人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

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視点: 人


【人】 鳥使い フィリップ

―古城・一室―

[ヨナが、フィルには見えないラルフと話をしている間。
 ただ静かにそこにいた訳だけど。

 『町を出る』

 そう聞こえてゆっくり視線を上げた。
 一瞬影が過ぎったように霞む視界に目を瞬けば、それは消え。]

 ……――行きたいのか

[そう、皆が皆、死んでく訳じゃない。
 けれど、外と死はかなり、イコールに近い。

 でも、

 ……それも当然の帰結なのかも知れない。]

(3) 2010/07/23(Fri) 07時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ヨナの心(きかい)が壊れて、もう彼岸にいっているのか、
 ラルフの体(きかい)が壊れても、まだ此岸にいるのか、

 解らなくなる静かな時間を、異形の声を遠く聞きながら。]

 ……どっちにしろ
 ここはもう、良いな

[死を紡がないのが、本当の意味で答えなら。
 ラルフの、遺体との面会はもう終わりだ。]

 戻って、考えると良い、……どうしたいか

(4) 2010/07/23(Fri) 07時頃

【人】 鳥使い フィリップ


 大概の場合、

 ……どうやっても、大丈夫

[細めた目は猫のよう。

 ヨナが部屋を出るならぽふと頭を撫でて。]

 決まったら、後で
 良ければ……教えて

[きっとあいつが待っていて、迎えに来てくれるんだろうって。
 そう、思おうとして**]

(5) 2010/07/23(Fri) 07時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 07時頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>8

 ……――そ、か
 そこ…見えるんだな

 ヨナには、……いや

[心が先に壊れた人間を何人も見て来た。
 死者が生者を連れて行くのも。]

 何でも、ない

[送り出した数は、

 計り知れない。]

(13) 2010/07/23(Fri) 09時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―廊下―

[ラルフを寝かした部屋を出てすぐの事。
 不意に現れた小さな異形、ついこの間の百目蛇を思い出す。

 アンティークの腕時計、飛蝗鼠からヨナの手に移るのを。
 マーゴに刃物を振り上げて、苦しんでいたのも思い出す。
 ヨナがベネットに話し掛けるらしい様は、ラルフの時と似て。

 ……彼も死んだのか?

 けれど何故、ヨナにはそれが解るのか。

 手首に巻かれる時計はずっと大切にされて来たのだろう。
 こんな世界でも歯車(しんぞう)が止まらずに動く。]

(30) 2010/07/23(Fri) 12時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>24>>25
[振り返ったヨナの眸は。]

 …………――ん

[虚を突かれる位の透明さで。
 狂気に濁っては見えないまま、今にも儚い。

 生きてくれているなら、と、本当に願ってしまうのは。]

 俺は
 ちゃんと生きてるし
 ……生きるよ

 最後まで生きる、
 覚悟をしたから

(33) 2010/07/23(Fri) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>31>>32
[思わず零れた『死』の言葉に、自分ではっとするけど。
 彼女はそれも、静かに否定する。
 ラルフの遺体を前にした時と違って、静かに。
 左右でちぐはぐな眸を見る。]

 ヨナにも、ラルフにも、ベネットにも、生きて

 ……――生きて、しあわせになって、欲しい

[願いは変わってない。]

(36) 2010/07/23(Fri) 13時頃

フィリップは、銃声に弾かれたように顔を上げる。

2010/07/23(Fri) 13時頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>38

 ……そうでもない

[いつかのように、存外さらりと首を振った。

 今も生きてしあわせになって欲しい、これは本当。
 同時に、彼らは死んだのだろう、と思っているのも事実。
 両方そのまま抱えている。

 ふと、誰かがこちらを見たような、気もしたけど。

 シィラの危機に反応するのはヨナの方が早かったか。
 追って自分も向かい、目を撃たれた異形を見付けるだろう**]

(46) 2010/07/23(Fri) 15時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 19時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 22時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―回想―

[銃声は何度も、辿り着いた時には、シィラは目を血に染めて。
 異形に駆け寄るヨナを止める手は届かなかった。]

 待、今近付っ……〜〜〜!!

[劈く狂声に思わず耳を塞ぐ。
 ろくに休んでいない身には相当効いた。
 周りの音が聞こえなくなる中、シィラはヨナを連れ去った。
 少しふらついて、立ち上がる。]

(93) 2010/07/23(Fri) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[額を押さえて顔をしかめて、くらくらするけど歩き出す。

 廊下で、伏したマーゴを見付けた。
 必死に伸ばしたような腕、表情は幸福そうで。
 近くに、楽器が落ちていた。]

 ……今は、これだけ、ごめん

[その楽器を彼女の傍に引き寄せる。]

(97) 2010/07/23(Fri) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[向かったのはエントランス。
 小さな布の包みを大事そうに拾い上げる。

 それから、台所だった場所に引き返した。
 小瓶と布包みを無事なテーブルに置く。

 ……後で、忘れず取りに来る。

 頭の中だけ呟いて、そこから立ち去る。]

