281 緋桜奇譚−忌−
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2020/09/28(Mon) 23時頃
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―― 六道珍皇寺 ――
[吐く息も白く、足元にも白い雪が降り積もる。
今日も今日とて京都の街は寒い。
そんな日に日に花弁の赤みは増していく。
最終的には真っ赤に染まり冥府への扉を開けてしまうのではないか。
そんな不安を笑い飛ばす事など出来ようはずもなく。
その中でこの光景は異様であった。]
なんで俺ん時にこういうん起こるんや……。
[嘆く男はここ、六道珍皇寺の住職であり。
その男が向ける視線の先にあるのは雪の中で紅い花弁を散らす一本の桜。
それは美しい光景ではあったけども。
この桜に纏わる言い伝えを思い出せば愚痴の一つも出るのは当然だった。]
(#0) 2020/09/28(Mon) 23時頃
[狂い咲きの桜が紅い花弁を散らす刻、冥府への扉が開く。
そんな言い伝えも実際に眼の前で桜が常とは違う赤みを帯びた花を咲かせていれば。
否が応でも真実味は増すというもの。
咲いたその日は普通の桜の様であった。
次の日に見れば薄っすらと紅く色づいて。
更に次の日にはもう少し紅く。
日に日に花弁の赤みは増していく。
最終的には真っ赤に染まり冥府への扉を開けてしまうのではないか。
そんな不安を笑い飛ばす事など出来ようはずもなく。
住職は頭を抱えて蹲り涙目で愚痴を零すのだった。]
(#1) 2020/09/28(Mon) 23時頃
『なあなあ、知ってる? 紅い桜の話し』
『桜が血ぃ吸うて紅くなってるんやってね、怖いわぁ』
[人々は噂する。
六道珍皇寺の桜が狂い咲き、それは紅く美しいと。]
『でもほんまに人いなくなってるらしで』
『誘拐なんやろか』
『神隠しなんてそんなわけあらへんよね』
[人々は噂する。
桜が咲きだした頃から行方不明者が増えていると。]
(#2) 2020/09/28(Mon) 23時頃
―― とある匿名掲示板 ――
[しかしその裏で流れる電子の噂。
150年前にも同じ様な出来事があったらしい。
それがどう結末を迎えたのか誰にも分からない。
この世界はその時、創り変えられたものなのかもしれない。
真相がどうであれ警告は発せられる。
あの桜は人を喰う。
神隠しは誰かの手によって起こされている。
その誰かは、もしかしたら人間ではないのかもしれない。]
(#3) 2020/09/28(Mon) 23時頃
神も悪魔も妖怪も鬼も天使もなんでもこの世には存在しているんだよ。
彼らは悪でもなければ善でもない。
150年前に何があったんだろうね。
誰も知らないなんて不思議だね。
でも、もしかしたら桜を紅く染めた誰かさんはそれを知っているのかな。
知らないのかな。
別にどうでもいいけどね*
(#4) 2020/09/28(Mon) 23時頃
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― とある少女 ―
[京都の街を歩く一人の少女がいた。 見た目は中学生くらいだろうか。 若く愛らしい少女は観察するように辺りを見ながら歩いている。 その様子は観光か修学旅行なのか。 あまりこの街に慣れている様子には見えなかった。
よく見れば少女は手ぶらだった。 鞄もなく手にはただ一つスマホを持っているだけ。 まるで家からそのまま飛び出てきたかのような気軽さで歩いている。
慣れている様子もない、でも近所を歩くようなその格好。 それは奇妙ではあったけど。 しかし少女は気にする様子もなくぱたり、と瞬いて歩を進めるのだった。]
(@0) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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【SCP-xx49-JPについて】
■アイテム番号:SCP-xx49-JP ■オブジェクトクラス:Euclid ■仮名として寡黙少女と呼ばれています
■特別収容プロトコル:SCP-xx49-JPはセクターxxにある10m×10mの人形SCP収容エリアにて勾留されています。 室内は10代女性の好む色、形、装飾のなされた家具が配置されており、またパソコンやスマートフォンなどの道具も設置されています。 定期的に健康状態の確認が行われ、専門の医療スタッフを24時間体制で待機させてください。食事は若者が好むものを与える事。
SCP-xx49-JPは財団に対して攻撃性は見られないため、強制的な措置は必要ないものとする。 ただし対面は慎重に行動しなければならない。
