191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[ そして、これは、”死神のゲーム”だと、 おれはよくよく理解している。
死神のいうことはゼッターイ、というやつで、 逆らう理由なんてないし、さっさと先に進みたいし、
そもそも、なんて簡単な問いなんだ。]
(299) 2016/06/08(Wed) 11時半頃
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── ネルのほん。
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(300) 2016/06/08(Wed) 11時半頃
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[ 彼だか彼女だか知らないし、どうだっていいが、 天使モドキが問いかけるなら、 おれは間髪入れず即答したことだろう。
悩むまもない。他なんてない。
さあ、答えたぞ、と言わんばかりに、 おれは、壁を挟んだ先にいる、 黒い羽の持ち主に、視線を向けたことだろう。*]
(301) 2016/06/08(Wed) 11時半頃
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── 記憶:紀陸 類のすべて ──
[ 欲しいものなど、何も手に入らぬ人生であった。
とまあ言ってしまえば、 ハナから諦めてかかるからだとか、 精一杯足掻いてから言えだとか、 至極まっとうな言葉が飛んでくるだろうし、 事実、そうなんだろうけど。
はじめは、多分、おれも”持ってる”側の人間で、 小ぎれいな住宅地のきみの隣の家に住んでいた。
隣り合った家に同い年かつ同性のこどもがいたんだから、 そりゃあ、まるで兄弟みたいに育ったね。
── せいぜい7つのときまでなんだから、 育ったと言うと、語弊があるかもしれない。]
(315) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ おれは生来、ひどく人見知りで引っ込み思案な性質で、 公園を駆けまわるより、砂場でお城をつくるのがよくて、 できることなら、きみかおれの家で絵本を広げていたかった。
日が暮れるまで、清潔な部屋の片隅で、 一冊の絵本を覗きこむから、ときどき、額がぶつかる。
ふたりして、やわらかい世界に浸っていると、 お母さんがおやつとジュースを持ってきてくれるけれど、 きみも、おれも、絵本に夢中で、気付かないことのほうが多い。
きみとなら、何度同じ物語をなぞったって飽きなかったし、 けどやっぱり、クリスマスも誕生日も、 おれは新しい本ばかりをねだって、本棚を溢れさせた。
そんな、幼い日の記憶。]
(316) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ ── とまあ、よい話ばかりしたって仕方がない。
神様は突然我が家にやって来た。
小学校に上がって間もなかったおれの記憶はあやふやで、 気づけば引っ越しが住んでいた記憶しかないけれど、
おれがぼうっとしている間にも、 父は仕事を辞めて、家を売った。 日のささない団地の一室に越した。 住まいも家具も何もかも売り払って得た金は、 全部、神様が持ってった。
数年して、やっとそのことに気づいたおれは、 なんだか、ボロい商売だなあと思い、 でも、こうなってしまったら仕方ないなあとも思って、 その後十年、毎日夕方四時半、 強欲な神様に祈りを捧げることになる。]
(317) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ 色々と残念なことはあったけれど、 仕方のないことのような気がしていた。
友だちをつくるには、我が家の噂は広まりすぎていたし、 親しくなればなったで、迷惑をかけてしまう。
きみは、変わらず隣にいてくれたけれど、 なるほど、おれと親しいというだけで、 他の子たちからすればドン引き案件なのだ、 と気づいて、距離をおくことにした。
もともと、穏やかなほうだった両親は、 これまでにも増してにこにこ笑顔で生きていて、 極端に質素な生活を送りながら、 毎日、とても楽しそうなので、 なんとなく、なにも言えないまま、時間が過ぎる。]
(318) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ ほんとは、友だちだってほしかったし、 修学旅行にも行きたかったし、家族旅行に憧れた。 流行りのおもちゃやアニメは、 よくわからなさすぎて興味もわかなかったけれど、 もっといろんな本を読んでみたかったし、 きみの隣にいたかった。
けど、だんだん、そんなことを考えることもなくなって、 ただ、ひたすらに”今”を受け入れ続けて、 気づいたら、きみは絵本作家になっていて、 遠くの存在になって、 そして、おれは、何者でもなかった。]
