人狼議事


239 ―星間の手紙―

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【人】 重層培養 イースター

 ― 故郷≪エデン≫へ帰る船内 ―

[ふわん、ふわん、耳は落ち着かなく浮き沈みし、
外を見ても電光掲示板を見ても、到着が早まることはない。

いつ会うか、という話をあの人がした訳でもないのに、
また会おうの一言を聞いた後、>>5:-64
休暇申請を出して星間移動船に飛び乗っていた。

休んでも特に何かすることが思いつかなかったからと、
申請出来る休日は丸々一月以上は残っていた。
最悪、彼が向かって来るまでどこかに滞在することも可能だ。

エデンに向かう短くもない道のりの間、
ずっと彼からの通信と、昔の声の通信を何度も聞き返す。

お互いが別々の惑星に向かった後、
ルシフェルを通じて通信を行っていたけれど。
一日置きの通信が二日、三日と伸びてしまって、
とうとう届かなくなっていたことを思い出しながら。]

(6) 鯖 2018/04/29(Sun) 15時半頃

【人】 重層培養 イースター


 その頃、なんでしょうか。
 ピスティオさんが事故に遭ってしまったのは。

 お忙しいのだろうと私が連絡を取らなかったばかりに、
 大変なことになってたと気付かないなんて。

 ……いえ、それで良かったのかもしれません。
 だってピスティオさんのことですから、
 事故のことには一切触れないでしまったり、
 忙しくて通信が遅れたとやさしい嘘を吐くでしょうね。

 そんなに私は頼りないんでしょうか。
 弱音を吐いてくれる相手にはならないんでしょうか。

 ───…それとも、

[弱い所を見せたくない、と思って貰ったのだろうか。]

(7) 鯖 2018/04/29(Sun) 15時半頃

【人】 重層培養 イースター


 大体、ルシフェルもルシフェルです。

 過去に送った相手だったのに、
 向こうが微妙に設定をしたからかもしれませんが、
 同じ相手だと気付かないなんて。

[ルシフェルに登録されたナンバーで通信は行われるが、
もしかしたら事故の際、彼のルシフェルは一度壊れ、
連絡先だけバックアップしたものを使っていたのだろうか。

それならば登録ナンバーでの承認が出来ないのも頷ける。
しかし実際はこちらにも不備があった、という顛末だった。]

(8) 鯖 2018/04/29(Sun) 15時半頃

【人】 重層培養 イースター

[ちらりと周りを見ると、終点が近いのか人の姿はない。
これなら通信を録音しても大丈夫そうか。

届いている通信は4件。
昨日届かなかった1件>>5:-5と、いつもの3件だった。]

(9) 鯖 2018/04/29(Sun) 15時半頃

【人】 重層培養 イースター

[その2件を送信すれば、そこで一旦通信を終了する。
水分を摂って、気持ちを落ち着けないと、
またまとまりのない返事を送ってしまいそうだから。

何故エデンに向かっているかを、
落ち着いた態度で説明出来なかったら、
優しい彼は慌てて向かって来る羽目になりそうだから。

同じように別の船に乗り込んでいるとも知らずに、
遠くに見えるエデンの輪郭を指でなぞっていた。*]

(10) 鯖 2018/04/29(Sun) 15時半頃

【人】 重層培養 イースター

 ― あの場所へ ―

[─── 私はひとり、駅に立っていた。

宇宙≪ソラ≫を見上げるけれど、
星の光が差し込む天窓はそこにはなく、金属で覆われている。

持っているルシフェルからは昔の彼の声と、
最近やりとりした通信が繰り返し再生されていた。
昔の声を忘れないでくれ、と彼に頼まれたから。>>5:-63
たまにアルバムの茶髪姿にも視線を落として、また見上げて。]

 通信、送ろうと思ったのにダメですね。
 何を話そうか考えすぎて着いてしまいました。

[エデンに立ち入る人の姿はない。
少なくとも、私の目の入る範囲ではいなかった。

慣れ親しんだ場所ならば危なくないだろうと、
ルシフェルの録音ボタンを押しながら歩いて行く。]

