人狼議事


206 “ J ” the Phantom thief

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視点: 人


【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 ―――――――― ……、
    どうもあっしの目は節穴だった…ようですネ

[ "スイッチ"を指が押し込もうかという刹那。
 何かが弾けるような音と共に照明が全て消えた。>>#0 ]

       [ "彼"の姿は目に付く場所にあった。
         …ならば、"彼"はJではない、と。
         つまりはそういうことだ。
         男は怪盗を見つけることが出来なかった。 ]

 [ パリンッ ]

     [ 男の伸ばした手は手近なグラスを握り潰した。
       慌てる声など>>0聞こえては来なかった。 ]

 やって――くれましたねぇ。

[ 煮え滾るような怒りが男の心を占めていた。 ]

(48) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ 怒り。 ]

   [ 湧いて出たものに名前をつけようとするならば、
    まさにそれは怒り、憤怒とも呼ぶべきものだった。 ]

 …アア、下らない"契約"をしていなかったら
 ブタ箱に押し込めるよりもっといい最期をくれてやったのに。

[ Who is the “ J ”...? ]

      [ その答えを男は持っていなかった。
       そして、誰かが怪盗を見つけたとて>>-20
       それを男が知ることは……ない。 ]

[ 意図的に作られた帳が全てを覆い隠してしまったから。 ]

  …………残念ですネ、レディ。
   どうも、アナタとの約束は守れないらしい。

              [ 真実も、この男の独り言も――そして。 ]

(49) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 『 …時間ですよ、ミスター・フライデー。 』

[ 闇に紛れて話しかける"協力者"の声すらも。 ]

       エエ、よぉくわかっておりますさ
        ただね…あと少し時間を貰いますぜ

 何しろ、もう一つの約束を
 反故にするわけにはいかないもンですからねェ

[ 男はそう言うと、
 数分だけだと念押しする声に背を向けて
 とある人物を探してふらりと歩き出した…。 ]

(50) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ 何故貧民街出のモスキートが刑事にまでなれたのか。
 それはこの"協力者"あってのことだった。

 本来、警視庁(ヤード)の刑事というのは
 身元が確りしている人間でなければなれない。
 姓名すら不確かな…況してや偽名を通称とするものが
 就ける職業ではないのだ。

 …ただし、有力な人間の推薦があれば?
 そうとなれば話は別だ。

 例え名前が胡散臭かろうが、見た目が胡散臭かろうが、
 コネさえあれば刑事になれる。
    …社交、政治の場とはそういうものである。

 …というのは、モスキートが"協力者"から聞いた話しだ。 ]

(51) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ 彼は決して顔も名前も明かさなかった。
 ただ、明らかに上流階級の人間であろうことは推測できた。

 ……例えば、宝石の披露パーティに参加するような。 ]

[ 依頼相手の顔や名前は可能な限り聞かない。
 それがフライデー・モスキートの矜持であったが、
 怪盗Jを追ううちについに行きあうことになってしまったわけだ。
 …今宵、この、会場で。

 相手もそれを察知したのだろうか、
 『 怪盗を捕まえることができなかったとしても
   パーティが終わった後このシゴトからは降りてもらいたい 』

 数日前に、言い渡されていたので
 三年目の期限も迫っていたことだしと受諾したのだった。 ]

(52) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 [ なにせ、
   数日…否、数時間前の男は当然
  怪盗を捕まえて気持ちよくシゴトを降りる気でいたのだ。 ]


        [ まさか、怪盗を見つけることすら出来ないなどとは
           まるきり、これっぽちも思ってもみなかった! ]
 

(53) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ 男が警視庁(ヤード)に置いてきた辞表は
 協力者によってすでに受理されている。
 『フライデー・モスキート』なる刑事がいた記録は
  明日にでも綺麗さっぱり抹消されているだろう。 ]

[ つまり、この屋敷を出るということは
 …パーティが終わると、いうことは ]

[ 男が再びその日暮しの日々に戻ることを意味している。 ]

            [ ……その前に話をしたい人間が、一人。 ]

(54) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 ……ミス・ノーラ。

[ 果たして、彼女に話しかけた時
 明かりは戻っていただろうか。

           それとも――闇の中だっただろうか。 ]

 お別れを言いに来ましたよ。
 …ただ、その前に。

          あっしとした約束、覚えていますかい。

[ 持ち出すのは数刻前に交わした約束。
 誘い文句が一夜の過ちと消えるか
 それとも待ちわびる約束と成るかは彼女次第。 ]

      [ ノーリーン。…ノーラ。
        その姓>>43すら未だ知ることのない彼女、次第。* ]

(55) kuu 2017/01/12(Thu) 03時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 エエ、ミス・ノーラ。
 あっしが此処にやって来た目的は果たせましたからネ。

[ 辺りを照らす明かりを
 黒い瞳を覆うレンズは全て弾き返してしまうので
 彼女>>56の見る角度によっては
 この男の顔色を窺うのは難しかったかもしれない。 ]

 …未練はありますが…ククッ

[ 尤も、憤懣遣る方ない気持ちを孕んだ声を零す口だの
 細めた双眸だのは見られないに越したことはない。 ]

(59) kuu 2017/01/12(Thu) 19時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ 手を伸ばせば埋まってしまいそうな距離。
 遠いようで近い囁き声の届く距離。

 怪盗Jがいなかったとしたら
 彼女のことを知ることもなければ
 この距離まで近づくことはなかったに違いない。 ]

 あたしの顔を知っているのはアナタだけ。
 此処でも、…それからこの街の多くの場所でもネ。

 そして、あっしとお茶がしたいなんて口にする
 命知らずな人間は、ミス・ノーラ。間違いなくアナタだけでさ。

[ 艷やかな唇のノーリーン。>>57
 こんな怪しげな風体の男の誘いに乗るような奇矯なひと。 ]

(60) kuu 2017/01/12(Thu) 19時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[ マスクに引っ掛けた指の下、
 覗いた口で、にぃ、と笑ったら ]

      [ 確りと差し出された名刺>>58を受け取った。 ]

 コレはコレはご丁寧にドウモ。

    お返しにこれを――どうぞ。

[ 渡すのは奇術師の彼から受け取った黒いカード。>>1:195
 ただし、表面に黄色い字で男の連絡先だけが記されている
  フライデー・モスキートの名前のない唯一の名刺。 ]

 奇術は奇術師の専売特許ってワケでもないんでさァ。
 …何かご入り用の際はそこへ連絡をどうぞ。

        "ブン屋"以外のシゴトも引き受けますよ。ヒヒッ

[ 言うだけ言えば、くるりとコートの裾を翻して ]

(61) kuu 2017/01/12(Thu) 19時頃

【人】 鉱滓皇帝 モスキート

 
 それでは待ち合わせは金曜区画の街角で、
  ……そうですねェ、次の『金曜日』にでも、如何です?

 都合がつかなければ…電話でもしてくだせぇや。

[ 至って普通の待ち合わせのように場所を伝えたら ]

         そろそろ、魔法が解ける時間だ。
           またお会いしましょう、ミス・ノーラ。

      [ 喧騒が行き交う人々の中へ紛れて――、
         ひいては闇に包まれた屋敷の外へ歩み去る* ]

(62) kuu 2017/01/12(Thu) 19時頃

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