35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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―鳩渓堂 玄関― 勝丸。
[彼を引き止めるように声をかけるが、彼は止まっただろうか。 そのどちらにせよ。もう一言だけ声をかけた。]
ずっと、一平太の友達で居てやってくれ。
[何故、この言葉が出たか。それは自分にも分からなかったが、自然と出た言葉。それだけ言えば、中へと戻る。 何も無いとは思うが、流石に戸締りをしていない場所を無人にする訳にはいかない。]
(8) kuryu 2011/08/21(Sun) 00時頃
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[分かる部分だけ戸締りをして、玄関だけは鍵を閉められず。 どうしたものか、と。玄関付近で佇んでいれば。]
……あぁ、どうも。
[どうも結構探されたようで、話しかけてきた者たちは汗を掻いているようだった。]
役員、か。見回り? 分かった。どうせ、やるつもりだったしな。
[勿論、最低限の仕事はするが。目的はそっちじゃない。]
(9) kuryu 2011/08/21(Sun) 00時頃
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朧は、>>-77 先生、本当に子供じゃないかwww
kuryu 2011/08/21(Sun) 01時半頃
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―祭り前日・夜・旅館― [戸締りをした後のこと。 誰にも帰ってくる気配が無かったため、完璧ではない戸締りを気にはしたものの、旅館へと戻ったのだった。]
……明日が別れ、か。 一平太が居なくなったら。私は何を胸に生きていくのだろうな。
[生きがい。目標。約束。
自分と弟の生活を裕福にするために都で働き。 弟にひもじい想いをさせないために危険な仕事をし。 この村に帰ってくるために約束をした。
それが明日。自分の手元から消えようとしている。]
……寂しくないわけ。ないだろう。
[静かに頬を濡らす。眺めていた夜空の星は淡く光が滲み。]
(84) kuryu 2011/08/22(Mon) 00時半頃
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……でも。
泣いて見送りは、しない。
……ふ、勝丸はえらいな。良くわかっている。
[思い出すは、鳩渓堂の玄関で勝丸が言った言葉。 そう、場所と時間での別れが別れではない。]
私には少し、時間が必要なようだ。
[そのまま、夜空を見上げ。暫し物思いにふけていた。]
(88) kuryu 2011/08/22(Mon) 00時半頃
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―祭り当日・祭りの通り― ええ、本日はよろしくお願いします。
[役員に挨拶をする。そこには親しい顔もあっただろうか。 見回り担当ということで、仕事中は気を抜けないが、楽しむことくらいは少しくらい良いだろう。]
……。
[夜までは時間がある。だが、きっと。 そんな時間はあっという間に過ぎてしまうのだろうな、と苦笑する。いつだってそう、祭りの日は時が過ぎるのが早く感じる。役員になったとて、それは一緒だろう。
弟の姿を捉えるまでは、仕事に専念するつもりで**]
(105) kuryu 2011/08/22(Mon) 01時半頃
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―祭り当日・海岸近く― [見回りの途中、海の方を見やる。 海岸から帰ると言っても。何で帰るのだろう。船だろうか。
それとも、手妻みたいに。 物が一瞬で出てきたり、消えたりするように。姿が消えてしまうのだろうか。]
いかんな。どうにも、意識しても仕事になりそうにない。
[やれやれ、と後ろ頭を掻き。 海岸付近から離れ、違うところへの見回りへ。]
(153) kuryu 2011/08/22(Mon) 23時半頃
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―祭の通り― お。すまない、氷を一つ。
[見回りの間でも喉は乾く。 少し休もうと、かち割り氷を貰い、適当なところに腰掛ける。]
ん。あれは団十郎か。おーい、団十郎。
[手を振ってみせ。カチ割りの氷を一つ口に含む。]
役員お疲れさま、だな。
(165) kuryu 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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……団十郎も聞いたのか。
[困ったように小さく笑う。]
さっきまで歩き徹しだったんでな、夜まで倒れないように。 弟が帰るのに、自分が倒れてちゃ安心して帰れないだろうからな。
……内心、時が止まればいいのに、と。子供染みた事を思っているよ。別れを受け入れるつもりだったが、やはりすぐには受け入れられんようだ。
団十郎。お前は、海岸を見張るのか?
