65 Le Manoir de la Depravation ―淪落の館―
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グロリアは受付 アイリスに投票した。
ホリーは受付 アイリスに投票した。
ヨーランダは良家の娘 グロリアに投票した。
クラリッサは受付 アイリスに投票した。
アイリスは漂白工 ピッパに投票した。(ランダム投票)
メアリーは受付 アイリスに投票した。
セシルは受付 アイリスに投票した。
ピッパは奏者 セシルに投票した。
ラルフは奏者 セシルに投票した。
ジェフは受付 アイリスに投票した。
ブルーノは受付 アイリスに投票した。
アイリスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、グロリア、ホリー、ヨーランダ、クラリッサ、メアリー、セシル、ピッパ、ラルフ、ジェフ、ブルーノの10名。
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/12/13(Thu) 00時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/12/13(Thu) 00時頃
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― 2-C ラルフの自室内 ―
だから(>>5:276)、ピッパも気が向いたらいつでも使ってくれ。 いつでもサービスサービス♪
女性の施術師の方がもちろん腕もいいし、きめ細やかだし、 痒いところまで手が届くかもしれないが――
手だって細くて滑らかだ。
[ そう言って、ピッパの指先にちょん、と触れる。 長身で、またヴァイオリンを演奏する彼女の指は同性のそれ よりは長く繊細だったかもしれない。 ラルフの指はそれに比べても随分長く、節くれだっている ことだろう。]
(0) 2012/12/13(Thu) 00時頃
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―深夜:客室2G―
[涙で視界が滲んだ。嗚咽を繰り返す。床に落ちる喪失の涙。 失って初めて分かる。>>5:294 滅却しようとして、しきれなかった彼女への情欲。
―――初恋。]
……ただの、ハハ、そう、か。 確かに、見るからに君は―――男の、ジェフ、だ。
[身を起こし、力無く笑った。]
(1) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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ジェフ。君は今、幸せ、かね?
[耳朶の赤い痕。隠されることなく晒されたまま。 彼の耳を間近で見たときには、なかった、傷。
ブルーノの知らない、ただの――。*]
(2) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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──客室2-C 深夜>>0──
気が向いたらって、 エステって高い、でしょ……?
そうね。 女性の手の方が滑らかでやわらかい。
けど、あたしはラルフの手の方が、好き。
[指先に触れて来たラルフの指を、きゅ、と握る。 節ばったラルフの指に、細い指が絡み付く。
あらわにされた胸も隠さず、ベッドの上に起き上がって、握った手を口許に運んだ。 第二関節に口付けて、歯を立て、ちろりと舐める。
蜂蜜色はじっと、ラルフの双眸を見詰めたまま。]
(3) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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[ その長い手指(>>0)をぴったりとあわせ大きな両の手を 一つにして、腰から肩へと押し上げてゆく。
肩のところで円を描くようにあるいは全身を抱くように 外周をなぞり、脇腹へとなで下ろしてゆく。 腰までやってきた手は軽く持ち上げるようにくい、と引き上げ られ離れた。]
(4) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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[ 「あたし食べられちゃうのかな……」とピッパが言う(>>286)。
ラルフはまさか、と笑ってピッパの背中に口づける。
ハチミツがピッパの体馨と混ざりあって、馥郁たる芳香を 放っている。
避けようもなく不随意の反応として、喉が収縮する。
口をつけたまま彼女の肌を吸い寄せる。 そのまま腰のところまで滑り落ちてゆく。
小さく腋を噛む。]
まさか――だよ。 ――まさか。
(5) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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司祭 ブルーノは、メモを貼った。
2012/12/13(Thu) 00時半頃
ピッパは、くす、と笑んで、再びベッドにうつ伏せた。
2012/12/13(Thu) 00時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/12/13(Thu) 00時半頃
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そんなの(>>3)サービスでいいさ。
[ ピッパのしなやかな指が絡む。 起き上がった彼女が指先を唇に含む。
蜂蜜色の双眸に魅入られる。]
――俺の方が食べられそうだ。
[ 冗談のように口にしながら、彼女の唇を奪う]
