158 Anotherday for "wolves"
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[誰かと手を繋ぐことは、わたしにとっては日常だけれど せんせいの手>>23は滅多にない。 それは彼がわたしを無闇に甘やかさないのと、外で出会う回数…主に彼が外出する頻度によるものだろう。
サイラスのよりは硬くて、さらりとした掌のなか 3つの指は4本に、親指はごつりとした中手骨の突起を撫で。 せんせいがいまどんな顔をしているのか とても気になったけれど、目を閉じた顔を向けて 「視えた気」だけで、我慢した。]
…………。
[連れ立つ中、交わされる言葉は少なく 閉じた瞼の内側の、瞳の帳までも落として わたしの意識は深くへ潜る。
大きな安心と、居心地のよさ。 (……おとうさま、みたい。)
帰路のどこか、俯いて 口元だけの微笑みを。]
(43) 2015/05/13(Wed) 12時頃
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せんせ、送ってくれてありがとう。
[自宅の扉の前、あと3歩。 わたしは早めにお礼のことばを切り出して、手を離す。
小走り2歩、 かかとをたてて ふわり回って
闇の中で見えているかどうかなんて気にもせずに 繋がりの先にある小さなひかりへと 手を振った。
彼の足音が再開するのを待って ざり、と砂の音がしてから]
おやすみなさい。 ………また。
[あるはずの背中へ、再会のおわかれ。*]
(44) 2015/05/13(Wed) 12時頃
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[いつものおくすり、いつものベッド、いつもの寝着。
横になって手を伸ばし ベッドサイドの紙飛行機があることを確かめる。
視えなかった焔。 視えた紫苑。
おなじ明日が来ますようにとは、祈らない わたしは明日をおなじに生きる、という意思だけ。
あした起きたら、パン屋さんに寄って 焼きたてのラズベリーデニッシュを買って いちばんにメアリーのところへ行こう。 寝ているなら起こして、元気なおはようを言って…
いつものわたし、゛いつもの゛メアリー。
―― 花畑には、何が咲いているだろうか。]
(45) 2015/05/13(Wed) 12時頃
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めーーーあーーーりーーー!!!
[宿屋の裏手、彼女の部屋が見える場所に立ち わたしはおなかのそこから声を出す。
汚れても気にしないって決めた緑色のワンピースに 茶色のバスケットの中には水筒とほかほかのデニッシュ つばのおおきな麦わら帽子は、片手で押さえて。
ふい、鼻を擽る新鮮な血の香りに 今日の晩はきっとごちそうなのかしら、と頬が緩む。
朝、ちりりと肌を灼く感覚に晴天の具合を計りながら わたしはいつも通りに、勝手口の前で彼女を待った。
いつもどおり いつもどおり。
家の前でいつも聞えるキビタキの囀りが しない以外。]
(63) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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おはよう!!!
[ひとたび勝手口が開く音がすれば、診療所でのお返しだとでもいうように 居るはずの場所へ手を伸ばし むぎゅっと抱きしめようとするだろう。
彼女の違和は 「なにか」は たとえ視えたとしても 見えぬように 蓋をして。
わたしは追加の参加者のことは知らないけれど 昨夜宿屋で熱い「さくせんかいぎ」をしていた様子の "ゲスト" を迎えに行くのでしょうか。**]
(65) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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[家の中から響く元気な「行ってきます」の声>>90 わたしはそわそわとした気持ちといっしょに 勝手口の前で、抱きつく準備をしたのでした。]
今日はわたしのかち! メアリーったら おねぼうさん?
[彼女につられてわたしもどこか、仕草は幼く 抱きつきながら 互いに笑う声は空に抜けて 宿の中にまで響いてしまうこともおかまいなし。
くすくすわらいながら、彼女の艶やかな髪を撫で わたしはきょうの大勝に満足気で。
だいたい勝つのはメアリーで、わたしが勝つのは 彼女がねているとか、約束を忘れていたりとか(!) とつぜん「お手伝い」をすることになったときとか。
彼女さいごの笑い声がほんの少しだけすぼまったように思えたけれど、それが小さな安堵>>91だとは思いもしない。]
(112) 2015/05/13(Wed) 17時半頃
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うん!いこう。 いこういこう!
