人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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【人】 超心理学会 ヒイラギ

シーシャさん。

[彼に微笑むと、右手を上げる。
上げた手の薬指には、彼からもらった指輪が嵌められていた。
高価なものではなく、わかる人が見ればちゃちな指輪だろう。
だけど、彼の思いが十分以上に詰まっていることを、自分だけは知っている。

自分も、彼に指輪を贈った。
バイト代は諸所の費用に消えていき、やはり高価なものではなかったが、この街を出る前に、どうしても贈りたかった。
どこまでも自分と共に居てくれる彼への感謝と、彼は自分のものだ、という独占欲と、いつか左手への指輪を贈るという約束と、あとは、ただひたすら彼に感じている愛しさを込めた、つもりだ。

やっぱりこれも、早くもっといいものを贈ってあげたい、と思う。
もっと彼に相応しい価値のものを。]

(376) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[一緒にベンチに座ると、ホットコーヒーと一緒に、パックの中に詰められたサンドイッチを食べ始める。
オリュースは、どこでも食べ物がおいしかった。
駅で売られているサンドイッチですら、しっとりしたパンに、しっかりとした厚みのサラミとぱりぱりのレタス、すこし荒く刻まれたゆで卵が挟まれていて、旨い上に十分なボリュームだ。]

シーシャさん、おいしーですね。

[一緒にサンドイッチを頬張る彼に微笑む。
これがオリュースでの最後の食事かと思うとまた感慨深い。
戻ってこないつもりはないが、暫くは、この街とはお別れだ。

サンドイッチを食べ終わり、少し間の空いたころ、隣にいる彼に呟いた。]

まさか、この街を出るときに、他の人と…猫と一緒に行くとは、全然想像してませんでした。
この街を離れる時には、きっと、寂しい気持ちになると思ってたんですよ。

(379) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[高速列車がホームに入る。
自分たちも、荷物と、猫のケージを持ってベンチから立ち上がる。
そして、シーシャに向かって微笑んだ。]

でも、全然そんな事ありませんでした。
これからも貴方が側に居てくれる。

[早春の、暖かい陽に照らされる彼の髪を撫でる。
陽に照らされて、本当に温かく、初めて目を奪われたときと変わらずきらきらと光を透かす彼の髪。
そして、その髪に包まれた彼の微笑み。
それが、自分に向けられている。
それだけで、何より幸せだった。]

行きましょう。
シーシャさん。

[彼の唇に軽く口づけると、彼の手を取るように自分の手を差し出した。]**

(380) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃

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