255 【ヤンストP村】private eye+Violine
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[メールを打ち終えた後。 例の家族の絵を下ろしておこうと。
伸縮式のマジックハンドを用いて、 作品を引っ掛けている紐をツメに引っ掛け 壁から下げることにした。]
フィルムや額縁は手入れしておいてやるか。
[古い作品だから表面に保護フィルムを貼っている。 低い木机の作業台に絵を乗せて、 溶剤を吹き付けて布巾で拭っていると携帯が鳴る。
メールと違い、長い電子音に着信だと聞き分けた。]
(74) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
[誰かと着信元を確認すれば大学からだ。]
はい?ヌヴィルです。
ああ――ギネス先生か
昨日は帰りがけに展示を頼んでしまって どうもすみません。
それで、どうなさいました? 展示会の件か何かでしょうかね。 [常勤の美術講師だ。>>63 件の絵を掲げては貰ったが何か支障があったのか。 それとも、今日も彼が担当で講義はあっただろうから 展示会の作品で生徒からの相談事でも―――]
(75) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
………え?
[大学外部から、ヌヴィルへの着信があったと。
イアン・エイムズ、
親友の名を名乗る人物から。]
(76) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
いや…その人物に心当たりはあるんですがね その、宮廷に召集されてますから。 だから、多分……
[10年前に宮廷行きになったのだ。 聞き間違いか何かではないかと苦笑を浮かべる。 だが、
――――パピヨンは健勝であるかと。 ――――三番街に帰れるかもしれないと。
そんな内容の通話があり、 再会を待ち望む伝言を受けたらしい。
音声は明瞭では無く 何処か苦しそうなくぐもった声で聞き取れたとも。]
(78) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
[人違いにしては、内容が人違いではない。 帰ってこれない場所から、帰って来れる?
――…そんなこと、あるはずがないのだ。
何かありませんでしたかと心配する声に 山羊頭のことなんて話せる訳もない。]
いや、特には何も。 はは……大丈夫ですが…そうですね。 また掛かってきたら教えて下さい。
[辛うじて通話を切るも、 動揺は携帯を握る手を震わせる。]
(80) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
[一瞬、喜びと異様な背徳感を感じた。
此方に帰ってくるなら絵ではなくて パピヨン本人とも会えるし、 再会の喜びを分け合える。
でも、男は。 親友を裏切ってしまった。
“仮面”をずっと借り続けていた 意中の女と籍を入れた羨望の相手。
一体、どんな顔で、会えばいい?]
(81) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
[そもそも――――
向こうでは端末機器を没収されるのでは>>0:601 じゃあ、一体イアンは今どこに居るというのだ。
宮廷を逃げ出した? そんな事が出来るのだろうか。
エル・ドラード。 御伽噺のような理想都市の言い伝えが過る。 まさか、其処に居るとでもいうのだろうか。]
(84) 2018/12/02(Sun) 21時半頃
|
|
いや、なんだって大学に? ―――どう、して俺を……。
[パピヨンが心配なら本人に電話をかけろと思う。
何故、俺に。 何故、今になって。
昼間のまぼろしのような時間が思い起こされる。
もしもあの誘惑に身体が動かず済んだなら この奇妙な電話の話を喜ばしく聞けただろうに。 エル・ドラードの実在は 完全なるまぼろしから昨日の本屋でのやり取りで 半信半疑に信憑性が変わっていただけに。 心から喜ばしいと――思えていただろうに。]
(85) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
[後ろめたさ、気まずさ。 未完の絵をちら、と見て。
どうしようと頭を押さえ込む。 古傷の火傷の痛みが、ずきずきと増すよう。
パピヨンにこの事を伝えるべきなのか。 いや、伝える方がいいだろう。
ただ、メールや電話で話すのは気が引けて、 深夜に店に行くことを決めたは良いが―――]
(90) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
どうすりゃ、いいんだ……。 もし、帰ってきちまったら
[いや、何も男が此処に居るうちに帰るとは限らない。 しかし男が消えたこの街で夫婦は再びヨリを戻すのか。
渦巻くどす黒い感情は きっと。
―――嫉妬、だ。]
(91) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
[なんて、汚いのだろう。
10年前に労働に出た親友が戻ってくるというのに 歓喜よりも羨ましさが膨らむのだ。
男は向こうに行けば死ぬだけだというのに。 羨ましい。 狡い。 またあの女と共に生きれるなんて。
アポロは―――…、 ]
