人狼議事


171 獣[せんせい]と少女

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【人】 鉱滓皇帝 モスキート

−ある暗い夜の話−

[町にいる間は、短ければ宿を、取り。
長くいるなら…部屋を、借りた。
そうして、やって来た。何番目かの…町。]

(今夜は…嵐になりそう…だな…)

[夕闇の、空を、見上げて。
ヒナコの背を、押して。見つけた街の、宿へ入った…。


その予想は、日没後に振りはじめた…雨に、証明される。
この、地方では…。
珍しくはない、季節的な大雨。
窓を叩く、激しい雨と、強い、風。

ふと、思い出したのは。
風を操る三人の獣だった。
再び彼らと会うのは、100年後か…。あるいは200年後…か…。]

(94) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[隣りのベッドが、もぞりと。
動く気配に、目を…向ける。
ヒナコは…。
眠れない…、のだろうか…。>>83

続いて落ちた、落雷。

それは。
一瞬部屋が、白くなるほどの…。
間髪入れずに、雷鳴が、轟いて…。

(近い………な…)

窓の外へ、視線を向ける。
今はもう、暗雲たちこめる、暗い…空…。
この雨は…明日も降り続く…だろう…か…?]

(95) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[そう、思っている…と…。

――ボスンッ

と…、宿の古いベッドが、衝撃に軋み、苦情を告げる…。]

 ………ヒナ…コ…?

[じたばたと、暴れるヒナコに、軽く目を…見開いて。>>84
そわそわと、落ち着かないヒナコの、視線が。
窓の外と、私を、往復するのに…。

(あぁ、ヒナコははじめて…なのか…)

と。
大きな雨粒を、叩き付ける窓の外へ。視線を、向ける。]

(96) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ………ローブの中に…?

[なぜ、隠す必要が…あるのか…。
首をかしげる、間にも。
見つめ合う視線は、お願いの色を、強く、宿していた…から。]

 寝る、のなら…。

[そう、答えて。
寝るためにいた、ベッドの中央…から。
ヒナコが入れるだけ、横に、ずれて。
場所を開ける…。]

 おいで…。

[まなびやを、卒業しても。
まだ、こういうところは…。あまえたがりな、少女のままだ…と。
微かに笑みを、浮かべて。
布団の中へ、招き、入れる。]

(97) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 ………さっき。

[横になった、ヒナコの、頭を撫で…ながら。
質問に、答えていなかったのを…思い出して。

外さない…黒い革の手袋。
その、指先を…宿の天井へ、向ける。]

 光ったのは…。
 雨雲の中に、いる。光の精霊…が……。
 踊りに夢中になって、うっかり…落ちた、からだ…。

[すぃ…っと。
指先で、円を描いて。天井に、外と同じ、黒雲を描く。]

(98) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

ゴロゴロ、ゴロゴロ…

[鳴る、雷鳴の、音。
雲の中が、不意に、光って。

絵本から、飛び出したような…。
小さな、妖精が…。
光りの帯を、引いて。飛び出して…くる。

もちろん。
それは全て…幻想…で。
外で光る、本物の落雷とは、異なる…けれど。

黒雲から、落ちた精霊が…。
ヒナコと目があって…]

(99) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

『………てへ』

[まるで、悪戯のみつかった…。
ミツボシか、コリンのように、笑った。

ばいばい、と。手を振り、精霊は黒雲の中へ、戻ってゆく。

再びゴロゴロ…と。
鳴りはじめた雷雲は、ゆっくりと薄くなって…。
遠ざかり…、静かに消えて、行った…。]

 初めの内は…
 恐ろしい…かも、しれない…。
 そのうち慣れる…だろうが。
 慣れないかも、しれない…。

[最期まで、雷を怖がる、少女も…いた。
だから、怖いままでも…べつにいい…のだ。]

(100) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 雷が、怖ければ…。
 私のもとへ、来なさい。
 光も、音も。
 ……全て、私が遮ってあげよう…。

[ローブの中には、なにがあるの?

