16 漂流旅行
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オスカーに1人が投票した。
アイリスに4人が投票した。
アイリスを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
へクターが無残な姿で発見された。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、イアン、メアリー、オスカー、アイリスの4名。
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[洞穴から少し離れた位置まで進む。 それから辺りを見回した。]
…この辺で、この辺で彼女を見失ったんだ。
[そのままヘクターの様子を観察する。 何かを言っているのか、言っていないのか分からないほど集中をする。 辺りの様子、誰もいないことを確認、獣の気配もないことを確認。 そして、ヘクターがこちらに背を向けた瞬間…。]
苦しみも…恐怖も…絶望も…感じない程に…。
[小声で呟きながら、手に持っていた槍で彼の心臓を一突きに…。 そのまま素早く抜き、次は喉を狙って一突きにし、押し倒した。]
…まずは…一人…ヘクター…人は絶望でも死んでしまうんだ。 それは人として壊れてしまうことなんだ…。 人として、まだ帰れるかもしれないと言う希望があるうちに、死を迎えさせてあげるのが、今の俺に出来ること…。
[そう言うと、彼の死体を背負って、再びどこかへと向かって歩き始めた。]
(0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 11時半頃
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―??????―
[彼の遺体を岩場に押し込めるようにしまうと、再び蓋をするように岩を積み重ねた。]
おやすみ、ヘクター。 大丈夫だよ、寂しい事なんかない。すぐに他の子たちも一緒になれるから…。
[そう告げて、黙祷をささげると、その場を後にした。]
次は…そうだな。アイリスはどこにいるんだろうか? 死んでいれば死体を持ってこよう。生きていれば殺して持ってこよう。 一つの場所に…遺体は一つの場所に…。
(1) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時半頃
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─森の中・桃色の霧─
[ずっと探していた親友の姿を離したくなくて、ずっと抱きしめていた。]
[ただ、なにかがおかしい]
[こんなに、冷たくてかたい身体だっただろうか。]
(2) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[けれど、目の前にいるのは親友であることに間違いない。] [彼女が大事にしている長い髪。そして校則通りに着ている、皺のない綺麗な制服。]
……制服…?
[なぜ、彼女が制服を着ているのだろう。]
(3) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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マーちゃん、着替えに行って…… それで服を残して居なくなっちゃって……
[目の前の親友の姿がだんだんぼやけていく]
(4) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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―回想―
………。 いって、らっしゃい。
[押し殺した声を押し出し、 オスカーと共に、先輩と教師の2人組を見送った。]
(5) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[霧が薄くなって、見えたものは]
……っ!!!
[親友の姿ではなかった。]
(6) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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アイリスは、身体に絡みつく植物を、必死に振り払った。
2010/08/10(Tue) 23時頃
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―洞穴―
…。
[風も無いのに近くの木の梢が揺れた、気がする。
……野生の獣がやって来たのかもしれない。
荷作りをする手を一度止め、周りを伺った。]
(7) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
メアリー?
[何かに気付いたらしき友人の方を見る。 じっと彼女の視線を追った。木々の奥がざわめいている]
また、化け物かな。
[囁きかける。念のため、ナイフをしっかりと握り締めた]
(8) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
[ちらりと火を見る。 しばらく木をくべていなかったため、もうすぐ燃え尽きて消えてしまいそうだ。 そう考えた時、]
(9) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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「しゃげー」
[おかしな鳴き声と共に、木の上より跳び下りてきた
それは丸く大きな頭と鋭い牙、逞しい四肢をもつ動物。 だがその全身の色は、派手な紫色だった。]
(10) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[絡みつく無数のツルを、ただひたすら振りはらう] [やっとの思いで5m離れると、もうツルはこちらに伸びてくなくなった。]
……あぶなかった…。 絡みついてる……
[手首に巻きついたツルは、本体から千切れてもなおまだ巻きついていた。締め付けることはないが、堅く石のようになっていて、外れない。]
(11) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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しゃげー? ……!
[流れ着いた日に追われた緑色のバケモノ。 それの色違いのようなものが現れた]
メアリっ……
[浮かんだのは、メアリーが八つ裂きにされる姿]
いや
[ナイフを左手に移し、焚き火の薪を引っつかみ、 メアリーを背の後ろに匿うようにして立つ]
そんなの、いやだ
[右足の痛みなど忘れていた]
(12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[咄嗟に手近の松明を取りあげた。 緊張で呼気が高まる。]
[鋭い牙をむき、その動物が迫って来る。]
[対して、自分を匿うようにして立つオスカー]
ちょっ、オスカー君…なにをー?!
[君は逃げて、と言いかけ、言い直す。]
――に、逃げようってば!
[震える手で石を拾い、動物へ投げつけた。]
(13) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―森の中―
さてと…どこにいるかな…。
[木になっていた紫色をした木の実を口に運ぶ。]
うっ…ぺっ!! な、なんだこれ…全然味がしない…。
[口にしたものは全く味がしなかった。 仕方無しに、他のものを口に運ぶが…]
…これも、味がしない…?…味覚が…消えた…のか?
