人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

雨京 2015/05/22(Fri) 22時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[>>6:+97屁理屈にも似た、無神経なことば。
 
  じい。 と。

  睨めつけたひとみは、
  更に、険しく弧を描く。 ]

  ……寿命だなんだっていうけどさあ。

  それじゃあ、天寿を全うして
  死神でも来た…… って、
  そんなわけじゃあ、ないんだろ。

[連れたのは、たぶん、あの死肉色の衣の魔女。
 ギリ、と歯噛みする。

 そもそも。遺していってやろうと思った。
 代わりに、邪魔にならないよう『苦手』な鴉を
 口に加えて連れてってやろうかとも考えた。]

(14) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[けど。

 ―― そんな‟結果”が残るまえに、
    あんたは死んだじゃん。

  ( … そんなの、どうにもできないって。
    知ってる。 知ってるけどな、 ) ]

  そんなのなら、ぼくだってっ、
  酒に溺れてた分、今死んだだけだ。

  [ ―― ざまあみろ。 ]

[その台詞は、ぼくの台詞のはずだったんだから。
 …… 余計に、ちょっと腹が立った。

 溜息が素通りしてゆくのを聞きながら、
 スティは悪くない。悪くないのはわかってる。
 (悪いのは、あの魔女たちだ。)  ]

(15) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ …… けど。

     ―― けど。

  やりきれない感情は、整理がつかないまま。]

 [ 伸びる影。 ]

      [ 靄の塊が、鴉羽色を撫でる。 ]

   [  俯いた。  ]


 [『……寂しい思いをさせた。』

  そんな言葉に、顔は
  枝垂れる濡れ羽色に覆われて、
  天邪鬼と ほんのすこうし。]

(16) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 [撫でる、大凡ひとのかたちを留めていない
    けれども、確かなその手の感触に
    噛み締めた奥歯の力は、抜けていって。

    天秤の秤に、本音が勝る。]

     [ ぽかり。 ]

  [ 一度だけ。
    力もなにもない 拳が、
    黒影を そっと、叩いた。 ]


  …… 。

  …… ごめん。

(17) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 … スティは 悪くないのは、知ってる、けどさあ。
 『ねえさん』も、スティも、

  (ずっと、一緒だと思ったのに、)
  みんな みんな 居なくなってさあっ…、
  …… どうしていいか わからなかったんだよ。

  … ぼくが死んだなら、
  … 生きててほしいだとか、思ったくせにさあ。

      ――― 面倒臭い噺、だよねえ

    [ ―― ……。 ]
    [ そこで、一度。

        言葉は止まって。
        涙なんて、出ないはずなのに
        目頭が熱くなる感覚さえした。

    うしろで、心配そうに見守る少女。]

(18) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ



 [ 言おうか。

         言わまいか。

   逡巡したことばは、
     ちいさく ちいさく、

     スカイブルーに馴染んでゆく。 ]

(19) 雨京 2015/05/23(Sat) 09時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[宥めるように
  親のように、

  撫ぜられれば、拒みはしない。
  ただ 顔を伏せたまま。
  子供のように 縋りつく。

    ――― その影のローブを掴めるなら、
        ちいさくなった手で、
  
        そっと 掴み。 ]

 [ そ っと 少女が
   ワンピースを翻して、場から去ろうとしたとき。

   >>+99 交差する
    子犬とおなじいろの、エンジェルブルー。

   尋ねかけられれば、ぱちり と瞬いて。
   また すぐに 微笑んだ。 ]

(20) 雨京 2015/05/23(Sat) 10時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

『……ええ。
   ”初めまして”、せんせい。

  ……カイド。
  マルガレーテ=カイド=バナト・バーケスト。
  
  アルのなかにいた『あたし』から、
  聞いてるでしょうけど。   』

[ しか と、

  影をみつめる蒼は、炯々と輝く星のように。
  『あたしのことは気にしないで』と、ばかりに、
  それが、もう一度瞬き。

  顔を伏せたままの、黒い子犬へ泳いでいた。*]

(21) 雨京 2015/05/23(Sat) 10時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

…面倒くさいことくらい、
 飼ってるうちに分かってたでしょ。

[>>33指に絡めとられる髪を、
 遊ばせたまま 崩れるように。
 胸元の白い靄の部分へ、顔を埋める。

 ローブの端を、振り払えそうなくらいの
 力無き力でつかみこむ手に、 ]

     [── ふわり、 ]

(53) 雨京 2015/05/24(Sun) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[形を辛うじて覚えているだけの
 父親とはまた違う、

