154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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ススムは営利政府 トレイルに投票した。
トレイルは薔薇∴十字 ススムに投票した。(ランダム投票)
ケイイチは営利政府 トレイルに投票した。
チアキは営利政府 トレイルに投票した。
明之進は営利政府 トレイルに投票した。
カイルは営利政府 トレイルに投票した。
セシルは営利政府 トレイルに投票した。
ガーディは営利政府 トレイルに投票した。
黍炉は営利政府 トレイルに投票した。
トレイルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ケイイチが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ススム、チアキ、明之進、カイル、セシル、ガーディ、黍炉の7名。
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―間の世界―
[ぱちんと、音が鳴って、全部の教室のテレビがほら今、点いたよ。 見えるかな?見えるよね?
――二人分の死体。
もしかすると顔も見えるかもしれない。 血に塗れているだろうけど、でもクラスメートだから誰かは分かるんじゃないかな?]
(0) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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[見たかな?ねえ見えたかな?
今ここにあった死体が、まるで手品みたいに消えたのを。 初めからここにはいなかったみたいに、消えたんだ。 血の跡さえ残さないで、消えた。
僕は嘘なんてつかないよ。
殺せば帰れる。 他人でも自分でも構わないんだ。
だから頑張って、君達。 期待してるから――]
(1) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時頃
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―間の世界(1年4組教室)・17:40― [加賀宮からの非難を背で受け、しかし言葉は何も返さずに>>2:306。 しばらくは特に当てもなく歩いていたが、しばらくして自分たちの教室の2つ隣。 無人のその教室に彼は居た。
普段は決してしないような行儀の悪さで適当な机に直接腰を掛けて。 なんとなく、運命と孤独を呪っていた。
そうしていると、不意にテレビが点く。>>0 映っていたのは死体。目を凝らして見れば、それは吾妻と蒼真に相違ない。 その死体は、それからしばらくして音もなく消えてしまった――最初からなかったかのように。>>1
―――脳裏に不意に過ぎる、言葉。 ―――「おねがい」。>>2:171 >>2:187]
……………………妹さんたちを、頼む………って?
(2) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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[映像の2人は互いに互いを殺したように見えた。 成田の言い分を信じるならば、おそらく2人とも、ルールによって元の世界に戻れたのだろうと。 ならば「おねがい」は、自分が失敗したら、という前提がついていたのだろうか。 深く溜息、一つ。
そうしているとテレビが消える。 結局「成田の言うことを信じるなら」自分を殺すしかないが。
持ってきたナイフを、つまらなそうに眺める。これを首にまっすぐ突き立てれば、元の世界に戻れるかもしれない。 しかし。 ヒビを入れてしまった人間関係はどうする―――早瀬は悩んだ。
今のまま戻っても、傷つけあうだけなのではないかと。 なら、せめて動いた方がいい。 心はそういった結論に辿り着いた。 ただそれでも、今加賀宮に会ったら何を言うかわからない。だから教室には戻りたくない。
そんなことを考えてながら、座る向きを変えて。誰かが横を通りすぎるのを期待する] **
(3) 2015/04/04(Sat) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時半頃
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―間の世界・教室→廊下―
[麻倉を追って、教室から廊下へ出た足は、そのまま彼の背へ向かう。途中、いくつか通り過ぎた空き教室。 扉が開きっぱなしになっていた、ある部屋の。テレビの画面が点いた。
歩きながら驚く視線が一瞬、止まって。その教室へ入ることもなく、その画面を凝視する。
映し出されたのは吾妻と、蒼真。 あぁ、やっぱり仲いいんだ―――。 なんて、考える暇もなかった。
まるで殺人事件…というよりは、心中の現場だ。 いや、実際そうだったのかもしれない。
