140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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生贄は受け取りました。 招来の音楽はとても気に入りました。
けれど、ひとつだけ足りませんでした。 取り押さえられた彼は最後の一工程を行う事が出来なかったのです。 「契約者自らの血を一滴捧げる」というただそれだけの事が。
「悪魔」は意外とそういう所きっちりしているのですよ。 そうして、男の悲願が達成される事はなく、魔器はどさくさに紛れ紛失、今も人の手から手へと流れ今でも世界の何処かに存在しています。 何時かまた「物語」が奏でられるその時を待ちながら。
…………。
……「私」はもう待ち飽きたのですけど、ねえ?
(21) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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―何処かのソラの下―
[「それ」は其処に無造作に置かれていた。 ヴァイオリンの胴体に鍵盤と手廻しのハンドルのついたような少々変わった擦弦楽器。
最早、由来も忘れ去られたそれは長らく沈黙したまま、最後の「一工程」を待ちわびていた。**]
(22) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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― 光翼高校 ―
[いつも通りの眠たげな朝だ。 学級委員長>>5の号令で一斉に礼をする生徒たちを、永久野ジャニスは壇上から見渡す]
御早う、諸君。 ホームルームを開始する。
[初冬の朝の如くきりりと澄んだ声を教室に響かせた。]
(23) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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[封歴琥珀《スリーピング・アンバー》が内包する災いは大小様々。
例えば氷に1つ罅が入っても再び凍り付き、 何事もなく過ぎるだろうが。
例えば氷全てが罅割れれば、何かの拍子で1つ刺激が加われば。
氷は砕けて世界に降って来るだろうか。
それとも氷は世界を支えていて、世界を何処かへ落とすだろうか。
今は全て推測すらする者の無い杞憂を初代宝珠魔道士は書き記す。]
(24) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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──ある朝、一室──
[窓の方から、光が差し込む。 あまりの眩しさに、ベッドの中で寝返りをうつ。]
やめてくれ。 ハツ。
[どうせお前がやったんだろうと訴えれば、軽やかな笑い声。 楽しんでるのか。 こっちは眠くてたまらないっていうのに、ひどいやつだ。]
(25) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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いいよ。わかったよ。 行くから。
[やれやれだ。 ため息をついても、 ハツはニヤニヤ笑いをやめる様子はなかった。
おかしな夢を見た気がして重い頭を抱え、 なんとか起き上がることにしよう。]
(26) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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──光翼高校──
[ハツについてくるなと言うのが毎朝のことなら、 言っても聞かないでついてくるのも毎朝のこと。
二人並んで廊下を歩いていれば、 教室の前でクラスメイトに会った。]
ああ、おはよう。
[よく声をかけてくるお人好しの彼は、 ”両親を失ってからずっと一人暮らし”で、 ”毎日一人で過ごす”俺が心配で仕方ないらしい。]
(27) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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[全く迷惑な話だ。
誰にも見えないのをいいことに、 彼の後ろで跳ねるハツを一瞥だけで無視して、 俺は教室の扉をくぐった。
それは、委員長の号令のほんの少しだけ前の話。>>5>>23**]
(28) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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[担任するクラスのホームルームを終え、英語科準備室に戻る。 機材と本が立ち並ぶ準備室だが、彼の他に立ち寄るものも少ない。 「永久野ジャニス」を名乗り光翼高校に英語教師として潜入してから1年、彼はこの場所を密かに彼専用の工房《アトリエ》として組み上げてきた。
何の変哲もない一台のノートパソコン。 此処から世界に穿たれた穴《ワームホール》より、異界へと接続《アクセス》する。]
御機嫌よう、ミスター。
[モニタに浮かぶ虚像に向かい、彼は微笑みかける。]
(29) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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この吉報を届けられることを喜ばしく思っている。
本日現地時間0900の観測においてアレグドロ係数、m/s(Misticia per Second)が共に基準値を超えた。 覚醒め《Erwachen》の兆候が認められる。
[モニタにグラフを表示させながら、彼は微笑み湛えて話を続ける。]
我々の悲願…… M・N・U……… 達成の刻は、近い。
(30) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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全く……琥珀の場所を描いた地図でもあれば良いのに。
[手慣れた従者達に上手く乗せられ、 文句を言いつつも旅立ちを決めた。
いかにも成金の姿で出歩くつもりは無く、全身をすっぽりとルビーレッドのローブを被り、白のコートを羽織る。 決してお腹が苦しいからズボンを穿かないのではない。 非常時に備えて、魔道士の証である紋様を背に描いたローブと コートの内側には様々な宝珠を収めておく隠しポケットが 無数にあるのだ。]
どうです? ちょっと溶け込むには難しいですが、観光客には見えるです?