 影が、手を握る感覚。
 けれど、まるで本当の父親のように。
    触れれば安堵して、 ]

 ……ばかで、わるかったね。

 (でもそんなあんたも、
   …… ばかだ。 )

[声なき声を心で零すのも束の間。
 手が離れればぱちり、瞬き
 埋めた顔を ぱっ とあげた。]

(54) 雨京 2015/05/24(Sun) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[>>35言い聞かせるように。
   宥めるように。

 閑に 囁きかけることばが、
 こころに空いた空洞を そっと埋めてゆく。
 
   … 上げた顔を。
     また蒼をさざめかせて 下げた。]

 …… そんなこと言ったって、

[結局、皆。

 …手が離れてしまえば、
   ぼくを置いてくんだろう。

   『一度目の死』みたいに。 ]

(55) 雨京 2015/05/24(Sun) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ ちら。

   睫毛が上を向く。
   迷うように まだ、不安そうに。

   ――― 親に置いてかれるのを怖がる
       子犬や 子供のように。]

   …… 。

[ じ。

  ひとみを凝らしながら、
  影の 琥珀色が浮かぶべき場所を
  おおきなひとみで、 『探す』。 

  >>35届いた音に、更に衣を掴んだ手は
    力を強まらせて うなずく。]

(56) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 …… 嘘ついたら、
    今度は本当にぶん殴ってやる…。

  いいや、……。
  ぶん殴っても許してなんかやんないから。
  
[ ただし零すのは。
  先程吐いた『素直』とは変わって、
  また 可愛げもない文句に戻っていた。]

  …… ついでに、
  『また』ぼくが死ぬときになったら。

     ―― 今度はちゃあんと、
         道連れにしてやるから。

(57) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[たぶん、天国なんてあったとしても

  神を嫌い 
  人を大量を殺めた手では
  行くことも出来ないし、  
  堕ちる場所だって違うだろう。
 
 それでも。と。

    完全に消えてしまう前に、
    またどこかへ行く前に。

  すこしでも、誰かの、(スティの、)
  温かさを感じたいって、そう思った。
             そう思ってしまった。]

 [ 弱々しいいろを水瓶に
    張ったエンジェル・ブルー。 ]

 [  三日月が、また天に昇る。  ]

(58) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[その瞬間。

  蒼に 琥珀色が。
  夢や 幻じゃあなく、

    本物の月のように浮かんだような、
    そんな気がしたけれど ――。  ]


   [  ごしごし。  ]

[瞼を擦れば、
 それは、 その柔らかい笑みは、
 すぐに戻ってしまっていた。

    ―― それでも。
       また 心からの微笑みが、
       に、と 光を取り戻すよう、

  爛々と 明瞭に星は耀いた。 ]

(59) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[長くたなびく黒髪の少女は、
 >>37疑問符を浮かべた医者に
 ただただ 微笑むばかり。


  ――― 『一度』会ったのが、
      本物でないこと。

  そんなのは 片割れに聞かせる気もなく。
     また 伝える気も、なかった。]

   [ 落ち着いた片割れの姿に、
     安堵を浮かべれば、

     少女のその色素はますます薄らぎ、
     輪郭すらあやふやになってゆく。]

(60) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[けれど、その存在の薄らぎに
 『気付きながら』 留めることもなく。

  ――― その『弟』も、また気付かない。]

  [ よっつの蒼が、
     鉄錆の臭いを同じく嗅ぎ取った方。
     黒影が向く 教会の方を見つめた。]



  [  祈りのような。
            呪いのような。 ]

  [ 仄暗い情念。

   死んだ今でも、
   二重に増えた意味で 
   あの黒く焦げた教会には寄り付きたくなかった。 ]

(61) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ ――― ぱ と、掴んでいた
          黒いローブの裾を、離す。


   揺らめき 風を掻きまわす
   尾の動きを 幼子のように見つめながら、]


    …… 気になる?

   [ ぽつり。 ]

    …… ぼくは、行きたくないけど、

[スティが行きたいなら。
     行ってきてもいいよ。

  と。 惜しむように手を見つめながらも、 ]

(62) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 [ さっき言われたことばを。
       言ったことばを、

     思い出して。

   今度は、一方的な宣言じゃあない。
      『約束』があるから。


    見上げ、微笑みを象ったまま、
    ちょん、と首を傾げてみせた。 * ]

(63) 雨京 2015/05/24(Sun) 15時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

― 紫苑の小道にて ―

 ……海のようにこころが広いほど
   おひとよしならね

  とっくに、ぼくは殺されてたよ

     [ ばーか。 ]

