158 Anotherday for "wolves"
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[自分には聞こえぬその歌がいつか聞こえれば良いと思う。 見詰める先の、天井仰ぐラディスラヴァの顔が此方を向いて>>258 ぱたぱた手を振るさまに、ベネットは不思議そうに瞬きをした。]
ああ。
[猫の毛並みに顔を埋めるを見て、察する。]
綺麗だったから恥ずかしがることないのに。
[少しだけ困ったような笑みを浮かべ、 合図を受け取るように静かに視線を彼女からはずす。]
(259) 2015/05/12(Tue) 03時頃
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[歌が歌えれば。
それは本当に本当に小さい頃。 グレッグくんに手を引かれ、ドナルドくんの後ろを歩き。 遠くからクラリッサさんや、同い年の子達を見ていた、そんな頃。
唄をうたう人になりたいんだと、 私はオーレリアちゃんに夢を話したことがあります。 それもたったの一度きり。 たったの、一度っきりのことです。]
(260) 2015/05/12(Tue) 03時半頃
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[今ではすっかり声を喪ってしまいました。 だから、メアリーさんが聞きたいといってくれるような歌もうたえなければ 『唄をうたう人』にもなれません。
重苦しい前髪に、声も出せない村娘。 華もなければ可愛くもなく、綺麗なんてとてもじゃありません。 だからきっと、ベネットさんから聞こえた言葉は きっと聞き間違いなのでしょう。 きっとそう、きっとそうです。
ぎゅうと顔を押し付けて猫を抱きしめていたものですから 潰されてたまるかと、飼い猫は腕をするりと抜けて またどこかへと、逃げていってしまいました。]
(261) 2015/05/12(Tue) 03時半頃
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[それからどのくらいがたったでしょう。 やがてまた集会所の扉が開かれ、そこに目的の方が現れたなら。 私は立ち上がり、ぱたぱたとスカートの埃を払ってから 研究者さんの傍へと近寄りました。
掌に書くにはきっと言葉が多いでしょうから 近くのものを少しだけ拝借させて頂いて 紙とペンを手に取ると、そっと文字を認めました。]
(262) 2015/05/12(Tue) 03時半頃
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「大切な『にんげん』の友人がいます。 とても優しい、いいこなんです。
だからこそ、きっと、怯えていると思います。 私や、私達を見て、怯えたことを悔いているんじゃないかとおもうんです。
そんな友人に、私は。 何をしてあげたらいいのでしょうか。」
[そこから先を書くのは、少しの勇気が必要でした。]
(263) 2015/05/12(Tue) 03時半頃
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「『じんろう』の私が『にんげん』の友人に なにをすれば、どうすれば 私は、私達は怖くないからと。
友人を安心させてあげられるのでしょうか。」
[だって、やっぱり考えるだけでも悲しいのです。 流れる血がたった少し違うだけ。 何も変わらない、私も、私達も、彼女も、村の人々も。]
(264) 2015/05/12(Tue) 04時頃
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[何も変わらないのに、疑念や恐怖の瞳を向けられるのは とても、とても悲しいことだと思うのです。
黙って耐えるのではなく。 きっとどうにか、きっとなんとか 軋み始めたこの天秤を、元に戻すことはできないのでしょうか。
『人』の研究をしていらっしゃる方ならきっと 佳い答えを、教えてくれるのではないかと思って。 きゅうと、話せない唇を引き結んだまま 彼の答えをただ、待っているのです**]
(265) 2015/05/12(Tue) 04時頃
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[翻弄されるように向けた視線が ドナルドを悩ませていたとは気付かない。
考える刹那の間> 241さえも落ち着かず、 そわ、と視線がゆれるけれど。 これで壊れる友情とも思いたくなくて 彼の声を待つように、集会場に佇む。**]
(266) 2015/05/12(Tue) 04時頃
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[>>126>>145 そして、続いてグレッグが彼に何かを囁けば 口許に笑みを作っていた]
モテモテじゃねえの…
[その様子を茶化してみたり
>>187 人影がまばらになった頃合いに 彼と一緒に、集会所を出ただろう**]
(267) 2015/05/12(Tue) 06時頃
