252 Aの落日
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[ 生きてほしいって、思ってた。
だけど、死んで欲しいとも今、思う。
悪意に満ちた世界は何処まで息しててもしんどいから それなら朝が訪れる前に終わらせてしまった方が よっぽど、よっぽと、彼女の為じゃないか そう考えてから、笑ってしまった ]
…………違う、な。 俺がこれ以上もう、考えたくないだけ、だ。
[ 傷つきたくないから 自分が死んでしまいたくないから 中途半端に手を出して逃げた。
もう何度も繰り返している事だった ]
(298) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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だってこんな世界で生きるの、 しんどいじゃないか。
どうして頑張らないといけないの。
[ 彼女がじゃない、俺が、そう思う ]
(299) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ ふらりと教室に戻るために足を動かす。 ぽつりと呟いた独り言は誰にも聞こえやしない ]*
(300) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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―現在:3-A教室―
[ 授業はなくなった。 これからどうしよう。 路頭に迷ったように気分が悪かった。
外の空気を吸いたい気持ちもわかる。 教室を出て行った友村さん>>189を 視線だけで見送りながら溜息を吐いた。
全校集会に顔を出さなかった葛君の事も気がかりだった。 彼が体育館の外から見ていたなんて 知らなかったから尚更に>>172 ]
(301) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[「ねぇ、そういえば安住さんってさ」 「葛と関係あるの?」
また、誰かが何かを言い出してる。 胃の中が無性にムカムカして 気づいたら机を叩いていた ]
――――あのさあ! そういうの、やめない?
[ 口角は相変わらず笑っている。 そのまんまクラスメイトに続けていた ]
いや、やめてくれないかな。
[ ゴミ箱でも蹴っ飛ばしたい気分だった。 いや、バイクでも盗んで かっ飛ばしたいようなそういう気分 ]
(302) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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…………ほんと、困る。
[ それだけ言って教室を出ていく。 自分の型ってもっと丸いと思っていたけども 全然そんな事はなかったらしい。 もっと尖っていたんだな。
これじゃあの双子のキャラとキャラ被りじゃん。 今はログボメインでログインしてるアプリのことを 頭に思い浮かべながら鼻を鳴らす。
後輩とクラスメイト>>258>>278の話題 になっているとは知らないまま どこに行くかも考えず廊下を歩く足取りは 重ったるいくせに、軽く感じた ]*
(303) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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「あなたが来てくれなかったら、 私、きっとここから落ちてたわ。 そうして、死んでたかもしれない」
[ 甘ったるい台詞>>74
引っ張り上げた主人公に向かって 助けられた少女が口にする言葉。
気遣わしげに見ていてくれた視線>>161すら振り切るよう 教室であんな事を口にした時、 ちょうど友村さんがいなくて良かったって思った。
あんな言葉、言われた事なかったから だから練習中の一場面を見た時に 「いいな」って思った事をそのまま気に入っていた ]
(339) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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[ 主人公になりたかったわけじゃない。 ヒーローになりたかったわけじゃない。
――――なんてことはなくて
引っ張り上げたかったに、決まってる。
要らないって言われたって どんな形であっても助けたかった。 だけどここは現実で>>147 この手には何にもなくて 卑怯な人間だから浸る時間>>326に甘えてた。
言い訳ばかりして今も結局何がしたいのか分からない。 ただ、さっき願った事は結局、 彼女の為じゃなくて、私欲でしかなかった ]
(340) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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[ 助ける、助けないの前に いつも声をかけそびれてしまったばかりの 「大丈夫?」が頭から離れない。 ただ、それだけの理由で 彼女の生にあんな事を願ってしまった自分をまた、嫌いになる。
ほんと、どうしようもないな。 好きの反対が何かも分かってないからこそ 知ってる誰かに尋ねてみたくなった。
この想いは何なんだろうって。 飼い慣らせない欲は早く終わらせた方がいい。 持て余してると隕石でも落ちて世界滅亡を 願い続けてしまいそうになるから ]*
(341) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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―廊下―
ホント世界滅びた方がいいと思う。
[ 随分と大きなスケールの話を 今日は暇そうな生徒会長を捕まえて話していた。
「この後どうする?」 問われて何も考えていなかった不憫な顔は 相変わらず血の気が薄い。
「あんなこと言わなきゃ良かった」後悔と 「言ってやったぜ」という爽快感。 矛盾する何かを抱きかかえながらも ふと通知に気がつけば指をスライドさせた。
「誰から?」その声に短く答える。 「辰巳君」>>312 ]
(342) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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───────────────── To 辰巳 刀流 From 四十崎 縁 ─────────────────
カフェオレ、飲みます
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(343) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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[ 送信してからスマホをポケットに突っ込んだ。 「どこか行くの?」の声に「散歩」と返して ふと、何とは無しに振り返って尋ねた ]
やっぱりブラックよりカフェオレだよね。
[ 首を傾げて間抜け面してる会長に僅かに目元を和らげる。 答えは待たないまま、廊下を歩く ]*
(344) 2018/10/18(Thu) 23時頃
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