満点の星空

七色の架橋

柔らかな風

静かな歌声

温かな体温

空っぽの、その、場所に。
あるのは小さな…小さな世界、ひとつ。*]

(101) souya 2015/10/18(Sun) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 そう…だな…。
 ………だから、怖がるのは、いい。
 でも……嫌わないで、やってほしい…。

[悪気は、ないのだから…と。
悩むヒナコの。
ミルクティー色の、髪を、躊躇いがちに…撫でて。>>127

恐がることは、悪いことでは、ないのだと。
言って聞かせれば、ヒナコが応える、最中に。
また、黒雲から落ちた、精霊が、夜空を白に染めた。>>128

 ………?
 ヒナコ……?

[素早い動きで、ローブの中に潜り込む、ヒナコに。
本当に…怖い、のだな…と。
大人ぶる…、物わかりのいい、ヒナコに。
少女らしい、幼い一面を見た、ようで…。]

(148) souya 2015/10/19(Mon) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[微笑ましく、思いながら。
不自然に膨らんだ、温かい、その、場所を。
ゆっくりと、撫でる。]

 ………―――――

[唇から漏れたのは、歌とも言えない。
歌詞のない、微かなメロディ…。

それでも。
ローブの中に、くるまって、眠るヒナコに。
ヒナコの、夢が。
少しでも…穏やかなもので、あるように…。

三度。
窓の外が、白に染まり…。
見つめた、暗雲の、向こう…。

暗い空に、見覚えのある金色の獣を…見た、気がして…。>>-281>>130

(149) souya 2015/10/19(Mon) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ………………。

[別れてから、随分、経つはず…なのに。
変わらない彼らに…小さく、笑みをこぼす。

眠ったヒナコを、確かめる…ように。
静かにローブを、めくれば。
すやすやと…寝息を立てる、ヒナコが、いて。

襟元から覗く…。
いくらか薄く、なった…。
余命を示す、羽根のような、痣の、存在を。

隠すように…そっと。
乱れた襟元を整えた。*]

(150) souya 2015/10/19(Mon) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

−ある旅の空−

[あの夜……。
ヒナコが、初めて雷を見た、夜から…。

雷雲や虹、光の精霊…を。
創造することに…夢中になった。>>139

街で黄金の四脚獣と、その背にまたがる、少女の噂を聞いたから。
特に…だろう…。
気のせいか…。
ヒナコの創る、光の精霊…は。
コリンにとても、よく、似ていた…。

まなびやのあった、裾野の町から…離れる、ほど。
人の中から、私達獣の存在が、感じられなく…なる。

彼らにとって、獣とは…。
物語や、伝説の中の…存在となりつつ、ある…のだろう…。]

(175) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[だから…だろうか。
立ち寄った、村の子供に。
ヒナコが見せた、七色の光や、幻想の花畑を…。

どうして消えるのかと、尋ねたのだ。>>140

それは…。
私からすれば、当たり前の…こと…。
持って生まれた、そういう力…なのだと…。
生まれたばかりの動物が、自然と立つ、ように。
無力な赤子が、産声とともに、呼吸を始める…ように。
はじめから、そうあるものと。
そういう、ものであると…。

それと、同時に…。
なぜ創造したものを、留めておけないのかと言ったヒナコの問い。
それを。
今まで、何人の少女たちが…尋ねただろう…。]

(176) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ヴェラのように、岩や土を、操り…。
大地に眠る、輝石を呼び起こす、ことも…。

風化の力を、持つ。オズワルドのように…。
生まれたばかりの原石を、磨くことも…。

パティシアのように、植物を育む…ことも…。
エフのように…、誰かの傷を、癒すことも…。

どれも、私にはできない…ことだ…。

誰も、見たことのない、ような…。
大粒の赤色金剛石に、金の装飾を施した首飾りを。
創造する…、ことは、できる。

石畳の街を、緑の若木で覆い、尽くし。
花の雨を降らせる…ことも、できる。

餓えた者に、パンを。病に苦しむ人に、癒しを。
与えることも…できる。]

