219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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―5d・カタミ薬局屋上―
呵々、
[只の流行やのうて、崇拝や。 見下ろせば、バッジについてそらもう熱く語る声>>#4 先日より、その異常は顔を覗かせておりましたが>>4:557
よもや、]
(@12) 2017/06/19(Mon) 08時頃
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この子らが、出てくるなんてねぇ。
[開いた末広。 くるりと返せば、屋上を巡る風一つ。 ぱちり、閉ざした刹那 収縮したその中央に落ちる、黒。]
これ、あかん奴ちゃうかったかなぁ。
[禁断ノイズ その名前は、知ってます。 発生させる方法?もちろん、知りませんが。]
(@13) 2017/06/19(Mon) 08時半頃
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[知ってはるんは、お偉いさんくらいでしょう。 それこそ、コンポーザーさんやったり、 あるいは、マスターを務めるくらいの。 少なくとも、下っ端にゃあ手ぇ出せんものです。
これを、他の死神さんはどう思われるのでしょう。 発生させた誰かを嫌うのでしょうか。 それとも、軽蔑するのでしょうか。
どうだって良い。]
(@14) 2017/06/19(Mon) 08時半頃
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[ だって、ねぇ。 どちらも、僕にはないものですから。 どうだって、面白いやありませんか。 ですから、「どうだって良い。」
人を嫌うことはありません。 憎むことも、恨むことも、 心の底から否定することも。 僕は、全てを肯定しましょう。 例え、それが裏切りと呼ばれるものであれ。 ]
(@15) 2017/06/19(Mon) 08時半頃
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[ 其れが、この華月斎の望みでありましたから。
誰一人、嫌うことなく、憎むことなく。 恨むことも、報復を選ぶこともせず。 拭えぬ違和を抱こうとも>>2:@198 僕は、僕を思い出したかった。 純粋に、芸を追い求めていた頃の僕を。
――さて、ここで 一つの問いへ、答えを出しましょう。 ]
(@16) 2017/06/19(Mon) 08時半頃
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[ 『Q、失った大切なものを取り戻すことができたとして、 その存在は、「失う前」に戻ることができるか?』
答えは、「YES」 そうでなければなりません。 もし、そうでないとすれば 「失う前」になれないならば
ここに居る理由が、ないではありませんか。 ]*
(@17) 2017/06/19(Mon) 08時半頃
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ん?
[叫び声に、振り返る(正しくは見下ろす)人、その1。 おお、昨日も見かけた子やありませんか。>>9 高いところからはよく見えるモンで
黒い蛙との攻防も、しっかりと。]
最後まで、生き残れるんかねぇ。
[からから]
(@18) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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ま、こないなサプライズくれたんですからね。
[死神にも襲い掛かる、黒い雑音。 叩きつけて、潰して、叩きつけて、潰して 壊れるまで、繰り返して。 喉元より漏れ出るは、笑声。]
一等、気合入れませんと。
[フィンガースナップ。 渦巻く影が、2つ。 それらは地上へと落ちながら、動物の形を成して行きます。]
(@19) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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[二足歩行の有袋類。 カンガルーと呼ばれる動物を模した雑音。
うち一つは、蛙と相対する参加者へ。 もう一つは、交差点方面へと。
高い跳躍力を持つそれは、もちろん、相応の脚力を持っておりまして。 蹴られれば、痛い、処やないでしょうね。 少しずつ、少しずつ距離を詰める一体は、 ある程度まで近づけば 跳ね上がり、彼の背を踏みつけようとするでしょう。>>11
その前に気づかれれば? あるいは、避けられれば? それなりに、隙を見せることにはなるでしょうよ。]
(@20) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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[雑音放ち、ふと見れば 薬局前に、人鳥一体。 南からここまで、頑張って歩いてきたのでしょう。 首からは、巾着を提げたまま。]
おお、お疲れさん。
[屋上から、ひょいと降りるのは慣れたもの。 人鳥の頭を、ついとつつき、]
んー
[思案。]
(@21) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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次は、北の方行こうか。 これ落としたらあかんよ。
