18 Orpheé aux Enfers
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― 部屋F ― 〔宥めてくれる手が優しくて。 あまり優しくて、それが、僕の中で 普段ならストップをかけていたものを 止めてしまった……のだろう。〕
〔声なき声で呟いた言葉をサイラスが拾う。 そのサイラスの反応で、 自分が零した言葉を知る。〕
――――……
〔耳の後ろで血が引く音がする。〕
〔最初に返って来た言葉には僕も泣きながら頷いた。 ……けれど、続いた……声。 そこに混じる戸惑いに、 自分が声なくとした言葉が どういう意味で、彼に伝わってしまったか。 それに気づき、僕は顔が青ざめる。〕
(10) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 02時頃
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― 部屋F ― 〔取られた手を振りほどく勇気もなく。 けれど、目線を合わせる勇気もなく。 声なく謝罪を零しながら首を左右にふった。
ただ、返る言葉に、その理由がわからなくて ぽかんと、眼に涙を浮かべたまま 僕はようやくもう一度蒼を見る。
手を取るサイラスの手は さっきよりも僕の手をしから強く包み込んでいて〕
(21) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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”……ごめんね、考えること、ふやして”
〔ないていたサイラスを思えば そんな時に、考えなきゃいけないことを増やして 僕は声なく、そう零すと、力なく笑って。
ただ、色々と隠していたことを 本当に洗いざらい話してしまったら 力が抜けたのか……おなかが抗議の声を上げた〕
(22) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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― 部屋F ―
――――…………
〔優しい言葉と、引き寄せてもらった肩が暖かい。 囁かれた言葉を、首を振って否定……は 何故かしたくなくて…… まだ、涙腺は壊れ気味だけれど笑って頷く ……話を聞いてくれて、ありがとう、と。〕
〔何かが解決したわけでも、 何かが答えが出たわけでもない。 けれど、総て話してしまったことが それもサイラスに話したことが、 何か心を暖かくして〕
(30) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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〔……僕は、サイラスに、何が出来るだろうか?〕
――――………
〔夕飯の話に慌てふためきながら、 その離れた暖かな体温にそれを僕は考える。 何からかわからないけど、いや…何からでも護りたい。 音で音を生かそうとするように、彼を生かせるように、祈る。〕
〔冗談めいた明るい言葉には なったお腹に触れながら、何時もの調子に笑う。
……一度洗面所で顔を洗う時間だけ貰って 許されるならその手を取り食堂へ それが許されなくなる日が来ても その手の感触を憶えていられますように…と。
……連続の遅刻は南校の遅刻魔と言う印象を 周りに与えてしまったことだろう。 あちこちからの小言やお怒りはしっかり聞くつもりだ*〕
(31) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 03時頃
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― 部屋F → 食堂 ― 〔僕は洗顔一度で泣いたことを洗い落として。 サイラスにも洗顔はすすめつつ 用意整えば食堂に向かう。〕 〔部屋替え、二回の遅刻で 僕はマイナスに部長の覚えめでたく。 懇親会終盤戦、減っている好物のピザを巡って 部長とバトルになり巻き上げられる。〕
…………―――
〔せめてものカッパ巻きをサイラスの傍で 悔しそうに食べながら*空腹就寝は免れたけど*〕
(42) 2010/09/06(Mon) 07時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 07時半頃
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― 食堂 ―
〔――――呪いの電波感知しました――――〕
〔カッパ巻きを美味しいけど悔しいなあと、 食べているとき混線してきた電波に 練習中カルヴィンと企画した計画を思いだし〕
〔落武者計画☆コスプレが女装だけなんてナンセンス〕
〔僕はそれを思い出すと、慌て箸を加えながら 携帯に企画書を打ち込む。 そのまま、恐る恐る部長に近づき提出した。〕
〔横笛なフルートは和装も結構いけますよね★ そんな一文に部長は面白そうな視線を *落としたかもしれない*〕
(50) 2010/09/06(Mon) 12時半頃
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〔――――僕は思い知った。〕 ― 食堂 ―
〔声が出ないと言うこと、 人に触れることが出来ないと言うことが、 食料争奪戦において、こんなにも不利なことだなんて!〕 〔ついでに、カッパ巻きは、サイラスの戦利品です。〕 〔寝癖大爆発くん……カルヴィンから聞いたヤニクが ピザ争奪戦に敗れた僕を笑っている。 ……あ、チキン……(゚¬゚*)〕 〔さて、ここで、ジェレマイア先輩から 脳内突っ込み(>>52)を頂いたので、 いかにして僕が、拒絶反応ある部長と 会話と言うなの企画提出をおこなったかを説明しよう。〕
(62) 2010/09/06(Mon) 21時頃