[ほら、かわらない。 いつもと 昨日と おんなじ日。
白いピナフォアが、わたしの手の中でくしゅりと歪んで 彼女と一緒に居るときは わたしもいっしょに風になれる。
だから、 すごくすきよ。]
……………??? …ジョスランさんが? おにいさんもくるかな!わたし、だいすき!
[わたしのなまえがどうかした?>>93 と、疑問符パチリ 瞬き一つ。
けれどそれはすぐに、手から離れた風船のように空へ消えてしまって、もっふりとした手触りだけがよみがえる。
扉をノックするメアリー>>94の後ろで微笑みながら、解錠音と共にジョスランの声がするのを *待っていた*]
(113) 2015/05/13(Wed) 17時半頃
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サイラス!!! おはよう!
[いつもよりだいぶ高くて大きな声を上げ、隣から聞こえてきた声>>115に応えて。 眠れたか?にはちょっと困り顔で小さくこくこくと頷いた。
夜の墓地でよふかしをしたなんて言ったら、きっと心配を通り越して怒られてしまうんじゃないかとおもったから。]
これからパン屋さんに寄ってお花摘みに行くけれど サイラスは来る?
……ぱんやさん、だけでも。
[花摘みにサイラスが来ることはあんまりなかったはずで 今日については昨日誘って断られている。
だから、サイラスの持った薬草摘みのおでかけ装備が見えていたら最後のひとことは溢れることなく仕舞えただろうけど、あまりにぴったりなタイミングに、サイラスはわたしの出掛ける様子を見ていたのかな?なんていう幸せな誤解をして。 パン屋へ彼を、誘ったのでした。]
(122) 2015/05/13(Wed) 18時半頃
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ねえ、今日はどんなパンがありますか? ラズベリーのデニッシュはありますか? クリームの詰まったあれは……
[いい匂いの店頭で、わたしはまるでおおかみのように くんくんと鼻を鳴らして彼の手をにぎる。
ひとりだったらきっと、もっと静かにお買い物ができるはずなのだけれど、やっぱり右手が温かいことが嬉しいのです。]
サイラスはどれが美味しそうとおもう?
[そんな、いつもと変わらぬ他愛無い会話。
わたしのお気に入りのデニッシュと、彼がえらんだ幾つかをバスケットに入れてもらってご機嫌に、 噴水広場までの少しの道を 寄り添いながら。*]
(123) 2015/05/13(Wed) 18時半頃
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[扉があいて、落ち着いたジョスの声。>>127 わたしはついそれよりも、ハッハッと喉を鳴らす獣のほうを探してしまうのだけれど]
ジョス、おはよう。
[居るのかな、居ないのかな。 その場にしゃがんで手を叩いてみたりして。
行き先は、 小さな沼とヤマシャクヤクが咲く森の入り口や コウリンタンポポが絨毯のように咲く平地や アネモネの咲く小道だとか。 色々候補はあるけれど、何処にしようか…それよりも。]
うん!お兄さんも一緒がいいわ!
[いたく、元気に。 犬じゃないんだぞって苦言を貰ったこともあるかもしれないけれど、それでも大好きな気持ちは抑えられずに。
わたしはお兄さんが出てきてくれるのを心待ちにしていた。]
(132) 2015/05/13(Wed) 20時半頃
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???どうしたのメアリー?
[裾を掴む手を違う場所に促されて>>130されるがままに従うけれどいつも一緒に歩くときはメアリーが先導してくれていたから、疑問符ばかりが顔に浮く。
…それにね?]
メアリーばっかりずるいわ! わたしもお兄さんと遊びたいもの。
[ぷう、と不満を露わにして。]
ねぇジョスラン、お兄さんの名前はなんていうの?
[彼がわたしの手を取っていたのなら、 首を傾げて名を問うた。]
(133) 2015/05/13(Wed) 20時半頃
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[サイラスとも、せんせいとも違う手。>>135 ジョスに手を引いてもらうのははじめてのことだ。 ちょっと遠慮がちに、小指と薬指だけを掴んで俯いて その後、ぱっ と見上げて]
よろしくおねがい、します……
[と、小さな金平糖のような声を漏らした。
近くに居ても獣は静かで、せめて息を荒らげるか 動いてくれないとどこにいるのかわからない。 だからさっきしゃがんだ時>>142も触れず終いだ。]
えぇ……明日じゃ嫌よう。 メアリー、お兄さんをひとりじめする気ね! どうしてそんないじわるするの?
