158 Anotherday for "wolves"
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
chiz 2015/05/22(Fri) 22時頃
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―宿屋― [男が再び宿屋に姿を現した時、 住み慣れていたその家屋の中は赤く、 同族の血の色で染まっていた。]
――――…、
[数日前まで皆がここで集まって、飲んで、笑って。 酒場が、村が、このような姿になってしまうなんて 考えもしなかった。
目の前で、男の命に裁を下したサイラスが ベネットの手によって殺される―――…、 立ち尽くす、ベネットの、その表情に。 従妹の共犯者の最後の1人を見つけた気がして。
小さく、彼の名を呼ぶ声は彼自身には届かない。
2人の様子に傷ましげに目を伏せて、 サイラスを運ぶベネットの姿を見送った。]
(99) chiz 2015/05/25(Mon) 16時頃
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[彼の、彼らの行き先を追う事はなく、 誰かの姿を探すように赤く染まった場を仰ぐ。 この場に生き延びて欲しいと願った、 ラズベリー色の色を纏う赤い瞳の幼馴染の姿はなく。 それもまた、辿りつくひとつの答え。
男が進むのは、その奥――…従妹のいる場所へ。*]
(100) chiz 2015/05/25(Mon) 16時頃
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―夜明けの崖の下― [従妹の足取りが消えて、それを探して。 男が次に辿りついた場所は村から離れた崖下だった。
枯葉と土に塗れて倒れた2人の人狼。 そのどちらもがよく知る顔で。
1人は、もう死んでいるように見えた。 1人は、まだよくわからなかった。
死した身では触れることも叶わず、 祈るのはこのまま眠り続けてしまうのではなく、 夜が明ければ起きて欲しいという事。
それは1人に。―――…本当は、2人に。]
(178) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[やがて目を覚ます1人…メアリーの姿に安堵して。 もう1人…ドナルドが目覚める気配はない。 確認せずとも、気付いてはいたのだ。 彼はもう、隔たれた世界の此方側にいることを。
動かぬ骸となった兄貴分の姿を、 男は目を逸らさずに見つめ続けて。
死した彼に想う気持ちは、言葉で表すのは難しい。 決して死ぬことのないと思っていたドナルドが 死んでしまった、その事に対しての少しの失望と 彼も自分と同じようにただの人であったことへの安堵。 もう従妹に手を掛ける者はいないという安心と、
それから―――…、やはり、とても、哀しいと思った。]
(179) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[視線は逸れて、生き残った従妹へと向く。
人間の命を吸い、 父の命を吸い、 友の命を吸い、
仇の命をその手で屠って。
血の繋がらぬ従兄の命を吸い、 庇う仲間の命を吸い、
また、ひとつ。
少女の前で、少女の為に、少女の所為で。 幾つも散っては消えた同胞の命。]
(180) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[そして今また、もう、ひとつ。 少女の所為で、死んだ村の男の骸。
>>168高らかに叫ぶ少女の姿、 滲む虚しさに思わず手招きたくなる想いは裡に隠して。 男はドナルドだった肉を口に含み食べ始める 従妹の姿に足音も無く、歩み寄る。]
(181) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[一晩置かれた死肉から鮮やかな血が滴ることはなく、 口の周りを凝固しかけた同胞の血でべたべたにして。 手を伸ばして拭おうにも男の手はもう従妹には届かない。 そっと頬をなぞるように血にまみれた口元を指で追えば 幼い唇から零れ落ちるドナルドの赤黒い血が、 従妹のワンピースへと1滴の染みを作った。
死肉を齧るメアリーの姿は他の者からはどう映るだろう。 男は、その姿に瞳を細め―――…]
(182) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[やはり従妹には赤が一番似合う―――…と、 人狼の元在るべき姿が其れであるかように、 兄貴分であった幼馴染の死肉を租借し続ける 赤いワンピースを着た従妹の姿に、破顔して。]
…ここ数日ろくに食べれてなかったからな…。 次、またいつ食べれるかわかんないんだから、
もっと、ゆっくり食べて大丈夫だよ。 こんなとこまで、きっと誰も探しに来ない。 それに―――…
[それが生きることへと、繋がるのだから。
憧れていた男の血肉が少女の生きる糧となる様子を、 大事にしていた従妹がその血肉を食べ尽くすまでの間、 変わらない少女の姿を、変わり果てた少女の姿を。 飽かずに、兄の貌で。傍でずっと眺めていた。*]
(183) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