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〔把握すべきは自分の腕の長さと携帯の長さ それから拭くことの持つ為に重なる長さ。 その長さを正確に把握し、そこまで部長に近づきます。 後は、携帯の画面を表にして、 力の限り、腕の長さの限りつきだします。〕 〔ワット 「新手の競技かと思った」 ドナルド「……メールじゃ駄目なんすか? あ、メルアド知らない…そうっすか…」〕 〔部長の視線がマイナス印象通り越して 哀れみか珍獣を見る眼になったら成功です。 サイラスにそこまでする必要はあるのかそっと問われたら、 馬鹿な企画に命を賭すのが南校の伝統です ……と、無駄に胸を張りました。〕
(63) 2010/09/06(Mon) 21時頃
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〔ラルフが大人しく食べているのは視認しつつ 講師の先生が考えていることを知る由もなく 僕も馬鹿騒ぎの一部とかしてすごしていた時 帽子頭なバーナバスの姿も見えて〕 ――――………… 〔その頭髪があるであろう部分を 獲物を見る眼で………や、違う…… ………………〕
(64) 2010/09/06(Mon) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 21時頃
セシルは、バーナバスを見てサイラスの傍で思案していたがジェレマイア先輩が近づけば首を傾げる
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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〔救いの神現る。〕 〔食料争奪戦全敗だった僕の目の前に カッパ巻きを差し出されたのは>>69。 比喩表現無しに後光が見えたね、僕には。
昨年までならこういう時は、 半ば乱戦状態で、わりと得意なけり技で どうにかしてたんだけどな、と サイラスからのカッパ巻きで空腹を埋めていれば >>71 ジェレマイア先輩の声に振り返る。〕
……――
〔食事……と、言われればカッパ巻きを僕は指差して 満足とは言えないけど、空腹は免れました。 ……人から恵んでもらいながら ちょっとあれないい方ですが
ただ、部屋の件を問われれば、 僕は慌てて携帯を手にし文字を打ち込む〕
(73) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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『あ、御報告遅れました! バーナバス副部長に替わって貰って F部屋でサイラスと一緒です。 ……ずっと、って言うわけじゃないから 懇親会で部長に慣れておけって 言われてはいます、が
御心配おかけいたしました。ありがとうございます』
(74) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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…………?
〔携帯を見たジェレマイア先輩の呻きに 僕は首を傾げる。 まさか二人揃って問題児扱いされてるとは 知る術もない……今回こそ遅刻2連荘だけど サイラスは普段は問題児ではないから。
え?僕?……善処します……〕
〔続いた言葉には、こくこくと頷きつつ ……部長の様子からノリが以上に よさそうなのはわかったから そこから慣れていこうかなと思いつつ〕
『でも、メルアド教えてもらったり こうやって気にかけてくれましたから』
〔そう続けて打ち込み、えへへと笑い返す。 ……細かく気を配る人だなぁと、その白髪を見つつ思う〕
(76) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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〔副部長と部長に対する呻きだとは もっと、僕にはわからない 変わった人たち、ぐらいまで判っても、 問題児とかそう言うことはわからないから。〕 〔零れた言葉には、子ども扱いも含まれていて 僕は少し苦笑を零して。 演奏は演奏、普段は普段。 わざと音を乱すことをしていたのなら 僕も思うところはあれど、先輩はそうではないだろうから 先輩が思うようなことは特には考えていなくて〕
〔ホスト側である先輩の言い分には ふむりと頷いてから……ああ、じゃぁ…と 携帯に文字を打ち込み示す〕
『部長にも、ゲストにピザぐらい譲るように いっておいてくれると嬉しいです』
〔そう言って笑う先輩に猫のように笑いつつ、 ヤニクがまとめる食事に思わず視線がいった〕
(79) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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セシルは、サイラスが席を立つのを少し心配そうに、でも見送る。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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〔部長はああいう人。 その一言で、僕も部長がゲストとかホストとか そう言うことからは治外法権なんだなと。 ……指揮が駄目だったらただの駄目人間に なりはしないだろうかと、 先輩の様子を見てちょっと心配になった〕
『この後は自由行動……で、いいんでしょうか? 練習室の使用時間は何時までって 決まりっありますか?』
〔お開き。その言葉に、 少しメモした分ぐらいは浚いたいかなと 部屋に置いてある相棒を思い出しつつ尋ねる〕