見開く目が瞬く間に、その死体が消えた。 跡形もなく―――。
混乱した頭では、すぐに整理など出来ない事態だった。 とにかくは先にいるであろう、麻倉を、追って。 また脚が動く―――。]
(4) 2015/04/04(Sat) 01時半頃
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―間の世界・18:00・廊下―
[―――「飽きたから。」>>299
どこかで聞いた。どこでだっけ、なんでだっけ。 俯いた顔が、視線が。彼の制服の裾を見つめる。
整わない呼吸は、だけどこれ以上感情のままに乱れ続けたら。 分かっていた。過呼吸めく呼吸が、胸を締め付けて行く。
頭では彼の言葉を理解している。
ちーちゃんは、……麻倉は。 俺とのことを。俺が追っ掛けることを。俺との時間を。
「飽きた」って。言ったんだ。
大好きだったはずの、サッカーを辞めたときと同じように。 降ってきたのは、さらりとした、乾いた声だった。]
(5) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[分かってる、分かってる。 なのに、分からない感情が駄々を捏ねて。 身体ががくがくと震えた。 まるで寒さに震える動物か何かのように。
彼の足元へ縋り付く手が、握った裾をぐいぐいと引いて。 ただ、何度も、いやだと、かぶりを振った。]
……―――呼び方、なん、で…。
[そして、その後に綴られたのは、もっと受け入れられない言葉。>>2:300
視線は彼の脛あたり、左手は遂に握力を失ったように、ぱたりと落ちて。 浮かせていた腰も床へ落とした。]
(6) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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―――嘘、なんで、なんでそんなこと、言うの。 なんで、俺が言ったこと、そんなに気に障った? ここから、俺と一緒には帰ってくれないの、なんで。
[かくんと、首が後ろに反って、濡れた頬を拭う気力もない顔が、呆然と麻倉の顔を見上げる。 その首は何度も何度も、いやだと。信じないと、横に振って。
誰かに捨てられたことなどない、末っ子の甘ったれは。
誰よりも捨てられたくない人を目の前に。]
……ねえ、失くしたのが、いけなかったの。
[冷たく降る台詞を認めたくない感情が、必死でその理由を、「飽きた」以外の、理由を、原因を、混乱する頭の中で、探して探して探して。 自分の手の甲の。浅い傷を見て、留めて。あぁ、と。乾いた声を漏らした。
右手が麻倉の落としたナイフへ伸びて、此方を向いた刃先を摘んで引き寄せて。それから、その柄を握り締める。]
(7) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[―――ああ、だめだ、だめだ、こんなのは。
心のどこかが自分にブレーキを掛けようとする。
けれど、ここまで昂る初めての感情が、激情が、慟哭が。 止まらなかった。止められなかった。
こんなに近くにいる麻倉が。 やっと触れた身体が、体温の温もりが。
自分を拒絶する日が、来るなんて思っていなかった。]
もう、失くさない、から…―――。
[追い縋る身体は漸く麻倉から離れ、立ち去ろうとすれば押し退けることもなく容易な位置で。
呟く唇が笑んで、濡れた双眸が、ナイフの切っ先を見つめて。 その柄の部分で、無造作に。左腕の袖をたくし上げた。]
(8) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[さっきの、ほんのお試し、で皮膚を傷付けた、そんなテンションよりは、明らかに。刃の先を、尺骨から5cmくらい上の辺りへ押し付けた。
ブツ―――。
皮膚と、肉を断ち切る不快な感触が右手へ伝わった。
歯の音がガチガチ鳴りそうな程の、ある種の興奮を抑え込んで。 鋭利な刃の先は、律儀にも手首上の辺りを切り裂いて行く。 手首の裏へ回る頃には出血と痛みに左手が震えて。
大出血だとか、命に関わるだとか。それほどの深さはない。
けれど、ギリギリと刻んだ傷は、失くしたばかりのブレスレットを彷彿とさせて。 見下ろす目元から落ちる雫が、血液と混ざって、床へ落ちた。]
(9) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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ちーちゃん、……いっしょに、かえろ…。
[まだその場に麻倉がいるかどうかなんて、もう関係なかった。 独り言のように呟いた声が廊下の空気に溶けて、へたりこむ身体がふらりと立ち上がって。
右手には緩く、ナイフを握ったまま。 廊下の奥へ、奥へ、突き当りが来れば曲がり、階段があれば上って、降りて。
やがて辿り着いたのは、下駄箱横の掲示板。 そこの日付を、赤い目元が見つめて。
―――この頃に帰りたい…――と、思った。]*