(177) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ただしそれは、全てまやかし…。]

(178) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ひと時の幻想。
虚構の現実。
辿り着くことの、適わない、蜃気楼…。

私の力は…、何も、なにも、残さない…。
目を、背けただけで消えて…しまう…。]

 ………ヒナコは…。

[私は今、どのような顔を…、しているの、だろうか…?
なんの、表情も浮かべていない、のなら…。
主である少女を、悲しませるような顔を、しているのなら…。

いっそ。
感情のない、白い頭骨のままで…。




            居たほうが、よかった…。]

(179) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 ヒナコは…、私の力が…。

 いとわしい………か………?

[自らの、影で。
ヒナコの小さな、身体を飲み、込みながら…。

見下ろす、瞳。
神木から生まれた、穢れない、少女の瞳…は。
この世のどんな鏡よりも、嘘や、偽りなく…。

私という。
獣の異常さを、映し出すから…。]

(私は…。君たちの、無垢さが…)

(この世で一番、恐ろしい…)

[人々に、伝説の世界へ追いやられる、事よりも。
死を迎え、千々に砕け、散る…よりも…。*]

(180) souya 2015/10/19(Mon) 20時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

「モスせんせいのいうとおりにしかこのちからを使わないもん!」>>191

[そう、叫んで…。
駆けだして行く、ヒナコの背中を…。

…引き止めようと。
声を、出すことも。手を、伸ばすことも…できない、まま。

見送り…、その場に残ったのは、私と。
ただ、苦い後悔…だけ…。]

 ………あぁ、そう……だな。
 わかって、いる…さ…。

[立ち尽くし…。
黒い皮手袋をした両手で、顔を覆う。
視界をとざせば、この目にはもう、なにも…映らない…。

だからこそ…、聞こえる、声がある…。]

(210) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ――― スノウ ……。

[懐かしい…。
もう、二度と…。
私の鼓膜を、震わせることのない、彼女の声が響く。

夜の間に降り積もった、雪の…ように。
どこまでも、真っ白だった、彼女。
その儚い外見を、裏切る様に。
活発で、明るくて…。

共に過ごした、7年間。
私の手を引き、ながら…。数歩前を、前だけを、見て。
まっすぐに駆け抜けた、彼女の怒った顔が蘇る。]

(211) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 ―― とんっ

[大人よりも小さな手が、蹲る背中をひとつ、押した。

まるで、早く行けと…。
放っておけば、この場に根を下ろして…。
そのまま、樹にでもなりかねない…私を追い、たてるかのように…。


  ふたつ、みっつ…

  ななつ、やっつ…


次々と…、たくさんの少女たちの手が…背中を押して。
早く、ヒナコのあとを追いかけろと。]


 ……………そう……だな…。
.

(212) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 分かってる……。

[顔を隠した、まま。
膝をつき、背を丸めれば、黒いローブが全身を隠す。


――― ざわり…


空気そのものが、揺れる気配。
編んだ布が毛羽立ち、長く伸びて、獣のそれに変わる。

人の姿を、失って。

なにを…選ぶのか…。

もう、見えないほど遠くへ行ってしまった…
ヒナコを探し出せる鼻を。
泣いているなら、その声を拾う耳を。
どれほど遠くに居ても、すぐに駆けつけられるだけの、足を。]

(213) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[立ち上ったのは、黒い毛並みの。
犬と呼ぶには大きすぎる、狼に似た一頭の獣。
静かに開いた瞼の奥には、変わらない蒼の瞳。

獣は、ぶるりと身震いをひとつすると。
耳をそばだて。
風の中に残る、花の残り香を追って…。

地を蹴り、まっすぐに走り出した。]


(この力を…厭わしいと思うのは、私自身だ…。)


[それでも、言うべきではなかったのだ…。
主である少女に…。

………いや。

ヒナコに、あんな言葉>>191を、言わせるぐらいなら…。]

