82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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――作業部屋――
……完全にラーマで居続けさえすれば、 こんな贅沢を思わなくて済んだのだがな……。
[あの綺麗な花の咲く低木を見下ろして居るチアキを、 いつまでも、どんな形でも良いから、見ていたい。 そう考えて居ると、此方へ歩む足音>>474が聞こえた。]
……チアキ?
[編む手を休め、チアキを振り返る。]
――――……、チアキは、俺と一緒でなくてはダメなのか?
[命を惜しいと思った事は、8年前のあの日から一度も無い。 此方を見上げるチアキの眼を見て、ぽつりと呟く。]
(475) 2013/05/14(Tue) 20時半頃
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[噂に聞いていた従兄弟――攻芸、に出会ったのは、 まだ、7歳の頃だった。
『歳が近いのしっかりしていて、すごい子なのよ』
落ち着かない上に、すぐにどこかへ行ってしまうような そんな子どもだったから、母は良くそんな風に比較してきた。 10歳でライマーなんて、すごい。
子どもながらに思っていた。 だが、直接会った時の印象は、そこまで良くなかった。 何を考えてるか分からなくて、不愛想で。
だけど、遊んでみたら、意外と面倒見が良かった。 仕方がなく、構ってくれてたのかもしれないけれど。 その日からだろうか。 母によく強請って、従兄弟の様子を訊いていたのは]
(476) 2013/05/14(Tue) 20時半頃
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[掛けられていた毛布を畳み、音のする方……台所へと向かう。 そこで、鹿肉の煮込みを温めているらしいケヴィンの背中を、暫し見つめた。
蘇る、幼い頃の記憶。 あんなに小さかった弟の背中は、今はもう、自分より広い気がした。 後ろから忍び寄って、驚かせてやろうかとも思ったが、火傷をされたら大変なのでやめた。 そのかわり、ゆっくりと歩み寄って傍らに立った。]
おかえり。 村長には会えた?
あ、もう温まったみたいかな。
[片腕ではよそいにくかろうと、そこから先は、無理矢理に交代する。 よく煮込まれた鹿肉を皿に取り、パンを用意し、テーブルへ運ぶ。 おそらく、ケヴィンの皿の肉の方が多い。 チアキから貰った佃煮も、竹筒のまま出しておいた。]
(477) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[ぽつりと言われた言葉に>>475 何度か瞬くと、]
……攻芸と一緒が、いい ずっと一緒にいるって……決めたんだ、忘れたの?
[少しだけ、悲しそうに瞳を揺らして、さらに問いかける。 僅かに非難するような色が滲んでしまう。
なんで、分かってくれないのだろうと、]
(478) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[ジェームスの言葉に>>473首肯を返して 温かい紅茶を少しずつすする。
喉を動かしてのみ込みながら思うのは 去り際に親指をたてていたサミュエルのこと。>>185
声が出ない、というのは声帯が硬化しているということだろうけど。 物を飲み込む時にここが動くのも事実で。 そうだとしたら、と一瞬いやな想像が頭をよぎった。
あの問題ない、といわんばかりの態度を信じたくて 浮かんだ想像は口に出すことはなかったが。]
(479) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[身支度を整えて寝室を出れば、ちょうど準備の終わったジェームスがいただろうか。
駆け寄る、というのはさすがにできなかったので なるべく足音を殺して近づいて、後ろから彼に抱きつこうとする。 気がつかれていれば避けられたかもしれないけれど。]
用意できた。いこうか?
(480) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[トレイルが後ろから来れば、表情を綻ばせて、それを受け入れる。]
はい。こちらも仕度ができました。
[少し前までは、戯れに抱きつかれてはあたふたとしていたのに。 今では振り返り、そっと頬に唇を寄せるまでになった。]
……いきましょう。
[そう穏やかに声をかけ、共に家を出ることだろう。 主の歩く様をじっと見守り、もし疲れが見えるようならまた抱きかかえようと思いながら。]
(481) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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……忘れては、いない。 だが、惜しいと思っている。
[>>478此方を哀しげな瞳で見るチアキに、困惑を顔に出す。 責めるような口調にも聞こえるが、 決意をいつまでも固められていない男を前にすれば 叱られても責められても、仕方の無いことで。]
…………。
[組んでから長いという程の年月でも無いと思っている。 今ならば未だ、記憶を奪えば共鳴の絆を断ち切る事が 可能なのではないだろうか。
そんな淡い期待をしてしまうのは、希望的観測でしかないが。]
(482) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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さ、食べようか。
[座るのは、向かいの席でなく隣の席。右隣。 動かぬ弟の右腕のかわりに、水を注いだり、皿を押さえたり。]
……。 そこ、ついているよ。
[口端に、ソースが付いているのを見つければ、指先で拭い取り、ペロッと舐める。 舐め取ってから、舌で直接舐めてしまえばよかったと、ちょっとだけ失敗したように笑った。]
(483) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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惜しい?