[かぽっと被せます、小さな帽子。 ピッタリ人鳥サイズのそれには、 愛らしい子豚を描いたバッジ。 エンゼルピギーズを取り扱う店舗前に行けば 宣伝用にと貰えるもので御座います。
よちよち、ぺたぺた。 今度は北まで、小さな歩幅には長い旅。 中々小さくならん背に、手を振って。]
と 今日は、どないしましょうかねぇ。**
(@22) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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[>>@20 ノイズ<ブーマー> カンガルー型ノイズ。 脚力が強く、蹴りを主体とした格闘と、跳躍からの踏みつけを得意とする。]**
(@23) 2017/06/19(Mon) 09時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 09時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 14時半頃
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―スクランブル交差点―
せや、忘れてましたね。 今日のサブミッション。
ほな、よろしゅう頼んます。
[眼前には、同じ顔の少女が二人。 双子の天才子役として、名を上げたお方で御座います。 その生への執着たるや、死神の僕も腹抱えて笑ってまうほどで 協力者さんとしては>>2:@3 好都合。]
(@24) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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[双子の少女が、北へ歩き出す頃。 中央エリアへとばら撒いた紙が、サブミッションの内容を伝えることでしょう。 それには、「WANTED!」の文字の下に、少女らの顔写真。
それから 「報酬:ブルースカルバッジ二つ」ということも。
要するに、連れて来いってだけです。 手段は問いません。戦っても、説得しても、何しても。 ちゃんと、お届け先も書いておりますよ。 常連れます蝶を置いて、死神までってね。]
(@25) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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[毎回、というわけやありませんが、 よくやるサブミッションの一つです。 言うて、只の鬼ごっこ。 参加者の内、一組だけが逃亡者で、他が鬼さん。
勿論、参加はご自由に、ですが 逃亡者にとっちゃあ、他の参加者全員が敵っちゅーわけですから それらしき姿を見れば、容赦なく攻撃を仕掛けることでしょう。
ああ、丁度 すれ違っただけの参加者さんが、大きなハサミでちょきん、と。]
(@26) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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[二人が同時、同一の想像をした場合 そのものを具現化させる能力を持っております。
双子ならでは、と言ったところでしょうか。 おてて繋いで仲良しこよし。 離れてまえば、サイキックも使われへん。正しく、一蓮托生と。
片や朝顔、片や夕顔の着物を纏う、あどけない笑みの少女らではありますが どうぞ、目を合わせんよう、お気をつけて。 同じ参加者と知れてまえば 殺意の矛先を向けられることでしょうから、ね。]**
(@27) 2017/06/19(Mon) 15時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 15時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 15時半頃
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―― Side:Twins ――
[ 右と、左と、右と左。 私と、わたしの足音。 それから、他の誰かの声。
私たちが聞いているのは、それだけ。 そうしなきゃ、捕まっちゃうもの。
皆、皆、敵、だって あの人、言ってたから。 ]
(@28) 2017/06/19(Mon) 17時頃
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[ 私も、わたしも そんなこと、わかっているのよ。 生き残れるのは、少しだけ。
少ない椅子を取り合うあなたたちを どうして、信用できるのかしら?
私たちだって、生き残りたいのよ。 生き残りたいの、だから
危険だって、わかっていて 逃亡者の役を、引き受けたわ。 ]
(@29) 2017/06/19(Mon) 17時頃
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[ ミッションには、出遅れちゃって きっと、このままじゃあ、生き返れない。
逃げ切ったら、バッジ、貰えるの。 明日のサブミッションだって、 させてもらえるのよ。 参加者を、たくさん倒したら それだけ、ボーナスもくれるって。
その分、失敗しちゃったら 死んじゃうのは、私たち。
だから、逃げなきゃ。 だから、倒さなきゃ。
遠くに聞こえる下駄の音>>43 あれは、どちらなのかしら。 ]
(@30) 2017/06/19(Mon) 17時頃
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[ 見えても、目が合わなきゃ 敵かどうか、わからないの。
子供の足は、大人よりも遅いのよ。 その分、周りをゆっくり見られるの。
ねぇ、教えて。 あなたは、どちら?