[襟を正しながら鏡の中の己と従者に問いかけて、 仕事道具を詰め込んだ鞄を持てば準備完了。]
(31) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 01時半頃
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じゃ、行って来るです。 素敵な出会いがあるのを祈っておくですよ。
[頭を下げる従者達に手を振り、扉を開けた。 瞬間、世界地図に乗らぬ国が世界と繋がった。]
さて、ここは何処です?
[扉の向こうにあったのは。 漆黒の針葉樹林と白い山々とは違う、 音と光で彩られた建物が建ち並ぶ賑やかな世界**]
(32) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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「悲遂の観測者」ジャニス・シークレット・ファイアの名は伊達ではなかっただろう?
1年の時を費やした。必ず、結果を出す。
すべては来るべきM・N・Uの為に。 そして我等「機関」のために。**
(33) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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―終の楽園・Side:??―
[溢れる白の空間と目映き光の時間の中、一本の木に寄り掛かり、愉しそうに笑む観察者≪ディオサ≫が一人。]
ねぇ…可愛い可愛い私の独楽≪ポーン≫ この世界は、とても退屈だと思わない?
[光にも白にも劣らぬ金髪を湛える優艶な女が語りかけるのは、触れれば今にも割れてしまいそうな光の球体。 中に在るのは、触れれば壊れてしまいそうな少女]
ねぇ…愛しい愛しい私の人形≪ポーン≫ 貴女に、プレゼントがあるの。
(34) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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―終の楽園・Side:Eli―
[愛すべき私のReina≪おかあさん≫は、私に語りかけてきます。 Reinaは、楽しそうな笑みを湛えて、光の外から贈り物をしてくれます。]
「貴女に名前をあげるわ、エリ。由来はあるけど、教えてあげない」 「貴女に目的をあげるわ、エリ。理由はあるけど、教えてあげない」 「貴女に好奇をあげるわ、エリ。知識なんて、勝手に身に付くから」 「貴女に力をあげるわ、エリ。使い方だって、自分で覚えなさいな」 「貴女に世界を視せてあげるわ。感情なんか、必要ないでしょう?」
[ねぇ、エリ。 Reina≪おかあさん≫は、ずっと愉しそうでした]
「可愛い子には、旅をさせたくなるものでしょう?」 「エリ。世界を視て、世界に魅せられてきなさい。 そして、世界を、楽園を、楽宴を―」
(35) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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―終の楽園・Side:??―
[何度か言葉を吐き出し、光の球体に手を充てる]
―行ってらっしゃい、エリ。 可愛い可愛い、私の我が子≪ポーン≫
[最後の言葉と共に、球体は少女諸共霧散して]
(36) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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Eli was completed. Processing is started.