(98) 2010/07/23(Fri) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―現在・中庭―

[それから、どっかに置き放していた銃を拾って来て。
 耳の回復が解るように、音のする場所で休もうと思った。

 ここに来ると、やっぱり景色を見詰めてしまう。
 ただ単純に、異形の樹と澄んだ泉が寄り添う光景が好きで。

 初めて見入った時にはヨナがいて。
 ついこの間見た時には、二人がいた。
 たいていの時は、誰か水を求める人がいたように思う。
 今も随分、人が居るような気がする。]

(99) 2010/07/23(Fri) 23時頃

フィリップは、樹に寄り掛かる。まだ周りは静かだ。

2010/07/23(Fri) 23時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[シィラの血が毒でなければ良いが、そうじゃないなら。
 ヨナをシィラから離さないと危ない、と思う。
 ……彼女達の思いがどうか、解らないから少し迷う。

 梢から雫が落ちるのが見え。
 くまの顔を背負ったやどかりが視界の隅を過って消えた。]

(101) 2010/07/23(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>100
[コリーンに視線を向ける。]

 ごめ、まだ少し

[耳が痛い、と指で示した。
 近くの葉擦れが、意思があるみたいに揺れて聞こえる。]

(103) 2010/07/23(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[外は異形の蔓延る夜。
 耳が使えなければ、周囲の警戒もままならない訳で。
 出るに出られず、少しもどかしい。

 ヨナが、生きてると言ったラルフやベネットは、今も彼女の傍に居るんだろうか。]

(104) 2010/07/23(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[梢はさらさらと揺れて、

 『……追わないの?』]

 ……解ってる
 あと少し、ちゃんと聞こえ……

[はたり、目を瞬いた。
 今の声は誰のだ?]

(106) 2010/07/23(Fri) 23時頃

フィリップは、コリーンの口の動きに頷いた。

2010/07/23(Fri) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[建物に囲まれているからなのか、風は感じない。
 周りにいる人達の言葉の代わりに、樹のさわめきは聞こえて。]

 ……

[それが誰かの声と同じに感じる。
 その事に気付いて少し戸惑った。]

(108) 2010/07/23(Fri) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …………何?

[辺りを見回すけど。
 ぽつりと問う。]

(109) 2010/07/23(Fri) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ひらり、落ちた葉を目で追って。
 一瞬映った姿に目を丸くした。
 息を吸って吐く。]

 ……解った

[不思議と、声はすとんと落ちて、言われるままに水を汲む。]

 行って来る

[そう言い残して走り出した。]

(110) 2010/07/24(Sat) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―見張り塔へ―

[ちゃぷ、と運ぶ水がはねる感触。

 夜闇を走ってどの位掛けたか。
 自分が塒にしていた塔を一瞥してから、内階段を上がる。

 最上階に近付けば、気配も解るか。]

 ……ヨナ

 シィラ?

[掠れた声で呼ぶ。]

(113) 2010/07/24(Sat) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 いる、よな

[小さな部屋に潜り込んだシィラの隙間を伺う。 手負いの獣にしては、静か過ぎて不気味でもあり。

 微かに聞こえた言葉に、正直に伝える。
 ヨナの声も弱っていた。]

 ……これだけ撃たれたら、もう助からない

[彼女の体は引き出せるだろうか。]

(117) 2010/07/24(Sat) 00時頃

フィリップは、ヨーランダを中から引き出そうと、手を伸ばす。

2010/07/24(Sat) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[シィラが呻く。
 伝わりはしないだろうが、声を向けた。]

 ……駄目だ

 これ以上、ヨナを縛るのは

[腕を掴み引く。
 彼女の身に力が入ってないのは、重みで解った。]

(120) 2010/07/24(Sat) 00時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/07/24(Sat) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ヨナの体をシィラから離して、壁に凭れさせた。]

 ……――お前も、行きたいとこ、行くんだろ
 もうちょい、頑張れ

[顔や髪、手を拭いてやり、水を与える。]

(124) 2010/07/24(Sat) 00時半頃

フィリップは、彼女の手首の時計を見る。

2010/07/24(Sat) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 あぁ

[名前を呼ばれたのには、小さく相槌を返す。
 とんとん、と軽く手を揺すった。]

 ……これ、自動巻…か?
 大丈夫……ちゃんと、動いて、から
 心配しなくて、良い

(126) 2010/07/24(Sat) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

……っ、おい、ヨナ

[激しい嘔吐が始まった。
 吐瀉物が喉に詰まらないように支える。]

(127) 2010/07/24(Sat) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[体中の水を失って行くヨナに向けて。]

 ……泉は、あるよ

 大丈夫、ちゃんと
 なくなったりしない

(133) 2010/07/24(Sat) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ


 ……――お前も、もう

 休んで良いんだ
 

(134) 2010/07/24(Sat) 01時頃

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