246 とある結社の手記:9
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[スコッチ・ウィスキーの瓶を指で弾いていたユージン(>>2:371)の傍に、遅れてきたであろうメイドが、空のグラスを置きにきた。]
…お、おまたせ……いたしました。
[ノアとの会話を邪魔してはいけないと、言葉をかけるでもなく、静かに会釈するのみだった。
親しい相手が、もし人狼だったら。(>>2:374)(>>2:375) たとえば、もしリンダが人狼であったのなら――。]
……。
[ロイエは、疑問を振り払うかのように頭を振った。]
(400) 2018/07/28(Sat) 23時半頃
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[初めて見るような真剣な表情の庭師ノアの傍(>>2:382)にも、紅茶のカップを静かに置いた。こうしてみると、なかなか丹精な顔立ちに映る。]
……ノア様が、人狼……まったく想像が… ローザス婦人に、ピスティオ様もですが… ああ……なんと恐ろしい。
[そう言いながら、ウイスキーボトルもノアの傍らに置き]
……飲みたい気分、理解いたしました。 わたくしも……ぐでんぐでんになって…寝てしまいたい。
(403) 2018/07/28(Sat) 23時半頃
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[ ―――ガチャン
床に落としたトレイと紅茶ポットが割れる音が響いた。 リンダの告白(>>2:395)を前に、メイドは立ち尽くしていた。]
…………お嬢…様?
(407) 2018/07/28(Sat) 23時半頃
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[悪意を浴びせるフーバー婦人からお嬢様を護るように(>>2:398)、身をすくませているリンダ(>>2:410)の前に割って入った。
両手を目いっぱいにひろげ、いかなる攻撃からも守れるよう、身を盾にしながら――]
御嬢様を"そのような目"でみるな……!!!
[フーバー婦人の鬼の形相に、負けずとも劣らない、そんな表情で睨み返した。]
(415) 2018/07/29(Sun) 00時頃
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[狼に襲われるべき人間。
霊能者であると告白(>>2:395))した後に出た言葉(>>2:420)に、トレイを落としたメイドは、破片をガチャガチャと踏みながら、よろよろと前の身に里かけて、リンダの震える身体を後ろから抱きしめた。]
…………どうして ……お嬢様……どうして…
[抵抗されることがなければ、しばらく抱きしめたままリンダの背に顔をぴたりとつけて、静かに泣き続けるだろう。]
(427) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[人狼に喰われる事を選ぶだろう。 メイドたちも聞かされていなかったフーバー家当主の言葉(>>2:434) 背中からリンダを抱きしめる腕に力がこもっていく――]
……ですが……なぜ、よりによって… ……こんな『嘘』を…っ
[ぶるぶると腕がふるえる。フーバー家当主のことを今では心底悪いと思った。フーバー家など、知ったことではなかった。]
(440) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[ここにいる人狼へ向けたリンダの言葉(>>2:436)に、背中から抱きしめているロイエの肩がよりいっそうワナワナと震えた。]
……お願いです……どうか…そのようなことは……
……お嬢様に、もしものことがあれば……
……わたくしも……人狼の口に飛び込みます…
[堪えきれない涙が、はらはらと頬をつたっている。]
(457) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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[愛しの女王(>>2:464)からかけられた言葉に、 やっとの思いで返した言葉は――]
……や"、や"だぁ……お"……お"ぜう"…さ"ま"……。 ……や"ぁ……
[涙や鼻水やヨダレで、ぐちゃぐちゃと音をたてていた。]
(469) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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[リンダの背につけていた顔を少し離してユージンの方を見た。[人には聞こえない声](>>2:466)。たしかにそう言った。]
………。
[スンスンと鼻をならしながら、じっとユージンの言動を見つめていた。目元から頬、そして口元にかけて、てらてらと光っていたかもしれない。]
(481) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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[手洗い所で、ぐしゃぐしゃになった顔を洗ってから、 汚してしまったリンダの上着の代わりをロビーへ持ってくる。]
……どうぞ…お召し物を。
……その…お見苦しいところをお見せしてしまい、 なんと、申し開きすればよいか……。
……"失格"でございます。 メイドとして、姉として……。 お辛いのは……お嬢様だというのに…… あんな……。
[言葉につまり、目を伏せてから、深々と頭を下げた。 リンダにさすられていた手を慈しむように抑えている。]
(506) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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[投票の時間前。丁寧に折り畳まれた投票用紙を箱にいれた。しばし待った後、個室から戻ってきたリンダを見て、一礼する。その顔はいつになく真剣で、氷のように冷い。]
……畏れ多くも、お嬢様のお役目(>>2:434) わたくしには、許容……いたしかねます。 ですが……それが、お嬢様のお覚悟だと ……いうの…なら……
[表情を殺しながらも、スカートを握る手には力がこもっていた。]
……もしも、です。 お嬢様。
もし、仮に……わたくしが自身を護る。 その『結果』、皆が助かり……お嬢様も救われる。 そうなった、あかつきには……
生きてくださいますか? お嬢様……。
この……ロイエと共に。
(508) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/07/29(Sun) 04時頃
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[その言葉(>>2:508)に、どのような応答があろうと、リンダの傍に寄って、その身体に優しく腕をまわす。拒まれれば、そのまま一礼して、自室へ去るだろう。
拒まれなければ、そのままリンダを抱き締める。ただ無言で、つよく、つよく、抱き締める。しばらくそうしてから、やっと身体を離した。一礼してから踵を返し、そのまま、まっすぐ自室へと向かった。*振り返ることはなかった*。]
(513) 2018/07/29(Sun) 05時半頃
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