(6) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2012/12/13(Thu) 00時半頃
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―深夜 ブルーノの部屋―
卒業する時にでも、お会いできたら…… いえもう、どうにも成らない話でしたね。
[あんなに強く執着していたのに、簡単に離れる手。 主人のピアノの音が聞こえて、苦しさが増す。 嘗て焦がれた男が、自分だった少女を好いていたなんて。 今更聞かされて、それをどう受け止めたらよいのか 判るはずもなかった。]
……ええそうですね。大丈夫、です。
[主人に願いを叶えてもらって幸せですと、 笑顔で答えなければならない。 この屋敷以外どこでも、生きて行けなかっただろうから。 少女のままでは、本当に死んでいたから。]
(7) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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俺がなんでもできるって――?? ――まさか
[ それ(>>5:286)を本気で打ち消して大きく首を振る。]
――すごいのはピッパさ。
[ 自分のようなのは、なにかできたとしてもせいぜいが 器用貧乏というのだろう、と思う。
蜂蜜は養蜂家が作り、料理はシェフが作る。 音楽はピッパに演奏してもらっている。
自分がやっていることはそれほど特別なことではない。
ピッパやセシルのように、自分の中にある一つの宝を 大切に育むひとびとに対して、ラルフは率直な羨望を 抱いていた。]
(8) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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[ 脹ら脛を押し上げるように、ついで太腿に。 ラルフの手指は互い違いに交差しながら、今度は逆向き に太腿から脹ら脛へと降りてゆく。
手指の温度とピッパから伝わる温度がハチミツを介して 同じ温度へと馴染んでゆく時間を堪能する。
そのことが、官能を次第に煽り立ててゆく。]
地下室で――なにがあったんだ?
[ ラルフは思い切って聞いてみることにした。]
(9) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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[長い手指がひとつに合わさり、俯せた女の背面を押し上げる。
はぁ──、と深い吐息。
こうして触れ合っているだけで、裡から溢れる感情に身体は高められて行くのに、ラルフは決してマッサージ以上のことをしようとしない。 凝り固まった筋肉が解れる心地好さに漏らすため息に混じって、焦らされ高まる官能の吐息が枕を湿らせる。]
(10) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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[背中に降る口吻。 そのまま唇が腰まで下りると、擽ったさに身を捩った。
腋を噛まれて肩がぴくりと揺れる。]
食べて、くれないの?
[そのままもっと力を込めて。 噛み千切って咀嚼して、ラルフの喉を潤す血肉になりたい。
そんな倒錯的な想像に、熱くなりゆく肌がじわりと汗ばむ。]
(11) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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ラルフ……、
うん、あたしはあなたを食べてしまいたい。 ……それくらい、好きよ。
[重なる唇。 舌を絡めて、吸い上げた。
下唇を噛んで、軽く吸ってから離す。 オイルの甘い香りに包まれて、蜂蜜に抱かれているよう。]
(12) 2012/12/13(Thu) 00時半頃
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「食べて、くれないの?」
[ どくん、と心臓が爆ぜる。
食堂でのジャムを巡っての取り乱したさまが、半ば羨望と 嫉妬まじりの感情であることをピッパに話してはいない(>>5:285)。]
そんなことを言われると、抑えが効かなくなりそうだ。
[ 冗談のように、軽口のように――そう口にするはずが、 そのような落ち着いた響きとしてそれは発せられない。 なんだか自分の口から出た言葉ではないようにぎこちなく、 嗄れていて感情に上擦っている。
ラルフは苦しげに喘ぎ、襟元を緩めた。]
(13) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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[離れがたかったけれど、続きを促されベッドへと。
不意に、切り出された問いに、瞬時に答えを返せなかった。]
地下で…………。
……ゲイルさんを、見た。 ジェフと一緒に居た。
…………意味、わかるよね?
[ただ一緒に居ただけではない、と。]
……、
[言葉に迷い、半身を起こす。 ラルフに向き直って、ぺたんと座り込んだまま、間近に見える恋人の顔を覗き込むように見上げた。]
(14) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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あそこは、まるで──…、
[彷徨う視線が、窓の外の闇を見る。 ──吹雪に取り巻かれた、深い深い闇。
地下にあったのは、逃れ得ぬ人の心の闇か。]
この世ではないところ……。 ……あ、ごめんなさい。
幽霊とかそういうのは、いないのよ?