(81) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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セシルは、ヤニクと、言うより食料をガン見。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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〔ジェレマイア先輩の言葉をこくこくと聞きつつ 練習室にとまるのは駄目……だけど 徹夜の練習は出来そうな環境に 小さく笑って。〕
『じゃあ……僕も眠くなるまで、 また練習室お借りします。 回答ありがとうございます。』
〔ただ、そう携帯に打って差し出したときには ヤニクの持つ食料に眼が行っていて
……皿の動きに目線がつられて動いてしまう〕
(85) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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〔後光を背負うものを僕は今日二人見た。〕
〔ヤニクが纏めたお皿の上には 僕が辿りつけなかった 食べ出がありそうな食物たち。 差し出された皿と、ヤニクを交互に見ながら こくこくと頷く。 手は、今にも伸びんばかりにわきわきと〕
(87) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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〔既にヤニクに人扱いされていないことに気付かぬ僕は ヤニクは箸にチキン一切れ詰まんで お決まり名台詞とともに差し出してくる。
一瞬伸びる手に怯んだけれど、 間に箸がある!!と己を叱咤して。 此処で、頑張らなければ 動物性たんぱく質にありつけない!
だから、言われるがままに、 差し出された箸におずおずとくらいついた〕
(92) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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〔箸に食らいついた状態で 僕はジェレマイア先輩のお言葉に頷く。 箸がなければ苦笑しただろう。
極普通の住宅街に住む僕には 深夜まで気にせず練習できるのは 嬉しいんだけど、なーと、 刺された釘にちょっと残念に思いながら〕
(93) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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〔う……笑われた。 流石に笑われると、人間としての矜持が なんとなく、これはどうなんだと僕に囁くけれど
でも、次にヤニクが箸をつけたものを見て 僕は、眼をぱっと輝かす。〕
…………♪
〔それは好物のピザ! 冷めてしまってるのが残念だけど! ヤニクとの距離を気にして端っこにくらいつくと 軽く自分のほうに引く
年下とか、調子付かれてるとか 他校生だとか、人間扱いされてないだとか そんなことにプライドをかけるのは お腹いっぱいに満たされた奴の言い分です!〕
(97) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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〔箸が外れれば、片手でピザを押さえつつ なるたけ自然に一歩後ろに下がって距離を取る。 ……これぐらい距離がないと、 心がどうしても落ち着かない。〕
…………――――
〔既に誰が僕の声が出ないことを知っていて 誰が知らないのか把握するのは諦めたので その辺良くわからないまま、 問われた言葉にピザを、 もぐもぐと租借しながらこっくり頷いた〕
(101) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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〔まさか、距離をとったことに猫感を思われてるなんて 僕に想像できるわけもなく。 何かまた、不可解なタイミングで笑う様子に 訝しげにその褐色の彼を見た。〕
〔苦笑しながら零す言葉には また、こくこくと。 ジェレマイア先輩はホストらしく振舞っていたけど 他の大学生は絶対そう思ってないって!! そう思いながら苦笑に同じように苦笑して 口の中のピザをこくりと飲み込むが〕
…………
〔普通に自己紹介をしてくる様子…… ああ、声が出ないこと知ってないっぽい、かな。 僕はくすくす笑う彼の目の前で 携帯を取り出しいきなり文字を打ち始める〕
(105) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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『僕は現在声が出ないので、携帯で失礼。
うん、カルヴィンから君の事は聞いてるよ 寝癖大爆発君 カルヴィンは物怖じしない面白い子だね
僕はセシル=ヴォクス。南校三年。よろしく ……ところで、何か、そんなにおかしい?』
〔そこまで打ち込んで画面を示す。 最後に付け足したのは 笑われる理由が見えなくて、 ちょっと居心地がわるかったから〕
(106) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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〔 気 づ い て な か っ た の か 〕
〔僕の打った文面で、素っ頓狂な声とともに 慌てて後頭部、髪の毛に触れる様子を 僕は呆然と見て ……朝、鏡を見る時間も、なかったのかな?と 合宿所で昼寝してたとは知らないから 合掌しつつも、悪いけれどその様子に 最初の驚きがとけた後は笑ってしまう。〕
〔ただ、まじまじと見られれば、ますます疑問で 回答が出るまで居心地悪く視線に晒されていたが……〕
…………???
