164 冷たい校舎村3-2
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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壁の向こうだ、やつの足音が聞こえる。いよいよ隣室に迫る。 明日は、もう……
(0) 2015/07/04(Sat) 00時頃
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── 12月某日 ──
[身体を蝕むような寒さに、君は目を覚ましたかもしれない。
窓の外が白い。世界を塗り替えていく雪。君はそれに気付いただろうか。
滅多に雪など積もらないこの街に、今日という日はやってきた。
『 近年稀に見る大雪です!交通機関に影響する恐れも── 』
テレビやラジオがいくら騒げど、休校の連絡はない。
休校基準を満たす警報の類も、発令される様子はない。
君の胸にこみ上げたのは、ため息か、それとも高揚感か。
いずれにせよ、君は制服に袖を通す。
教科書や参考書を抱えて、玄関へと向かう。]
(#0) 2015/07/04(Sat) 00時頃
[北洋高校3年2組。それが今の君の居場所。
ようやく、受験に向けたムードを取り戻した頃合いかもしれない。
だって、数カ月前には──、……いや、なんでもない。
少なくとも、昨日までの君たちは、日常を生きていた。
明日は大雪なんて、聞いた覚えはないだろう?]
(#1) 2015/07/04(Sat) 00時頃
[天候にも負けず、君は校舎への道のりを歩き出す。
扉を開いた途端、冷たい空気が君を刺した。
「滑らない」ように気を付けて。だって、君たちは受験生だ。
なぜか、同じ高校の生徒がほとんど見当たらないことに、
君は不安を覚えるかもしれないが、心配しないで。
冷たい校舎はもうすぐそこだ。
君を、君たちを、待っている。]
(#2) 2015/07/04(Sat) 00時頃
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『生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。』
そう、すべては結局、そこに行きつく。
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(1) 2015/07/04(Sat) 01時頃
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[後ろからかけられた母親の声に声だけで返事をする。]
大丈夫だって、ちゃんとマフラーもしたってば! 忘れ物もない! ハンカチィ?今時男子高校生でハンカチなんか持ち歩く奴いないって。 母さん、俺もう来年大学生だよ?もうちょっと心配性を直して……って、やめろってば!
[心配性な母親の過保護なまでのおせっかいに文句を言っていると、こら!とおでこをぺちんと叩かれた。心配なのは当たり前でしょ、一人息子なんだから!と怒られて、口を尖らせる。]
(2) 2015/07/04(Sat) 01時頃
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そりゃ、わかってるけど……。 まあいいや、もう行くよ。なんか雪すごそうだし、ちょっと早めに出ないと遅刻しそうだし。
[そう言って家を出ようとする涼介を、母は再度呼び止める。]
もー、なんなんだよ母さん。まだなんかあんの? 遅刻しちゃうってば!
[忘れ物。そう言って、手に握らされたのは一枚の紙きれ。それを見て、頭の上にハテナマーク。これは一体なんだったっけ? きょとんとしている涼介を見て、母親は笑って見せる。 これがなきゃ、帰りどうするの、と。 そう言われて、やっと思い出す。あぁそうだった。これは確かに、大事なものだ。 ポケットにしまいこんで、ありがとうと感謝を口にして、涼介は家を出た。 雪風が冷たくて、喉の奥に入ってくる冷気に思わずむせる。慌てて、マスクをした。役者として、喉は大切にしなくてはならない。* ]
(3) 2015/07/04(Sat) 01時頃
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[ "優しさとは、ひとつの才能である。"
そのことを樫樹 律が知ったのは、 7年と、364日前の、 雪の降る、冷たい冬の朝だった。
そして、ついでにもうひとつ。
"愛とは覚悟。優しさとは、責任。 最後まで、我が身を以て、背負うこと。"]
(4) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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── 12月某日:朝 ──
[ シャワーを浴びて、制服に着替えて、 朝食も半分食べた頃に漸く姉は起きてきた。 「あれ、ママは?」と問う声に、 キッチンに用意された朝食を指す。]
ちょっと前に出てったよ。 なんか、近所の雪かきとか手伝うんだって。
[ この天気だし、と今度は窓の外を指す。 「げ、」と姉は露骨に顔を顰めた。]
(5) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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[ ハムとレタスとトマトのサンドイッチ。 ジャムの添えられたヨーグルトに、 カットされてピックの刺さったフルーツ。
二つ用意されていたトレイの、 残っていた方を手にして、 姉はパジャマのまま、 4人家族には随分大きなダイニングテーブルの、 律の隣、いつもの定位置に並んで座る。
「我が母ながら、素晴らしいバイタリティね」 そう姉が呆れたように笑うのも、仕方がない。 窓の外では今も雪が振り続け、 ニュースキャスターは興奮気味に叫んだ。 近年稀な大雪が、この町を襲っている。]
(6) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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雪国生まれの力の見せ所なんだってさ。
[ ボトボトとヨーグルトにジャムを落とす。 大きな口を開けてサンドイッチに齧り付いた姉が、 あっという間にそれを飲み込んで、声を上げた。
「ねえ、リツ。悪いんだけど、暫く外泊して」
これまでも何度かあった依頼に、驚きもなく。 ただ、丁寧にヨーグルトとジャムを馴染ませながら、 尋ねる。]
いいけど。いつまで?
