯火を守る姿は なんて愛らしいのだろう。
ペン(>>99)はそこに刺さったままか? それとも途中で抜け落ちていただろうか。 あれば忌々しげにギリリと睨んだだろう。]
(139) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 彼女の手が縋るようにシャツを掴んでくれば 眉間を寄せながらパシリと振り払った。 触れることを許した覚えはないとばかりに。]
…テメェは俺様の玩具なんだよ
[ 淡々と抑揚のない声で告げる。 だから、相手の反応などお構いなしだ。 言い分など聞き入れる気も無い。
どう見ても長くは持たなさそうな身体。 料理の仕方を悩む時間も惜しい。
嗚呼、こんな身なりでも女は女か。 薄汚れた上に溢れる赤にも染まり もう何色だかわからない布に手を伸ばした。]
(140) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 無言で足首まである一枚布を一気に 首元まで捲り上げその肌を露わにした。 ──女の身体だ。無意識に舌舐めずりを。
然程明るくもなく頭に血がのぼる今では 全身にある痛ましい傷跡などは認識の外。
下着は流石につけさせられていただろうか、 なければ露出狂かよなどと罵っただろうが あれば粗雑に剥ぎ取り片足首に引っ掛け。]
……ふ、はは……ッ そうそう、俺様はおこりんぼうなんだよ
[ けらけらと唐突に思い出し(>>68)笑い。 記憶力は到底相手ほど優れてはいないが。 苛立たされたことならば忘れないだろう、 怒りをぶつけ発散してしまう前までは。]
(141) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 自身の衣服もまた相手の赤で染まっていた。 膝裏を押し上げ股を大きく広げさせながら、 下衣を引き下ろして半身を取り出す。 相手が暴れるようなら強く抑えつけただろう。
触れずとも半ばほど反応していた。 相手の身体にか。状況に対する生存本能か。 或いはその両方か。 二〜三度扱き硬度を増しながらペラペラと。]
俺様は選ばれた存在だ 然も、何人もの命を救ってきた英雄なんだ たまのミスくらい許されるべきだ 罪深いのは俺様じゃねぇ、周りの存在だ 怒らせる奴らがぜーんぶ悪いんだ …………お前もそう思うよなァ?
[ 狂った瞳で詰め寄り同意を求める。 無論、反対意見などこの男は求めておらず。 そうして舌を回している間にも、先端を相手の慣らしていない入り口に当てがい。]
(142) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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…──ああ、そうだよな
[ 返事があってもなくても。 あったなら紡がれるその中途にも、 ズプリと一気に貫いてしまう訳だが。]
(143) 2016/02/27(Sat) 02時半頃
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[ 男の生きる時代では誰も彼もが裕福には暮らせない。
──2101年、世界中で核が放たれた。 日本は相変わらず非所持を貫いていたが狙いの的にはされ防衛で大量の資金が失われた。
防衛には見事成功したために、金は尽きたが人は減らなかった、とも言える。 最低限度の民主的な生活は保障されなくなり、人々は貧困にあえぐ結果となった。
そうして取られることになった政策が、全国民を一定の採点基準で評価し選定するというもの。生まれた時点で肉体と頭脳を遺伝子情報から解析し、ふるいにかけ、将来性の見込めるほんの一割程度が選出される。
たとえば職業選択の自由や結婚の自由は、選定された者にだけ与えられる。男がしばしば口にする"選ばれた存在"とはそれを指していた。]
(173) 2016/02/27(Sat) 16時半頃
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[ 小学生の時、気にくわないことがあって女を殴った。拳に折れた歯が突き刺さったけど、痛くはなかった。酷く興奮した。けれども周りに抑えられてそれ以上することはできなかった。
高校生の時、腹が立つことがあって、柔道の授業で相手の腕を追った。ポキリとこちらにまで伝わったあの感触が忘れられない。けれども次の手は教師に止められてしまった。]
(174) 2016/02/27(Sat) 16時半頃
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[ そして今年。皆にとっては遠い未来。 大規模な立て篭り事件が起きた。犯人は実銃などという前時代的な武器を持った民間人。
きちんとマニュアルに則って動いていた。最初の二人を殺したのはそう、古いものであれ武器を向けられたために致し方なく。
次の一人は……武器を持っておらず。その辺に落ちていたガラスの破片を投げ付けてきた。ただ顔を少し傷付けられただけ、だったのだが。短気な男の機嫌を損ねるのには充分すぎた。
怒りのままに次々と犯人を殺して、武器を奪い、自動小銃を撃ち鳴らした。支給の武器は光線弾ばかりを扱うが実弾の反動はまるで誰かの鼓動のようで心地よくて……落ち着いた頃には辺りは静まり返っていた。
足下に転がる肉は静かで、口をきかない。 確かに先ほどまで遊んでくれて楽しかった記憶はあるのに。
もう相手をしてはくれない。 嗚呼、詰まらない。*]
(175) 2016/02/27(Sat) 16時半頃
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[ 彼女の死体は一度撫でた後はもう視界に入れないようにしていた。だから彼女の手許にナイフを落とした事にも気付かないし起き上がる瞬間も見逃すこととなる。
動かないのでは、詰まらなくて、虚しい。
やがてその虚しさは憤りへと相成る。 自身の名を呼び、自身を認めてくれる存在(無理矢理言わせた部分は考慮外)を傷つけ、命を奪ったあの男に矛先は向き。
首にペン先を突き立てられる、それさえなければあの時男は玩具の首を締め発言の訂正をさせる程度に留まった筈だ。……きっと。
そしてここから脱出するその時まで、みすぼらしい少女は自身が特別であることを実感させてくれる路傍の花であり続けた筈だ。それを奪いやがって。 ──等と至極自分本位の理由で憤っていた。何故彼がそうしたのかなどは気にならない。]
殺してやる殺してやる殺してやる……ッ?
[ 服を整え切れば今にも階段を駆け上がり飛び出そうとしていた。けれど自身の名を呼ぶ声(>>185)が耳に届けばビクリと肩を揺らし、目を瞬かせる。腕の中で幾度か聞いた声。否、それよりは通りがずいぶん良く聞こえたか。]
(196) 2016/02/27(Sat) 23時頃
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