278 冷たい校舎村8
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[ 雑然とした準備室は、ちょっとだけ埃っぽい。]
(292) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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それはいつも、 何かを隠すように長袖を着ている。 サイズの合っていない制服か、 礼一郎の着古したおさがりしかないから、 ぶかぶかとした袖に指先まで埋めている。
(293) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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礼一郎はそれが、気持ち悪くって。
(294) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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[ 礼一郎は一瞬びっくりして、 ……ひきつった顔を隠せずにいる。]
(295) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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……早未? え、なんでこんなとこいんの。
[ ……先客がいると思わなかったんだ。 それだけのことだよ。それだけのね。
女子の「おなかがいたい」が、>>0:1476 男子の耳に入ることってなかなかないし、
礼一郎は早未だって、>>0:1474 打ち上げに賛成してくれたって思ってた。]
(296) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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……あ、若林センセ。 これ、お金、ありがとうございました。 一応、領収書渡しとこうと思って……、
[ 戸惑いを隠すみたいに、 礼一郎はいったん担任に本題を切り出す。
紙切れ一枚渡すのくらい、 明日に持ち越してしまえばよかったのに。
お金のことは速やかにちゃんとするべき。 って、礼一郎は信じていたから、つい。]
(297) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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[ 状況が理解できないまんま、 礼一郎はとりあえずってふうに、 にいっと明るく笑ってみせた。]
──早未も戻る?
[ 申し訳ない。 礼一郎は平凡な人間で、 さっきの動揺をまだ振り切れずにいる。
病名だってはっきりと聞いてなくって、 以前、飴玉ひとつ渡した意味と、 今の状況を結びつけることなんてできずに。*]
(298) 2020/06/14(Sun) 13時半頃
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まっさらな白紙を いっそ紙飛行機にして飛ばしてしまえたら どんなに楽だろう、と思ったことがある。
(299) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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細かく刻まれた勉学や稽古のスケジュール。 顔を合わせるのも苦痛な兄。 人任せで自分の不始末をつけない親。 決められた未来。
引かれた道筋はまっすぐで、 それに抗うだけの気力も、もはやなくて ただ生きているだけの今に飽き飽きしていた。
何を描いてもいいよ、と言われた画用紙を前にして 鉛筆もクレヨンも絵の具も何もないようだ。
(300) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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……ただの機能不全な家庭の話だ。
どこだって似たようなもので 全米は泣かないし 多分、やたらと頑丈なあの白紙は 多少よれてはいるが、折れたりはしてない。
(301) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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「 ええ、どうか、自由なあなた。 また私に夢を見せて頂戴! 」
(302) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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自由な紳士はそれに微笑んで頷く。 少女に前を向いてほしくて夢に舞う。
けど。
(303) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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XXXXXさん。 俺の設定したエンドロール、 どうにも現実味がないようで たぶん、そっちに行けずに墜落します。 人生って難しいですね。 劇じゃないから。 なりたい自分になるってのも難しいし。
あなたは真っ白な紙に何か書けそうですか? それとも、書くもの、ありませんか?
(304) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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―――――――――。
――――通信エラー。通信エラー。
(305) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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――回想/舞台裏――
…………。
[辰美は、綿津見からやっと発せられた言葉に>>265 瞬きをしてその意味を理解しようとする。
その時には、 辰美幸俊は紳士ではなく「辰美幸俊」だったから どう応えるか、答えに詰まったまま、
返事を聞かないままで去っていく綿津見の背を 見ることになっただろう。]
(306) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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どこに……?