(95) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
っふ………
[その感情は、赤も青も黄も、 何もかも飲み込む黒に埋め尽くされ。]
くそ…、どうしてお前ばっかり……。
[悪魔のように醜い感情だ。
山羊頭の幻影を 愛する女の絵の中に見た気がした。
かぶりを振り、 頭の中からどうにか追いやろうとする。 けれど、消えてはくれない。
土石流のように押し寄せてくる苛立ちと嫉妬と、 それらを抑えようとする理性。 上着の胸元をぐっと掴み、平静を保とうとする。]
(98) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
[そうしていると、手の中の携帯が震えた。
一通、そして二通。>>66>>97 電子文が到着したのを報せる無機質な音を聞き ゆっくりと呼吸を吐いてから内容を確かめる。
タツミからのメールはありがたいものだった。 古傷がひりひりと痛み、頭痛に変わるから。 飲みに出るにしたって、この痛みを抱えるままでは 逃避の酒を―――煽る気にもならなかった。
ただ、妹からのメールは。 絵の中に浮かぶ幻想の山羊を彷彿とさせる。
お化けなんて存在する筈ないだろうと 常ならば笑い飛ばしてしまうのだが。]
(101) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
[目を閉じ、深く息を吐いて。 パピヨンの絵に布を被せてしまう。 乾燥させるなら覆っておかない方が良いが 今は――この絵を見ていたくはない。]
『薬の件だが、ありがとう。 手間で無けりゃあアトリエに 届けてくれると助かるよ。』
[本屋の斜め向かいだという事は昨日話題にもした。 場所が解らず配達出来ない――という事は無いだろう。 タツミに返信を返してから、
もう一通を睨めつけた。]
(102) 2018/12/02(Sun) 22時頃
|
|
『分かった、紅茶のと菓子の準備はしてあるから。 遅くなって来たし、来る時は気をつけてな。』
[そこまで打ったが、 続きを打つのに額を――火傷痕を思わず抑える。]
『変な噂だな、覚えがない。』
[山羊という言葉も超常現象にも触れず。 愛想の薄い内容になってしまったが、 これが返せる限界だった。]*
(105) 2018/12/02(Sun) 22時半頃
|
|
[それから遅れ、もう一通メールが届く。>>104
確かに人為ミスだ、誤送自体はあるだろう ただ、生き物の首が入った荷物を誤送すれば 流石に悪質な“事件”になり自警団の管轄となる。
無い、のだ。 なら―――……不特定な嫌がらせではない。]
………………。
[釈然としない想いを抱きながら、 返事は作らずに携帯を木机の上へと、投げ出した。]*
(109) 2018/12/02(Sun) 22時半頃
|
|
[妹からのメールは届いていた。>>116 が、狭いコンロで湯を沸かして 紅茶の支度をする方に時間を取られていた。 じっとしているよりは何かしていた方が 気も紛れるというもので。 牛乳の用意は無かったが 挨拶の電話を入れた農園から檸檬が届いていた。
ポットに野干の湯を満たして紅茶を煮出し 茶に添えられるように 作業台にまな板と包丁を持ち寄り輪切りにする。]
(120) 2018/12/02(Sun) 23時頃
|
|
いって、
[慣れない事をするものだから、 中指の中節、皮を裂いてしまった。 じわりと滲む血に、 段ボール箱とその“中身”を想起して ――― ふる、と頭を横に振る。] タツミに絆創膏も頼めば良かったな。
[傷は水で洗い流し、輪切りの檸檬を 小皿に添えた頃合、クッキーも袋から出そうと 食器棚に視線をくれた時、 訪問があった。>>117>>121]
(124) 2018/12/02(Sun) 23時頃
|
|
ああ、いらっしゃい。 フローラ、クッキーだけ袋から出してくれ。 [カップは二つ。 砂糖は必要なら勝手に使えばいい。 紅茶のポットを傾けて注ぎ。]
久しぶりだな。 まさか此処で顔見るとは思わなかったが。 私服のほうが背伸びしてなくていいぜ
[ノッカという娘とまともに顔を合わせたのは パピヨンの店だったもので。 二人共目元が赤い事には触れず。]
(126) 2018/12/02(Sun) 23時頃
|
|
[例の絵は、額縁の埃を除去し、 透明の保護フィルムもきちんと磨き終えて 作業台の上へと置かれている。
彼女の所持している写真と構図が似ているのは 写真を元に描いたものである為だが―― 劣化は多少目立ち、油彩特有の罅もある。
それでも、色褪せは比較的少ない方だ。 保存が良かったこともある。 背景のラベンダー畑や風車小屋も遠くに描かれていた]
こいつが渡したかった絵だ。 その…もっと早く気づいてりゃ、 ごたつく前に譲れたんだが。
[そこまで告げて、どうだろうと彼女を見遣る。 気に入らなければ捨てられたって別に構わないのだが]*
(127) 2018/12/02(Sun) 23時頃
|
|
[茶菓子は妹に任せることにして>>138 ミラーボールの下ではなく、明るい照明の灯る アトリエでの再会に肩を竦めてみせる。>>129]
驚かせて悪かった。 まさかフローラと仲が良いとは知らなかったよ。
こいつとはあまり似てねぇからな。 こいつは母親に似たんだろう。
[母親――義母に似ているのだからと 意識的に血の繋がりを遠ざける。 アポロの自衛心の現れは些細な遣り取りにだけ。]