[少女のような無邪気な笑みで、ころり、ころりと微笑んだ**]
(37) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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─ 地下通路 ─
[───カン……カン……カン……。
規則正しくも、ゆっくりとした足音が、暗い地下空間に虚霊する。 目下の明かりといえば、足音響かせている男の口元に揺れる、たよりない煙草くらいだろうか。]
……ったぁく……。
”上”が、騒がしくなってきやがった。
[面倒臭ぇ……と続けたボヤキは、はたして誰かの耳に届くことはあるのだろうか。 尤も、届こうが届くまいが、男が弛い歩みを止めることもなければ、向かうべき先が変わることもありえないのだが。]
(38) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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[光が着いた先は小学校。 黄色のカーディガンに黒のワンピースを着た少女は、"何時ものように"クラスを出ていく]
「エリちゃん…!今度は何処に行くの…!?」
[泣きそうな顔をする若い女担任の前に立ち、ぺこり、と礼儀正しく頭を下げて]
ふしぎを見つけに、いってきます。
[その足取りに、迷いは無い。 叫ぶように泣く担任のBGMも、観察者≪ディオサ≫が仕組んだ"いつものこと"]
(39) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[やがて。 男の足が止まり、小さな赤い炎が緩やかに上を向く。]
あぁ、ここだな。 光翼高校。
こんなところにまで、光の粒子が舞い込んできてやがる。
[そこに、新たな光が差しているかといえば、否である。 だが確かに、光の粒子は、この闇の中にも存在していた。
男はゆっくり右手を伸ばすと、不可視の光を、まるで蛍でも追って捉えるかのように、軽く握った。
それと同時に、男の口元から、フィルター寸前まで燃焼した煙草がぽろりと離れ、特有のカビ臭さのある水溜りの中に落ち、消えた。
─────地下通路を、全ったき闇が包む**]
(40) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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―教会の前―
[少女は今日も、不思議を捜す旅に出る。世界を視る旅に出る。]
かわいい子には、旅、なんだよ。
[怖いとか寂しいとか、そんな気持ちはない。 持ってはならない不文律。
そして少女は、裏通り。人の目から逃れるようにひっそりと建つ教会の前で]
………?
[不思議なモノ>>22を、見付けた。少女には使い方は分からない。 それが何かも分からない。 けれど動いたのは、少女の≪好奇≫からか、悪魔の≪呪い≫からか。
淡黄のポシェットを開け、中から鋏を取り出すと]
(41) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[躊躇無く、遠慮無く、恐怖無く。 右の掌に突き刺した。]
………いたい、かも。
[ゆるり、と首を傾げる。 白い肌が裂け、滴る贄は楽器へと*垂れた*]
(42) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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―打ち棄てられた古代神殿―
[その神殿を崇め奉っていた信者たちはもういない。 かつては栄華を極めていただろう神殿は、異教徒によって滅びの幕を下ろされて、誰からも顧みられることなく打ち棄てられていた。
朽ちてから長い時間が経っているのだろう、もはや何の神が祀られていたのかすらわからない。
しかし。 隠された神殿の奥の宝物庫。神具や祭具が収められている其処は、色褪せながらも当時の面影が伺い知れた。
と。突然、隠し部屋の扉が破壊音と共に壊され、長く時を止めていた部屋に、新しい空気が流れこむ。]
『お宝のにおいがするぜ!』
[扉を壊した男は、歴史的価値のある財宝を探しては、適当な値段で売り払う盗掘者であった。]
(43) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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『ビンゴ!宝がごろごろしてやがる! ……ん?』
[しばらくは遊んで暮らせそうだと喜びながら、男は品物の物色を始めた。その時、男の視界に過ぎる黄褐色。そちらに明りを翳せば、光に照らされて琥珀が輝いた。
占い師が使う水晶球のような宝石。 内部に罅が入っており、亀裂はまるで稲妻のよう。]
『ほう、なかなか立派じゃねえか。 割れかけちゃいるが、そこそこ価値が……』
[目を輝かせて琥珀珠を拾い上げた男は、喜の感情に邪魔をされて、"それ"の持つ異常さに気がつけなかった。男が珠を手にした途端、罅は大きく広がり、そして……]
(44) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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[ ぱ き ぃ ん ]
[ガラスが砕けるような硬い音をたてたのも、珠が綺麗に割れてしまったのも、男は確認出来なかった。珠から現れた、漆黒に輝く槍先が額を貫いていたからだ。
――ドクン。
槍は獲物の生命力《エナジー》を吸い取り、鳴動する。 獲物の方は、声すらあげられぬまま、絶命していた。 生命力《エナジー》を吸われた体が崩れて、灰塵と化す。]
(45) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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