(319) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ ── きみの描く絵本は、あのころの記憶だった。
おれが、きみと一緒なら、見れた世界。 やさしくて、あたたかい、遠い記憶。 おれが生きてきて、一番、よかった頃。 確かにおれも経験した、輝く思い出のかけらが、 きみの世界には、確かに存在していた。
はじめてきみの作品を読んだとき、 おれは泣いて、あのころに戻りたいと願った。
もう、戻れるはずはなくても、 きみの目を借りれば、もう一度、見ることはできた。 触れて、感じることはできた。あのころの日々を。
── それさえなくしてしまったら、 生きている意味なんてないと思った。]
(320) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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── 逃げよう、この街から。なにも聞かないで、一緒に来てほしい。
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(321) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ あの夜。
諦めることで生きてきたはずのおれが、 たったひとつ、諦めきれなかったこと。
きみを守りたいと思った。 きみが無事なら、それでいい。 そのためなら、なんだってする。
── きっと、死の間際、おれはそれだけを悔いた。
あのとききちんと、諦めていたら。 これも仕方のないことだと、受け入れていたら。
きみは、死ななかったのかもしれない。 たったひとり、守りたかったきみを、 おれの諦めの悪さが、殺した。
その後悔が、今のおれをつくり、 そして、今、みっともなく足掻き、藻掻いている。]
(322) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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── 2nd day:宵越屋 前 ── [ 彼(或いは彼女)の問いが、「なぜ」じゃなくてよかった。
── と、おれは思う。
生前の記憶を手繰ろうとすると、 なんだかしっくり来ないのだ。
きみの様子が明らかにおかしいことはよくわかるし、 きっと、きみの”エントリー料”とやらは、 きみの自信とか、誇りとか、 そういったたぐいのものなんだと思うけれど、
ただひとつ、おれに強烈に残されたものは、 きみを守りたかった、という思いだけで、
── 果たして、おれはなにを失ったんだろう。
という疑問は、まあ大した問題じゃないので、 今、目の前の課題にぶつかって、たちまち消える。]
(323) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ 今この瞬間も、やっぱりそうで、 死神科天使属みたいな、明らかに矛盾した見た目のそいつは、 なんでなんでを繰り返す三歳児みたいなことを言うから、]
ネルは、絵本を描くんだよ。
本屋に行けばあるんじゃないかな。 この近くにも、大きい本屋があっただろ。
そうだ、見せてや…………、
[ そして、おれが硬直したのは、
きみの言葉>>309への喜びではなく、 死んで、目を覚ましたとき、 確かにしっかりと抱えていたはずの絵本が、 いつのまにやら、なくなっていることに、 今、ようやく気がついたからである。
おれは、ぎこちなくきみを見る。]
(324) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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──── ごめん。
[ 血の気が引くというのを、 生まれてはじめて、というか、死んでから、 はじめて身を持って感じたように思う。
おれは、ただひたすらにきみに申し訳なくて、 情けなくて、きみを失望させるんじゃないかとか、 いろいろと思うことも、謝りたいこともあるのに、 特にその中のどれも言葉になることはなく、
その一瞬に限っていえば、 いくら”死神のゲーム”を司る死神様だろうが、 壁を挟んだところにいるやつのことなんか、 すっかり頭から消えていって、
ただ、視界が数段暗くなったような、 「目の前が暗くなる」という、 本日ふたつめの慣用句を体感しているところであった。*]
(325) 2016/06/08(Wed) 16時半頃
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[ きみは優しい。
おれに励ましの言葉をかけて、 提案をしてくれるきみ>>360に、
それと、今なお進んでいるはずのカウントダウンに、
おれは、今なおとっても後悔しながらも、 それでも、前を向かなきゃいけないと思う。
