184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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──思えばあの"警官の男"が"強欲"の男に手を出さなければ。 何方が先に手を出したのか、聞いていたかも知れないが混乱の中で娘はその順序は失念する。 あの男が傷つく事も無く、自分が怯えて手をかける事も無く、目玉を口にする事も無く、自分が舌を失うに至る事も無かった? そんな、理不尽な八つ当たりの矛先が変わりつつある。それは、娘の慣れぬ男女の交わりを匂わされ、その身に潜む劣等感を刺激されたからでもあった。 口元を抑え呼吸を震わせ、そっとそのナイフも持ち上げれば綺麗なベッドの上に放る。 下唇を軽く噛み、今度は床や壁を調べてみよう。 あの、金属製の小さな円筒形を嵌め込む穴が見つかるかもしれぬと]**
(75) 2016/03/01(Tue) 09時半頃
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[地下室の床や壁に、娘は特に何かを見出す事は出来なかった。 小さく溜息をつき、血塗れではないベッドへと向かう。 その上には未使用らしい"弾丸"に"刃こぼれしたナイフ"と、ここで見つけたものが並べられていた。 何処かで使うかもしれない、持ち主を問いただせるかもしれない────いや、今の自分ではそれは無理か。 ならば、他の誰かを介して問いたださせる? ナイフと、あの首無し男の傷口を見比べてみようか。 ──いや、見比べた所で、素人の自分には傷口がどうこうは分からぬか]
(────何方かに見せて反応を見てみましょうか)
[そう思い至れば、このままでは持ち歩きにくいために綺麗なシーツの端をナイフで適当な正方形に切り取り、小さな金属と刃こぼれしたナイフとを共に包み込む。 それを手に、異臭放つこの空間から抜け出そうと階段を登り地下室を後にする事にした。 地下室の扉を開き、外の空気を胸いっぱいに吸い込む。 そして、扉をゆっくりと閉ざす。 自分が鍵を持たぬこの場所は、施錠される事は無い]**
(80) 2016/03/01(Tue) 13時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 13時頃
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──地下室への扉のそば──
[娘は地下室への扉を閉めると、今度は先程は手をつけなかった、自分が舌を失った現場へと視線を向けた。 様々な所に比較的新しい血痕と、そして資料の山。 ────あの山の中に、誰かの資料は混じるだろうか。未だ見ぬ、怠惰や憤怒、暴食の資料は。 近づいては、空になった本棚に資料を戻しながら自分に必要な資料を探し出す。 いずれ、"色欲"の資料も片付けているうちに見つけ出すのかもしれなかった]
(97) 2016/03/01(Tue) 18時半頃
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[資料の山を、その内容を確認しながら元に戻していく。 中には血に塗れた資料もあったが、取り敢えずは今現在関係なければそのまま興味も示さずに本棚へとしまい込む。
やがて、見覚えのある資料が目に入った。 色欲の男"Jeff・Richard"の資料だ。 それに手を伸ばしてはピクリと指先を震わせる。 あの男、自分には罪の意識は無いのだろうか。 強欲の男もそうだ。ここにいる者は皆、罪の意識など無い罪人なのかもしれない。 ────もっとも、それはこの娘とて。 コレを突きつければどんな顔をするだろう。 突きつけて、自分が妙な目に遭うのは避けたいが、生憎今は言葉が喋れない。
然し、写真がすり替えられるなら、コレを見せた所で────改竄されるか。それとも、改竄された後なのか。
ぱらぱらと、頁を捲りつつしばし娘は考えを巡らせる]
(108) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 22時頃
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["Jeff・Richard"の資料を手にして、暫し。 考え込んでいた中で、バサバサと何かが落ちる音が聞こえてきた(>>120ケイイチ) 何事かと眉を顰め、地下で手に入れたものを袂にしまい込み、"色欲"の資料と小刀とを手に踵をゆっくりと鳴らしながらその音の方へと歩いてみる。 やがて、強欲と対峙したらしい警察の男────"憤怒"の男を見れば、何をしているのかと首を傾げた。 何かを探しているようにも見えるが、────何を探しているのか、何をしようとしているのか。 尋ねるための声は失われている。 眉尻を下げ口をへの字にして、喉を軽く押さえてはそっと袂に隠した包みを取り出し、首を傾げながら差し出してみた。 刃こぼれしたナイフと弾丸が包まれたそれは、ナイフの柄のみ飛び出た状態。 果たして、これを見て相手に何か反応はあるだろうかと]
(122) 2016/03/01(Tue) 23時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/02(Wed) 00時頃
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["憤怒"の男は何かを取ろうとしているようだった。 落としていたように聞こえた音は、まずは乱雑にファイルを扱う音だったのかもしれない。 何かを見つけたか、それとも逆に隠そうとしているのか。一見しただけでは分からぬが、意外にも怪我かどうかと尋ねられれば目を丸く見開いた(>>126) 一瞬答えに迷った後、首を横に振る。 そして喉をさすって見せた後で眉を寄せつつ指先でバツを作るのだ。 喉が、何かしらで使えないと通じるかどうか。 言葉が発せぬのだと、それだけで伝われば幸いである。
相手に見て良いのかと尋ねられれば頷いて、手に持った包みを差し出した。 どこで、ともし尋ねられれば少し考えた後、自分のきた方────地下室の扉があった方を指し示し、扉を開く仕草と床を示してみせるだろう。 しかし娘には、これが何を指し示すのかは分からず、その問いがあってもなくても首を傾げているのだ。 そうしては、相手から一歩下がる。 ────あの、鮮血滴るベッドを思い出す。 あれは、本当は誰の血であったのだろう?]
(132) 2016/03/02(Wed) 00時半頃
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[しかし、いまの娘にはそれを問うのは無理だ。 だからわずかな警戒を示した後、"色欲"の資料と小刀とを手にしたまま相手の様子を伺ってしまう。 どうやら、このナイフは────少なくとも柄は初めて見るようだけれども、どうなのだろう。 そう言えば、"強欲"の男にはナイフが刺さっていたようだが形状はかなり違ったのだろうか。 僅かな間にかなりのことが連続して起きた。記憶が混乱しつつあるのはその所為だろう。
片手でコメカミを押さえては小さくため息が漏れる。 もし、手持ちの資料にも興味を引かれたなら、相手にそれをそのまま抵抗なくみせるつもりだった]
(133) 2016/03/02(Wed) 00時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/02(Wed) 01時頃
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