…………ここじゃない、どこか。
(307) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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[「紳士」ならきっと、答えはこうではなくて、 少女の望む夢の世界を見たいと言うだろうに。
舞台裏、緞帳の裏側。
辰美のくぐもった迷子のような言葉だけ、 舞台裏にあった沢山の声と音に紛れて消えた。]
(308) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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――現在/体育館――
[どうにもそれを思い出してか、 辰美は少しだけ唇を閉ざしていた。 といっても、体育館に辿り着くまでのことだ。>>267]
(309) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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ゆめ。
[見るだけなら自由って誰の言葉だったっけ。 辰美は少し驚いたような、 途方に暮れたような声でその一言だけ発すると、
まだふわふわしているらしい綿津見が 一応飛び出していったりしないか、>>270を見た。
ちょっと前プチ流行したデスゲームものの漫画だと こういう局面で前に出ていくと絶対死ぬ。
一応、飛び出していかずに横並びになったので それ以上引き留めはしなかったが やっぱり視界から自分は消え失せているようなので 辰美は軽くため息をつきながらこう返した。>>271]
(310) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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あー。 そうだな。 とうの昔に片づけたし、 ……ドッキリでやるにしちゃ、ちょっと手間かも。
[世界に現実味がなくなってくる。 最初からあった?といわれると疑問だが。
「文化祭、もう一回できそう」と綿津見が笑って言うので 「そんなことを言ってる場合か」という言葉が 喉の奥に引っ込んだ。
呆れるような、微笑ましいような謎の感情に襲われつつ 辰美は無表情でこう返した。]
(311) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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もう一回ね。 ……役者足んないからわだつみもやったら。
[本当に文化祭の再演をするとして、 単純に人数が足りないので、辰美はそんなことを言う。
そもそも、あんなに好きなら何故舞台に立たないのかと 疑問に思う事もあったのだ。
そのまま、セットや席には触れず まっすぐに非常口付近に向かう。
勿論、といってはなんだが、 ぴたりと扉が閉ざされているのが見え 辰美は諦観の念で 「非常口」の緑のライトが照るのを見上げた。]
(312) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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[劇のセットがあって座席が並ぶ体育館は なんだか、映画館に似ていた。**]
(313) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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―― 回想:超絶イケメン男子高校生X ――
えっ。
[ 紫織の返答は、全く予想外のものだった。>>191 そういう風に解釈される可能性なんか、 誠香は全然考えていなかったのだ。 彼女のいる男の子に横恋慕して、 彼女に牽制に? ライバル宣言に? 行く女、みたいな。 ないない。 誠香はそんなキャラじゃない ]
(314) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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ちがっ、違うよ!? いや、興味があるという意味では 違わないのかもしれないけど、
[ いかん。これでは墓穴だ。誤解が深まる ]
そういう意味の興味じゃなくて、
[ 誤解を解こうと焦れば焦るほど、 なんだか怪しくなってしまう。 しかし、断じて違うのだ。 誠香が興味があるのは辰美個人というより、 紫織という彼女と二人でいる時の辰美、なのだから。 横恋慕なんて、そんなのないない ]
(315) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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[ わたわたしている誠香にかまわず、 紫織は彼氏としての辰美を教えてくれた。 そこは非常に興味深かったので、 誤解が解けたかはさておき、誠香はふむふむと聞き入る。 やっぱりイケメンだ。 見た目だけじゃない。中身もイケメンだ。 いいねいいね、素敵だね。素敵なお二人だよ。 にこにこと聞き入っていた、のに ]
えっ。
[ やっぱり誤解は解けていなかった。 それどころか、別れた、と背中まで押されてしまった。 ぽかんと誠香は口を開けて、 口を閉じた紫織を見つめる。 誤解を解かなくては。 でも、それより前に ]
(316) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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……ごめん。 こんな話、したくなかったんじゃ。
[ 誠香は謝るのが苦手だ。嫌いだと言ってもいい。 けれど、この時は謝った。 別れた彼氏の話を聞こうとするなんて無神経だ。 その上、紫織の口から辰美への愚痴めいたものは、 一切出てはこなかった。 嫌いになって別れたわけではないのなら、 話すのはつらいことだったのではないだろうか。 そんな風に思ったからだ ]
でも、僕は本当に、そういうの、辰美にないから。
[ そこは念を押しておく。 別れたと言われてしまっては、 紫織と二人でいる時の辰美に興味があった、なんて、 そんな説明はもうできなかった。 古傷を抉るような気がしてしまったからだ ]
(317) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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[ この時、誠香の中では、 まだ紫織がデートしていたイケメン=辰美の図式が 成立していた。 目の前の紫織が、 新しいイケメン彼氏ができたばかりでハッピー! という風には、見えなかったからだ。 後日、写真まで出回るようになって>>217 どうやら紫織には辰美とは別の、 超絶イケメン彼氏ができたらしいと知ることになる。 写真まで出回っているのなら、 それは辰美ではないのだろう。 いくらいつもと表情が違っても、 クラスメイトの写真を見て「これ誰!?」とは ならないだろう、さすがに。
見る? と聞かれたけれど、誠香は見なかった。 隠し撮りなんて趣味が悪いと思ったし、 なにより、クラスメイトの意外な姿ならともかく、 見ず知らずのイケメンには興味がなかったからだ** ]
(318) 2020/06/14(Sun) 14時頃
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-- 回想/打ち上げ --
[ 3年8組、全員で。 開催されていたと思う。
若林にも、たしか揃いのベストを押し付けて。 白衣の上にベストを着ようとするので、 千夏は小さく笑った気がする。 ]
……かんぱーい。
[ 幹事。言ってしまえば。 企画者の礼一郎が挨拶をしていた。 はずだ。 出資した若林への礼の声が幾重にもかかる。 ]
(319) 2020/06/14(Sun) 15時頃
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[ 打ち上げ。挨拶。乾杯。 とくれば、きっと写真撮影もある。 誰かが集合写真を撮ろうよ、と言う。
劇を作り上げた全員で一枚。 3年8組に属するものは並んで、写真が撮られる。 その後、個人間での写真撮影となるけれど、 会場を抜け出した千夏は知らぬことだ。 ]
(320) 2020/06/14(Sun) 15時頃
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同じものを着ていれば、同じに思える。 けど。 確かに違いもより浮かんでしまう。
(321) 2020/06/14(Sun) 15時頃
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