207 愛しの貴方を逃がさない。
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シュンタロに1人が投票した。
メルヤに8人が投票した。
メルヤは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
シュンタロが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ミナカタ、キャンディ、カミジャー、ベネット、ティソ、アイリス、イースターの7名。
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― 朝 ―
[結局、そのまま膝を抱えて蹲る姿でウトウトしてしまった。 ゆっくり休めた気がしなくて、寝不足。 身体は痛いし、目の下には隈もある。
布団の武装を解いて、 洗面台にある鏡を覗き込む。 酷い顔で笑えてくる。
冷たい水で顔を洗って、 メイクでそんな酷い顔を誤魔化す。
普段はナチュラルメイクだけど、 今日は隈も隠さないとだからと少しだけ濃いめに。
昨日干し残した洗濯物を洗濯機に放り込んで、 戸締りを何回も確認してから部屋を出た。]**
(0) 2017/01/19(Thu) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 01時頃
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─ 翌日 ─
[起きてからは、また今日もどっかに出かけるため、身支度を整える。 早寝のわり、いつもよりゆっくりしたおめざめ。 洗濯物も干しっぱだし、こんなとこ母さんに見られたらきっと怒られるんだろうな。 でも気付かないふり。帰ったら片付けるから、今はゆるしてください]
────あれ?
[リボンをつめた箱の中に、見慣れないリボンを見つけたのは、その時。
こんなの持ってたっけ? しげしげ見つめてみるけど、どうしても思い出せない。 でも 元々数はたくさんあるし、ほしいって思ったらすぐ買っちゃうから、こーゆー風に思うのは珍しいにしても全くない事じゃない]
(1) 2017/01/19(Thu) 01時頃
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うん、いいかんじ。
[だからうちは、あんまり疑問にも思わずにそのリボンを頭にかざった。 普段使いにしてたのとも相性がいいみたい。 これって多分、あの雑貨屋さんで買ったやつじゃないのかな? 全然覚えてないけど、買った時のうちをほめてあげたいくらい。
雑貨屋さんの事を考えてたからか、ふと 紅茶だけ飲んで帰っちゃった店長さんを思い出す。 他のお客さんの対応をしてる間に居なくなっちゃったから、印象としては、やっぱり少し薄いまま。 それで連想して思い出した、ヘンなデザインの時計に思考は取って代わっちゃう。
あの時計、まだあるかな。 折角暇なんだし、今日見に行くのもいいかもしれない。 今はちょっとお財布がこころもとないけど、取り置きしてもらえるかくらいは聞いてもいーよね。
そんなあやふやな予定をたてながら、うちは部屋を出る。 今日はちゃんと 鍵をかけておかなくっちゃ**]
(2) 2017/01/19(Thu) 01時頃
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―コンビニ―
[買い物かごに商品を入れて、棚の補充に回る。 今日はいつもと違い、台車を利用していた。]
えーと、この袋は…… こっちは……
[季節の変わり目になると入れ換えが多くなるが、今はまだ冬。臨時の学生バイトを雇う時期にはまだ早い。]**
(3) 2017/01/19(Thu) 01時頃
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[朝。目覚めは悪くない。
やはり空気は冷たく肌に刺さる。 暖房を入れたところで布団の中には敵わないのだし。
身支度に時間はそう取られない。 品物と同等に店員すら賑やかな外見のあの店で、 一際目立たない装いなど気にした事はない。
片手間に入れた紅茶はどことなく味気ない。 半分も飲み干さない内にシンクの中へ置き去りにして、 几帳面にまいたマフラーを尚正し、家を出た。
道すがら考える。今日のこれからの事。*]
(4) 2017/01/19(Thu) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 01時半頃
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─ 雑貨屋 ─
[今日は休日。 お店の前でうちの姿を探すお客さんが居るなんて知らないまま、雑貨屋さんに着いたのはお昼過ぎ。 出かける前に一度お店に寄ったから、ちらっと見かけられるくらいは あったかも。
先日会ったばっかりだったから、つい いつもは気にしない店長さんの姿が目についた。 顔見知りだけどそこまで親しいわけじゃない、いちばん微妙な関係。 相手がお仕事中って事も相まって、気軽に話しかけたりはしないで、ちょっと会釈してご挨拶。 頭を下げた時、つけてたリボンがほんの小さく揺れる]
( ぶたさんのキーホルダー…に、リボン あ〜あの タオルもかわい〜 )
[目をハートにして いつも通りぐるっと店内を見て回ってから、目的だった時計のところへ。 散々目移りしながらも、買えそうなら買おうかと思ってたんだけど。 ……本も注文したばっかだし、さくっと買うにはちょっと悩むお値段]
(5) 2017/01/19(Thu) 15時半頃
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[だから結局、レジの方によってって]
あのぉ すみません。 このお店って、取り置きとかしてもらえます?
