80 あの日、僕らが見た空は
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シーシャに4人が投票した。
ホリーに2人が投票した。
シーシャは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ペラジー、トレイル、サミュエル、デメテル、ホリーの5名。
チアキは、事務所内で、欠伸をかみ殺した**
2013/04/25(Thu) 03時頃
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―――違うのよ、そんなんじゃないの。 ええ。そりゃあ、あたしだって、何度おん出てやろうと思ったかわからないわよ。だけどさ、なんだかんだ言って、捨てらんないのよ、ここが。
きったない街よ、ほんとうは。美しいのは上辺だけ。 見て御覧なさいよ、あのパラソル・アーケード。え?まるで化粧したお前みたいだ?アンタ、酷いこと言うのね。ふん、その通りよ。
次は?フランツ・コルタ?それともサン・ペイン? ウィラ・モールだってあるのよ。ええ、此処にはなんだってあるの。 それが『BAR QUEEN'S CAVE』たる所以。女王の酒蔵に相応しい品揃え。
あたし?あたしは女王なんかじゃない。ただの薄汚れた道化だわ。 いいトシしてこんなナリして、男共に酒注いで。 求められれば抱かれもするわ。え?アンタが? いいけど高いわよ?…なんの話だったかしら。まあ、いいわ。
(@0) 2013/04/25(Thu) 03時頃
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子供の頃一度だけ、この街を出たことがあるわ。 あたしがちゃんと男の子で、まだ両親も生きていた頃。 空、っていう現象がなんなのか知りたくて、あたし旅にでたの。
それでどうなったかって?聞きたい? ――それじゃあ、続きはベッドでにしましょ?
(@1) 2013/04/25(Thu) 03時半頃
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あの日、あたしが見た空は―――
(@2) 2013/04/25(Thu) 03時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/04/25(Thu) 03時半頃
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>>3:102>>3:115>>3:119
だから、おまーの兄ちゃんじゃないっぺ。
[デメテルが駆け出していく。 それを止められずに、そのままそこにいた。 いや。ここは、物騒なモノばかりだけど、
一番物騒な 人間 がいないから。]
――……兄ちゃんの代わりか。 ――……おい、そういうの、アリ、なのか?
(0) 2013/04/25(Thu) 07時頃
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――……思い出すもなんも、 それだけいろいろ言われれば、さすがにわかっぺ?
[またそこに、ふくれっつらの女神が現れる。 白い肌、艶やかな金髪、大きな瞳、細い身体。 完璧なのに、表情だけ、いつも怒っている。]
つまり、あんたの心臓、はオラの中にあるっでごどだな?
[はじめて、認める発言をする。 すると、女神は、口端をあげて、うっすら、笑った。]
(1) 2013/04/25(Thu) 07時頃
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づか、この最上階には何があるんだ?
[上を見上げる。 あと、どれくらいだろう。まだまだだろうか。 四角の窓はもう、大分大きくなってきている気がする。]
――……そごにいっだら、 多分、思い出すんだべな。
[笑った女神の顔をちらりと見る。 綺麗な綺麗な、きっと誰もが見惚れる最高級にいい女。]
(2) 2013/04/25(Thu) 07時半頃
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あんたを殺しだごど……。
[シーシャがここから違うところから来たことは知らない。 でも、確かに、彼もここから違うところに来た。それは今、わかりはじめた。
そう、今、知らなければならないのは、事実…。]
(3) 2013/04/25(Thu) 07時半頃
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[女神の呪怨を聞きながら じゃじゃ馬キックボードに転がす。
軍事基地を遠巻きにながら、上への道を歩いていく。 それは、それまでと違い項垂れていたが、やがて……。]
(4) 2013/04/25(Thu) 07時半頃
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[爆音とともに、その階層から上へ登っていった。**]
(5) 2013/04/25(Thu) 07時半頃
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[ うん、行く。 自分の事は自分で決める だってずっとそうやって生きてきたんだもん
歩きながら心の中で聲の奴に言葉をぶつけた それからガスマスク男の眼をじ…と蒼い瞳で見つめ返し、「食うか」>>3:@20と問われればコクンと頷いた
ホットドッグなど見た事ないから、こんなに大きいものだと知らなくて 手に持っていたくしゃくしゃの紙を飴袋の中に入れて足元に置き、それを両手で受け取った その間もずっと、ガスマスク男の瞳を見つめ返す まるでにらめっこでもしているようだ。笑った人が負け、じゃない。視線をそらしたら負け。]
――…………………………
[ この人についていけば、上に行けるんだよね?