もし、あちらなら、どうでも良いわ。 でもね、もし、こちらならば
どうか、お願い。 私たちの、いのちになってください。 ]**
(@31) 2017/06/19(Mon) 17時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 17時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 17時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 17時半頃
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[ 目が、合った。>>60 ]
(@42) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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―― Side:Twins ――
[ 素敵な色。 温度のない、黒曜みたいなそれは 確かに、私たちを見て。
嗚、この人も おんなじ、なのね。
(藤色の似合う、素敵な人。 王子様に憧れる年頃だもの きっと、私たち その瞳を見ることも、出来ないの。 ――――きっと、生きていた頃なら。) ]
(@43) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 自分から、教えてくれたの。 私たちと、同じだって。 紙を見たなら、そうでしょう?>>61
それなら その優しい問いかけだって、信じちゃあいけないのね。 悪意なんて、無さそうでも。
だって、私たちにとって あの人の言葉が、全てだもの。 ]
(@44) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ じ、と、見上げて それだけで、わかる。 この人は、簡単に、いのちになってくれないのね。
それでも、やらなくちゃいけないの。 私たちのいのちのために、 この優しそうで、 (私たちの失ったものを持っている) とっても綺麗な男の人を。 (羨ましくて、仕方ないわ。) ]
(@45) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 左右対称のよっつの目。 隠し事をしたつもりでも、 冷たくて、淀んだ色は、隠せないって 私も、わたしも、気づいていない。 それから、小さな手。 よく見たら、指のさきに、赤い色。 手招いて、背伸びをするの。
こっそり、内緒話をしたい子供の顔をして しゃがんで、って、
そうしてくれたら、私たち あなたを、何もわからないままに、
殺してあげることが、出来るから。 ]*
(@46) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ ずっと、調子のよかった私たち。 だから、わからないままだったの。
私たち、子供、だから。 大人の男の人を、いのちにする、なんて 簡単じゃあないってこと。
生き返ることに必死で ボーナス欲しさに、無作為に手を出して。
そうして、狭くなったせかいは 大切なものを、見逃してしまう、なんて。 ]*
(@47) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 22時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[ うそつきのこどもに、 からり、寄せられる下駄の音。>>98
――いけた、って 確信、したの。
全部、隠して こどものかおで じゃあ、うまくいく、なんて。
(天才、なんて言われてたの それも、なくしたってこと、忘れて。) ]
(@59) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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[ だからね 私と、わたしは 嬉しいって、笑顔。 喜色満面、と呼ぶには、大人しいけども。
地に、膝が沈んだなら>>101 十分、届く距離。
私の手と、わたしの手 握りこんだ、柄。
大きなおおきな、鋏。 大きく開いた刃は、 閉じれば、この人の首を、
なのに、]
(@60) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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「――――っ!」
[ 私たちが、奪ってしまうよりも、速く ぞわり、 背中を這い上がる、なにか。
私、知ってるわ。 恐怖、と、いう物。
想像を、やめてしまえば 鋏は、あっさり、きえてしまうの。 椿の花を落とすみたいに 赤いいろを、広げる筈だった、それ。]
(@61) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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[ 見開いたひとみ。 そこにあるのは、恐怖。 首元が、いやに、冷たいの。さむいの。
死にたくない。死にたくない、 死にたくない死にたくない死にたくない! ]
「や、 嫌……」
[ 私の声も、わたしの声も 情けないくらい、震えて、いて。
どうすれば良いのでしょうか。 考えて、そして。]
(@62) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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