94 月白結び
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錠に1人が投票した。
ノーリーンに9人が投票した。
ノーリーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、カミジャー、梅子、置壱、サミュエル、錠、志乃、夕顔、華月斎、クラリッサの9名。
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 08時頃
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― くれなゐ ―
[凜が着物を置いて行ったと聞けば。 少しだけ寂しそうに笑って見せた。]
全く、置いていかなくたっていいのにねえ。
[彼女は帰って行ったのだろう。 ヒトの里に、帰る場所があるのならばそれで良いと思う。]
(0) 2013/09/08(Sun) 08時頃
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― 鳥居 ―
[獣の頭が、ゆっくりと上を向きました。
数日間何度も繋げた二つの世界の境目。 朱色の鳥居は、よく見れば、所々に微かに濁る色を見せはじめています。]
まだ。 ……もう少し持って。
[懇願は、誰にも聞かれることはなく*]
(1) 2013/09/08(Sun) 14時頃
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[その日の昼、数日振りに大きな地震がありました。
"お役目"が、長老様の屋敷に呼ばれました――……]
(#0) 2013/09/08(Sun) 15時半頃
屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 16時半頃
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― 鳥居の近く ―
…死にますか? どのくらいで、どう死ぬかによります。 即死はさすがに、キツイし。
[梅子と名乗る妖怪に、稲穂色だと表現された頭を少し揺らす>>5:130]
もし、どこかで家を借りて働くとしても。 …この里でどう働けるかは分らないけれど。
[名前を聞けていない女の子に、困ったように笑う。>>5:133]
こちらなら、どんな職業でも影で笑ったりしないでしょう? 良い学校を出て良い資格を取って、窮屈な社会に押し込めて、それに沿えなければ社会不適合者だと烙印を押すことも、きっと。
(2) 2013/09/08(Sun) 19時頃
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[それは19歳のガキである自分が、勝手に抱いた夢の世界に期待している幻想なのだろうか。
二人の、あるいは背後のカミジャーも何かを言葉にするだろうか。 答えを待った*]
(3) 2013/09/08(Sun) 19時頃
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―鳥居の近く―
[ウサミからの答えに、鬼はぼさぼさの頭に手を入れわしわしと掻き毟る。 考えるように唸って、それからおもむろに開く口]
…………わからん。
死ぬ奴もいる。 死ななくとも、赤子へ戻るものもいれば、老いる者もいる。 もしくは―――……。
(4) 2013/09/08(Sun) 19時半頃
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あやかしと変ずる者もいる―――……。
[そのどれになるかは鬼には分からない。
ただ、ニンゲンがこの里に戻るということは、 どんな結果が出たとしても]
お前はお前のままでいられない。 今までのお前とは違うものになるだろう。
……それでもいいのか?
(5) 2013/09/08(Sun) 19時半頃
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屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 19時半頃
地図抜荷 錠は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 20時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 20時頃
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―鳥居―
せや。
[梅子に呼応するように相槌を打った]
ここは妖の里やもん。妖でない人間は客や。 村のもんになるんは、いつまでもただの人間のままではおられへん。
……あんた、何が気に入ったんかは知らんけど。 今の人間の里がどんなんかうちもよう知らんけど。 それでもいつまでもおりたいいうんなら、別にあかんとは言わん。
(6) 2013/09/08(Sun) 20時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 20時頃
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…残るなら…賭けみたいな?
[包帯をしていても怪我をしている、わけでもなさそうな梅子の返事。 語る内容を嘘だなどとは思わない。]
あっちじゃ…俺には辛いことが多い。 変化も死も、そっちのほうが良いかもって、思うくらいには。
だから…正直まだ、迷ってるけど… 駄目じゃないんなら、よかった。
[女の子の言葉に、ゆるく笑って。]
教えてくれてありがとう、二人とも。
[その後、ゆっくりとした足取りで、宿へと戻る*]
(7) 2013/09/08(Sun) 20時半頃
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あまり分がいいとは思えんがな。
[賭けという言葉に頷いた。 ちらりと夕顔へ視線を移しつつ]
迷うくらいならやめておけ。 でもそれでも此処に残りたいと願うなら、 長老のじーさんのところに行けばいい。
[ゆっくりとした足取りで戻っていく背中へそう声をかける]
…………夕顔。 せっかくだ。あいつが此処に残れるか賭けるか?
(8) 2013/09/08(Sun) 20時半頃
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……そか。まあ覚悟はしときや、いう事や。 後は長老様に相談しとき。
[去り行く宇佐美という青年の姿を、じっと眺めて。 梅子の方を振り返った]
…なんや、賭けて。何賭けるんな。 うちは、あいつ残るんやないかって思うわ。 なんとなくやけど、うちの予想大体外れるねん。だからこっち。
(9) 2013/09/08(Sun) 21時頃
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何だ、俺も残る方に賭けるつもりだったのに。
[ケケケと笑って、夕顔の頭をぽふっと撫でる]
仕方ねえから、残れねえ方に賭けようかね。 俺が負けたら喜壱のところのツケを全部払うでどうだ?
(10) 2013/09/08(Sun) 21時頃
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― 鳥居 ― [ふらり歩いて、向かった先は風車の道の先。 からからと鳴る風車の音を聞きながら、鳥居へと着く。
其処に他の者の姿はあったか。 少なくとも、鳥居を守る妖は変わらずに居るはずだ。]
(11) 2013/09/08(Sun) 21時頃
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その理屈はなんかおかしないか?