かぷり、ホットドッグにかぶりつきながら聲に呼び掛けた]
(6) 2013/04/25(Thu) 08時頃
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[淋しそうに聲はそう言った …でも、上の事は上に行かないと分からないから。 あとはこの人の言われるがままに行動しようと決めて、更にホットドッグを食べる。…おいしい。頬にケチャップがついた事に気づかぬまま藍の瞳で男をじっと見上げた]
(7) 2013/04/25(Thu) 08時半頃
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ー 事務所のある階層 ー
[訪れた階層は、街だった。 あの自転車を預けた階層よりは、ごみごみしてて、人も忙しげに行き交って。 そして目に見える建物は箱を並べたようなものばかりだけれども。]
ん・・・・
[そして道端、紙飛行機を拾い上げていると、ふいに、心臓がどくりと脈打った。]
て・・・・
(8) 2013/04/25(Thu) 13時頃
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は?
[女神が叫ぶ。 と、同時にもう一人、
女神が目の前を過ぎ去っていく。]
は?
[そう、ぎゃんぎゃんうるさい女神の女が、そこにもう一人。]
(9) 2013/04/25(Thu) 13時頃
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ーーーーー・・・・
[ともかく、その女のあとを尾けていくことになる。**]
(10) 2013/04/25(Thu) 13時頃
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― 傘のある街 ―
[宿のベッドに寝かせていた少年は叫びながら覚醒した。]
『…やめて! 空に行くから、静かにして!』
[とても悲痛な声で、一体どんな悪夢を見ていたのだろうかと気になった。 しかし、自分の状況をいち早く確認すると、付き添っていたジェニファーを気遣うかのようにほほ笑む。 それに安堵したらしく彼女は少年を抱きしめた。]
(…やっぱり、彼女は変わらないな)
[>>3:@17互いに名乗りあった後。 こちらは彼女のことなどすっかり忘れていたのだが、ジェニファーの方は違った。 かつて共に"上"を目指す旅をしていたのだと、その時の話をし始め、こちらもようやく気づいたのだった。]
(@3) 2013/04/25(Thu) 14時半頃
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[その頃から、彼女は困っている者には手をさしのべる優しさがあった。 そして、それを貫くために持てるものを惜しみなく出す懐の深さと、自らをさらし出せる強さもあった。
くじけそうな仲間を剥げましたり、時には泣きながら殴りつけていさめたり。 くるくるめまぐるしく変わる表情は、旅を心底楽しんでいるのだと思った。
一緒に旅していた仲間内ではよく「女神」に例えていた。 そういうと、決まって「そんなんじゃないから」とぷんとふくれていたが、その様子もまた魅力的だった。 あれから、10年以上時が経っているはずだが、彼女は変わらず眩しかった。
今は売られる子どもの運び屋をしているということだったが、かつて同じ境遇だった彼女が何を思ってその仕事をしているのかは定かでない。 だが、当人なりに何か理由があってのことだろうと、この様子を見ていると感じた。]
(@4) 2013/04/25(Thu) 14時半頃
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[>>3:108ジェニファーの説明から、少年も事情を飲み込めたらしく礼をのべてくる。]
…どういたしまして 私のことはジェフと呼んでくれれば
[いつものように初対面の相手へのあいさつをしたところで、少年は何かに気がついたのか。 一通の手紙と紙袋を取り出して、中身の飴玉を見せてから、ジェニファーにすら明かしていないことを話し出す。 >>3:101]
(@5) 2013/04/25(Thu) 14時半頃
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…トレイル、なのか? あの泣き虫でちっちゃかった。
[思いがけない再会続きでパンクしかけたところに、次々と聞かされる知らなかった話に。 >>3:110>>3:113>>3:114 どうにか、返せたのはこれくらいであった。 驚きを隠せないまま、渡された手紙を見てみれば――差出人は教会のファーザー。
身よりのない子どもを面倒見て慈悲深い、信心深いといわれていたが、実際には里親と称して売られる子どもを街の有力者に流していて。 それでどうにか生計を保ってあそこは成り立っていた。
それが嫌で自分は"上"に行って今に至る。]
(@6) 2013/04/25(Thu) 15時頃
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[自分の稼ぎなど高が知れてはいたのだが、ひとりでも売られる子どもがいなくなるための足しに。 そうなればと思って貯まれば送金していた。
手紙の文面には驚くべきことが書かれてあり。 それを伝えなければと思いつつ、まず同封の小切手をトレイルに渡す。]
『…これって、何?』
[下層階では滅多に見ることのないそれは、やはり彼には分からなかったか。 金額を見たジェニファーが耳打ちをして何であるかを知ったようだった。]
(@7) 2013/04/25(Thu) 15時頃