[>>64スティがいつものように
   肩を竦めるなら。

 黒い毛並を揺らし、
 見上げた蒼い硝子玉をゆるりと細める。
    まだ 惑うあおいろを
    無理矢理 わらわせ。

  ゆるやかな、煽るよな弧を描いて
  親鳥の真似をするよう 
  掴んだ手とは反対の手で肩を竦めた。 ]

(133) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ぼくは、 (ぼくらは)

 ヴェルギリウスでも
 ベアトリーチェでもない。

 ……でも、ねえさんが
  罪から救う乙女<マルガレーテ>なら。
  ぼくは 魂を連れる悪魔<メフィスト>になろう。]

  [ はじめて会ったときのようで
  あの自棄になった誘いとは異なるよに。
  零されるわらいも またちがうみたいにみえた。]

 … 実際、年寄りくさいこと言ってるくせに。

   [ 今更、何を言ってるの。 ]

(134) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 [ 擦られたまぶたが瞬き、
 
   皮肉った響きに 調子を取り戻してゆく。
   それに呼応するよう

   少年のような あどけなさは、
   まだ器にはすこしとおいけれど

   …… ちょっとだけ、
      少年の背が伸びるよう
      『成長』する 。 ]

   [ 靡かぬはずの髪を

      ゆらり ゆらり、

      宙に 弄ばせて。  ]

(135) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 ぼくも、 きっと

   … スティみたいな変わり者になら
      案内しがいが、あるよ。

     …いや あるはずだもの。

[ きっと 面白おかしい道中になるといい。

  ―― 哀しみも 寂しさも
     ぜんぶ ぜんぶ 忘れられるほどに。]

  [ ここちのよい、
    低い囁きが掠めていけば、

    その柔らかさに つられるよう。

    …… 『悪魔』であろうとする
       天使のひとみも わらった。 ]

(136) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ >>66揺れる尾をふしぎそうにみつめ、
  
  やがて 問い掛けたなら
      答えるように、

  離れた視線が手元にもどってくる。
  ぽん と 頭をまた犬猫のよに
  撫ぜられたなら、  ]

    …… っふ、
  
 [ 擽ったそうに 目を細めた。 ]

 どうかなあ。

  …… いっそ 全部焼けちゃったなら
  直すよりも建て直した方が案外楽かもよ。

  [ くすくす ]

(137) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ わるい冗談をひとつ。 ]

    [ ゆるやかな、またたきを。 ]

   …… わかった。

   ――― じゃあ、ぼくは……。

 ( …… 会いたい、ひと )

[ 浮かんでは消える 泡沫。
  その言葉に 空をみあげる。 ]
 
   ぼくは、いいや。

(138) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 [ だから すこしの間逸れた視線は。
           逸れた意識は。
  
  >>67ねえさんを向いた影のいろに
    気付かない。気付けない。  ]

   ( …… 別れを告げるのは、
         きらいなんだ。 )


  [ それは、
    死に際に 姿を晦ます猫と、
         おなじように。  ]

(139) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

 ( でも それでいい )

 [ 『離れた手は 別れ 繋ぎ直され、
   また 別の手へ繋がれていくんだから。』 ]

[  役目を果たしたかのように
  薄れていく存在の少女は、

  同じ空を見上げながら 、

   ほほえんで

   …… ふたりが一時の別れを成すまえに。
      意識の残滓はのこせど
      形は 完全に霧散しきった。 ]

(140) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ひとつが天に融けたそば。


  …… 空を、最後に。
     蒼に焼き込み

  ほんとうの空と同一にさせていれば ]

   …… わ、

[不意に ふより、

  漂う白い靄がめのまえに。
  開いた目は おどろいて、
    … でもすぐに 閉じて。 ]

   [暗くても 昏くない (怖くない)
     影の心地のよさに身を任せて、
     そのまま なでられた。 ]

(141) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

   ……うん。わかった。

   なら また、『あとで』ねえ。

       ( …… 絶対。 )

 [横目に咲き誇った

  ゆれる ゆれる
  紫の星<Aster>が映りこむ。

  あの花をいま 摘もうとしても
  きっと すりぬけるだろうけれど、


   『 ぼくは この花を 
        (このことを。
          ひとを。 )

          忘れない。 』 ]

(142) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[感じぬはずの温もりが離れたなら、

  ――― その闇色の背を しばし。
      じ と 見送って。  

 
  小路の奥に 紛れてしまえば
  ふ と 、


    振り返る。     ]



   …… ねえさ、 …… 。


 [ …… そこにあるはずの姿は ない。 ]

(143) 雨京 2015/05/26(Tue) 15時頃

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