(15) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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―深夜:客室2G―
[長い間恋焦がれた水色の瞳。ジャンヌはもう居ない。 けれど。ブルーノを見ていた目は、確かに今も変わらずに在る――はずだ。
この部屋に彼を呼び。何度も何度も視線を交わらせて。互いの姿を映しあって。]
大丈夫?
何故、幸せだとはっきりと言わない。言葉に出来ない。 幸せだと、大丈夫だと思いたい証拠だよ。
君はまだ、足りないのだろう? 幸せでは、ないのだろう?
[手離した手を、差し伸べた。>>7]
(16) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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―深夜:遊戯室>>5:291―
イジメ…?
[グロリアの言葉を反芻し、犬に視線を落とす。 自分も交わった経験のあるその黒犬。 ホリーは息を呑むと、そっとグロリアに近づく]
…だ、だって…ただでさえ…胸の芯がしびれるみたいに疼いたままだったところに…グロリア様の指で触れられたら、熱くなっちゃうのは仕方ないじゃないですか…。
[ホリーが足をもじりとこすり合わせると、未だ乾かず、蜜にまみれた下着が秘所にこすれ、かすかに水音を漏らす。 そして、グロリアに促されるままに傍らに跪き]
…はい…使うのが久々すぎて…実は、まだ…少し、溢れてて…。 …あの、グロリア様…ご迷惑でなければ…私も、『落ち着かせて』いただけませんでしょうか…?
[そう、甘えた視線を主人に送るのだった]
(17) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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[ 正体を失ってしまうところだった。 彼女に聞かなければならないことがあったことも忘れ、 ただその体を貪るように求めてしまうところだった。
ピッパから返答(>>14)があり、ああ、と掠れた声が応える。
意味がわかるかと言われたが、実際のところよくわからなかった。
ピッパはセシルとそこへ消えた。
セシルになにかされたのか、あるいはセシルのなにか常軌を 逸したさまを見届けることになったのか――そんな風に考えて いたのだ。]
ゲイルさんとジェフが……??
[ 困惑が深まる。]
(18) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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ジェフ。さぁ、私を呼びなさい。
君は幸せになるべきだ。ジャンヌの分まで。
[幸せに出来なかった分まで。 何も出来なかった分まで。
この手は、救いの手になるだろうか。 魂の浄化の手に、なるのだろうか。]
(19) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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[見たものすべてを言葉にするのは憚られて、困り顔で黙りこむ。]
……つまり、ね。
(20) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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わからない――
[ 姿を消したゲイル。
彼女がいつのまにか地下に幽閉されていて、そこでジェフと 食堂で目撃したような逸楽の続きに耽り狂っていたとでも いうのだろうか……。]
つまり、セシルは“それ”を止めることもなかった ――っていうことなのか?
あるいは、それに荷担していたとでも――?
[ 語調はつい問い糾すような強さを帯びる。]
(21) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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だけど───、
だけど、ね?
(22) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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[あんなにもジャンヌを追い求めていたのにと、嗤うだろうか。
執着の手を離してまた伸ばそうとするなど烏滸がましと、冷ややかな水色を向けるだろうか。
それでも、長い間恋焦がれた水色の奥にある輝きは変わらずブルーノの心を魂を捉えて――止まない。]
私の知らない君を、教えてくれる気には、なってくれるかね?
[例え答えが否だとしても、無理矢理知れば良いだけのこと。*]
(23) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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[いつの間にか寝てしまったのだろうか。 彼女は、目を覚ます。
夢の中では楽園の話を再度していたのだった。 但し、その相手は―― 髪を肩まで切りそろえ、喉仏のある自分自身だったのだが。]
アイリス……今何時?
[女は気付くのだ。 いつの間にか、彼女の姿が部屋の中に無かった事に。]
え……嘘……でしょ。
(24) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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ゲイルさんは、誰よりもそれを喜んでいた。
そうなって、幸せだって言ってたのよ───。
[蜂蜜色が、見て来た光景を思い出すように揺れた。 瞳の奥に、羨望と憧憬の色が混じる。]
(25) 2012/12/13(Thu) 01時頃
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