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[揺れるまなざしはドナルドへと引き寄せられる。 茶化すその響き>>267に安堵の息が微か漏れた。]
照れるなぁ。でもドナルドほどじゃあないよ。
[照れた素振りも見せずに軽口で返すのは、 茶化そうとする彼にのっただけ。 グレッグに向けたとは少し違う笑みを彼に向け 友との関係が壊れなかったことを素直に喜ぶ。]
じゃあ、そろそろ行こうか。 朝から食べそびれててはらぺこなんだよね。 ルパートに今日のおすすめ出して貰おう。
[平らな腹を擦りながら、揺らぐ日常を綴る。 教会を出て、足を向けるのはルパートの営む酒場。**]
(268) 2015/05/12(Tue) 09時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/12(Tue) 09時頃
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[自宅のベッドに寝転がったまま、手持ち無沙汰に 渡鴉がくれた文を、折り目を辿って飛行機に戻す。 飛ばしてみたかったけれど、肝心の滑空を見ることはできないし、飛ばしてしまったら狭い部屋とはいえ探すのもひと苦労。
ちょっぴり残念、と眉を下げ 双翼を撫でて]
………ぶうー ん。
[指で支えた飛行機を自分の周囲てひと旋回、 ゆっくりとベッドサイドに着陸させた。
きっと偶然。 焔立つ場所に鴉が居たのは、 よくある人の気配とそれが重なっただけのこと。
そう繰り返しながらも、わたしはこっそり家を出たのです。]
(269) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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[ カナナ…… カナナナナ、
夜に唄う虫達の声が、わたしに夜を報せてくれる。 いつもよりずっと少ない足音が 棒切れでの確認を怠らせ、両足の運びを早めて。
墓地のほう、それしか知らない。 それに、集会場でベネットさんと飲みに行く、と言っていたから家には戻っていないかもしれない。
なんだろう。 私の足を動かすのは 「会いたい」 ではなくて 視えるかどうかを確かめたい。そんな変な理由だからか 「行かない」理由にはならなかった。
日はすっかり落ちて、唯一の頼りになる明るい満月は 木の影に不気味に伸びた深い闇を作っている。 わたしにとっては 昼間と何も変わらない道だけれど。]
(270) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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……ほんとに、きちゃった…。
[墓地の周囲の数軒の家、ノックはせずに見上げただけ。
壁伝いに木の扉を探したり、薄く汚れた郵便受けに 指で拭った跡を残したり。
墓地の周囲でぱたぱたと鳴る足音は 何かに誘われるように 奥へ 奥へと導かれ 目当ての焔は視えないまま、 墓石の花畑へと たどり着いた。
月明かりの下、触れた石の輪郭をなぞる白い手が
ひらり ひらり
摘めぬつめたい花の上で踊る。
見る人によっては結構不気味な情景かもしれないけれど 見えないわたしは、知ったことでは*ないのだ*]
(271) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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― 宿屋 ―
[>>268 ベネットからの空腹の申し出があり 寄り道多い渡鴉にしては珍しく 真っ直ぐ宿屋に着けたらしい
もし、まだオーレリアがいたのなら その首元に飾られた薔薇似合うといっただろうが いないようなら、この時勢 その身に危険がなければいいなと内心に
親方の知己の愛娘とあれば 弟子以外子を持たぬ彼にとっても娘の様に 彼女の健やかなる幸せを望んでいるとは 折に触れて聞いていたのもあったりする
宿屋の中には食堂が 他の客がいたら、勝手知ったる常連よろしく 片手を上げて軽い挨拶]
(272) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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─集会場にて
[自然な笑みと丁寧な言葉と。 花屋の娘はいつもしっかりしているなと そんなことを思った。
メモを渡した後で文字は読めただろうかと ふとそんな思考が頭によぎったが きっと駄目でも家族に聞くだろうしと、 そのままメモが大事にしまわれるのを見送る]
>>209 ああ、頼んだよ。 ……うん、まあそうだね、 わかった。 長く咲かせられるように気をつけるさ。
君んとこのお爺様には負けどおしだからなあ 今度は勝たせていただくと伝えておくれ
(273) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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[>>210 グレッグの言葉に言い返す クラリッサの様子がおかしくて、 少し、笑った。]
