人狼議事


146 demi-human... 『亜人の住まう街で』

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視点: 人


【人】 測量士 ティソ

― 回想/3d時 ―

 ―― 群れて纏わりつく蟲ほど、面倒は無いからなあ

[ >>3:66空に嗤い、聞き返されへん事に快さを覚えては
 全く悪びれる素振りなどなく 小さく頷く
 心非ずの男の気は 目敏い半狐と言えども気付くことはない]

 そお…、 か

  なら、小生は往かせてもらおかな

(9) 雨京 2015/01/16(Fri) 00時半頃

【人】 測量士 ティソ

[ 過ぎてゆく娘の想いなど知らない、
  そもそも気付こうとなどしていなかったのだから。

 >>3:67どこか含みの残る狼のことばは聞こえないフリをして
 去る、赤衣の背をぼんやり見送りゃあ

 『気ぃつけやあ』なんて 柄でもない言の葉と
  ひらり、手を振り 下駄を鳴らし、白狐を追う
  その時にゃあ まだ、少女は通りで嗚咽を残してやろか>>52]

(10) 雨京 2015/01/16(Fri) 00時半頃

【人】 測量士 ティソ

 ― 数日後 / 東・『Snowlia』―

 ……調子ええのう

[ 鳴る鈴の音を聞きながら、去る人の背を見つめる
  さんざ、道楽で打ち捨てられていた細工たちが
  大切に手に取られていくのは、不思議に思えた 

 それでも 、己が半端に揺れる存在なんは変わらんで
 ただ、憎悪と嫌悪だけで生きていた小生は

 行き場を失くしたかのように ただ、惑うていた
  この、鬱々とした気持ちはどこぞ晴れんまま。 ]

 ( 噫、 なんやろなあ )

[ このまま、 ひとり 春に雪が溶けるように
 いっそ、消えてしまうのも悪うないんやろうか
  くつり嗤うて なんとはなしに
  ふらっと店も締めずに戸を開き、街へ踏み出した ]

(38) 雨京 2015/01/16(Fri) 17時頃

【人】 測量士 ティソ

 ― 別日・東/出入り口近辺・不死身の男を探して ―

 ……居らんか、の

[ からり 下駄を鳴らし
  探す姿は あの目立つ、爛れた半身を持つ男

 懐から取り出そうとしたあのヒトガタは
 取る前に炭のように ぼろり崩れて

  ‟元凶”となった引き金に会おうと、数十分
  そんなもんで会えるわけのうか と

 ふう と溜息を吐く、
  こんな所に来たのは 罪悪か それとも、分からぬが]

(64) 雨京 2015/01/17(Sat) 00時頃

【人】 測量士 ティソ

― 東方:出入口 ―

[人通りに彼を見つけられず 諦めてゆこうか
 立ち上がろうとした、そのとき

>>65馴染みのある声がして 肩を震わす
 探してた音をいざ聞けば 噫 、 ]

 ( ……なにしにきたんやっけ )

[ 結局、会ってどうしよか 考えてへんかった自分に気付き
 苦味を隠しきれぬ微笑を携えたまま
 ただ近付く足音に 耳を澄ます

 小走りで近付く彼は どこか数日前と同じ光景のようで
 けれど何処か今迄と違う気がして 少し薄氷を細めた ]

  …噫、ワクラバはん 、やから心配無用やて
 ―― それに、すこうし 汝に会いたい思うて な

(66) 雨京 2015/01/17(Sat) 01時頃

【人】 測量士 ティソ

 ―東方出入り口:不死身の男と―

 ―― はは、それは残念や

[ >>89くく と軽薄に嗤う顔は上辺
 ‟会わなければいけない”ようで‟会いたくない”
 
 天邪鬼がゆらゆら、 狐の中で惑う
 小生よりも濃い ‟影”の持ち主を前にして
  気付いとんのかは知らんが 少なからず

  ‟怨み”を 宿す
 ―― 宿していた ― のは 濁りは違えど同じ 
 
  ただ 其処に ‟あの闇”に触れて
   すこうし こころが痛むような、 ]

 ……会って なあ
 なあんも 考えとらんかったし どうする気もあらへん

(95) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃

【人】 測量士 ティソ


  ただ ほんに‟影”に呑まれるべきは

     …… 小生やったんやろうなあ て

[ 情のない 造りもののような 微笑を浮かべ
 昏さを宿す双眸を一瞬見れど 視線を自ら逸らした ]

   恨んでへんか 聞いたんはな

  汝を拾うただけやないんよ

   汝の村を 燃やしたんは 小生や

(96) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃

【人】 測量士 ティソ

[ それも 戦中で仕方なくやない
 ‟影”のような 肥大した、紛れもあらへん悪意
 怨恨の積み重なった 自棄になった、捌け口や

  ―― 背けた顔は ぼんやり 足元へ
 口にはせずとも どこかやましさがあるのはバレるやろか
  それでも 合わす視線など ないんや

    この前に 立つ資格すら

ただ張り詰めたものを吐くように
   狐は ふ、 と息を零した  *]  

(97) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃

【人】 測量士 ティソ

― 蜥蜴と会ってから更に数日/『snowlia』 ―

[ 手に乗せて 弄ぶは
 雪のような 白い山茶花の精巧な花細工
 式の白狐と 同じ 真白のいろ

 沈黙したまま 放り投げてまおうか なあんて
  睨めっこを暫く続けたものの 机に そ と置き ]

   …… ―― 、

[ 狭い路地から入り込む 隙間風は賑やかしい
  変わらんようで 確かに変わったのは 
   どこまでやろうか

 ぼう と 見知った顔が来ることを待っていたことに
  狐は、 到底気付く由もない * ]
 