[ぷう、っと膨れて眉を下げ。繋いでいない手もバスケットで埋まっているから、手探りで兄さんを探すことも出来ない。]
(151) 2015/05/13(Wed) 21時半頃
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にいさん、 …………そう。
[ ――拒絶の空気。>>136
ことばから聡く感情を拾うのは、 わたしにできる精一杯のこと。 ]
……………。
[口を噤む。 名前が無いのか、教えたくないのか、 また別の理由か、わからないけれど。
喉の奥が詰まるような、ごろりとした違和感。 けれどメアリーの少し哀しい、けれど利発に応える>>143声に、それは飲み込んでおくことにした。]
今日はお父さんもお墓に行くんだものね。 あんまり遅くなったらいけないし。
[たんぽぽ、との声に反対などするわけもなく、わたしはジョスの手を遠慮がちに握ったまま、歩き出した*]
(152) 2015/05/13(Wed) 21時半頃
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へん? ………大丈夫よ。
[花畑への道すがら、先導に不安を見せるジョス>>158に。 サイラスも、ジョスも、せんせいも みんなとても優しく手を引いてくれるけれど メアリーくらい振り回してくれたって大丈夫なのに。]
身体はじょうぶだから! ……でも毒のあるお花は怖いわねえ。
[ぼそり。 視えないと、そういうものへの対処は殆どできないから そこはマーゴにおねがいしよう、と声をかけたり。]
兄さん、あとですこうし撫でさせて?
[そんな事を言いながら、ただ拡がる野原の芝を足が踏む。 そよぐ薫風はまだ朝の冷たさを残しているけれど 春の香りはあたり一面をうめつくしていた。*]
(166) 2015/05/13(Wed) 22時半頃
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どうして兄さんをひとりじめするのが人助けなのよう…
[状況がまったくわからないわたしは、うろたえたメアリーの声>>170もぷくっと膨らませた頬をしぼませる理由にならず。 ふまんげなまま、いいもの、後でさわるもの! と じぶんのなかで決意表明をしてその場をやりすごす。]
はつこい………??? そ、そうだねえ。 叶うと、いいね。
[まだしたことないの、とはなんとなく言えなくて なんとも歯切れのわるいへんじ。]
どうしてそんなこときくの?
[と、聞いてみたけれど、答えは貰えないような気がしていた]
(202) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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― 花畑 ―
[人気のない原っぱは、村の騒ぎも届かない。 黄色の絨毯は”みたくないもの”を覆って隠し、視線を奪う。]
きゃ!兄さん、そこにいたのね? おいで?
[ふわりと感じた感触>>200に、繋いだ手はするりと抜け、存分に兄さんを撫でまわす。促された通り、白い手は足元を探って
しっとり、柔らかな花びらと ちょっとざらついた茎に、厚みのある葉っぱ。
手触りと馨る芳香、わたしはその場にしゃがみ込み 花の高さに保った掌で オレンジ色の海を撫でる。]
ほんとう!こんなにあったら、花冠よりもおおきな 首飾りくらいつくれるかも。
[ いつもの日、いつもの空、いつもの 私達。 ]
(204) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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[ ぷちり、根本から千切る茎。 くるり、輪を作って編みこんで。
何回目のことだろう。やっぱり、なんだか変だ。]
ねえ、メアリー。どうしたの?
なんだか今日、へんよ?