それでは、クラリッサ。ありがとう。 また。
[白いマーガレットの花がふわりと揺れる。 漂う香に目を細め、感謝を告げると 花を手にその場を辞しただろう*]
(274) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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いつもの、よろしく 食い物のおすすめがあったら、それで
[自分も朝から食べた覚えはないのに気づき 漂う食べ物の香りに触発されて 腹が鳴るとか、何たる現金さだろうと呆れつつ
自分専用の『盾と渡鴉』が施された 銀の酒杯に注がれたエールをぐいっと飲む]
(275) 2015/05/12(Tue) 10時半頃
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[>>243>>246 立ち寄った猫とはどこかで会えたか それともすれ違ったか 会えなかったか
集会所での突き放した物言いと 日頃の微妙な距離感から>>10>>13 その言葉の背景を掴み取るどころか 触れられたのかも定かでない不安がじわり
片眼を細めながら、エールを見る]
(276) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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─診療所にて─
まあ、いつも ……というわけではないからねえ 今日もお疲れ様。
[食材などとは違って、 医療に使う道具の減りは一定しない。 だからグレッグにものを注文する時は 先払いでなくその場で払う事が多い。 ツケは論外である。そこはきっちりしていた。
マーガレットの白い花を、 井戸水をいれた花瓶にそっと挿した。 手首に揺れる赤い石はお守りのようなものだ]
(277) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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[ガーゼを机の上に置いて、 話が切り出されれば、そちらを向く。
ぽつり、静寂に沁みいるように零される言葉。 ……ああ、と村医者は頷いた。]
どこぞの野良犬の仕業じゃなくて どこぞの馬鹿の仕業…らしいね 嫌なことだ。
[噂話、と笑うことすらできない。 メアリーの前ではと、青年は眉を下げた。 それは気丈に振る舞おうとする兄の姿に見えた
グレッグという青年は、 記憶する限りでは昔からそうだったように思う
普段は気さくで明るくとも ふとした折に見える不安げな様子に 村医者は声をかけるくらいしかできない。]
(278) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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何、きっとすぐいつも通りになるさ。 きっとね。 [つぶやき、茶がないといえば]
もう少し図太くなってもいいんだがね? …………アルに見習ってほしいもんだ
[ごにょごにょと言い淀む様子に苦笑をした
差し出された左手は、 爪が短く切りそろえられていたが 中指だけ赤くジャムのように肉が覗いていた。
夜にでも切ったのだろうか。 親の死に目に──といいかけ シャレにならないので口を噤んだ。
ぽそぽそと続けられた言葉は なんだか恥じらう子供のようだったから 思わず、ちょっと笑った。]
(279) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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…なあ、ベネットは猫、じゃなくてアル? スティーブンの所の居候を知ってるんだよな?
[喉を潤ししばらくしてから 飲みに誘った本題を切り出してみる]
もし、何か知ってることあったら 聴かせてもらえると助かる
[渡鴉の住む家は、数多の死者が物言わず 静かに眠る墓地の側 訪なう者など高が知れている
すでに二親もなく他の係累も絶えて久しい よく知る者や、墓守くらいが偶に来る程度 増してや、他所から来た猫には縁遠いに*違いない*]
(280) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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……なるほど。 そりゃあ、別の誰かがいる前じゃ言えないや
[頑なに要件を言おうとしなかったから 何か深刻なことかと身構えた、と 割合に朗らかに言っては、まず左手の治療をと 左手の中指を清めドクダミなどからできた薬を塗る]
……化膿に破傷風に、こういった怪我は案外馬鹿にできない。 気をつけなさい。
[些細なことでも死神は見逃さないのだからと今後の塗り薬を渡した。
それから、右手の爪を見て]
……十分短いと思うんだがねえ?