あそこにある時計、お願いしたいんですけど。
[長く通ってはいるけど、そーゆーお願いをするのは初めて。 手を合わせてうかがうみたいに聞いてみたら、どうだっただろう。 OKしてもらえたなら、お言葉に甘えて出来るだけ長くおいといてもらう予定。
……そうでなくても。 ついでに一言、"紅茶、美味しかったですか?"って。 "また来て下さいね。"って。 にっこり 営業スマイルを付け足しておいたろうけど]
(6) 2017/01/19(Thu) 15時半頃
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― 翌朝写真館・夢幻 ―
[カタン、と鳴らすのはopenの札。 相変わらず寝坊すけ且つ自由気ままの主人。 時刻は既に昼過ぎを回っているだろうか。
二代目主人は漸く店を開け、 椅子へと腰を掛ければ煙草を吹かす。 今日は副業の仕事が無いのもあり、いつもに増してまったり。 否、とてつもなくご機嫌でもあった。]
いらっしゃいませ〜。 …え、良い事あったかって?
……そうですね、今日は夜が楽しみなんですよ。
[常連のお客さんにそんな事を聞かれ、答える口許は緩む。 準備をするものも少なく、 唯々時間が来るのを此処で待つだけ。]
(7) 2017/01/19(Thu) 21時頃
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[未だ数分しかたたないうちに何度も何度も店内の時計へ目が行く。 あと数時間、そう考えるだけで胸が騒めきだしてしまう。
落ち着かせるためにコンビニでも行くか、と腰をあげて、 closeにしてしまえば向かう先はコンビニ。**]
(8) 2017/01/19(Thu) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 21時半頃
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― 翌日 ―
[ ゴミ捨て場の前。 ]
[ 大学に向かう前、 キャスケットを被った 白い小さな"うさぎ"は、 そうっと、そうっと ゴミ袋を置く。 はき出した白い息には、 明らかに緊張が混ざっていた。 ]
(9) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[ ゴミ袋の中身は、 昨日の おかしな不思議
――の、残骸。 お隣さんのものでもなかったらしいから、 いよいよこれは 怪しいと。 馬鹿な卯月も感じ始めた、その行動。 ゴミ袋の中に、更に袋に入っている 色とりどりの野菜に 見て見ぬ振りをして そうっと 手を離す。 ( …魔法瓶を開けたとき、 "懐かしい"香りがしたことに、 すこしばかり、恐ろしさも覚えた )
多分、これできっと、間違ってはない筈。 …そうだよね?* ]
(10) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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― 大学 ―
[大学へ歩みを進めながら、 思考をぐるぐるさせて昨日のことを思い出す。 あんな格好で眠ってしまったけれど、 なくなった洗濯物は洗濯機の隙間に落ちたのかもしれない。そこまできちんと確認はしてなかったから。
今日は遅くまで講義があるが、 帰宅したらもう一度洗濯機周りをきちんと確認しよう。
それにしても―――]
……眠い。
[眠気に負けそうな眼を擦りながら、 小さく欠伸を一つして。 講義を受ける教室へと向かった。]
(11) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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― → コンビニ ―
………
[ 足取りは少しだけ、重い。 だけど日課というものは変わらないもので、 大学へ向かう前、コンビニへと するり。 いつも通り、 適当なカップ麵を買うために入り込んだ。 小柄な卯月には些かアンバランスなカゴに、 ついでとばかりに、菓子も詰め込んだ。 ]
(12) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[ どうせなら 今日。 大学であいり先輩を見つけて、 お菓子を一緒に食べたいな、って そんな魂胆…、か これも家に帰らない言い訳を作ろうとしているのか。 自分でもよく分からないまま、 カップ麵と菓子の詰まったカゴをレジへ通そう。
はて、店員か、あるいは客か。 ただでさえ白い外見は目を惹くというのに、 ひとりで買うには多すぎる量に、 どんな顔を、されたか。 ]
(13) 2017/01/19(Thu) 22時頃
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[朝一の講義は、なんとか乗り切った。 何度か船を漕ぎそうになったりはしたが。
次の講義までは暫く時間がある。 どこかでぐっすり眠るというのは無理だが、 落ち着ける場所でゆっくり過ごせば気分も休めるかもしれない。
先日行きそびれた大学内にあるカフェ。 そこでコーヒーでも飲みながら時間を潰そう。]
ブラックで飲めば、ちょっとは眠気も覚めるかな?