(50) 鯖 2018/04/30(Mon) 02時頃

【人】 重層培養 イースター

[すたすた、足音も軽く最短記録であの場所へ向かえば、
見覚えのある場所に見覚えのない人型があった。>>38
円筒形の胴体に車輪がくっついているその人は、つまり。]

 ……先、越されちゃいましたね。

[ふふ、と笑い声を最後に録音ボタンを押し、
そのまま送信ボタンをぽちりと押した。
遠い遠い星との間は一日掛かってしまう通信も、
この距離ならば、ほんの一瞬で向こうに届くだろう。

宇宙《ソラ》に手を伸ばした彼が気を取られた隙に
出来るだけ音を消して忍び寄り、
真後ろからその細い機械の手を掬い上げる。]

(51) 鯖 2018/04/30(Mon) 02時半頃

【人】 重層培養 イースター


 ピスティオさん、お久しぶりです。
 ……ずいぶんと痩せて縮みましたか、なんて。

[私より小さくなった彼を抱き締めようと、
膝を床に付けて両腕と、頭から生えた耳までも巻き付ける。
体に触れるのは硬く、冷たいボディ。
けれど、動揺する彼の動きや声はちっとも変わらない。

頭の耳はふよりふよりと動き、私は意識を集中した。
あなたが私の熱を感じられるように。
私の柔らかさを感じられるように。

この器官が私の触覚や聴覚を補佐してくれるなら、
ぷかりと浮かんだ脳に直接、干渉できるんじゃないか。
そんな一縷の望みと希望を込めて、腕の力を強めた。*]

(52) 鯖 2018/04/30(Mon) 02時半頃

【人】 重層培養 イースター

[ヒトリナノニ。>>54
── ひとりにはしませんよ。

聞こえた声への返答は握った掌に込めて、
慌てふためく様は懐かしく、胸が締め付けられる。>>55

昔、廊下の角で飛びついた時も、あなたはそうだった。
凄く驚いていたのに決して私を振り払わないでくれた。
あなたには当たり前のことだったかもしれない。
でも、幽霊と間違われた私には嬉しかった。

恩義なんて、些細なことでも感じるものなんですよ。]

(60) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター


 ただいま、です。

[最初は惚けていたみたいだけど、>>56
背中に回る腕を感じればすりついて、>>57
顔が見えるように近付けた体を調節する。

ぴくぴくと小刻みに揺れる耳は、
あなたの声を昔のように聞かせてくれて。
冷たいボディも前のような温かみを帯びたよう。]

 ……よかった。

[ちゃんと会えて。
あなたと再び話せる奇跡に、素直に感謝した。]

(61) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター


 逆転、しちゃいましたね。
 今だけでもおねえちゃん、と呼びます?

 なんて、ダメですけどね。
 私はピスティオさんのことを、
 おにいちゃん、とは思ったことがないので。

[きゅるきゅると動く見慣れない義眼。>>57

でも不思議と声だけで、以前のように表情が分かる。
彼がいつも笑顔だったからかもしれないけれど。]

(62) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター


 楽しみすぎて私からの通信も待たずに来て、
 逆に怖くなっちゃったんですね。

 期待が大きいほど、裏切られたら堪えますから。

 気付かないなんて、まさか。
 ご自分で特徴を言っていたじゃないですか。

 それに……あなたの音はもう覚えました。

[声音は彼を励ますように優しく。>>57
音、というと語弊があるかもしれない。
心音がないから脳からの電気信号のパターンを
耳で感じ取っているだけのこと。

どういたしまして、と返した顔は
ふんわりとした笑みの形に綻んでいた。]

(63) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター


 そういえば、ですよ。
 感動の再会を台無しにするみたいなこと、
 言っても大丈夫です?