[それでも切ろうとすることに 僅かな疑問を呈しながら、 小さな刃で丁寧にグレッグの爪を整えようか*]
(281) 2015/05/12(Tue) 11時頃
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―― 酒場 ――
[寄り道多い渡鴉> 272に寄り道少ない本の虫。 気質も違うのに友達だということを不思議がる者もいる。 そういう時は「違うからこそ一緒に居て楽しいんだよ」と 不思議がる相手に笑いながらそういうのがお決まりだった。
片手掲げて挨拶かわすドナルドに続き 宿屋の戸口で軽く頭を下げ挨拶がわりとするのが常。
いつもの席に腰掛けて]
僕もおすすめ、それと今日はミードで。
[短い注文を済ませる。 飲み物はエールであることもあればワインなこともあり 彼のように“いつもの”で通じるものはなく。]
(282) 2015/05/12(Tue) 12時頃
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[ちびりと舐めるように酒を飲むのは空腹であるがゆえ。 酔いがまわりすぎないようにとの自制。]
いい飲みっぷりだね。
[隣のドナルドがエール呷るを見遣り楽しそうに目を細めた。 けれど何か思うような片眼> 276に、笑みは薄れ]
(283) 2015/05/12(Tue) 12時頃
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[切り出された本題>>280に微か首を傾ける。 考えるように視線が落ちるは、何故彼の事を、という疑問から。 切り替えるように視線を戻して]
そりゃ同じ村に住んでるし知ってるよ。 何か知ってること、って…… あー……、本が好きで、特に星に興味があるみたいだ、とか――…
[ドナルドが知らぬだろうと思えるものはそれくらいしか浮かばず。 そうして廻る思考は当初の疑問へ。]
如何して彼の事が知りたいんだい?
[何かあったのか、と問うような響きをくちびるにのせる。**]
(284) 2015/05/12(Tue) 12時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/12(Tue) 12時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/12(Tue) 12時頃
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[宿屋を後にするジョスランを見送って。>>255 何となく疲れて見えるのは 気重かった集会所の話での せいだろうか。
一人なって、その外の暗さに気付くと 少しドキリと鼓動が早くなる。
陽は沈み切って もともと雲が広がっていた一日。 黒い雲は村を暗く覆う。
まだ遠くの向こうに太陽があるからか。 日没すぐの薄暗さは 多分誰かの姿は見えても 表情はすぐには読み取れないのだろう。
こんな日を知ってる。]
(285) 2015/05/12(Tue) 12時半頃
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……。お母さんのおそう式の日みたい。
[一言で言うなら不気味。 予感のような不安がひたひたとその薄暗い道の向こうから
一歩 また一歩
歩みを進めているような気がしてならない。]
(286) 2015/05/12(Tue) 12時半頃
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―おそう式の日―
[一番覚えてるのは みんなの 悲しい顔。]
[お父さんもお兄ちゃんも。 他のおとな達も。
ある人は泪を流して若すぎる人生の幕引きを惜しみ ある人は目にいっぱいに涙を溜め忍び泣き ある人は俯いて一言も喋らない。]
(287) 2015/05/12(Tue) 13時頃
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[お母さんが死んだ時 お父さんはすごい取り乱してた。 あんな父は後にも先にも一度っきりだ。
わたしはというと。 「死ぬ」ということがよくわかりもしないまま その場のふいんきが怖くて泣いていた。]
[葬儀の間もよくわからないまま黒いワンピースに身を包み 目を覚まさない母親が小さな箱に入れられてしまうのを 父に足元にしがみつき、見つめていた。
その中に友達や村のものの姿もあった。 母親が死んだ時、側にいた村医者の姿もそこにあったのだろうか。]
(288) 2015/05/12(Tue) 13時頃
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