[>>482不思議そうに首を傾ぐ。 何のことを言っているのだろう。
過ったのは、命。 だけど、攻芸は自分の命を惜しむような奴じゃない。 だから、もし惜しいのが命なら、それは俺の事だろう。
死んでほしくない。 その想いは、同じはずなのにと、俯いた。]
(484) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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――自宅→ケヴィン亭――
[動じず、逆に頬に唇を寄せられて驚いたが、すぐに同じように表情を緩める。 もうあたふたとしてくれないのは少し残念であるけど 慈しむように見守ってくれている眼差しが心地よい。]
手、つなごうか。 そっちの方が歩くペース合わせやすいし。
[そんなことを言いながら右手を差し出す。 それはいつもジェームスをラーマとして握っていた手。
もう共に闘うことはないだろうけれど それでも彼を掴んでいたかったので。]
(485) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[ドリベルの語る村の様子を聞きながら、 椅子の背に深く凭れ、板を指先で撫でた。]
《右腕が使えないなら やっと人間らしく なるね。 熊より巨大で怖い、あのひとが。》
[ケヴィンについては心配にはなったが。 身を案じるのは胸の内でのみとし、軽口を筆記した。]
(486) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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《うん。チィが言ってた。 ドリーが何か作ってくれるって。
今は おなかいっぱいだから あとで食べよう。》
[努めて平常に。文字から嘘も見抜けないだろう。
書き終えた文字を見せてから、 ドリベルを手招き、彼の右手を取って。 その指先へ口付けを。たわむれに。]
(487) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[>>484俯いてしまうチアキを見下ろし、 感情が宿らない黒の瞳を主の頭部へと向ける。
こういう時、どういう言葉で説得したら言いのかが解らない。
きっと、お互いの想いは――線で繋がらないから。]
(488) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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[ほとんど動かなくなってきた手で、声を出さずに苦しそうに泣く弟の背を撫でる>>428。 置いて行かれる辛さはよく知っていて、それを弟に味あわせる事になってしまった事を悔いたが、一度始まった進行は砕けるまで止まる事はない。]
…………。
[弟の問いかけ>>429に、いいや、と無言で首を振る。 なにか思いつけば気休めにもなったのだろうが。 空気や接触では感染しないとわかっていても、あまり傍に寄るなと言いたくて、同時に死ぬまで傍にいてほしいと。]
(489) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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……よかった、な。
[村の者からだという栞を受け取る>>431のを見て、戻ってきた弟へ微笑みかける。 病を運んできたとも見える異人を気にかけてくれている優しい者がいる。 その事実は弟を残して先に逝く心苦しさを少しばかり和らげて。
ぜ、と呼吸音に雑音が混じり始めたのに、いよいよ近いかと覚悟を決める。 横に投げ出された腕は、もう動く気配はなかった。]
(490) 2013/05/14(Tue) 21時頃
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そういえば、村長から何か話は聞けた?
[食事をしながら問いかければ、他の者達の症状や、あの錬金術師の兄が発病したという話が聞けたろうか。]
……そう。 で、ペラジーだったかな……弟の方は?
[彼らは共鳴しなかったのだろうか。 それとも、弟には薬が効いたのか。 不安が過ぎり、食事の手が暫し止まった。]
(491) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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―自宅→ケヴィン宅へ―
……はい。トレイル様。
[トレイルから右手を差し出されれば、笑顔でそれを握りしめる。 歩調を合わせ、並んで歩く。 主の様子を常に視界に置き、彼の様子を見ながら。]
こうして、のんびり散歩というのもいいものですね。
[これほどゆっくり歩いたことは、戦のことばかり考えていた頃にはなかったことで。 今までになかったほどに穏やかな心地で、主の掌の温もりを感じていた。]
(492) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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─ 食後・庭 ─
[食事が済むと、あとで一稽古頼むと言われていた>>230ことを思い出し、弟とともに庭に出た。 武器や藁人形は、まだ出しっぱなしだったので、特に支度をするようなものはなく思えた。]
さてと。 ケヴィンは片手だけれど、私はいつも通りで構わないね?