(@1) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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■説明:SCP-xx49-JPは10代前半の日本人女性である。通常の健康診断などでは異常などは確認されておらず人間の組織と変わりません。 しかし髪や体毛などが伸びる事はなく、また爪も伸びる事はありません。皮膚組織が剥がれるなどの代謝も確認出来ていません。年齢が変わる事もありません。
彼女は非常に大人しく、しかし様々な物に興味を示します。 特に好む物は若い女性が好む様な可愛らしい物です。 彼女には定期的に人形が与えられています。(※こちらについてはレポートSCP-xx49-JP-■■Dを参照)
彼女の特性は声にあるとされています。 ただ声を出しただけでは何も起きませんが、彼女が会話をすれば会話をしたモノは全て破壊されます。 しかし会話が成立しなければ無害です。
彼女についてのレポート抜粋 SCP-xx49-JP-■■A SCP-xx49-JP-■■Q
(@2) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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【レポート:SCP-xx49-JP-■■D】
彼女は人形を大変可愛がります。 まるで生きている人間を相手にするように可愛がりますがその様子はままごとの様です。 髪の毛を丁寧に梳いたり服を整えたりなど。 しかし彼女が口を開けばそれらは無残に壊されてしまいます。
これは彼女が物を言わぬ人形相手であっても会話をしたと認識している事により発生するものと思われます。 実際に言葉を交わす事が会話ではないと彼女は認識しているようです。 特に言葉を発する人間型の物に対してそれは顕著に現れます。
それらが壊れてしまえば彼女は途端に興味を失います。 壊れたそれらはゴミだと認識されているものと思われます。
(@3) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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【レポート:SCP-xx49-JP-■■A】
職員■■が彼女にサラと名付けた。 彼女はその名前をとても気に入ったようだ。
ある日、彼女はパソコンに写った制服を示した。 それを与えると彼女は満足したようだ。 この日から可愛らしいものを好むようになり、また嗜好にも変化がみられるようになった。 甘い物を特に好みケーキやフルーツなどを与えると喜ぶようになった。 名付けた事により自我が芽生えたのではないかと推測される。
パソコン越しに文字で対話を試みた結果、対話には成功した。 しかし目の前でスマートフォンで同じように対話を試みた場合は対象の職員が壊された事により、彼女の目に入れば会話と認識されるものと思われます。
(@4) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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【レポート:SCP-xx49-JP-■■Q】
彼女は数ヶ月ほど京都の街を気にしているようだ。 パソコンの検索履歴に並ぶワードに京都が多く混ざっている。 また、よく見ているサイトにオカルト関係と思われる物が多数存在している。
攻撃的な物に触れさせる事で悪影響をもたらさないか重々注意する事。 外に興味を向けさせる事に対する危惧の声も上がっている為、早急に彼女の気を引く物を用意する必要があります。
(@5) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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陀羅尼 サラは、メモを貼った。
2020/09/29(Tue) 23時頃
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『 信じようと― 信じまいと― 』
[ディスプレイの中、青色を背景に。 全身真っ白な色の少女が可愛らしい声で語る。]
(1) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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『皆様、おはこんばんにちはー。
語り部のアオちゃんです〜。 いつも視聴者さんのが教えてくれた怖い話。 いーっぱい紹介していまあす』
[角のような飾りのような。 頭部から生えた二つの白い突起物がゆらゆらと揺れる。]
(2) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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『本日は記念すべき
99話目です!!!