だって、今、もっとも重要なのは、 ミッションが無事達成されること、 できることなら、おれときみの手で達成すること、 きみを生き返らせること。
なので、おれは、きみの顔を見て、 うん、とひとつ頷く。 そのころきみは、死神にお礼を言っていた。]
(365) 2016/06/08(Wed) 21時半頃
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── 宵越屋・1F ──
[ それから、]
── そうだ、ミッション。
[ ここには買い物に来たわけで、 本当に、これは、棚ボタってやつだと思うんだけれど、
偶然訪れた場所が正解だっただなんて、 やっぱり、きみはすごいな、なんて思うわけだ。
── もっとも、時間はあんまり、残ってないみたいだけど。
おれは、きみの言葉>>363に、少し考える。 それはほんの一瞬のことで、]
(366) 2016/06/08(Wed) 21時半頃
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……とりあえず、上に向かおう。 今日の所は、ネルの兵隊に頼ってしまうことになるかも、だけど。
[ なんせ、ミッションが達成できないとなると、 全員、一発アウト。まず大前提として、 ミッションはクリアしなきゃならないのだ。]
先客とか言ってたけど、 とりあえず、登ろう。 屋上なら、エレベーターの方が早いと思う。 確かここ、10階近くあるし。
[ そういって、おれたちはエレベーターホールに向かう。 地上階から、そのうちのひとつに乗り込んだ。*]
(368) 2016/06/08(Wed) 21時半頃
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── 宵越屋・屋上 ──
[ ”先客がいる”という言葉に、 てっきり、よそのペアがいる光景を予想したのに、 どういうわけだか、そこには、 見覚えのある顔がひとり。>>386]
── あれ、昨日のおじさんは?
[ おれは尋ねる。確か、目的地は屋上と言ったはずだ。
ぐるりと屋上を見回してみても、 ノイズらしき鳥が見えるくらいで──、]
あ、黄金って。
[ アレか。って、つぶやきつつ、 一日ぶり二度目。おれは自分の視力に少し感謝する。]
(392) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[ さてと、ミッションの意味は大体理解できたけれど、 果たして、同い年くらいと思しき彼から、 彼のパートナーの居場所を聞き出せたんだか。
ここに至るまでの背景を聞き出したなら、 やっぱり、おれは、 「どうしようか」という顔できみを見て、 正しい決断を、知るのだと思う。*]
(395) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[ ほんとうは、きみに戦いをまかせるなど、 できるだけ避けたいところだったんだけれど。
ああ、まさか、自分の言葉を、 こんな早々に回収することになろうとは!>>368
だけど、きみがそういうからには、 というか、それは、正しいとしかいいようがなくて、 おれは、]
わかった。 ……けど、めちゃくちゃテレパシーしてほしい。
[ とだけ頼んで、きみを見送ることにする。*]
(412) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[ さてと、なら、こっちは単純。
おれは、なるほど、よく覚えてるなあって思いつつ、 同い年くらいのいわゆる”イケメン”>>411に向き直って、]
── ちょっと、息止めてて。
[ とだけ、言うわけだ。
彼の言葉で、ミッションについて、 またいくらか追加情報を得る。
なるほど、アレだけじゃないのか。 なら、余計に急がなくてはならない。
とまあ、おれは金属バットを地面に置き、 ”翅が生える”イメージをして、 とん、 と地面を蹴る。]
(414) 2016/06/08(Wed) 22時半頃
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[ 所詮は屋上の範囲内上空。 きみはもちろん、そこにいる彼もご存知の通り、 おれの力の強みであり、厄介なのは、 この無差別的な攻撃にある。
背中と肩に生えた二対の翅が、 ぱさ、ぱさ、とはばたくたびに、 昨日と同じように、淡黄色の粉が風に乗る。
ゆるやかに、範囲内を旋回。 モノを加えてる鳥の攻撃なんて、 そう怖いものじゃあないし、 おれはただ、ゆうゆうとそらを飛んで、
ソレが、じわじわ、動かなくなるの、 まるで、モノみたいに、ぼとん、と床を打つのを見守る。*]
(418) 2016/06/08(Wed) 22時半頃
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まだ、しばらく、口と鼻、 ハンカチとかで押さえといたほうがいいと思うけど。
[ ないなら貸してやらんでもないけど、 昨日きみに濡らしてきてもらったそれは、 当然ながら、誰のものかもわからない血を吸って、 そのまま、洗濯とかはしていない。