[そんな独り言を呟いて、 カフェに足を進めた。]
(14) 2017/01/19(Thu) 22時半頃
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─雑貨屋─
[次の休みはいつだったろう。 代休も溜まる一方で有給消化など兆しすら見えないが別段気にした事などない。
けれど今日は少しだけ、休憩時間が待ち遠しかった。
出勤前に通りかかったカフェでは 先日の彼女の姿を見掛ける事は叶わなかった。 時間帯の所為かそれとも今日は休日か。
確かめる術はない。──今は。
商品棚の整理をする合間にたしかめた時計の針は、 こてこてとしたデザインのお陰で少し、見辛い。
そうして目を細めて狭めた視界に映り込んだ色彩に、 不意をつかれて眇めた双眸は呆気なく開いた。]
(15) 2017/01/19(Thu) 22時半頃
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[ちょこんと揺れた頭>>5に覚えのあるリボンが飾られている、───気がした。
気のせいかもしれない。いや、でも。
所狭しと並んだ品々に囲まれて道幅の狭い店内で 軽鴨のように付いて回ってはきっと邪魔になるだろう。 それならばレジカウンターで待っていた方がいい。
正面からの方が、きっとよく、見える筈。]
うん。かわいいね。
[───思った通りだ。 呟きにも似た小さな感想は、レジに現れた彼女>>6には殆ど届きはしなかったろう。
浮かべたのはいつも通りの笑みで、 浮かんだのはいつも通りの充足感。
この仕事は好きだ。 気に入った加湿器を見つけたと教えてくれた彼にも、納得のいく兄弟へのプレゼントと出会えたとお礼を言ってくれたあの子にも、等しく悦びを感じられるのだから。]
(16) 2017/01/19(Thu) 22時半頃
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あそこの時計って、あれ? もちろん。大丈夫ですよ。
[他の商品よりは幾らか目立つ様に置いてあるけど 実際の購入者はまだ現れていない時計を指し示す。
懸命な“お願い”を断る理由もない。 もちろん大丈夫、だけれども。──きっとそれより。]
寒かったし、いつもよりおいしい気がしました。 ありがとう。
──今日は、おやすみ?
