人狼議事


193 ―星崩祭の手紙―

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【人】 道案内 ピート

[試料の栽培に使う水槽をひとつ持ちだして、食卓の上に置いた。分厚い金属硝子で作られたそれは重く、よっこいせぇ、と声が出た。

初めて届いた宙の向こうからの手紙に添えられていた、カミサマになれる素を、真面目な顔をして、水槽へと注ぎ込む。添えられていた取り扱い説明書の映像に従って。

映像の中のお姉さんいわく。一つの種、そしてさらりとした砂。最後に、小さな瓶に入った一滴分の液体を中央にぽとりと落とし、指先でかき混ぜる。最初はおっかなびっくり、慣れてくれば大胆に。指先の抵抗が軽くなったところで、水槽から手を引き抜いてそっと蓋をする。

水槽の中では、指で作った回転が、そのまま渦となって残り、渦に乗った砂が最初に入れた種を取り巻いている。]

 ふぇー……。

[こうしていると、無重力空間が発生し、大気圏の発生などを経て、小さな種が惑星へと育っていくらしい。たった1週間の寿命のそれは、とてつもないスピードで水槽の中で世界をつくりあげようとしている。飽かず、それを眺めていたが、そのうち3つ目のカプセルに手を伸ばした。]

(44) 2016/07/19(Tue) 00時半頃

【人】 道案内 ピート

 そーれっと!

[銀色の宇宙カプセルを、桃色の乳白色の空へ思いっきり放り投げる。軌道の一番高いところでゆっくりと空中に止まったそれは、やがてゆるやかにゆるやかに高度を上げて、霧の中へと消えていった。]

 しっかり届けよー。

[ぶんぶんと、手を振ってカプセルを見送ると、その場に止めていたスタンド・カーを繰って走りださせる。視線は地面と、宙を往復。

ひとつはすぐに見つかった。青い草原に、目立った金色に輝く赤のカプセル。]

 みーっけ!
 ……でもこれ、俺が送ったやつじゃねぇなあ…また新しいやつが届いたんか!

(57) 2016/07/19(Tue) 01時半頃

【人】 道案内 ピート

[拾い上げると、これもまた貴重なもののように矯めつ眇めつ。鼻唄を歌いながら更に草原を走らせて。排気フィルムの限度いっぱい外を駆け巡ると、興奮で若干頬を紅潮させて、プラントの扉を潜る。3つのカプセルを両腕に抱えて。

ひとつは金色の。ひとつは、自身が送ったものの返信用のひとまわり小さい銀のカプセルと。もうひとつ、また新しい別のカプセルを加えて。]

 すげー、すげー!返事が来たぜ!それにほら、また新しいカプセルが来た!案外この星の近くに、別の星があるのかもなあ!

 …ん?そしたら異星系との接触になるのか?そしたらさ、k67先攻調査隊みたいに、シニアスクールの教科書に乗っちゃったりすっかもしんねーな!

[宇宙を成形する水槽の傍らに、両腕のカプセルを、壊れ物のように置きながら、賑やかに騒ぐその声は、しん、と静まるプラントの中に響いて消えた。

まずは拾った順に、カプセルを開き始める。]

(60) 2016/07/19(Tue) 01時半頃

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