[腕の中、少し見上げるような姿勢で聞く。
断られないだろう、なんて謎の確信のもと、
続ける言葉はそれなりの爆弾。]

 あなたの操縦する船に乗って、
 隣で宇宙《ソラ》見たいと言ったの、
 やっぱり何か違うかもしれないな、って。

[申し訳なさそうにしおっ、と耳がへたれる。
だけどこれは撤回でもなんでもなくて]

(64) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター

 ── お膝に乗って宇宙《ソラ》が見たいんです。

(65) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター


 操縦の邪魔になるなら、諦めますけど……
 抱っこ出来ないならお膝かな、って。

 ああ、頭のこれが邪魔なら取りますよ!
 なんならピスティオさんに付けちゃいます。

[ぷつ、ぷつ、と根元で切り離した白い耳を
真ん丸な水槽にぴとっとくっつける。
しばらくすれば彼の脳波を感じて動くようになり
触覚をより感じやすくなるかもしれない。

ただ、外見のそぐわなさはこの上なく酷くて、
ここに誰かがいたら笑い転げてしまいそう。]*

(66) 鯖 2018/04/30(Mon) 13時半頃

【人】 重層培養 イースター



       [ただいま。
               ──おかえり。>>69]
 

(101) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター

[なんてことのない挨拶も、
あなたと交わせばくすぐったくて、むず痒くて、嬉しい。

むにゃむにゃと唇が勝手に動いてしまって、
今日の私はちょっとだけ表情筋が緩んでいるらしい。

彼が神妙に呟いて下の方に眼球を向けるものだから、>>70
追い掛けていけばなるほど。理解した。
つつぅ、と寸胴のボディを撫でおろしながら、
そもそも膝と呼べる部位が見当たらないと言う大問題。

でも、思うんです。
あなたがその体を気に入らないのなら、
使いやすいように作り変えてしまえばいいんじゃないか、って。]

(102) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター

[それは背徳的な考えなのだろうか。
義手や義足の範囲が広がっただけ、と思えばいいのか。

どう受け取るかは全て彼次第。
私がどうこう言える立場ではないけれど、
不安があったら、大丈夫ですよと言える距離に居たい。

どうしてでしょう。
私は、あなたを前にすると我が儘になってしまうみたいです。]

(103) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター

[あまりにも空想に浸っているものだから、>>71
自分の耳を着ける、なんていう暴挙に出たなんてことは、
きっと、ない、とは言い切れないけれど。

その機能はあなたの方が必要だと感じていた。
とても可笑しなことになってしまう外見はともかく。>>72
目を細めれば、そういうファッションだと思わなくも、ない。]


 私は、似合っていると思い……、ません。
 多分色が合わないんだと思います。

 だから、茶色とかのおとなしめに染めれば、


[それなりに熱い語りは耳を外されたことで中断され、>>73
戻された耳はしゅん、と垂れたり、ふわんと浮かんだり。]

(104) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター

[可愛い、とアンタレスさんにも言われたのに、
口角がぴくぴくと上に動いてしまうのは何故だろうか。

もっと言って欲しくて。
でも何度も言われるのは勿体なくて。

離れてしまった彼をじっと見つめていた。
ずっと突いている膝は少し疲れてしまったし、
白い服も埃で汚れたかもしれないけれども。

立ち上がってしまうより、今は同じ視線でいたい。]

 はい。なんでしょう。

[頭に伸びてくる手にふよふよ、耳が動いてしまう。>>74
事あるごとに撫でてくれたあの優しい手。
機械になっても、やはり温かく感じた手をじっと待つ。]

(105) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター


 ええ。ええ。
 私、待つのは嫌いじゃありません。
 待っていたら良いことがあるなら、いくらでも待ちます。

 …………けれど、ごめんなさい。
 しびれを切らしてしまったら、
 私があなたを宇宙≪ソラ≫に連れて行くかもしれません。

[訓練生ってどうすればなれますか、と。>>75
頭を撫でられて猫のように目を細めながら問いかける。

大好きだ、という言葉には照れてしまったけど、
私もですと応えた声はちゃんと震えず、掠れずにいて。]

 だって。
 大好きなあなたと、大好きな宇宙≪ソラ≫。
 私の手で両方掴めたら最高じゃないですか。

[同意を求めるように空いた手を握り締め、笑い声が続いた。]

(106) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター



  ……あの、ピスティオさん。
  さっきの言葉、もう一回言ってくれませんか?