[ 少し考えこんで、姉は言う。 「一週間弱くらいかなあ。 シュンくんにリツの部屋貸してもいいよね?」]
(7) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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いいよ。 ……昨日言ってくれたら掃除したのに。
[ 間髪入れずに答えながらも、小さな不満は伝えておく。 もっとも「リツの部屋きれいじゃん」と返す姉相手じゃ、 あまり意味はなさそうだ。]
姉貴の部屋が汚すぎるの。
[ そう返して、小さなスプーンでヨーグルトを掬った。]
(8) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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[ シュンくん。通称、シュンくん。 名を、春花さんと言う。 姉の幼稚園からの幼なじみで、 艶やかな黒髪と、豊満な胸を、 いつの間にかばっさりと切り落としていた。 世界一男前な、姉の友人、兼、恋人。 絶賛、両親を相手取って戦争中。
"彼"は時折、実家にいられなくなって、 我が家に避難してくる。 その都度、 「友達いるでしょ」と自分が追い出されるのは、 なんだか、理不尽な気がするけど、 シュンくんのことは、嫌いじゃないし、 応援したいとも思う。 だが、それはそれ、であり、]
(9) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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出て行くのはいいけどさ、ほら。
[ 掌を上に、右手を差し出す。 「……なに?」と目を逸られても、ここは譲れない。]
宿代。友達ん家泊まらせてもらうにしたって、 タダで居座るわけにはいかないでしょ。
[ 見つめ合うこと、数秒。 姉が「給料日前だよ、大目に見てよー」と嘆きながらも、 一度席を立って、すぐに数枚の札を手に戻る。 受け取ったそれを、 三つに折ってポケットに捩じ込んだ。]
むり。俺はそこまで図々しくないの。
[ ピックに刺さったフルーツを口に放り込む。 ごちそうさまでした、と丁寧に手を合わせて、 完食したトレイを手に、キッチンへと向かった。]
(10) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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[ 使った食器を洗って、伏せて、 冷蔵庫から、買っておいた瓶コーラを二本、 そっと取り出して、鞄に押しこむ。]
とりあえず今日荷物は取りに帰るし。 ──それに、
[ 目配せ。わかってるわよー、あったりまえじゃない。 翻訳するならきっとそんな感じに、 姉がウインクを飛ばす。 我が姉ながら、社会人のくせに、ケバい。]
(11) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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……じゃ、いってきます。
[ 「はいはーい、いってらっしゃい」という軽い声。 玄関に向かう。コートを着て、マフラーを巻いて、 ローファーを履いて、トントンと床を蹴る。 いよいよ外に出ようとした時、人の気配に振り向けば、 やっぱりパジャマ姿の姉が、裸足でそこに立っていた。]
(12) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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……何?