(214) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[名を奉げ、この身と力の、全てで以って。
ヒナコの命が尽きるその瞬間まで、仕えると。

そう、誓ったのだ…。

だからこそ。
伝えなくては、ならない。

私の力を使うことを、ヒナコが、躊躇う事は、何一つないのだと…。

例え、今はまだ、拙くとも。
ヒナコの咲かせる花を見る、ことの方が…。

今の私には、何よりも大切…なのだから…。**]

(215) souya 2015/10/20(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[風の中に残る、微かな花の香り。
花屋の主人から、手伝いの礼に譲り受けた、鉢植えと。
途中に寄った町で、買った。大きな球根…。

植えれば。
次の冬には、花が咲くだろうと。言われたそれは…。


  《スノードロップ》
     待雪草



やがて、視界に飛び込む。
残り香のような…

赤い花の、道しるべ…>>252

(300) souya 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[白と、赤の。
花の気配を、追って。

辿り着いたのは…街の、図書館。

建物の中なら、犬の姿のままは…まずいと…。

人の目の、ない場所を探して。
周囲を見回すうちに……。]

 ――― ヒナコ ……。

[ようやく、見つけた。
建物脇の、茂みに隠れたヒナコの姿に…安堵する。>>254

(301) souya 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[とっ、とっ、とっ。

四本の脚の、まま。
普段の何倍も、軽い足音で、石畳を…鳴らし。

ヒナコの前で足を、止め。
背を伸ばし、行儀よく座る。]

 ………… ヒナコ。

[呼びかける。
ヒナコの腕でも、伸ばせばすぐに、届く距離で。]

(302) souya 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ……最初に、謝らせて…欲しい。

 私は…。
 確かにこの力を、あまり好ましくは思って…いない。

[なんだってできるが、何一つ、残すことのない…。
私の力…。]

 だが…。そんな力、でも。
 ヒナコがいいと、思うのなら…。
 君が、望むとおりに使えば…いい。

 私が厭わしく思う、ことと…。
 ヒナコが力を、使うことは…。
 まったく、別の問題なのだから。

[だから、私のために…。力を使う事を、止める必要は…ないのだと…。]

(303) souya 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート


 ………それに…。

[はたり。
黒く長い尾が、石畳を掃くように、一度揺れる。]

 私は…。
 ヒナコが沢山の、花を咲かせるのを…。
 見るのが好きなんだ…。

 ヒナコが、いくつもの幻想を、生み出すのも…。
 それを見た、人間たちが笑顔に、なるのも。
 彼らの輪の中で、ヒナコが笑うのも…。

 だから、どうか…。
 私の為に。
 私からその喜びを、奪わないで、くれないか…?

[そうなれば、本当にこの、力は…。
私にとって、意味のない、疎むべきものに、なってしまうから…*]

(304) souya 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[犬の姿でいる、今は。
行儀よく待ての姿勢で、座っている…限り。
すっかり立ち上ったヒナコの方が、幾分背が、高い…だろうか。

考える…よりも。
先走る感情が、そのまま、言葉になっているような…。

そんな、ヒナコの言葉を。>>311
聞き漏らさない…ように…。
立てた耳を、震わせながら。
じっと聞いていた…せいか。

飛び込むように。
伸ばされた手に、反応が…遅れて。]

(330) souya 2015/10/21(Wed) 00時半頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[首元に埋まる、ミルクティー色の髪と。
胸元から香る、甘く、控えめな待雪草の香り。

縋る様に、ぎゅっと抱きしめて来る腕は。
自分と比べれば、驚くほど細く、頼りない…のに。

私の、全部がだいすきだと…。
そう言った、ヒナコの言葉に…。

自分がどのような、獣であったかさえも…。
忘れるほど長く、生きておいて…。
本当に情けない話しだが。

何かが、赦されるような、気がして…。

温もりが、離れてしまう前に…。
撫でられない前足の代わりに、頭を摺り寄せて蒼い目を細めた。]

(333) souya 2015/10/21(Wed) 00時半頃

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