今、おれが警告するべきはそれだけで、 彼がきっとトドメをさすのを見ながら、
ひたすら、きみに安否を問うてるなど、 たぶん、彼の知るところではない。*]
(419) 2016/06/08(Wed) 22時半頃
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[ ── どうやら心配する必要もなかったらしい、と、
屋上の地面に降り立ってから気づく>>420けれど、 その様は、正直なところ、 イケメンがどうとかで許される感じではなくて、
おれは、少しだけ── いや、かなり、 この男のパートナーのところに、 きみをひとりでやったことを、 もちろん、きみは小さい女の子などではないんだけど、 それでも、やっぱり、後悔する。*]
(421) 2016/06/08(Wed) 22時半頃
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── そういうのさ、
[ なんだかとても不思議そうな顔をしている、 イケメン(美少女マスクON)に、 おれはなんとなく、桐原のきもちを推察した。 、 なんだか今なら彼と友好的に握手ができる気がする。]
多分、”組み合わせがおかしい”って言うんだ。
[ イケメンに美少女マスクは相応しくない。]
(441) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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[ ── それはそれとして、]
── パートナーと、下で集合する予定なのか?
[ おれは首を傾げる。 きみは無事だろうか、と、 きもちは半分、テレパシーのほうにいっている。
もう半分は、すこしだけ薄くなった、 掌のカウントダウンに。]
降りるだけなら、降ろせるけど。
[ 下まで、と、おれはフェンスの先を指差す。
昨日きみを抱えることはできたわけだし、 昨日みたいに空をカラスが埋め尽くしているわけでもないし、 上りじゃなくて下りだから、まあ平気だろう。]
(451) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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おれにしがみついて、下まで息止めることになるけど、 向こうの戦闘が途中だとしても、 ネルのこと信用するなら、できる。
おまえをおれが下までおろすから、
おまえのパートナーに、 全部終ったにしろ、まだにしろ、 死ぬ気で走って下まで降りろ今すぐ。
って言え。 .
(457) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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[ なにより、そのとき、きみの声が聞こえたから。]
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(458) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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[ とりあえず、少なくとも確実に、 向こうも一匹は片付いたらしい、とは、 彼が不思議そうな顔をしているなら、 言ってやろうと思う。
彼のパートナーは、 テレパシーのひとつも寄越さないのかもしれない。
とにかく、 なんせ、ミッションに失敗したらアウト、らしいし、 そして、掌に刻まれた時間は残り多くなく、 もしかすると、まだ残りがあるかもしれず、
おれは、内心とても焦って、 彼が同意するならば、 ちょうどいいからその実用性優先のリュック>>453に、 金属バットも下に降りるまでさしておいてくれと頼み、 すたすたと、フェンス付近まで歩いて行ったことだろう。*]
(460) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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じゃあ、おれからネルに、 とりあえず可及的速やかに降りるよう言ってって言っとく。
[ 戦闘に集中だかなんだか知らない>>459が、 きみはこうしてきちんと答えてくれるわけだし。
まあ、その必要はなかったかもしれない。
しかし念のため、 おれは、そりゃもう気軽にきみにテレパシーを送り、 最後に、彼にひとつ忠告をする。]
(468) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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