(112) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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〔いや、ないし! 少なくても面と向かって言われたのは初めてで ふるふると首を横に振れば……盛大なくしゃみ ちょっとびっくりしながらも 軽く携帯に文字打ち示す〕
『……風邪?』
(113) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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〔力なく笑う様子に 今度は僕がくすくす笑う番。 ただ、猫アレルギーと言われれば 本人もセルフツッコミしてるけど おいおい、僕は人間だよと苦笑する。〕
『誰かに噂されてるんじゃない? こわーい、オケの指揮者様に 目をつけられて本人不在裁判中とか?』
[そう打って翳す。 猫扱いしたお返しに、にやりと笑って。 カルヴィンにヤニクの箸をくわえていたのを 面白げに見られていたことには気づかなかったけど その後も見られていれば、流石に視線に気づく頃あい 僕はそちらに「何?」と、いう風に緩く首をかしげた。]
(121) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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〔カルヴィンの返しに、そんな面白いことしてたかな? と、自分の行動を反芻するけどよくわからないが まぁ、何かあったのかなと、結論付ける。〕
[練習に行くと言って両手を振るカルヴィン、 携帯に示した文字を見て ふるふる震え練習にと駆り立てられたヤニク
僕も深夜前に一回さらいたかったので頷いて 皿を受け取り食べ歩きながら 部屋まで楽器を取りに行くことにする]
(128) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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セシルは、ただ……姿が見えない友人が迷わないかが心配で携帯を開く
2010/09/07(Tue) 00時半頃
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〔片付けもせず、皿を片手に摘みながら部屋まで戻る。 まさか、そんな様子が外見印象と違う …と思われてるとは僕は知らず。 笑みにゆるく首を傾げた。〕
― 食堂 → 部屋F → 練習室C ― 〔育ち盛り、食い盛り故に、 部屋につくころには皿はから。 皿は軽く洗面所で洗って部屋に放置し かわりに相棒と譜面台と譜面を持って。 相変わらず制服の冬服で僕は練習室へ向かう。
あ、微妙に文面と行動ズレてる と、さっき送ったメールにそう思ったけれど 肝心なのはそこじゃないから良いかなと 足は練習室Cへ〕
(134) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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― 練習室C ― 〔相棒をケースからだし準備を整えていく。 この時間に、帰宅手段なども考えず 嫌なことも考えずのびのび音を出せるのは 嬉しいなと思いながら。〕
〔相棒の準備が整えば、一通り基礎練習をして ならした後、譜面を開いて。
全体の音を思い出しながら、注意点を 一つ一つ、復習していく〕
(136) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 01時頃
セシルは、ゆるく首を振って弓を構える。
2010/09/07(Tue) 01時半頃
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― 練習室C ― 〔僕は低音奏者だ。その矜持がある。 僕に求められる音は、役割は。
譜面を捲りながら考える。 ……メモを読み、また一つ考える。 音が構築されていく。 何を求められているのか判る。〕
――――…………
〔疲れたなんて言ってられない。 ただ、ひたすらに音を紡いでいく。〕
(144) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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