[仁右衛門との約束を守るのか、と。 かち割り氷を取る団十郎の目を見て言う。]
(177) kuryu 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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そうだな。生きがいを含め、あらゆる物を一平太に絡めていた。 ……昨日の夜の姿は、人には見せられん。
一平太も大人とまではいかないだろうが、もう子供じゃない。 最終的には一人で、なんでも。決めないといけないんだ。 決まりを破るにしても、守るにしても。
一平太の生きる道を、私が縛っては。駄目なんだよ。 だから。私は一平太に選ばせた。好きなようにしろ、と。
[間違っているのだろうか、と俯き、目を細めた。]
……そうか。 それなら。どうか、帰る者の邪魔はしないでやってほしい。 帰るべき場所があるのなら、帰らせてやろう。
(183) kuryu 2011/08/23(Tue) 01時頃
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……そうか。ありがとう。
[団十郎の言葉>>182を聞けば、ふと笑みを浮かべ。 半分溶けて氷水になったものを口に含み、立ち上がる。]
さて。私は見回りに戻るよ。 ……私も、夜には海岸に行くつもりだ。
[それじゃ、な。と、ゆっくり歩き始めた。]
(184) kuryu 2011/08/23(Tue) 01時頃
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―夜・海岸付近の道― [そうこうするうちに夜になり。 気づけば海岸へ向かう道を歩いていた。 祭りの内容なぞ、今年の分は殆ど頭に残らなかった。 もしかすると、夜も祭りに加わっていれば変わったかもしれないが。]
[立ち止まり、空を見上げる。 あの夜もこのような夜空だっただろうか。
あの時は自然と海岸へ歩いていて。 未来から来た彼を迎えに行った。特別な夜だとは思っていなかった。だって、それは"いつも通り"の祭の日だったのだから。]
(214) kuryu 2011/08/23(Tue) 21時半頃
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[だが、知ってしまった今では、あれこそが特別な日。 そして、今日も。]
……。
[口を噤んだまま、再びゆっくり歩き始める。 努めて、いつも通りにふるまい、いつも通りに別れを告げ。 心配をかけぬよう。送り出そう。そのつもりで。]
(216) kuryu 2011/08/23(Tue) 21時半頃
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……一平太。
[振り向いて視線をやれば、弟の姿。]
もう、祭りの方は良いのか。
[事情を知らずに、そんな短い言葉を投げかけた。]
(220) kuryu 2011/08/23(Tue) 22時頃
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[祭りを見ていないと聞けば、少しだけ意外そうな表情を見せたが]
……そうか。
[ただ、短く頷き答えれば。ゆっくりと再び歩き始める。]
でも、見回りと言っても。 祭りのように楽しいものではないぞ?それに……
[それが、お前の最後の思い出になってもいいのか、と。 ……言えなかった。認めてしまうには、少々。気持ちの整理ができていない。]
(227) kuryu 2011/08/23(Tue) 22時頃
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いや、でも……すまない。 見回りがなければ、祭りの方へいけたんだがな。
[でも、それだと見送りもできないのだろう。 何方が良いか、自分には分からない。気を使われ、ふと、小さく困ったような表情で笑う。]
……キカイ? よく分からないが、空に星も月も。ない世界なんて考えられないな。 一平太は凄く遠い未来から来たのかもしれないな。
もし、それが未来だとしたら。辛い未来だろうな。 少なくとも、私はこの時代に生まれてきてよかった、と思うよ。
[逃げ出した、と弟の口から聞けば。 仕方あるまい、と同情を口にするかのような言葉を。]
(243) kuryu 2011/08/23(Tue) 23時頃
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[手を握る。あの時と手の大きさが違うけれど。あの時と同じ感触。忘れていない。]
さて、そんな事。あげただろうか、教えただろうか。 私には当たり前のこと過ぎて、気づけなかったのかもしれないね。
[そう、当たり前の事。人と接することは大事なこと。]
……ふ。
[続く言葉には、小さく笑ってみせた。]
良いのか? でも。お前が決めた道なら。私は祝福しよう。 そして。この時代に居るのであれば、お前の道を見届けよう。
[素直ではない。嬉しいと言えればもっと言葉は簡単になったのだろうけれど。 どうであれ、今日の祭りが終わってもいつも通りの日常が待っているのは確かで。]
(244) kuryu 2011/08/23(Tue) 23時頃
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それじゃ。私も簡単には死ねないな。 五体満足で村に帰れるよう、努力せねば。
[そう言って。見回りを再開するか、と。一平太に囁くように言う。 予定は変わらない。しかし、先ほどと違うのは心内と表情。 どこか、軽くなったように感じた。やはり、心のどこかでは割り切れなかった部分もあったようで。]
(246) kuryu 2011/08/23(Tue) 23時頃
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