[営業スマイル、でもなく此方の笑顔は常の物。
首を傾げて問いかけたのは今日の予定。 聞いた理由に他意はない。 知る必要が、あっただけなのだから。]
(17) 2017/01/19(Thu) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 22時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 22時半頃
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―朝の話―
[おはようございます、と頭を下げれば、 その部屋の視線がこちらへと向いた。
自分の母より少々若い程度、だろうか。 妙齢の女性たちが、矢継ぎ早に口を開く。
元気だった?とか、彼女さんは元気そう?とか、 心配から、身に覚えのない冷やかしまで、 様々な声に、曖昧な返事を返して、]
(18) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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[向かった先は、そのうちの一人。 この場所――小さな料理教室の“先生”に、頭を下げた。]
遅くなって申し訳ありません。 今日も、よろしくお願いします。 ――八重瀬先生。
[白い、赤い目のウサギとは似ても似つかない、 黒い髪と目をした母親は、 ウサギによく似た、優しい笑みを浮かべた。*]
(19) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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―現在:昼過ぎ―
[少しばかりの遠出を終えた青年は、伸びを一つ。 思い返すのは、少し前の、充実した時間のこと。
今日のメニューは肉じゃがだった。 牛肉と人参、玉ねぎ、ジャガイモに糸こんにゃく。 色々な素材がマッチした、おふくろの味。
何だか元気がない時でも、きっと、懐かしい味は、 笑顔を取り戻してくれるもの。そう思う。
ああ、レストランはどうしたって?今日はお休みです。 何せ、シェフは気まぐれなものだからね。]
(20) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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[そんなことより。 視線を落とした先は、タッパーにつまった料理と、それが入った紙袋。 少しだけ冷めてしまったけれど、 温めれば何の問題もなく食べられるはずだ。 これなら、きっと――。
童謡を口ずさみながら、昼下がりの街を歩く。 たまには、日の光の下も、悪くない。**]
(21) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 23時半頃
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[ひとしきり棚を見てから、取り置きのお願いをしにレジへ。 そこで見たのは、会う度浮かべられるのとあんまし変わりない笑顔>>16。
穏やかそうなひと。 なんとなく、こーゆーお店のイメージにあってないなって、そんなん考えたら、失礼かな。 でも他の店員さんに比べて、明らかに地味だしなぁ]
そう、そうです! あの トーストみたいなやつ。
良かったぁ ダメだったらどうしようかと!
[一度ほしいって思うと、あきらめられないたち。 買われてなかったのもそうだし、取り置きしてもらえるってわかったのもそうだし。 今日のうちってば、ついてるかもしんない。
にこにこしながら、お願いしますって喜んで]
(22) 2017/01/19(Thu) 23時半頃
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いえいえ! そう言ってもらえてうれしいです〜
あ はい 連休もらったから、ちょっとぶらぶらしてます 明日はお店出るつもりなんで、是非!
[あの紅茶を淹れたのはうちだったから、美味しいってゆってもらえたのが>>17、素直にうれしい。 今後ともごひいきにしてもらえればいいな。
……なんとなく 取り置きだけお願いして何も買わないで出てくのは、どうなのかなって ちょっと思う。 だから最初に目に入った、小さめのぶたさんのキーホルダーを取ってきて、レジに置いた]
(23) 2017/01/19(Thu) 23時半頃
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これ、お願いします。
[何色かあったうち、選んだのは水色。 買うだけ買えたら、"また来ます"って笑顔でお店を後にするつもりで]
(24) 2017/01/19(Thu) 23時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/20(Fri) 00時半頃
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[ ありがとうございましたー、 の 声を背に 自動ドアをくぐる。 大量のお菓子といくらかのカップ麵。 大学で消費することばかりを考えて、 運ぶことなんて考えていなかった。 そういう意味でも、財布の意味でも、 幾ばくかの後悔。 大きいコンビニ袋を抱えて、 卯月は大学へ、のろのろと。 ……袋を抱えた女子大生の姿に、 奇妙な顔をされたのは、言うまでも無い。 ]
(25) 2017/01/20(Fri) 00時半頃
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[ 単位を埋めるための講義。 そういうものって、きっとある。 今卯月が受けているのもそんな講義で、 教授の声は、睡魔の向こう側。 視界の端、隣の席に置いた袋も、 どこかぼやけて見える始末。
歴史のおはなし。 別に、ウサギがいつから日本にいるかとか そんな 可愛らしいやつじゃあ、なくって。 ……今、食べ物を横に置いた状態で、 戦争中、飢餓に苦しめられた人々が 生きるために"どうしたか"なんて 聞きたく、なかった なあ** ]
(26) 2017/01/20(Fri) 00時半頃
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