人狼議事


167 ― さいごの手紙 ―

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視点: 人


イアン1人が投票した。
ユージン5人が投票した。

ユージンは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヌマタロウが無残な姿で発見された。


現在の生存者は、イアン、メルヤ、フランク、ザックの4名


【人】 記者 イアン

[ラヂオ放送で報じられることの出来なかった
一人の少女の、自殺の報せ。
静かに流れてゆくゴミの流れに、ひとの流れが乗った。

川辺のひとりの年寄りの
人影明かりが消えた、ただ静寂だけが満ちた。
川を渡る舟がひとつ、減った。
空に浮かぶ星明かりが瞬く、それはただ、強く、大きく。

ザ・ザ・ザ――――――…]

(0) 2015/09/04(Fri) 01時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 01時頃


【人】 記者 イアン

[朝が来る、何度も、朝が来る。
次の朝は来るのだろうか、空に浮かぶ星空は
いや、あの一等星は、あんなに強く輝くのに。

どの周波数を選んでも鮮明な音を拾うことは出来ない。]

 おはよう   ざい、

[砂嵐が強く、地上に届く。]

 ベイル・ストリート ジョンソン美容室 B

 お知らせです。
 本日も通常通り営業しております。
 
 パーマネント、 カラー、 前髪
 

(1) 2015/09/04(Fri) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[原稿用紙、一枚一枚に青いインクを走らせた。
その内二通は、届かない便り。
掃除夫に掃除されたペン先が、滑らかに走る。

―――― 放送局は今日で畳まれる。
空を見上げれば
天文学者の叫びが真実と理解出来る、今日だから。]

 おはようございます。

[何時もと同じように、朝の挨拶を届けた。
誰かの死を知らせる報道ですら掻き消す、世界の終わり。
この声も、今、何処かに届くのか分からない。
せめて誰かに届くべき報せは、紙に、届けばと願った。]

 ひとは、死ぬと星になる。

[再度、届いた紙の字面を、読み上げた。
それは、知らない名前を名乗ったあの日と同じ、字面。
偶然か、必然か、空を見上げれば、きっと。]

(2) 2015/09/04(Fri) 01時半頃

【人】 記者 イアン

 
[一人の名前を忘れずに
河の神様にお願いに
駆け足に、誰かに宛てられた手紙を届けに
地上に散らばったゴミを少し集めて
上巻を、薄い鞄のなかに
噂話をこころの内に
最期の日までに、星を眺めに
星を名乗る放送局は静かに閉められた。]
 

(3) 2015/09/04(Fri) 02時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 02時頃


【人】 理髪師 ザック

「こんにちは、葉書をどうもありがとう」いいえ、いつもご贔屓に。「いつもの感じで、お願いね。もう、うっとおしくてしょうがないのよ」暑いですからね、さ、こちらへ。


『―――ザ、ザザザ、ザザ』


すみません、切りますね「あら、気にしないで」首元、苦しくはありませんか。「ええ、いい具合よ」まあ、骨董品ですからねえ「ラジオ?」そう、ラジオ。「ウチのももうダメよ、古くって」新しくしたいんですけど、愛着がね「そうなのよねえ」

(4) 2015/09/04(Fri) 09時頃

【人】 理髪師 ザック




――――それじゃあ、始めますね。


 

(5) 2015/09/04(Fri) 09時頃

【人】 理髪師 ザック

[床屋は今日も大盛況。店主のあやつる鋏の音が表通りにまで響き渡っている。その音を掻き消すように、乾いた風がひゅるりと鳴った。入口のそばの植木鉢に、どこからか飛ばされてきた小さな紙切れが引っかかっている。再び風が鳴り、埃とともに転がり去ろうとするその紙切れを、まだら模様の野良猫が一匹、踏みつけていった。]

(6) 2015/09/04(Fri) 09時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

[今朝は手紙がひとつ届いていた。
同封された品を見て、小さく笑う。

生憎、これに合いそうな酒は切らしていた。
手紙を読むのは買い出しのついでにしよう。

山の麓の町に買いに出ると、いつもより人が多く見えた。

恐らく町を出て働きに出ていた人々が故郷に戻ってきているのもあるだろう。

時折顔を出す喫茶店は閉まっているかと思いきや、通常通りの営業をしていた。

今更長年の習慣を止めるのもねえ、と老いた店主は言う。

出された珈琲を一口啜ると煙草に火を点けて、違いない、と男は答えた。]

(7) 2015/09/04(Fri) 15時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[少し離れた席で、見ない顔の女学生が友人らしき相手と久しぶりだねと手を取り合っている。]

 「やっぱり死ぬならさ、生まれ育った町がいいよ。
  お父さんも、お母さんもいるし。」

[町の若者よりも垢抜けて見える少女は友人にそう言った。]

(8) 2015/09/04(Fri) 15時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 (父親の面影…か。)

[先日届いた手紙の言葉を思い出す。

家族を持つことより、孤独を望んだ。
子孫を残すことより、作品を残すことを選んだ。
避難をすることより、変わらぬ日々を欲した。

あの時ああしていたらなんてことは思わない。
何度繰り返したってきっと、同じことをする。]

(9) 2015/09/04(Fri) 15時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 「でね、同じ学校の子がさ…
  隕石のニュースがあった日だったかな、自殺しちゃって。」

 「えっ…?でも、少し分かるかも。
  怖いもの。いつ死ぬかわからないのって。
  ならいっそ、ってなるのも。」

 「んー、そうなのかな…。
  噂だといろいろ、聞いたけど理由はわかんないや。
  金持ちと結婚するはずだったとかって。
  ほんとなら、もったいないよね。」

 「えー…いくら金持ちでも、あたしはそういうのやだなあ。
  あたしは絶対ね、愛のある結婚をして
  子供は男の子1人、女の子2人で…
  はあ…なんだか言ってたら悲しくなってきた。」

