人狼議事


266 冷たい校舎村7

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視点: 人


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[雑音に脳が焼かれる。
きっと、雷に打たれるってこんな感じなんだろう。
思考も、視界も、何もかも。
ぱちぱちと白く塗り潰される。融ける。

唇が戦慄く。ぐるりと視界が反転する。
絞り出した声は意味を成しておらず
紫苑は潰された蛙のような声で呻くことしか出来ない。]

(426) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[鮮明な雑音の中で、
はるちゃんは嬌声を上げている。

吐き気を覚えると同時に、
それでも、彼女の声に聞き惚れてしまう
自分もいた。

俺の名前を呼ぶ声が好きだった。
熱心に何かを話す横顔が愛おしかった。

瞼が熱い。頬を何かが伝った。]

(427) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[柊紫苑は空気が読めない。

目を見て察するなんて出来ないし、
いくら耳を澄ませても、
聞きたいことは耳に入ってこない。

けれども、わかる事だってある。]

(428) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[少なくとも、俺は。

君のことを、愛して――。*]

(429) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

―8時50分―

[2階の放送室。その扉は開け放たれている。

文化祭の裏方の部屋。
延々とJPOPを流し続ける狭い部屋の片隅で、
右耳にイヤホンをしたマネキンが
壁に力なくもたれかかっている。

目立った傷はない。パッと見ただけなら
眠っているようにも思えるだろう。

その白い頬には、赤い筋が走っている。
両目から血の涙を流すようにして
マネキンは床を見つめている。]

(430) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[耳に着けているイヤホンに手を伸ばしても、
持ち主に奪い返されることは無い。
聴くことだって容易だろう。

あぁ、でも、止めておいた方が
いいかも知れない。

片耳だけのイヤホンは最大音量になっていて、
周波数の合わないラジオのような雑音と
脈絡のない生活音が混ざりあって
不快な騒音を奏でているだけだ。]

(431) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[本を捲る音、足音、笑い声。
テレビの音、ドライヤーの音。

或いは、ぺちゃ、と水が跳ねるような音とか、
走ったあとのような荒い息遣いとか、
頬を何回も叩くような音とか。

雑音と、生活音と、何かの音。
深く考えない方が――分からない方が幸せだ。]

(432) 2019/06/13(Thu) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[耳を劈くような音量で鳴り響く雑音たちに、
マネキンは静かに耳を傾けている。

無表情に、赤い涙を流しながら。**]

(433) 2019/06/14(Fri) 00時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2019/06/14(Fri) 00時頃


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