[それでも空腹を紛らわすために、とにかく胃の中に食べ物を押し込む。 いつしか、辛かったはずの疲労感は既になかった。 ふと、手に血がついているのを見つけた。]
血…?誰のだ?さっき確かに洗い流した…これ…。
(14) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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メアリーは、自分はてんで戦力にならないと思っているためか、逃げ腰だ。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[血をたどると、腕の方まで続いていて、辿り着いた先はぱっくりと割れていた。]
これは…俺の血か…。 一番狂っているのは、俺自身だったんだな…。
[痛覚、味覚、気付けば嗅覚も失われている気がする。]
五感が全部無くなったわけじゃない。
まあたいした事じゃない。早く、アイリスを探して…それからメアリーたちと合流して…。
[あと少し…という言葉は飲み込んで、辺りを探し回るようにうろついた。]
(15) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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大丈夫……腹が弱点なんだ。
[メアリーが投げた石で、バケモノの注意がメアリーに向く]
うあぁあああああ!
[薪で紫の腹を殴ってやろうと、一気に怪物の傍に飛び込んだ]
(16) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[動く植物が見えなくなるぐらいまで距離を取った。]
ここ……どこだろう。
[どう走ってきたかすっかりわからない。] [ただ、留まっているよりはいいだろうと、歩くことにした。]
(17) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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え、腹?
…って、オスカー君っ!! 怪我人でヘタレのくせに、なにやってんのおおお
[怪物へ跳びこんでいく幼馴染の姿に、悲鳴をあげる。]
[援護しようと無我夢中で駆け、滑りこみ、松明の炎を怪物の腹へと向けた。]
(18) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[大きく振りかぶった薪を必死に怪物にぶつける。 が、巧く当たっていなかったようで、怪物は唸り声を上げながらオスカーを狙った。 身構えたその時、メアリーが松明を持って飛び込んできた。 絶叫をあげて怪物が倒れる。 焦げた紫色から胸が悪くなるような匂いがした]
はぁっ……はぁっ。 メアリー……? よかった、はぁっ…… あいたっ。
[強く踏み込んだ右足が痛む]
ねぇメアリー…… 俺の事、ヘタレって思ってたんだ……
[少し飛び散った紫色を払いながら苦笑した]
(19) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[熱い焚き木で殴られ、焼かれ、 怪物は倒れて痙攣した後、動かなくなった。] [それを確認し、安堵の息を大きく大きく吐く。]
大丈夫?
[屈み、オスカーの足の包帯を見やってから。]
へ、ヘタ…?あー、う、うん…… [口が滑ったという雰囲気で、視線を泳がせた]
けど今の、ちょっと格好良かったからね、 ヘタレ言ったの、取り消す
かもしれない。
(20) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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メアリーは、自分も苦笑した。
2010/08/11(Wed) 01時半頃
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おーい!誰かいないかー!?
[森の奥まで入っていくと、草むらから色々な音がするのが聞こえた。 獣達の呼吸音や、移動する音。]
耳が変だな…妙に過敏な気がする…。 お陰で常に辺りを警戒できるが…。
[こちらが警戒しているからだろうか? それとも、勝手に死ぬのを待っているのか、どちらにせよ、獣がこちらを襲ってくる様子はない。]
…まあいっか…とりあえずアイリスを探すのが先決か…。
(21) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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あんな怪物も来たし。やっぱここも安全じゃないみたいだね。 あんまし、居座らないほうがいいか…。
安全な所と…アイリス君を、探しに行かない?
[松明を置き、さっきの出来事のせいで散らかしてしまった 荷物をまとめなおした。]
(22) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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イアンは、アイリスを探して、森の中をさまよっている**
2010/08/11(Wed) 01時半頃
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……ってぇ、大丈夫。
[実は痛みが強くなってはいるけれど、にっこりと笑った]
かっこよかった、か。あは、は。 なら、まぁいいのかなぁ……
[自分がふるった薪は余りちゃんと当たっていなかった気がして、もう一つ苦笑した]
そう、だね。火も消えちゃったし。 せんせーとヘクター先輩、どうしてるかなぁ……
[言いながら、ヤシの殻を拾い上げて伝言を残す]
『安全なとことアイリスを探します オスカー・メアリー』
(23) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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オスカーは、伝言を書き上げると荷物の残りをまとめ、歩き出した**
2010/08/11(Wed) 01時半頃
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……僕を守ってくれたんだもの、 カッコよかった、よ。
[静かな声でありながらも、はっきり言いきる。
あの怪物は始め、自分を狙っていた それなのに先にオスカーを危険へ跳び込ませしまったことに 罪悪感も感じながら。]
痛みで歩けない時は申告してね。 肩を貸すくらい、やるからさ。
[オスカーにつとめて軽く言い、荷物をまとめ終える。 松明を掲げ、洞穴を出た。**]
(24) 2010/08/11(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 21時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 22時半頃
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─海岸─
[あてもなく歩いて出た場所は、自分が流れ着いた海岸だった。]
ここは……最初の場所だ。 よかった……これなら洞穴の場所まで戻れる…。
[まわりに危険な動物は見当たらない。]
森の中よりは死角が少ないから、安心かも。
(25) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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