[聞くともなしに耳に入ってくる会話に、ひっかかるものがあった。
一体何故だろう、と男はぼんやり思う。]

(10) 2015/09/04(Fri) 15時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 「ナナホシのラヂオあるじゃない?
  その日、その子の名前をラヂオで聞いた気がするんだよね。
  隕石のニュースですっかり忘れてたけど。
  誕生日…だったかなあ、ご結婚ではなかったと思うんだけど
  おめでとうって言ってたのを覚えてるんだ。」

 「…なんだか悲しい話ね。
  知らない子の死を悲しんでる場合じゃないけど。
  そう考えちゃうことが、悲しい。」

[すん、と鼻をすする音がして、死ぬまでにやりたいことリストの話に話題は移っていた。

男は煙草の火を灰皿で揉み消すと、目を閉じる。

やりたいことリストの消化に出かける少女達が席を立ち、
カランとドアベルが鳴る音に目を開けた時には、珈琲は冷め切っていた。]

(11) 2015/09/04(Fri) 16時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[朝日が昇る。なにも変わらない日常。
いつもの、ラヂオの音に耳を澄ませる。

 ―― ひとは、死ぬと星になる。

わたしも、いつかは星になるのだろうか。
夜道を照らす月を、そっと支えるそれに。
それはとても素敵な事だと、おもった]

(12) 2015/09/04(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[真白いワンピース、首から双眼鏡を下げて。
麦わら帽子をかぶれば、ポストに入っていた二通の手紙をポシェットに入れた]

 いってきます。

[誰もいない家に声をかけると、この町で一番そらに近い場所。
展望台へと歩を進める。

閑散とした商店街。
蝉のこえは、もうきこえない]

(13) 2015/09/04(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ひとつめの手紙を広げる。それは返ってくるとは思ってもみなかったひとからの物だった。
ふたつめ。文の途中に不自然に横たわる黒い魚に首を傾げる。
文を読みおえれば、頬が濡れているのに気付いた。
ああ、わたしは寂しいのだ。
心細いのだ。ひとりがこわいのだ]

 ……ヌマじいさま、

[なにか、言おうとした言葉をぐっと飲み込んで]

(14) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 やくそく、だよ。
 忘れたりしたら承知しないんだから。

 ヌマじいさまも、どうか。

[静かに流れていた涙は、やがて嗚咽に変わる。
握りしめた手紙に、シミが広がっていく。

真昼の星が、きらきらと輝いていた]

(15) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[喫茶店で手紙を読みながら返事を書いてみたが
何故かもうその手紙は、送り主には届かない。

そんな気がしていた。

帰り道、酒を買って小屋に戻ると一匹の猫が目について]

 なあ、贈り物を齧ったのは君かい?

[声をかけると猫は振り返り、にゃあ、と小さく鳴いた。
手にした手紙から良い匂いでもするのか夜道を小さな足音がついてくる。

男はそれを気に止めず、小さな来訪者が家に入ると扉を閉めずに
椅子に腰掛けた。]

 猫は好きだよ。自由だからね。

[いつか手紙に書いた言葉を呟くと、酒を開けた。]

(16) 2015/09/04(Fri) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[テーブルの上の小さな客は、遠慮も知らない様子で千切って差し出した干物を食べている。

その様子を眺めながら、酒を一口、二口。

猫座も探してみようかと、そんなことを思った。]

(17) 2015/09/04(Fri) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク


 …君は、幸せ?

[隕石が落ちてくることなど知らない獣に問いかける。
ちらりとこちらを一瞥して、また魚を食む彼の代わりにグラスに落とす言葉。]

 僕は…幸せだよ。多分、きっとね。

[自ら一人を選んだ男は、一人を寂しいとは思わなかった。

だけれど誰かに忘れられることが、
自分がいた証を示せないことは、怖かった。

それはずっとずっと、長い間。]

(18) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ひとつはもう届かないと知っているもの
ひとつは、届いてくれたら嬉しいもの。

ふたつを紙飛行機にして、
展望台から愛をこめて。
緩く弧を描けば遠く、遠くへと。
空を翔けて行った]

(19) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【人】 記者 イアン

[川辺のシンボルがひとつ、ぽつり、密やかに消えた。
空に瞬く星がひとつ、消えるように。

舟は、一人を乗せて水辺を走った。
河を、ひとを運んだ舟の姿が、ひとつ消えた。

届く噂話も、届かない噂話も、平等に。
記者は朝のニュースの時間を失った代わり
いやにゴミの増えた通りを駆けていた。
誰かに宛てられた手紙を、拾い集めながら。]

(20) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 22時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 23時頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 23時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[手紙に同封されていた小ぶりな干物をかじれば空を見上げた。
きらきらと、星が瞬いていた。
たまに思い出したように首から下げている双眼鏡で見ようとしては、扱い慣れないそれに悪戦苦闘して]


 Twinkle, twinkle, little star,
 How I wonder what you are!


[はじめて目にした時より輝いて見えるそれに語りかけては、それを掴もうと。


 そっと、手を伸ばした ]

(21) 2015/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

[もしも家族がいたら
もしも娘がいたら
もしもいつでも会える場所に友人がいたら
もしも少女の決意を知り得たら

全部の可能性は原稿用紙の中に仕舞って。

誰も読むことはない、一人の男の物語を書きながら、男は静かに待つ。

猫は食事を終えると机の上に乗り、原稿用紙の上で丸くなった。

ふ、と息を吐いて筆を置く。


明日もまた、晴れるだろうか。

窓から夜空を見上げて新しい星座を探した。]

(22) 2015/09/04(Fri) 23時半頃

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