(141) 2018/12/02(Sun) 23時半頃
|
|
[絵の中のノッカはまだ幼すぎるから。 ――いつの絵か覚えているかもわからないし、 彼女がこの頃の写真を所持している事も 男には分からないことでは、あるけれど。]
もう十数年くらい前のやつだな。 [ただ、初めて見る絵画を前にしている割に、 ノッカの向ける目には懐かしさが感じられる。 ありふれた日常のうちの一日、一時を>>132 写真とは違って男の主観と客観で構成されるもの。
一枚の絵を見る際、個人の主観も絡む。 絵の価値は描いた者が決めるのではなくて、 その絵を見ている三者が決める。>>137]
(145) 2018/12/03(Mon) 00時頃
|
|
[絵画に視線を真っ直ぐと注いだ娘が、 涙を溢れさせる姿は 他人から見れば二束三文の価値しかなくとも 充分過ぎる代金を意味する。
技術や絵の状態に価値があるのではなく 彼女にとって、 一つの拠り所になれる価値が与えられた。]
そうかい、…良かった。 この絵にも値打ちが出たってもんだ。
いいんだよ、お前さんの手に渡る為に 昔の俺がきっと描いたんだ。
[紅茶の香りと、甘い砂糖菓子の香り>>139。 この絵の家族も、花畑を眺めながら 仲良くお茶でもしたのだろう。]
(147) 2018/12/03(Mon) 00時頃
|
|
[酒場で描いた時は、背伸びしているだけの少女だったが 今、落涙しているこの瞬間の方が描きたいと思った。 記憶に焼き付けるだけに留めるが。]
皆いい笑顔してるじゃねえか。 向こうでも、再会できるといいな。 この絵みたいによ。 [その可能性は―――今は夢物語という訳でもなかった。
今此処で語りはしないが、 実際に発った男から電話が来たというのもあり。
触れているのを邪魔はしないが、 用意していた紙袋を添えて、差し出すとしよう。]
(148) 2018/12/03(Mon) 00時頃
|
|
[妹の独り言とも感想ともつかない囁きを耳に留める。 クッキーの袋を持つ手が何かを潰した事までは 視界に収めるには至らなかったが。]
……うん?
そのうちに、見れるよ。
[意味が通じないだろう言だけ、呟く。 妹にも――妹を自称する少女にも、絵は遺した。
今は、芸術家ヌヴィルの作品とは 思えない“絵”であったとしても。
いつか、彼女と彼女の家族の為だけの、絵になる]**
(151) 2018/12/03(Mon) 00時頃
|
|
ああ、荷物が結構多いのか?
昔は…私物は殆ど持って行けなかったようだが、 今は融通を利かせてくれるらしい。 まあ、持っていけなくたって 構いやしないさ。
[鮨詰めにして運ばれるから手荷物の一切を持参するなと 過去の召集は通達があった。>>0:584 母親も臍の緒の箱や家族の写真だけ身につけて そうして運ばれたから―――
本来の“用途”に使われたかは定かではない。 そのあたりはアポロの預かり知らない事だが。
出来るだけ持っていきたい意思は感じ、 宮廷の使者が来た時、もし査定に引っかかれば 男からも頭を下げることを心得る。]
(172) 2018/12/03(Mon) 08時頃
|
|
[紙袋に入れて絵画を渡したあとは、 紅茶と菓子を振るまい、 たわいもない話で過ごす。>>155
そうしていると幾らか 頭痛も治まってくるものだから やはり“気の持ち様”なのだろう。]
……慣れないな。
[だが、アポロと呼ばれるのはどうにも慣れない。 ノッカから見ればどちらもヌヴィル姓なのだし 他意があってのことでは無いのだろうが ―――仮面が剥がれそうで。]
(173) 2018/12/03(Mon) 08時頃
|
|
礼なんざ気にしなくていいさ。 その金でうまいもんでも食べたらいい。
[男もまた飛空艇に乗ること。
物資で貰っても処分の末路を辿ること>>156 喜んでいるノッカの前では言い出せず、 少しだけ困ったように笑うのみ]
(174) 2018/12/03(Mon) 08時半頃
|
|
[ノッカと妹を見送ったあとは、 他の絵の処分について考えていた作業を始める。 このアトリエも当然引き払わねばならない。 此処にある絵や彫刻は 年に数度外地区に荷運びをする連絡船が来るから それで送るのを商会に依頼する手筈だった。 売れ残るものは大学に寄贈するつもりで。
作業台の片隅に畳んであったノートパソコンを起動し、 オークションのサイトを開く。
入札の状況を見る為に]**
(175) 2018/12/03(Mon) 08時半頃
|
|
[少女らの交友に口を挟みはしない。>>179>>188 フローラの友人であったなら、 最後まで友人であってほしい。 アポロと呼ばれ続けて居心地は悪かったが>>178 年頃の等しい彼女たちの遣り取りは好ましい。]
またアトリエで茶をするなら こうして描いていたいな。
[カップは二つ。 男は彼女らが談笑を弾ませる間、 殆ど口は効かず、寡黙に徹して>>152 鉛筆を走らせていた。 お茶を飲みながらクッキーを口に運ぶ二人を クロッキー帳に描き留めていたのだ。 酒場では黙って動くなと告げたが 日常の会話を楽しむ所を邪魔したくなかった。
だからこそラフではあったが 酒場よりも実に情緒的な時間を描けて満足だ。]
(200) 2018/12/03(Mon) 19時半頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る