[ へん なのは。 さっきの兄さんをひとりじめするような事だったり なんとなくジョスと私の傍から離れようとすることだったり それいがい ”かも” しれないけれど。
緑色の長袖のワンピースの手を、伸ばして 濃い亜麻色の髪に触れて 問うた。]
(205) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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―宿屋へ行く前、サイラスと―
ん、 。
[誤魔化したようにわらった>>122のがばれているとも知らず、マシュマロに触れる指を受け入れながら 子供のわたしはくすぐったそうに、顔をくしゅりと曲げて]
つまんでも、面白くないですよう。
[頬を滑る指を、捕まえる。
えんりょがちに けれど離さない、そんなつよさ。 そうして、ねだったパン屋までのエスコートを いつもと変わらぬ笑顔で受け取るんだ。]
…………つれてってください。
[お願いしなくても 繋いだ手を引いてくれることは知っているけど。]
(207) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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[日常が壊れてしまったことはまだしらない。 朝の空気に混ざる死臭も、これから溢れる疑念も 今は未だ薄く、鼻を擽るのはバターのいい香り。
いつも重ねている手に、彼が何かを堪えている>>139なんて想像は、したこともない。指の隙間を埋められたとて、きっと過るのは一瞬の困惑だけ。 変わらずきゅっと、握り返すのに。]
フィナンシェ? すてき!メアリーも喜ぶとおもう。 サイラスがいなかったら、買えなかったかも。
[どうしたって、”あると知ってるもの”を買いがちだから。 まだジョスも一緒だと知らないわたしは、サイラスの薦めに「なんだかちょっと多くない?」と思ったけれど、 余ったら持って返ればいいか、と自己解決。
中身が詰まったバスケットはわたしの手に渡ることがなかったから、噴水広場で受け取った時、重さにちょっとびっくりしたのは……ここだけの話し。]
(208) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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[ カタリ、コツリ、いつもと違うサイラスの歩く音。 それにようやく彼も何処かへ行く所だったのだと気づいて
ここまでで大丈夫だから! と噴水広場で彼の手を引き留め、バスケットを渡してほしいと 離した手を差し出した。
手に乗ったずっしりとしたそれに一瞬眉を上げるけれど まぁいっか。と 噴水の音の隙間にかくして 玄関先と同じように、ちょっと困った顔で頷くんだ。]
…………ありがとう。
[気づいた、ってことは言わない。 言ったらきっと、俺の用事は後でもいいのと言って宿屋までついて来てくれてしまうだろうから。
だからいつも通りに抱き寄せて ぽむ、ぽむ。 背中に落とす、たくさんのありがとう。 背後からかけられた声>>141に振り向いて、 声は出さずに ごちそうの詰まったバスケットを持ち上げた*]
(209) 2015/05/13(Wed) 23時半頃
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[ うそついてます! と宣言しているかのような笑い声>>222に、わたしは釈然としないと表情を曇らせて。 けれど誤魔化そうとしていることを無理矢理聞き出しても、その後には喧嘩が待っているというのも身を以てしっている。
むむむ、と黙って引き下がるのもあれだけれど…]
………あ。 もしかして。 ジョスランさんが、はつこいをしたんです?
[そこまでは、辿り着いた? から]
………そうなんですか?
[握った手の上を、仰ぎ見てみたけれど。]
(246) 2015/05/14(Thu) 00時半頃
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[メアリーがあんまり器用じゃないことは知っているから、 せっせ、せっせ、紡いだ花輪に さいご、彼女のを繋げれば良いかな、とふんわり想って
せっせ、せっせ 花を紡いだ。 ――それなのに。
>>233 やっぱり、へん。
いつもなら、途中で交換!なんて言われて 結局きれいな場所はんぶん 微妙なかんじの場所はんぶん そんな花かんむりを、ふたりで笑いながら頭に乗せて帰る
―――それが ”いつも” なのに。]
へん、だよ。
[指のすきまを、長い髪がこぼれていって 掬えない。]
(256) 2015/05/14(Thu) 01時頃
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[ 風が凪ぐ。 草を揺らす音がとまって、 鳥は声を顰め 座るわたしたちの周囲だけが 空気を揺らす。]
なんで、は わからないけど……。 わたしのこと 避けてる?
[ ジョスランに手を預けたり いつもはメアリーにあげる花輪を彼にと言ったり
それに。]
………だって、
[ 聲が。 >>237]
(257) 2015/05/14(Thu) 01時頃
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[ 触れないほうが いいのだろうか。 止まった風は、わたしのこころにばかり波を作って
びゅう びゅう びゅう。
いつもを続けるの。 いつもの わたしを。 …………けど。
おんなのこ同士のひみつなら 教えてくれるのでしょうか。]
(258) 2015/05/14(Thu) 01時頃
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― 花畑までの道程 ―
[ (初恋をしたのは、結構前の話しで。)>>254 うんうん、そうよね。
詳しい歳までは知らないけれど、 サイラスと仲良く喋っているのはよく知っているから きっとそのくらいの歳なのでしょう。
(今は特に……してないっていうか。) うん? うん。 そうなの?