(10) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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―間の世界・教室― [一人残されたであろう教室でぼーっとナイフを眺めていた。取り乱して迷惑をかけた挙句、みんなから目を背けてしまった。自分の弱さを痛感して、反省しながら、孤独感に埋めつくされそうになっていた。
すると、不意にテレビの電源が入る。驚いて目を向ければ、真っ赤な何かが映し出されている。]
あ…あ……。
[開いた口からは声にもならない声が漏れる。 赤いものは血だ。死体が2つ映っているのだ。]
そんな……。
[知っている顔、と思いたくなかった。頭がそれを認めるのを拒絶している間に、画面の中のそれは跡形もなく消えてしまった。血の跡すら残っていない。]
……。
[きっと画面の向こうの出来事なんだ。俺らがここに連れてこられたときも、成田が現れて消えたときも、今のも、すべて何かのトリックで。これはきっとドッキリとか、リアル脱出ゲームとかそんなやつで。 …そうやって、目の前で起きていることを誤魔化すので精いっぱいだった。
さっき画面に映し出されたものが、誰と誰であったか、考えてしまったら、また泣くのだろう。]
(11) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[床のナイフに視線を戻す。 このナイフで、誰かを殺せば、帰れる。それは、相手がたとえ自分でも。 成田の言葉が嘘じゃないなんて保証はどこにもない。しかし嘘だという証拠もどこにもない。実際に死体が消える様子を見せられれば、尚更。もし何かのトリックなのだとしたら、ナイフを突き立てたところでタネ明かしになるのではないだろうか。
…どちらにしても、デメリットは無いのかも。 キラキラと黒く光るそれを拾い上げれば、冷たい誘惑に襲われる。刃を自分に向けてマジマジと眺めれば、心臓はドキドキと動きを激しくしていく。ごくりと、唾をのむ。
しばしその切っ先を眺めた後、はぁっと息を吐き、腕を下ろす。 そんな恐ろしいこと出来るはずがない。 じゃあやっぱり――? その先を考えるのはやめた。
少し歩いて頭を冷やしたほうがいいのかもしれない。 ゆっくりと立ち上がって、教室を出た。 右手にはナイフ。 持っていて疑われるのは怖い。 けれど、持たないでいるほうが、もっと怖かった。]**
(12) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 02時半頃
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[どのくらいの時間そうしていただろう。 傷付けた左腕全体が、じりじりと熱を持って。
たくし上げた袖が自然に下りて、手の甲に掛かっていて。 だから、一見して何をしたかなんてことは分からない。
手近な空き教室へと足を進めて、自分の席―――と、同じ席へ、腰を下ろした。
自分の場所だけれど、自分の机じゃない。 その木の板に、突っ伏して。]**
(13) 2015/04/04(Sat) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 02時半頃
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―間の世界・廊下―
[もしもの話だ。教室の中にあるテレビに移された映像を見たのなら、何かが変わったのかもしれない。
そんなの、今となってはただの予想でしかないのだけど。]
…………っ。
[反射的に竦みそうになった。 自分が彼へと向けた言葉>>2:299に対する反応に。
何度も、摘まむ指先>>6に、崩れる体躯に。
それでも突き放したら>>2:300 湿った目尻を視界に収める。 そこで初めて自分の間違いに気付いた。]
“もし此方に大事な人が居るなら、早く行動に移さないと、…本当に失くしてしまう前に。”
[蒼真、お前の言う通りだった。]
(14) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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[蹲ってただこちらを見上げて、なんで。と繰り返し問われて。 初めて異様だと感じた。
ちがう。
咄嗟的にそう否定しようとして、そうすれば今の行動の理由も意味もなくなってしまうから押し込めて。 いつものように笑ってやったつもりなのに。
空気に溶けいるような声が、何かに納得する。
何を、視てる?
確かめるより先に、立ち上がる。 つられるようにして視線を彼へと向けた。
教室では決して向けることのなかった瞳で、武藤を、雪ちゃんを、]
(15) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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―――ッ、馬鹿!