はい、拍手〜ぱちぱちぱち〜 なので今日のお話は、アオちゃんが語りましょう。
みんな大好きホラースポット。 京都、その六道珍皇寺。 そこの桜が赤く染まっているって。 その話だよ』
[電子掲示板にて発せられた誰かからの警告>>#3>>#4。 それと同じ話を、白い少女は語る。
ただひとつ、締めの言葉だけは変わる。]
(3) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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そこで誰かさんを探しに行こうと思うんだ。
(4) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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『100話目はそこで目にできます〜見てね〜』
[探しに行くってどういうこと?ロケ?と。 ざわつくコメント欄への挨拶をそこそこに、青い画面の中の配信は終わる。]
(5) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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─ 京都 某所 ─
[真っ暗な部屋の中。 そこに置いてあったパソコンの電源が自動的につく。
『アオちゃんの百物語ちゃんねる〜』 画面に配信の終わったそれが映り、歪む。 ディスプレイが水面の様に歪み、波立ち。
蒼い炎のような光のディスプレイから腕が飛び出し。 頭が出て。 そして、一人の男が這い出して来る。
その周囲に青い燐光纏ってタブレットやらが浮かび上がる。 それに映るのどれもこれもオカルトやら怪談やらを語る匿名掲示板やサイトだ。]
(6) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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……過ごしやすい世の中になったよ、本当。
[ディスプレイのブルーライトに部屋は"青く"照らされる。
その青い灯り達を鞄へとしまい込み。 自身の纏った鬼火のような青も消してしまえば。 そこにいるのは大して特徴もない"人"だ。]
(7) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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飯でも行くか……、……楽しくなるぞ。
[機嫌良く笑みを零して、男は部屋を出る。 這い出して来たパソコンの電源は、その途端に消えた。*]
(8) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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[京都の街の真ん中で少女はスマホをじっと見つめている。 そこに映っているのは白い少女。 とても可愛らしいと寡黙少女の目には映っていた。
最近お気に入りのアオちゃん。 白い少女の語るお話は面白くてどきどきして。 そしてとても変だ。
オカルトっておかしい。 妖怪とか神様とか面白くておかしくて。 人間たちはその存在を信じていないようで信じていて。
怖い怖いお話を聞いているとわたしも怖くなる。 怖くて怖くて悲鳴をあげたら壊れてしまうんだけど。]
(@6) 2020/09/29(Tue) 23時頃
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アオちゃんって、丈夫なのかな? わたしとお話しても大丈夫かな。 お人形は壊れたらなくなっちゃうけどアオちゃんはちゃんと残るかな。
[呟きに応えるモノはいない。 だから何も壊れない。 ただ寡黙少女の疑問だけが膨らむばかり。]
お医者さんたちは壊れちゃったもんね。 わたし、ちょっと京都に行きたいって言っただけなのに。
どうして人間ってすぐ壊れちゃうんだろ。 つまんないね。
[寡黙少女は疑問を胸に抱いたままスマホを眺めている。 医師たちは壊れてしまったけどもちゃんと戻る気はあった。 だってそこが少女の家だから。 でも今は好奇心を満たす事が最優先だ*]
(@7) 2020/09/29(Tue) 23時半頃
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へくしっ……風邪かな。
[人ならざる者が風邪をひくのも可笑しな話だが。 そう語られるのならば、そういう事もある。]
それとも噂をされて。 ……と、すいません。
[先ほどの配信への反応を見ようと。 スマホの一つを取り出したところで、少女>>@7にぶつかりかけけて、それが手から滑り落ちた。]
(9) 2020/09/29(Tue) 23時半頃
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大丈夫でしたか? あなたは……?
[目の前にいたのは普通の少女に見えた。 妖怪とも思えなかったが、何か少しだけ妙な気がした。
落ちたスマホの画面は『アオちゃん』の画像が映っている。*]
(10) 2020/09/29(Tue) 23時半頃
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[寡黙少女にとって人間とはその形をしているかどうかである。 ヒトが人形だと呼ぶモノだって人間だし医者だと名乗るモノも人間だ。 スマホの中にいるアオちゃんは応えないから人間ではない。 あれは人間の形をしているけどアオちゃんという存在である。 今はそう認識している。
声をかけられたから振り向いてそちらを見た>>10 寡黙少女はぱちぱちとまばたきをしてそれから落ちたスマホを見る。 アオちゃんがいた。
視線をまた上へとあげて見知らぬ人間を見る。 それからゆるりと首を傾げた。]
(@8) 2020/09/30(Wed) 00時頃
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