[頭を撫でられながらも、じとっとした目で笑い声を上げる梅子の方を見上げた]
……いや賭けは構んけど喜壱さんに許可取りいや。 それやったら、うちが勝ったら梅ちゃん喜壱さんとこのツケ全部払ういう事で許可取ったら構んで。
(12) 2013/09/08(Sun) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/09/08(Sun) 21時頃
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[じとりと見上げる目に分かってねえなあと、 ちちちっと指を左右に振り]
許可なんて取りに行ったら、 今すぐ払えって言われちまうだろ?
内緒で取り返してきたで!って言う方が、 喜壱もきっとびっくりしてくれんぞ。ケケケ。
(13) 2013/09/08(Sun) 21時半頃
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梅子は、鳥居に近づく華月の姿におや?と片眉を上げた
2013/09/08(Sun) 21時半頃
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せやろか…… せやったらええけども、いつまでもうちがお子様や思てうまい事言いよったらこらえんで。
[なんとなく訝しげな表情を崩さずに、じっと人形のような表情で梅子を見上げていたが、妖の気配を感じて首を向けた]
あ。華月斎さんや?
(14) 2013/09/08(Sun) 21時半頃
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ほんとほんと。 綺麗な着物をもらうのに、 前もって知ってるのと全然知らないのじゃ、 嬉しいの大きさが違ったりしないか?
喜壱もぜってーよろこぶって。
[飄々とした顔でうそぶいて、鳥居に近寄る華月をじっと見て]
散歩か……?
(15) 2013/09/08(Sun) 21時半頃
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何だ、主ら楽しそうだな。 こな場所で何をしてたんだ?
[見えた姿に手を上げる。]
俺か。 俺はまあ散歩だな。 ……昨日と今日と、誰か帰ったか?
[見送れて居ない故に、誰が帰って誰がまだ残っているのか知らずにいる。]
(16) 2013/09/08(Sun) 21時半頃
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― 翌朝 ―
[寝泊りにも大分慣れた宿の部屋。 スマートフォンの画面を点灯させ、幾つかの操作を行った。
枕元に置いてあるリュックの中、菓子は残り少ない。 グレープ味の飴玉を口にし、何気なく開いた英語の教科書。]
……•She said good-bye with a smile, but there was a good deal of bitterness in her heart.
[目に付いた例文をひとつ読み上げる。]
(17) 2013/09/08(Sun) 21時半頃
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昨日帰ったのはツカサって男だ。 今日帰ったのはリンっていうあの変わった女だ。
[指折りしつつ答えて]
だいぶニンゲンも減ったな。 あと何人残っているんだっけ、か。
[自分が知っているニンゲンは、 ウサミと風車の小道で拾ったあのやかましい女の二人だが、はてさて――]
(18) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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んー?あんな、ちっと賭けごとしよった。 金髪の人間の兄ちゃんが残るかいうて。
[華月斎にかいつまんで状況を説明する]
そんで、司と凛とかいう人間が2人帰ってもうた。 後はもうそんなに人間おらへんはずや。 あの女子の人間と今さっきの宇佐美と… 後誰やろ。
(19) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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[勉強しなければならない。
良い成績を出して、良い会社に就職して、良い生活をする為に。 それは当たり前の事で、その未来を選ぶべきだと思っていた。 それが現実的で、幸福であるはずだ。]
…本当に?
[気付いてしまった。 そうするべき、それしかない。 そんな意識に縛られていたことに。]
それは幸せなのか?
[ピアノを辞めて、勉強して。 それはより良い人生を歩んでほしいという両親の願いだと、理解している。
けれど。]
(20) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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[迷い送った、送信済みのメッセージ。 大きく息を吐いて立ち上がる。
足は、いつでも来て良いといわれた呉服屋のほうへと向いていた。]
(21) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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夕顔も知らないんなら、残りはその二人だけだろうなあ。 華月はほかにニンゲンが来てるか知ってるか?
[夕顔の言葉に自分も言葉を重ねると、華月へと問を向けた]
(22) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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そうか、司も帰ったか。 りん……は誰か分からぬが、別嬪さんのどちらかか。
[ふむ、と同じく指を折って数える。 女たちの名前はどちらも聞いていない為に、どちらが凛なのかは分からない。]
人間は六人来てたと聞いたからな。 唯と雪と、司とりん?、の四人が帰ったなら、後は二人だろな。
[指折り数えて残った二本。 その数が、今里に残っている人間の数だ。]
(23) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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じゃあ、あと一人ってところだな。 あの鳥居をくぐる奴は。
[ぼり、頬を指で掻くとキヒヒっと笑って]
こんなお祭り騒ぎみたいなのも、もうおしまいだな。 終わりが見えてみれば、なんだかあっけないような気がするぜ。
(24) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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せやな。割かしいつまでもはおらんとみんな帰りよった。 別に寂しはないけども、梅ちゃん達は楽しそうやったもんな。
[蜻蛉の飛ぶ、秋口の空を見上げ呟いた]
知らんうちにほとんど帰ってくれて、よかったわ。
(25) 2013/09/08(Sun) 22時頃
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