  

(98) 雨京 2015/01/18(Sun) 16時頃

【人】 測量士 ティソ

― 不死身の男と ― 

 はあ 恥ずかしゅうもなんもあらんやろに

[ 結局影に呑まれんかった故にその言葉の意味は分からんで
 もっとも その‟感情”が露すると知れば
  噫 小生のちっぽけで 醜い感情を見せる
  そう考えりゃあ 理解も出来たんやろうけれど

 ただ くすくす と袖で隠して 密やかに嗤うだけ 
 >>101滑らかでない言葉に、すこうし 更に視線が沈む

  言の葉がないのが 逆に きゅう と締め付ける
戦ぐ風は、 背の羽織を揺らめかし まるで悠久の如く]

   …… 、

[ 次いだ言葉は 軽うするもんやなく
  むしろ 重石が積み重なるようやったけれど
  再度の静寂を 薄氷は地を眺め続けるばかり]

(104) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃

【人】 測量士 ティソ

  ( 事故 やなんて、 )

[ あの色濃い影より 赤は命を奪う
  ―― 目の前の男の爛れた皮膚は、 罪の証

  幾度の亡骸には 氷のように感じやせえへんのに 
   生者に 死ねない男に刻まれた その火傷
 それが 己の心を炙るような 情を抱くのは何故、]

[ 不意に 地と己の間に伸ばされた手に驚き

  目をまあるくして
    はっ と背けていた視線をまっすぐに]

  ……、

 …… ふ、 ふふ、

(105) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃

【人】 測量士 ティソ

   仲直り いうんも なんか違うやろ
   ―― 赦してもらう ことなんか、あらんもの

[ 伏せがちな睫毛を暫く微動にさせていたものの
  どこか その不器用じみた ひとの温かさ、
  それに 可笑しいような うれしゅうなるような、

  先程とは違う種の 弧を口許に描き
   長久く生きれど 心は止まった刻

   己のこころも ひどく 稚拙で不格好やったけれど
   すこうし 躊躇うように 手をみつめ 

 『ええのか』いうように じ と眼をみつめるも
  自ずから ふるり 首を振るい その手を取る ]

(106) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃

【人】 測量士 ティソ

……なんや いうたらいいんか

 仲良う とも言わん 言えんけど
‟似たもん同士” … たまに会ってくれたら嬉しゅう

  なあんて、 都合ええかの?

[ 困ったように アイスブルーに月を浮かべれば
   掴んだ手に 柔らかな圧をかけた *]
  

(107) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃

【人】 測量士 ティソ

― 暫く後の噺 ―

[ 不意に 隙間から入り込む 獣のような香
 脳裏に 彷彿とするは、月影のような黒髪の、

  戸へ首を向けると 
   >>103凛 と鈴が鳴るは同時

 見覚えのある 人の形をした 狼の姿 ]
  
  ああ アルゼルドはん
  …見つかってもうたか 、

[ 冗談っぽく くつくつ、端から零して
  『いらっしゃい』 と 椅子から立ち上がった*]

(108) 雨京 2015/01/18(Sun) 18時頃

【人】 測量士 ティソ

 ― 不死身の男と ―

 なあんや それ

[ >>109キッパリ言われれば、それはそれで

 ぱしぱし 瞬いた 後に
  ゆるうく 小首を傾げ じとり 
  その言葉の通りなのに ちょっとだけ なんでやろ
   ――― 蚊帳の外にされた 子供の気分 ]

 …… それでも、 

 ( 小生の業やから )

(111) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃

【人】 測量士 ティソ

[ 恨んでない 言われても 引け目は変わらん 
  でも それは ええ 、と内に仕舞い
  こころの中だけに 留めよう 

そう、瞼を伏せて 握る手は 温かい
  『良いんじゃないですか』 という言葉に
  そこで ようやく 水から掬われるような感覚がした]

   …… そう、やね

(112) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃

【人】 測量士 ティソ

[ 反復された言葉に 毒気が抜けたように
  ちいさく 頷いて 、
 
  その ガスマスクの奥の口許は見えぬど
   満足そうに頷く それだけで、

 人の混じりし狐は 永久には生きられぬ
  それでも 似通うた存在と ‟友”となれれば
   行き場のない心も 留まりを示すようで ]

  あらためて よろしゅう な

[ ―――― 少し擽ったげに 微笑んだ * ]

(113) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃

【人】 測量士 ティソ

[ 茶化しを返したあと なにかの気を逸らすように
 >>114店を彩る細工を見渡す狼をゆるり 視線を追い

 すこうし 首を傾けながら、
  褒められれば やはり慣れんけども
  薄氷を細め 袖を寄せる ]

  ありがとさん 、ほんま大層なもんはあらんけど

[ 机の上の山茶花に視を落ろし そ と触れながら
不意に変わる話に見上げれば 赤がこちらを向いていた]

  …… まだ、なあんか 夢みたいにふわふわしてて
   慣れんもんやね ざわついとる

[ 静に聲を落とす、
 その様は何か憑きもんが落ちたような、

  それでも まだ完全に整理がついたわけやない]

(118) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃

【人】 測量士 ティソ


[ ―― 怨嗟や 取り残されてきた疎外みたいなもの
  人の温かさに触れ始め 雪のように融ける
   その感覚に未だ慣れず 戸惑うばかり

  僅かばかり その睫毛が下を向くのを見れば
   噫 また 彼も同じなのやろうか と

    半狐は 閑に 眺めるばかり * ]

(119) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃

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