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[思いがけないもらい物に驚くところは子どもだなと思っていたが。 お転婆な姉とはまた違う資質を彼は持ち得ていたようで。]
『で、ジェニファー…お兄ちゃんとはどういう知り合い?』
[先ほど覚醒した時のように何かを考えて徐にジェニファーへ切り出した。]
えっ、何を急に… っていうか、どうしてそれを
[トレイルの言葉に納得せざるを得なかったが。>>3:118>>3:120]
…これはとんだ名探偵、末恐ろしいな。
[奇しくも>>2:59ジェニファーが抱いたのと似た感想を漏らしてしまう。]
(@8) 2013/04/25(Thu) 15時半頃
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[思い出せば、何か事を起こすのはメアリーで、いつもその後についていってフォローをするのがトレイルだった。
>>3:76>>3:77>>3:79>>3:83 うっかり、自分が空を見に行きたいと漏らしたことから、2人で"上"に行こうとして迷子になったことがあった。 その時も、泣いていたのはメアリーで探しに来たこちらを真っ先に見つけたのはトレイル。
幼い頃から一見するとメアリーが振り回しているように見えて、その実彼女の行動理由に納得がいかないとテコでも動かぬ頑固さがあり。 しかし、納得がいったことなら無理かどうかは考えずに彼女を尊重して同行する。
船長がメアリーならば、航海士であり舵を取るのはトレイル。 仲がいい以上にそこが上手くかみ合っている双子であった。]
(@9) 2013/04/25(Thu) 15時半頃
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[防衛階層の裏側。何もかもむき出しになった、内臓みたいな場所。 窓のない其処を、非常階段みたいに簡素で急な階段を少女は上る。
窓はないのに隙間風がひどく、吹き荒れる音は耳鳴りのよう。 冷たい階段に素足ははりつき、手すりにもてのひらが張り付いた。
今、下を向いたら]
何が、見えるの
[上を見る。 どこまでも続く階段。 階層をひとつふたつ通り過ぎることも可能かもしれない]
(11) 2013/04/25(Thu) 16時半頃
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[のぼって、のぼって、のぼって。 やがてひとつの扉にたどり着く。 まだまだ先は長い。 一番上まで上れば、もしかしたら、空に出るのかもしれない]
も、無理……
[扉の前に座って、下を見てしまったから。 空がどっちかわからなくなるほどの、深い、深い底。 あれを見てしまったら、もう階段を下りることも上ることも出来ない。
少女は頭上にあるノブに手を伸ばし、息を全て吐ききると、そうっとまわし*始めた*]
(12) 2013/04/25(Thu) 16時半頃
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――所長の一日:少女との邂逅――
[物静かの一言で形容するのは語弊があると感じる、そんな少女だった。唖のように押し黙った口の上、2つの蒼い目玉は物言わず、じいと眼差しを注いでくる。何も言葉にせずファストフードを喰らう様は獣にも似ていた。 ミナカタは胡乱げに双眸を見、その蒼さの中、潜考する。]
『なんだ、随分頑張って喰うな。 ホットドッグ食ったの初めてか』
[傍目から見れば不可思議なにらめくら。咀嚼音と大通りの喧騒とのBGMを打ち破ったのはミナカタだった。 肌の状態は良くない、髪も傷んでる部分あり。下の出身だろう、内臓もそれほど期待できるものではないと予想。目玉だな。 大雑把な男のざっと見の検分だ、それが全て正しいとは限らない。]
(@10) 2013/04/25(Thu) 17時頃
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――所長の一日:少女の餌付け――
『嬢ちゃん下から来ただろ。 勝手に出てきちゃ危ねェぞ』
[一心不乱に食べる様子に断定の口調で声をかけ、ミナカタはそこでようやく、当初声をかけた少女の姿が無いのに気づいた。不明瞭な音で唸ると、ホットドッグを与えた少女の方に向き直る。なぜ上がってきたのか、そう、短な言葉で問うた。]
(@11) 2013/04/25(Thu) 17時頃
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[小切手を渡した後に、同封されていた手紙も渡した。]
…呼んだ方が、多分早いな
[受けとったトレイルはどんな表情をしただろうか?]
(@12) 2013/04/25(Thu) 17時頃
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一応、そこにも書いてあると思うけど あのクソ親父、ブローカーのひとりをたらし込んで メアリーと一緒にそいつと逃走させたらしい
送金のほとんどを違約金にしやがった… その残りを半分ずつお前たちの逃走資金にしたんだと
[自分がこの10年余り送金した額は、並の子どもなら4人買えるくらいであったのだが。 メアリーひとりでそれだけとは、どれだけ高値だったのかと。]
…これ駆け落ち…だよな? っていうか、お前…2人がそんな仲って知ってたか? メアリー、あいつに弱み握られたんじゃないか?
[手紙に出ていたブローカーの名前は幼馴染みのガキ大将。 どうも、2人は隠れてつきあっていたと書かれていて、頭を抱えた。**]
(@13) 2013/04/25(Thu) 17時頃
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