[手を引き寄せながらねだったその言葉は、
私とあなた、そして星の光だけが * 知っている * 。]
 

(107) 鯖 2018/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 重層培養 イースター

[うとうとと船の中で微睡んでいれば、
ぴこん。とルシフェルが新着を音で知らせて来た。

予想よりも早いメッセージに首を傾げ、
けれど内容を聞けばなるほどと納得出来る。

このタイミングで皆がエデンに帰って来るのは、
示し合わせた訳でもないのに、不思議なことだ。]

(112) 鯖 2018/05/01(Tue) 15時頃

【人】 重層培養 イースター

[今エデンに向かう所なんです、とは
何となく言いそびれてしまって送信ボタンを押す。

久しぶりに会えた家族との時間を大切にして欲しいし、
一度に色んな人と会ったら、帰れなくなりそうで。]


 ……帰らない、という選択肢は、
 とってもいいんでしょうか。


[何となくで私物は全て鞄の中。
あの星にある物はちょっとした日用品だけで、
どこか別の惑星にそのまま移住することだって、出来るから。]*

(113) 鯖 2018/05/01(Tue) 15時頃

【人】 重層培養 イースター

[長い長い夢を見たような時間の後、
お互いやることがあるからと彼とは一旦別れ。
それを見計らったようにルシフェルからの着信の知らせ。

『あたしがあんたから逃げた通路で』>>-265
それを聞いてぎくりとしたし、
同時に、私がそうだと知っていても気さくに話してくれる
彼女の優しさに大いに感謝しつつ廊下を歩いて行く。

ふよんふよん、耳が揺れる。
真っ白な光で薄暗い通路を照らしながら一歩、また一歩。

まだ目が慣れておらず、窓辺の人影に気付くのは遅れ。>>126
久しぶり、の声のする方へほんの僅か、駆け出した。>>127]

(140) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃

【人】 重層培養 イースター

  キャンディおねえちゃん!!

(141) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃

【人】 重層培養 イースター

[ぎゅう、と抱き締めれば返って来る腕の感触。
女性にしては力強いそれも、
私からすればとてもとてもうれしいもの。

綻んだ空気と腕の中で、あ。と呟いたのは、
めっと怒るのを忘れてしまったのを思い出したからで。

何でもないですと誤魔化して、
叶うなら膝に乗ったり、髪を弄って貰いながら、>>125
楽しい楽しいがーるずとーくとやらを開催しましょうか。]*

(142) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃

【人】 重層培養 イースター

 ― それはきっと、遠くない未来 ―

[はろー、はろー。
私はステラ=ラスタ=テスラ=イースター。
私は今、大切な人のお膝で空を飛んでいます。>>13

見渡す限り一面の紺碧の海。視線を上げれば爽やかな空。
私の白も染められているでしょうか。
それとも、青に浮かぶ雲のようになっているでしょうか。]

 私も初めてです。

 ……あ、時間があったら、ですけど、
 こっそりどこかに降りて海で遊びませんか?

[この戦闘機もこっそり借りたらしいから、
着陸が出来るかも疑わしいけれど、楽しいことは沢山がいい。
それに駄目だったとしても、またいつか来ればいい。

未来を約束出来るなんて、私はなんて幸せでしょう。]

(143) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

[操縦桿を握る手を見て、>>132
期待するように耳がふんわりと浮かび。]


 ひゃあ!!

 ……わぁ、わぁ、わぁ!!
 すごいですね、流石はピスティオさんです!


[適当な場所に掴まっていれば世界が変わり、回転する。
体に掛かる強烈なGもなんのその。
どうやら操縦士としての適性がある私には、
どれだけ激しい操縦でも楽しいアトラクションのようだった。]

(144) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

[通信をする声もどこか朗らかで、>>133
まるで昔の彼がそのまま戻って来たようだった。
彼自身があまり好ましくないと思っていた機械の体も、
私はこっそり覚えていようと思っている。

だってあれも確かにあなただから。
私が否定してしまうなんて、出来ません。]


 ええ、綺麗です。
 こんなにも綺麗な光景を、
 大好きなピスティオさんのお膝で見られるなんて幸せです。


[ぴこぴこと耳が揺れて、満足げに唇が上向く。
けど、私はもっと我が儘なので。
次は私の運転する船に乗ってくださいねとおねだりをした。]

(145) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃

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