(メアリーの、勘違い……) よく、わからないけれど… ]
わかったわ。(わかんないことが。) メアリーがまたへんなことゆったのね。
[ とりあえず、気にしないように とだけ納得した。]
(266) 2015/05/14(Thu) 01時頃
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マーゴは、耳打ちをしながら、メアリーの肩をそっと抱き寄せようと **]
2015/05/14(Thu) 01時半頃
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……いつのまにそんな事になっていたの???
[あっけらかんと暴露される誤解の原因>>275 わたしはメアリーの様子がへんなのは、きっとお母さんの命日だからだろうと思うことにして、ジョスのランチの提案>>282に表情を明るくする。]
そうね、そうしましょうか。 わたしじつは朝ごはんをさぼってきたものだから おなかぺこぺこなの……。
わぁ! ルパートさんの目玉焼き? 覚えててくれたのね。嬉しい! 今日は焼き菓子のデザートもあるのよ。
[何かを抱えたままで、薄氷のような笑顔が戻る。 ぴんと立ったままの兄さんの耳を撫でながら ベーグルに挟まっていたハムをあげたり。 バスケットごとジョスへ差し出して、 お好きなのをどうぞ、と選んでもらおう。]
(303) 2015/05/14(Thu) 10時半頃
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[甘いグラニテのかかったベリーのデニッシュ 胡桃が香る香ばしいフィナンシェ
「おとうさん」の手づくりのお弁当――。
3人と1頭を包む、多分さいごになる幸せな時間は ランチとお母さんのための花輪が完成するまで。
いつの間にか戻っている風が、耳の後ろへ抜ける頃 編んでいた鮮やかなオレンジの輪は 「交換こしましょ」って言って、メアリーへ差し出そう。
あの子が直接墓地に行くならわたしは遠慮して ひとりか、ジョス達と一緒に村へ戻ろう。
そうでなければ みんなで帰ろう ―――"いつも"が喪われた 村へ。 ]
(304) 2015/05/14(Thu) 10時半頃
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うん。 いいよ、あげる。
[お墓のなかのひとがほんとうに欲しいのはわたしの花輪じゃあないって思ったから、メアリーが自分の花輪をわたしにくれようとしたらそれもお母さんにあげて、と言おうと思ったのだけれど
手の上に乗ったのは草花ではなくて]
なぁに?これ。
[硬い、ざらざら、つるっとした面も、そして細いチェーン。 花輪よりもうんと小さな "なにか"
いつも じゃない交換。 いつも じゃない 声。>>320 ]
お花のお守り?
[小さなそれは、指で触れても細かいディテールがわからないけれど、そんなことより。 ふたつの花輪を持ったであろうメアリーを想像して ―― にっこりと わらった。 ]
(354) 2015/05/14(Thu) 14時頃
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………… ありがと。 でもいいの? これ、ネックレスでしょう?
[花輪とはつりあわない「交換」に、わたしは些か戸惑って けれどぎゅうっと握らされたそれを突き返す理由もない。
わたしのために買ってくれたのかな? 誰かから貰ったけれど、要らないのかな? 誰かに渡そうとしたけれど、だめだったのかな?
いろいろ、浮かぶけれど 彼女の「ようす」はやっぱりいつもと違ったから
――― 聞くのはやめた]
うん!またあとでね!
[彼女の思惑>>319も、真実>>326も知らぬまま わたしは走り去る風>>321に手を振った。]
(356) 2015/05/14(Thu) 14時頃
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……いっちゃったね。
[隣のジョスを見上げて]
ねえ、ジョス。これ わたしの首につけてくれる? 金具がどうなっているか、わからないから…
[手渡されたばかりの銀薔薇のネックレスを、掌に]
(357) 2015/05/14(Thu) 14時頃
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