272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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[ ……目が覚めた私は。 懐かしい天井を見上げていた。
薬草や骨董品の匂いがしない、 本とインクと少し古い布の匂い。 枕元には小さい頃から気に入っていた、 けれど旅立ちの日に荷物になるからと 置き去りにしたぬいぐるみがある。
パチ、と目を覚ました。 ここは、いつもの部屋じゃない。 だけど、ここには覚えがある。 故郷の村だ。氷狐族のみんなの。 ガバ、と起きれば扉が開く。 起こしに来てくれたのは懐かしい顔。 二年前に別れた、母の姿がそこにあった。 ]
(80) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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[ 二日だけ戻れる。 そんな言葉が頭に思い浮かんで、 いやいやこれは夢ではないのか、と 考え事をしながらの朝食だったから 旅立ちが不安なのかと気にされてしまった。 私の三角耳が伏せられていたみたい。 …いや、だって、こんな不可解な。 大丈夫と笑うと、両親は寂しげに笑って ああそうだ、と思い出す。 この後私は、家族に別れを告げて イースと一緒に見送られながら村を発つ。 本当に、昔に来たのだろうか。 昔の出来事をなぞりながら進むみんなに 何も考え無いでいると以前のように、 ただ旅への期待と共に 以前と同じ反応を返してしまう。 だからね、村を出て少しした頃。 脚の悪い私に合わせて ゆっくり歩いていたイースが振り返った。 その時の問いかけは。 ]
(81) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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[ 本当に、村に残らなくて良いのかとか そんな類のことだったから。 あの時の私は
「勿論! イースをほっとけないもの」
そんな自分を思い出しながら 勿論、と言いかけた唇を結んで。
そっと。 イースの指先に指先を絡めようとした。 ]
(82) 2019/11/04(Mon) 23時頃
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うん。良いの。 ……だって私、イースと一緒にいたいもの。
[ ……そう、私は、自分の気持ちに鈍感だった。 離れていって初めて、イースはいつも 自分と一緒にいるわけじゃ無いんだって。 やっと気付かされて悲しくなったくらいに。
だから私は、お姉さんぶらずに 好き、を伝えたいと思ったのだけど。
顔を合わせられずに、真っ赤になって それしか言えなかったものだから。 ……せっかくチャンスかもしれないのに。
凄くチャレンジがレベル高いです。神様。
これ とても はずかしい ホント。 ]**
(83) 2019/11/04(Mon) 23時頃
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[ あ、こたえがちがう。 私が言葉を変えたことで、 イースの答えが変わっている。>>259>>260
絡めた指に照れながら 私一人、そんなことに驚いていた。 冒険者を目指してるの知ってるよ。 だけど村より近くにいられるもの。 冒険に役立つものを作ってあげられるし 冒険で手に入れたものの鑑定もできる。 だからお店を開いて、いつでも、いつでも、 イースが帰ってこれるようにしてたんだもの。
そう言いかけて、やめる。 今の私はお店を持ってはいないのだし 待つだけの結果、イースはもっと 良い人を見つけたんだと思い出したから。 ]
(286) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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……私がもっと動けたらよかったのにね。 そうしたら、もっと一緒に居られるのに。
[ 耳がペタン、と伏せられた。 そうしたら魔法で戦うこともできるのに 一人で戦いきれない私はお荷物で 一緒に旅をするのは無理だ。 移動も、長い距離は難しい。 旅を、冒険をしたいイースの枷になる。
前は、お店を開く理由に 便利でしょ?役に立てるよって どうぞご贔屓にってお金のことばかり 伝えていた気がするけれど。 ]
(287) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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早く帰ってくれるの嬉しいけど>>261 それより何より 無事に帰ってきて欲しいな。
イースの冒険に役立てるように イースの帰る場所であるように お店開いて、そこで待ってるから。
冒険で手に入れたものの鑑定も頑張るし 一緒にいられない分、………。
(288) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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[ ちゃんと帰ってきて欲しかった。 誰かとお付き合いするなら、 先に教えて欲しかった。
ううん。
置いていかないで欲しかった。 私のこと、好きになって欲しかった。 ずっとずっとそばにいて。 そんな思いがふと溢れて、 胸いっぱいに広がって。
じわっと視界が滲んだのに気付いて 私はぐっと唇を噛んだ。 早く歩かなくちゃ、と思うから 拳でぐいっと目元を擦る。 ]
(289) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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……ちゃんと、帰ってきて?
[ 遠くに行かないで、そばにいて。 そんな本音は流石に飲み込んだ。 冒険者を目指す人にそれは流石にないから。
だから私は、そんなお願いをする。 ]
イースとなるべく一緒にいたいから 私も村を出るんだからね。
イースの役に立ちたいから。 だから、……それだけは約束。
(290) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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[ ね、と小首を傾げてイースを見る。 それとも、と少しだけ眉を寄せた。 ]
迷惑なら、帰るよ? ……私、足が悪いし 錬金と氷魔法くらいしかできないし イースはもっと遠くに冒険したくなるかも?
……それに私は。 イースのことが、……。
[ 絡めた指先をギュッと握る。 でもどうして、その先の言葉って 素直に言えないのかな。 こんなチャンス、今後二度とないと思う。 思うんだけど。
だってイースはあの子を好きになると思ったら ぎゅうっと胸が苦しくなって。 ]
(291) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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イース……。
[ そうだ、もし私がなんとも思われてないなら。 ここで帰る道もあったんだ。 見守れないけど待つこともない。 怖い人間に抱きつかれたりもしない。 はじめてのキスを、奪われたりもしない。 …でも。
ちょっと怖い。 だけど言葉はうまく紡げなくて。
私はイースを呼んで。 くい、と彼の手を引いて。 ]
(292) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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[ 真っ赤な顔で彼を見つめた後 ほんの微かな声で告げた「好きなの」は 本当に震えた声で情けなくて
答えももらわないうちに。 ボロ、と大粒の涙が 私の目からこぼれ落ちていた。 ]*
(293) 2019/11/06(Wed) 21時頃
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