131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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……あら。寝てしまった。
[案外あっけなく眠りについた事を少し不思議にも思うけれど、軽く探りを入れて見た限りでは、指輪の事や、その他重要そうな情報については特に手に入らなかった]
なんでしょうね、この指輪。随分と大事そうにしていたし、ただの思い出の品とは思えないのだけれど…まあ、しかしあの反応。
黒衣の預言書《ドレスコード》――最も謎に包まれたあのレガリヤ……「王の衣」かもしれない。
[そう言うと、配下の兵に命じて気を失っている少女の連行を命じる]
ひとまず、教団本部の地下牢……耐魔力用の結界を張っている最奥に入れておきなさい。そのうち目が覚めるかもしれないけれど、その時は私に知らせるように。侵入者が有った時ももちろん知らせること。
邪魔が入るといけないわ。私も同行します。 え?どうやって連れていくかって…そんなの、荷車にでも入れていくに決まってるでしょう。
[その姿は、スラムを出てほどなく教団本部へ。スラムの人間が連れて行かれるのとはまた別に、数人の配下の者と、荷車が本部へと入っていったのを町の者達が見ていただろう]
(508) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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[単に仕掛け無かったのは、片方がクラウディア卿の 目標であったからだが。 クラウディア卿へ確認を間、目標を見つけた煙犬に]
行け。 クラウディア殿の元へ知らせてこい。
[場所を知らせる為にクラウディア卿の元へと走らせる。 何かあれば向こうから静止なりなんなり来るだろうと、 走らせた煙犬を見送った後、するすると透明な糸を伸ばし]
(509) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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[友達の顔を思い出す。今まで思い出していた、まだ茶気のある髪色や幼い表情から新たに張り替えられた、影と憂いを帯びた、赤い瞳を]
…ヘクターさん。5000年後の。えぇと、つまり。 君がいた世界では、兄弟とかは。いた?
[さて、この死んだ目してるスラム街の人々の列からこっそり外れよう。 警備の隙間があれば、その隙をついて、地下牢へ続く道から脇へとそれながる。此処は既に、アマトも知らない、クロス・オブ・メサイア教団の本拠地だ]
(510) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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────ヒュンッッッ!!!
[喉潰しの毒の煙を漂わせたまま、切れれば激痛を生む 発火の毒を練り込んだ鉤爪と糸がオスカーへ向けて放たれる。
無言のまま躊躇い無く喉笛を狙ったが、 塗り込めた毒と透明な糸は陽の光に反射を見せるかもしれない]
(511) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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…僕は兄がいるんだ。飛び切り優秀な兄さま。
今は、少し事情でいないけど。 いつも一緒にいてくれてた、兄で、父親代わりの人で。
僕は誰かに比べられたりした事は無いけど。 それでも、兄さまは僕よりも凄く優秀な聖霊術師で。 努力して足掻いても追い越せると思えない差って、結構悔しいんだよね。
コンプレックス、て云うのかな?
ほら、子供の頃には、年齢とか境遇の小さな違いだけで、優劣が決まる気がしちゃう様な。 でも、悔しくてもその人は大好きで敵じゃないからますます悔しくて…って……。
…あはは、ごめんなさい、脱線してるや。
(512) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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……そうですね。 これでは司祭失格……あ。
ふふ、本当に悪い癖ですね。 でも、ほんの少しですけど落ち着けた気がします。 此処でお会いできてよかった。
[寂しげな視線>>506を受けて、苦笑を落とす。]
(513) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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なにか……?
[少女が固まるのに不思議そうに瞬き。]
はい、貴女に闇の加護があり。 無事に聖具《レガリヤ》奪還の使命を果たせますように。
[服の上から胸元の黒曜の十字架に触れ。 去ろうとする少女へと祈りを送る。
自身はまた黒いフードを深く被り、断罪者へと意識を切り替える。]
(514) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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─ 聖都レグレシア 大聖堂 ─
これか……… 本拠地だけあって、流石にでっけェ建物だなァ。
あれで薄いのか、警備………?
[>>493 物陰から様子を伺うと、武装兵が並んでいる。 入り口からの正面突破は難しいが、少年の術のお陰で それなりに上手く突破することには成功した。 勿論、男もまた、意図されたものとは気付いていない。]
(515) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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何でお前が俺の名前をと思ったが、 なるほど、あの黒陽の王子と知り合いか。
…………アイツは俺を王だと言ったが。本当なのか…?
[ルーべリオンの、黒陽の紋持つフードの少年。 去り行く時に見せた、寂しげな背を思い出した。]
5000年後は、カレリアって山が残るくれェだな。 ルンフィアも、ルーべリオンも似たようなモンさ。
この時代を銀とするなら、5000年後は鉄の時代。 奇跡も魔法も聖霊も、殆ど影も形も残ってねェよ。 神に見放されちまったのかもしれねェなァ…… [もっとも、最初から存在しなければ苦労は感じぬが。]
(516) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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それでええと。何処まで話は知ってくれてるのかな。
[意図せず饒舌に話してしまったので、慌てて話題を眼前の問題へと戻す]
ここは秩序護る光の王国ルンフィアで、残念ながら僕達はその敵。 闇の教国ルーベリオンや聖霊の国カーライルは、世界中を光で統一しようとしているルンフィアに対抗しても今尚大ピンチ。 だからルンフィアに対抗する為に、この大聖堂に収められている筈の、『レガリヤ』て呼ばれるソレを奪い返して、ルンフィアと戦おう。としてるのが今の僕達。
そして君は、その特別なレガリヤ、『王の剣』に選ばれた闇に側する存在だからこそ、この教団から逃げるか戦うかしなければ、生きて行くのもちょっと難しいかもしれない。
…ザックリすぎ?
[片手剣サイズと化した、王の剣を指差し、アマトは首を傾げる。もう少し、メサイア教団の厳しすぎる弾圧やルーベリオンの惨状を教える事も出来るが。求められない限り、わざわざ負の側面を見せびらかす様な行為をするつもりは無いらしい]
(517) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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