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[今はまだ傍にある、遠い場所にある、 近くに居る、これから遠い場所へ向かおうとする 従妹の血に塗れた姿に手を伸ばす。]
……メアリー、
[爪の切り揃えられた手は、もう届かない。]
此処にはもう…、戻らない方がいい。
[噂の槍玉に上がり続けた少女を、 無事だった村人達が快く迎え入れてくれるとも思えない。 その命が続くのであれば従妹は村にはもう戻らず 知る者のいない遠くへ逃げた方がいいだろう。]
(188) chiz 2015/05/26(Tue) 23時頃
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だから―――…
…………いってらっしゃい。
[数日前、花畑へ向かう従妹に告げた同じ言葉も。
もう何も届かない。
やがて川へと向かい歩いていくメアリーの背を 村から離れることのできない男は追う事はできず、
何もできない―――… 何もできなかった男が、 最後に従妹の為にしてあげられることは何かないか、 思い浮かんだのは、ひとつだけ。]
(189) chiz 2015/05/26(Tue) 23時頃
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…メアリー、生きるんだ。 ……ルパートの分も。
……俺の分も。…ずっと。
[口にするのは従妹を生へと縛り付ける言の葉。
それも届かぬままとなるか、 それとも呪詛となって彼女を蝕む言葉となるか。
遠く、独り、見えなくなっていく従妹の姿に つい望んでしまうのは、いつかの話。 ……いつか、また。 ゴミ箱に捨てられてしまった赤いルージュと 同じ色が似合う頃にその姿を見ることができれば。 成長した従妹といつかはまた再会することができればと。
叶うかもわからない願いは、裡へとしまいこんで。]
(190) chiz 2015/05/26(Tue) 23時頃
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……大丈夫だよ。
[この先、どれだけその手を赤に穢しても。 醜い姿に成り果てようと、心壊れてしまっても。 男とルパートが、 メアリーのことを大事に想う気持ちは変わらない。]
(191) chiz 2015/05/26(Tue) 23時頃
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…だって、俺たちは…、
[呼び方を変えれなくても、「家族なんだから。」 >>2:427メアリーに伝えるはずだった言葉は、
最後まで彼女には届かず、
男の姿と共に風の中へと消えた。**]
(192) chiz 2015/05/26(Tue) 23時半頃
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[――――…それから。 メアリーを見送った後村へと戻った男の姿は、 同じく村の中、"此方側"にいるであろう姿を探した。
……宿屋、 ……裏手の小屋、 ……大きな樹の下、
声は聴こえない、唄はここまで届かない。
幼い頃追いかけっこばかりしていた男が かくれんぼの得意な幼馴染を探しだすのは そう容易いことではなく。]
(201) chiz 2015/05/27(Wed) 01時頃
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[それでも男は村を仰ぎ、 新たな場所へと探しに向かう。 男の予想が正しければ、 今はもう隠さず露わになっているであろう赤い瞳を。]
…ラーラ。
[かくれんぼが得意なことを知らなかった。 その瞳の色を隠す理由を知らなかった。 声を隠すその理由も知らなかった。 家に帰る彼女が、何時から独りだったのかも。
―――…何も。
今更、 知ろうとするには遅すぎているのだろうけれども。]
(202) chiz 2015/05/27(Wed) 01時頃
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[探すのを諦めていた男の姿は消えかけて、 けれども留まりまた新たな場所へと足を向ける。
幼い頃、共に遊んだ遠い記憶、 少年が無理に引っ張る手を振りほどかなかった 幼馴染のあの手は偽りではなかったと思うから。]
…ラーラ。 もしも見つけることができたなら――…
…少しでいい、 少しずつでいいから… 話をしよう。
[ずっと声を殺し裡の言葉を堪え続けてきた赤い瞳。 今は見つけられず、手の届かないその姿を 見つけることができたのなら。その時は――…]
(203) chiz 2015/05/27(Wed) 01時頃
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[そっと、手を差し伸べてみよう。 幼き日の、楽しかったと信じていたあの頃のように。
彼女もまた―――男にとって、 大事な存在の1人であることに、違いはないから。**]
(204) chiz 2015/05/27(Wed) 01時頃
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