[そうでなくては特訓の意味がないかというように、戦斧を手にする。]
(493) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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攻芸、……俺と一緒にいるの、嫌になった? [やはり、何か気に入らない事をしたのだろうか。 消そうとしていた不安が、また溢れてきて。 そんな問いかけをして、自分で言った癖に、胸が痛みを覚えて]
ごめん、……ちょっと、ダメ、違う。
[涙が、零れてしまう。 慌てて拭って、一歩後ずさった。]
……ごめん、
[何度も、謝るとその場を去ろうと、踵を返した。 これ以上、今の状態で会話を続けたら、苦しくなりそうで
逃げ出したかった。]
(494) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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…そんなこと言って。 ケヴィンとキリシマさんと……どっちが怖いですか?
[綴られる文字に、軽さを上乗せした問いを。]
(495) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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……よか、った。
[二度ほど瞬いて、文字を見つめて。 それから明らかにわかる、ほっとした笑みを浮かべた。
水すら受けつけなかった時はどうしようと思ったが、 トルドウィンとキリシマが うまく食べる方法を見つけてくれたのだろうかと 安堵の言葉を口にする。]
(496) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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……違う。
[>>494零れ落ちる涙に手を伸ばそうとする。 身体を退かれて、手は届かない。
踵を返すチアキを追おうと、腕を伸ばす。
届いても跳ね除けられようが、構わない。]
(497) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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うん、……
[良かった。 そう微笑んでくれる兄>>490
何もできない己が、疎ましい。 抗うことのできない病魔が、恨めしい。
動かなくなっていく兄を抱きしめる。 あぁ、温もりが、失われていく。
温かで優しい兄の身体が、 冷たい無機質なモノへと変わっていく。]
兄さん、……大好き、だよ
[小さく囁いて、兄が動かなくなるまで ずっと、ずっと、その時まで抱きしめていた。]
(498) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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[手招きされれば素直に近づき。 指先に触れた唇に、ぴくりと肩を揺らした。]
……エル?
[名前を呼び、口付けに意図がないと知れば、 頭を抱き寄せるように引いて。 普段お互い立っていると届かない、 今はちょうどいい位置にある額にキスを落とした。]
(499) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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− 村内 −
[ケヴィンと別れ、1人無音の世界に慣れる様に村内を歩く。 きょろきょろと数歩歩いては周囲を見回す為に立ち止まる為 なかなか進まなかった]
視力があるのは助かったが、やはり必要以上に神経を使うな。
[戦士たる者視力ばかりに頼るわけにはいかない。 それこそ嗅覚や触覚。 肌に感じる振動や風に混ざる匂いに、 もっと鋭くなければいけない]
(500) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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…そうか、ホレ―ショー殿の唄も聴こえないか。
[晴れた日は陽気に、雨の日は雨音と共に、 嵐の日は村に災いが吹かぬように祈る様に。
いつも村の中を吹き抜けていくあの風の唄が 聴こえなくなったのは残念だった。
だがホレ―ショー自身は問題ないと ケヴィンが教えてくれていたので、 彼はいつまでも唄うだろうとケヴィンが去った方を見る]
修行に付き合って頂く約束も取り付けたし、 今日は止めておこうか。
(501) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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[家に推し掛けるのも不躾で、行ったところで何を話すでもない。 主と自分の事はケヴィンが話すだろうと、また歩き出す]
今日は鹿肉のシチューを作らないと。
[何処からか漂い出す料理の匂いに鼻をスンと鳴らす。 同時に主から早く戻る様にと告げられていた事を思い出して ゆっくりだった歩みは早足に]
(502) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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[いつもの速度から落としても、少し歩くだけで呼吸は弾んだ。 歩くという普通の行為の難しさを知る。
体に負担のかからない速さで、と思えばそれはとてもゆっくりで。 こんな速度で周囲の景色が流れたのを見たことがなかった。
じれったいほどの速度が精いっぱいで、ジェームスが焦れていないかと不安に思ってはいたので、彼の感想には>>492正直、ほっとする。]
したことなかったもんな、散歩なんて。
[無理やり自分がジェームスを外に連れ出したり 二人で用事をこなすために外に出たことはあったけれど。 少なくとも手をつないだことはなかっし。 こんなにゆっくり歩いたことなどもちろんない。
黙ったままジェームスの手を握りこんだ。]
(503) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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違うなら、何だっていうんだよっ!!
[逃げ出そうとすれば、伸びて来た腕が手に触れる>>497 一度は、それを払い抜けて、振り返った。
ぽたり、ぽたりと雫が落ちる。]
(504) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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