[ 億劫ながらもそう問えば、 ぽんと差し出された紫色のパッケージ。 「おそなえ」と短く姉は告げた。無言で受け取る。
「今度こそいってらっしゃい」 と手を振る姉に見送られて、 真っ白な世界に、ゆっくりと足跡をつけた。
グレープ味のチューイングガム。 微妙な温度の瓶コーラ。 それが、数ヶ月間の友情の、"いつも"だった。
この町で、ひとりの少年が亡くなってから、 今日でちょうど8年になる。*]
(13) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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[――飛べない翼なんて、へし折ってやりたい。
そう思うのは、もう、幾度目だろうか。]
(14) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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昨日はたくさんいいことがありました。 今日もたくさんいいことがありますように。
[鏡の向こうの表情は、朗らかな笑み。]
(15) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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[窓の外にしんしんと降り積もる気配にはとっくに気付いている。 テレビのニュースでも大騒ぎ。近年稀に見る大雪だって。>>#0
そうだよ、こんな雪、ひさしぶりに見た。
鏡の前から離れれば、マフラーとコートを引っ張り出して、大慌てで学校に行く準備。 時間にはまだたっぷり余裕がある。いてもたってもいられないのは、楽しそうな雪のせいだよ。
きっと雪が好きなんだ、あたし。 そうに違いない。
うん、今日もいい1日になりそ!]
(16) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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―朝:柏原家―
[シャツの上に、愛用の緑のジャージ。 その上にウィンドブレーカーを羽織って、柏原瑠希は満足げに窓の外を眺める。 真っ白に染まった景色なんて、いつ以来だろうか。めかし込んだ木や、屋根や、道路を眺めながら、そんなことを思う。
都会にありがちな、申し訳程度に積もった雪なんかとは比べものにならない。 雪合戦だって夢じゃない、そんな雪景色に、心躍らない男子がこの世に居るのだろうか?
子供っぽいと誰かさんには言われそうだけど、少なくとも、自分はそんな風情のない人間じゃあない。多分。]
(17) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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警報だって出てねーし! あるって、学校! テスト近いし、休むわけにいかねーの!
[アンタ、今日は休んじゃいなさいよ。なんて母親の無粋な言葉に、唇を尖らせて、言い返して。 数分後には、完全武装したスタイルで、家を飛び出していく。 肌を刺すような寒さも、溢れんばかりの白も、全てがまるで夢みたいだ。 うずうずと浮き立つ心は抑えきれずに、人の少ない、白く染まった道を駆け出す。]
……すげー!
[一歩一歩踏み出す度に、足が埋もれるような感覚に、また感動に近いものを覚えて、走る、走る。
病弱設定なんて、なんのその。**]
(18) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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― 朝・駅へ続く道 ―
[アパートの部屋から飛び出して、歩きながら白い空を見上げてぽかーんと口を開ける。 わあ、本当に雪だ。つめたい。]
もうこんなに積もってる!
[落ち着きなくはしゃぎながら、くるくると雪に足跡をつけながら駆け回る。 走れば向かい風がマフラーを靡かせるから、それがたのしい。 そうだ、と思いついて携帯のカメラを起動して、雪景色のあちらこちらをパシャパシャと撮影。]
みんな驚いてるかなあ。 教えてあげよーっと。
[ニュースで騒いでたし、今頃みんな大騒ぎかな? そう思いながらも、昂ぶるテンションの抑えどころは知らぬまま。
アドレス帳のページをめくれば、目に入るのは“駒鳥ひなこ”の名前。 隣のクラスのひなちゃんはどんな反応をするだろう。そんな好奇心で、雪景色の写真を添付したメールを送信! そのまま携帯をしまって、駅への道のりをたったか駆け出した。*]
(19) 2015/07/04(Sat) 01時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/04(Sat) 01時半頃
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── 朝:通学路 ──
[ 「あら、リツ」と重装備を物ともせず、母は笑った。 隣に立つスーツ姿の父に、目を丸くする。]
仕事は?
[ 「雪で休みになったんで、引き返してきたよ」 そう言って苦笑する父の、 その肩には母以上に多くのものが担がれていた。]
……手伝うにしろ、着替えてからにすればよかったのに。
[ 恐らく、雪かきを手伝っていたんだろう。 呆れ調子で指摘すれば、 父は「大変そうだったから、つい」と、 ごまかすように頬を掻いた。]
(20) 2015/07/04(Sat) 02時頃
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