[僅かに離れた距離。 露わになる白い肌。 日に焼けたこともあんまり知らなさそうなそこに、描かれる模様>>9
革よりも細くて、けれど革よりも濃い色をした赤い糸が、透明の玉に包まれて落ちていく。]
なん、で……そう、なる。
[彼のように、血も涙も流れていない自分は、縮こまった指先を武藤へ向けた。
突き放せば、傷つくかもしれない。 その可能性を捨てたわけじゃなかったけど、こんな、友達が、幼馴染が、どうして、何で、どうして、
大切なのに、どうして、自分は。]
(16) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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ゆき、
[今更のように彼の名前を呼んだ。 その声は届いたんだろうか。わからない。
代わりに武藤は「ちーちゃん」と呟いていて。 幽霊みたいに霞がかった動きで立ち上がる姿に、伸ばした指先は触れることなく掠めて。
名前を呼ぶ癖に、彼は、雪ちゃんは、俺を見ない。
どうして、そんなの簡単だ。
自分が彼を傷付けたから。]
(17) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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“もし此方に大事な人が居るなら、早く行動に移さないと、…本当に失くしてしまう前に。”
失くして、しまう…前に。
[蒼真は忠告してくれたのに。 なのに、自分が結局行ったものは、自分本意な我儘で。]
かえらなきゃ。
[何秒。何分。何時間。 どれだけの時を巡ればやり直せるのだろう。
そんなの無理だ。過去になんて戻れない。そう思っているのに、頭の中は支配される。
かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。]
(18) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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………かえらなきゃ。
[ふらっと、 立ち上がる頃には武藤の姿は遠くて。
追いかけようとして、彼を追うように伸びる赤い雫の痕に視界が揺らぐ。
混じるのは透明だ。 でも、彼が流したみたいに綺麗じゃない。 右手だって傷なんかひとつもついていないのに、汚くて。
もう、包んでくれた手は、無い。]*
(19) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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―間の世界・廊下→教室―
[唇を引き結んで、足を動かす。 ローファー越しに伝わる床の冷たさをただ無情に流した。
やがて訪れた教室。 そこに鷹谷>>12はいただろうか。
いたとしても悄然とした自分の表情を知られる前に隠そうと逸らしただろうが。
やがて戻る教室内。 そこに誰がいたとしても向かうのは一番後ろの扉側近くの席。
そこで置かれたナイフ>>2:182を手に取る。 そのまま無言で立ち去ろうとしつつ、呟いた。]
(20) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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もう、失くさない、から…―――。**
(21) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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― 間の世界・廊下 ―
[教室から出て、ふらり ふらり。 片脚はいつもより重く感じられて、 思うように進まない。
階段を上って、下りて、 廊下は突き当たりまで進んで、進んで、 適当に曲がって。
どれほど進んだ時だったろうか。 近くの教室から物音。 からり、扉を開けてみればただの空き教室。 でも、テレビに何か、映っていて>>0。
思ったのは、赤、赤、赤、赤――…… 寄り添い合うような二人はまるで互いしか 見えてないみたいで、酷く 羨ましくて――]
(22) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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―――――ガンッ!!!!!!!!
(23) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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[右手に握ったナイフを拳ごと叩き付けるように、 近くの壁へ突き刺す。 掲示物を画鋲で止めたりもする柔らかい壁は、 刃を半ばほど飲み込んで、止まった。]
………やっぱり、本物。
[うわ言みたいな言葉が、零れる。
ほら、何も教室の外に出て確認する必要もなく、 こうして壁でも机でも何でも突き刺せば 偽物か本物かなんて証明出来るのに。]
――…うそつき。
[―――……うそつきは、わるいこは あのこなのに ――…どうして あのこは みてもらえるの?]
(24) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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[突き刺さったナイフを引き抜いて、また歩き出す。 当てもなく、宛てもなく。
迷子の子供が親を探すみたいな顔をして ナイフをぶら下げて。
通り掛かった踊り場にある大鏡が、 そんな自分を皮肉るみたいに 映していた。
興味惹かれぬまま、通り過ぎる。
――自分の目じゃ、意味が ない。**]
(25) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 11時半頃
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ー間の世界・1階空き教室ー
[ 失くなるものなんて、いらない。 なにもかもが作り物みたいで、 本音なんて見えなくて。 全部がおままごとみたいで。 ボクは、俺は。あのこと一緒に透明だった。]
(26) 2015/04/04(Sat) 13時半頃
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