人狼議事


171 獣[せんせい]と少女

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視点: 人


【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[すぐに離れて行ってしまった、温もりを惜しい…とは、思うが。>>312
恥ずかしげな表情を、浮かべるヒナコに。

春の………訪れを、感じて。
そっと、目を細める。

いつか…教える日が、来るだろうか…?

待雪草。
またの名を、スノードロップ(snowdrop)。

その、花言葉は…]

(335) souya 2015/10/21(Wed) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

−待雪草とロビンとアイリス−

[ヒナコとの、旅は。
結局どこにも、居つくことなく…。

ヒナコの気分を、羅針盤にして。
街から、街へ。道から、道へ。
野を、山を、海を、川を、巡り。

幼さを残す蕾、だった少女は…。
咲き誇る、乙女の年を、向かる前に。
今、ゆっくりと終わりの刻へと、向かっている…。]

 ………ヒナコ。
 待雪草が、咲いたといっても…まだ、冬だ。
 あまり窓際にいては、風邪を…ひく。

[窓際に置いた、椅子に腰かけ。
小鳥にパン屑をやる、ヒナコの、肩に。>>372
鳥の羽をイメージした、ショールをひとつ、かけて…やる。]

(459) souya 2015/10/21(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[あの時の…お詫びにと。
街の織物屋で買った、ミルクティー色のショールは…。
待雪草と並ぶと。
ヒナコの姿を、春を告げる一羽のロビンのように…見せる。

それはまるで。
ヒナコの襟元から飛び立とうと…。
日々薄くなる…、羽の、痣を。
少しでも長く…留めておこうと…するように…。

ヒナコが、私に気を使って…。
夏の、暑い日でも。
痣をみせないよう…、慎重に服を、選んでいることを…。
私は、知っている。
知っていて…、知らないふりを、している。

ヒナコと、私自身の…ために…。]

(460) souya 2015/10/21(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ………なんだい?

[呼ぶ事にも、呼ばれる事にも。
すっかり慣れた…呼び声に。>>418
甘えるような気配を、感じて。

以前のように、出歩かなくなったためか…。
秋よりも、細く。白くなってしまった、ヒナコの傍に。
膝を付き、不器用に浮かべた、笑みを見上げる。

こんな時…。
ユージンや、エフ、ブローリンなら、なにか…。
気の利いたことを、言えるのだろうか…?]

(461) souya 2015/10/21(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ………虹、では…。
 食べるのが、難しそう…だ。

[虹になりたい…と>>418
そう、願ったヒナコに…。
結局、言えたのはそんな…。つまらない言葉。

終りの時を、感じた少女が。
自らの死の、その時に。
こうして欲しいと…何かを望むのは、よく、あることで…。

出来るだけそれに、応えたいと…思っても。
私はいつも…。
上手く、その思いに言葉を…伝えることができない。]

(462) souya 2015/10/21(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

(嗚呼…けれどひとつ、確かな事…は…。)

[ヘラがイリスの頭に、振りかけた神の酒、三滴…。
熱を失い、冷たくなってゆく…ヒナコの額に…。

きっとそれは、注がれるの…だろう。

三滴とは、いわず…。
ヒナコを抱く、自分の視界が…。
紫《シ》を抱き、宵闇に染まる、アイリスの花に…埋め尽くされる…程に…。**]

(464) souya 2015/10/21(Wed) 23時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

−鉢植えの花が散り、小鳥が空へ飛び立つ頃−



満開に咲かせた青と紫のアイリスの花に埋もれるようにして、言葉もなく。

自らの姿を忘れた獣は、熱を失い、硬くなった少女の遺骸を喰らうのでしょう。
共に過ごした数年の記憶を、自分の命に刻み込むように…。

凍てつく冬を越えて。
生命が息を吹き返す春を告げるはずの、待雪草とロビン。
なのに二人は、自分から春を奪い取って、冬の中に置き去りにしてしまう。

(491) souya 2015/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート



――しかしそれは仕方のないこと。

彼が獣として生まれたように。
彼女たちはそうして生き、死ぬために産まれて来たのだから…。



ゆらり、ゆらりと、揺れる揺り籠《果実》。
風が吹けば揺り籠が揺れて。
枝が折れれば、
赤ん坊《少女》を抱いた揺り籠も落ちてしまう。

けれど大丈夫。
獣《せんせい》が下で、受け止めてあげるから…

**]

(495) souya 2015/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

− そして獣は喰らうのだ −

 ………そう、か…。

[雪の溶けた春の野に、不釣り合いな黒い影。
その腕には、今にも飛び立とうとしている、一羽のヒナを抱いて。

しあわせすぎて怖いと言う少女に>>542

不器用に。躊躇いがちに。
答えたのは、たった一言。

表情の乏しかった男の顔は、今は、見守る様にひっそりとした笑みを浮かべて。
抱き付く少女の身体を、取り落とさないよう強く抱きしめ返す。]

(548) souya 2015/10/22(Thu) 00時頃

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